kudzu

フォーラムへの返信

13件の投稿を表示中 - 1 - 13件目 (全13件中)
  • 投稿者
    投稿
  • 返信先: 共存地区〈オオヒト区〉の話 #1061
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    タツヒコさん短編02

     

     

     

    「………で?次はどこを押せばいいんでぇ…?」

     

     

     

    ずずず…っ

     

     

    と、軋んだ音を立てながら、タツヒコはトラックよりでかく分厚い掌を持ち上げて、眉間に皺の寄った顔に当てる。

    ヨシキチは苦笑いしながら、大木の様に太いタツヒコの指の間を抜け、巨大な巨人用のキーボートによじ登ると、

     

    「ここっす!ここ!」

     

    とぴょこぴょこと手を挙げた。

     

     

    ここはタツヒコとヨシキチの務める工務店の倉庫だ。
    タツヒコが身を屈めればどうにか入れる背の高い倉庫に、タツヒコ専用の机があり、その足下にはトラックやユニック車が数台泊めてある。

    奥にはショベルカーや営業用の車があり、壁際にはトラックやショベルカーを数台まとめて掬えてしまいそうなタツヒコ専用のスコップやツルハシ、人間を100人は運べてしまうような、ダムサイズの一輪車が置いてある。
    側から見たら、まるで作業道具の前にオモチャのトラックやショベルカーが置いてあるかのようだ。

     

    実際、タツヒコのヘルメットが床に転がっているがその大きさが車より大きいのだ。
    今日の作業で使用していたタオルや軍手が天井に干してあり、デスクの前に、巨体を屈める様にタツヒコが座っている。
    タツヒコにとっては子供の作った秘密基地のようなこの倉庫にタツヒコのデスクが置いてあるのだ。

     

    机の上のは乱雑に次の工事の予定書や予算書が散乱し、灰皿には山のような電柱サイズのタバコが文字通り山積みになっている。
    シアターサイズのPCをタツヒコが睨みつけている。

     

    彫りが深くワイルドなラウンド髭に、ガッチリとした体格、巨人の中でも上背のある大柄なタツヒコ。
    そのタツヒコがなぜモニターを睨みつけているかといえば、先日おやっさんこと社長にとある現場の予算作成を命じられたからだ。
    ならば、といつも使っているペンと電卓を掴んだ瞬間。

     

     

    「タツ!おめぇもいい加減にパソコンで予定書作らんか!だいたいお前の予定書をPCに入力するだけでも俺たちには重労働なんだから、今回からは全部パソコンでやれ!」

     

     

    タツヒコ「…ぐぎぎ…クソォ、あぁ、つぎゃどうすりゃいいんだよ…!

     

    えーっと、『撤去(巨人工による)』

     

    …t…e…k………yどこだ…o…..

     

    カッコ…カッコて…ど…どこだよ…」

     

    タツヒコは半分涙声になりながら、くわえタバコを噛みしめる。

     

    ヨシキチ「ま、まぁまぁタツさん、落ち着いて…」

     

    ヨシキチは苦笑いを浮かべる。
    ヨシキチは今年からここで働き出した若い人間だ。
    優しいしユーモアもあるタツヒコにすっかり懐き、タツヒコも気を許したのかとても仲が良い。
    少しおヤンチャしていた事もあるヨシキチだったが、今ではとても頼りになるタツヒコを、密かに心の中で兄貴と読んで慕っている。

     

    しかし、キーボードで文字さえ撃てないとは。
    歳の割にフレンドリーで気の若いタツヒコにもこんな弱点があったのか。
    と、思う一方で、前に先輩から聞いた話を思い出した。

     

    タツヒコさん達のような、景気の良い頃に職人になった巨人さん達は若い頃なんかは殆ど重機扱いで力仕事や解体をメインにさせられていたそうだ。
    もちろん巨人達の最大の強みといえば、その機械をも上回る強靭なパワーと人間等とは比べ物にならない労力源だ。

     

    しかし、おやっさんはそれだけではタツヒコに申し訳がたたねぇ。
    ただでさえ、俺たちとやるのにストレスも感じるかもしれねぇ。と、そんな扱いはしたくなくてあえてタツヒコ達に人間とおなじ業務をさせているのだと。

     

    ただ、今この工務店には巨人はタツヒコだけだし、その当本人が機械が大の苦手で今時スマホも持っていないという有様なので、おやっさんこと社長のただの取り越し苦労かもしれないが。

     

    ヨシキチがローマ字の表と次に撃つ単語を照らし合わせて苦い顔しているタツヒコを見上げてふふ、と笑ってしまう。
    タツヒコの両腕の間にちょこんと座っていると、手持ち無沙汰な左腕(ブラインドタッチはもちろん、両手でキーボードの入力も出来ない)がヨシキチの背後にずしんと置かれた。

     

    あれ、と上を向けばタツヒコの巨大な指がヨシキチの頭をわっしわっしと撫で始める。
    ちょうど中指と薬指と小指を背もたれに、親指でヨシキチを優しく包んで、ささくれ立った日に焼けた指でヨシキチの頭を撫で付けている。

     

    ヨシキチ「も、もぅ!タツさん!!俺ガキじゃねぇっすよ!!」

     

    ヨシキチが年相応に頬を膨らませて抗議すると、タツヒコは指を離した。

     

     

    タツヒコ「お?おぉすまねぇな。なんか見てたら可愛くてよ。つい、な。」

     

     

    ヨシキチ「タツさんの指に囲まれてると確かに安心しますけどね…温かいし。」

     

    そんなこんなでタツヒコの左手に寄りかかりながらキーボードの入力を教えているヨシキチだったが、いつの間にかタツヒコの大きな掌の上でくぅくぅと寝息を起て始めてしまった。

     

     

    タツヒコ「…お?ったく、しょうがねぇな…」

     

     

    タツヒコはふっと笑うと、ヨシキチを軽く握ってやった。
    ヨシキチは気持ち良さそうに指に摩り付いてくる。

     

    タツヒコはどうにか入力を終わらせるとPCを落とし…それにもえらく時間がかかったが、頭をぶつけない様に腰を引いて立ち上がった。
    倉庫のシャッターをしめ、倉庫の横の事務所を見下ろした。

     

    もう明かりは付いてない。
    タツヒコは自分のブーツほどの大きさの建物が暗いことを確認すると、そのままヨシキチを握って歩いて行った。

     

    ヨシキチのお母さんが目を白黒させながらお礼を言っているのと、寝ぼけてまだ指にしがみついてくるヨシキチを家まで送り届ける。
    自分の足ほどの大きさの家が建ち並ぶ、タツヒコから見れば背の低い草原の様な街を見下ろして、なるべく地響きを起てない様にそーっと歩いた。

     

    自分の家に着いた時にはもう何もする気にはなれず、とりあえず風呂を浴び、冷蔵庫からビール缶を数本出した。
    適当に数本を飲み干した頃、うとうとっとしてきてタツヒコは布団に潜り込んだ。

     

    明日は休日。
    久々にゆっくり寝るか、とタツヒコは目を閉じた。
    ばちっと電気を消すと年相応の豪快ないびきを搔き出した。

     

     

     

     

     

     

     

    おやっさん「よろこべタツ!!この街全部の再開発がとれたぞ!!」

    タツヒコの目の前に広がる無人の街。
    それはタツヒコの目線のはるか先まで長く続き、タツヒコの後ろにはおやっさんやヨシキチ、レイ、巨人のタスク、タクマやタクト、ソウタ、キョウイチまでが並んでいる。

     

     

     

    タツヒコ「ほ、本当っすかおやっさん!…よぉっし、まずは一踏み…」

     

    タツヒコは抑え難いと言った雰囲気で巨大なブーツを、まずは足の前にあった高架道路に翳した。
    高架道路に巨大な影が映ったかと思うと、無人のアスファルトの橋に黒いブーツが踏み出された!

     

     

    ずがぁぁぁぁん!

     

     

     

    タツヒコの巨大なブーツは爆音を立ててアスファルトを粉々に砕いた。
    タツヒコの足元が途端に陥没し、周辺の橋はシーソーのように持ち上げられる。そしてそのままバランスを崩してタツヒコの足元に降り注いだ。
    足はそのままに、タツヒコの逆のブーツは掬い上げるように崩れていない高架に襲いかかる。

     

    タツヒコは楽しそうに息を込め、高架道路を蹴り上げる。

     

     

    ずどどどどどおおおおお!!!

     

     

     

    爆音が響くと、タツヒコのラウンドの髭までコンクリートの塊と割り箸のような大きさの街灯が蹴り飛ばされて宙に舞う。
    高架道路沿いに植えられた植栽もなす術なく吹き飛び、タツヒコに蹴り上げられたコンクリート塊が街に降り注いでいく。
    タツヒコの蹴り上げた延長線上に吹き飛ばされた高架道路の成れの果ての餌食になって倒壊したビルが並んでいる。

     

    タツヒコは調子をあげ、また一歩、踏み込んだ。
    今度は四股を踏むように、なるべく地面と水平に足を街に叩きつけて行く。
    瞬時に足の下にあったコンビニとビルが踏みつぶされ、駐車されていたミニカーサイズの車がひっくり返り、途端にタツヒコが踏み割ったアスファルトの地割れに落ちて行く。

     

    そしてそのままブーツを横に薙ぎ払うと、となりのビルをの壁面を破壊し、巨大な砂煙を上げてブーツの上に倒れてくるがタツヒコには少しも重さを感じない。
    すでにタツヒコの体重によって引き起こされる地震によって周辺のビルも傾き、崩れ、どうにかその原形をとどめながら地上に倒れ込んでいる。
    タツヒコは何とか原形をとどめていたビルの真上に、巨大なブーツを翳す。

     

    体重を載せブーツを踏み下ろすと、爆音を起てて倒れたビルの一軍は一瞬でブーツの底に消えていく。

     

    タツヒコは楽しそうにビルや家々を薙ぎ払って行く。
    普段の彼と同じく、温厚そうな面持ちのままでまるで草原を払いながら歩いているようだ。

     

     

     

    タツヒコ(…あれ、なんかおかしくないか?)

     

     

     

    そう思った瞬間だった。
    目の前に、何か巨大な黒い物が現れた。

     

    なんと言うかゴムの様な皮の様な、曲線を描く黒光りするそれは、タツヒコより遥かに巨大で、
    よく見れば足の下の多くの建物を踏み潰してたっているようだ。

     

    タツヒコはその見覚えのあるそれに、若干冷や汗をかく。
    しばらくは迷っていたが、おそるおそる顔を上げる。
    うっすらコレが夢の中だと気づきつつ、顔を上げたそこには

     

     

     

     

    リク「何をしているんだ、タツ!!!!」

     

     

     

    雲を纏い、相変わらずおっかない顔をしたリクの、超超巨大化した姿があった。

     

    目の前の物は、リクの巨大なブーツ。
    底から伸びる日本の迷彩柄のパンツに包まれた巨大な柱は、後ろの街をすっぽりと陰に隠してしまう大きさだった。
    その巨大な足のさらに上で腰回りあたりには入道雲がかかっている。
    年齢の割に引き締まった身体を持つタツヒコでさえ、多少腹が緩んでいるというのに、いまでも、いやすでに学生時代を凌駕した肉体を持つ上半身。

     

    入道雲すら追い越した顔の辺りには、かすんでいても怒りの表情がありあり見て取れる。
    そう、タツヒコの高校時代の悪友にして同会生、自衛隊に所属するリクだ。
    そのリクがまるで自分が人間になったかの様に、ギガサイズリクが怒りの表情でこっちを見ている。

     

     

    タツヒコ(…なんちゅうこってぇ…)

     

     

     

    ヨシキチ「…タツさん、寝てっかな…?」
    ヨシキチはタツヒコのアパートの人間様のドアの前にたった。
    人間様のブザーをならしても一向に反応がない。

    せっかく、朝から酒飲むくらいならどっかに遊びに連れてって下さい!と誘いにきたのに…

    と、
    そのとき。

     

     

     

     

     

    「この大馬鹿ものぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」

     

     

    ヨシキチ「!!!!????」

     

     

     

     

     

     

     

     

    キョウイチ「…」

     

    キョウイチは朝食前のランニングを終え、台所で朝食の支度をしようとしていた。

    ランニング前にはパンツの中に入るだの乳首に絆創膏で貼付けろだのキョウイチが思いつきもしない事を言って困らせた愛しい恋人、レイ。
    あんまりに騒ぐので、とりあえず摘まみ上げてレイがベッド代わりにしてるキョウイチの古い靴の中に放り込み、干してあったキョウイチのハンカチを
    入り口に押し込んでさっさと家を出た。

     

    口喧嘩や泣き脅しに出られたらキョウイチはレイに叶わない。
    しかし、本当にパンツやら乳首やらにレイを貼付けていては危ないし汚いし、何より目立つ。
    巨人は雰囲気でどこに人間がいるか分かる。
    パンツの中に入れてるなんてバレたらヘタすりゃ逮捕。軽くてもケイゴは一生口をきいてくれなくなるだろう。

     

    で、帰ってきてみればハンカチは押しのけられ、スリッパの中で今か今かと身を顰めているレイ。

    キョウイチは若干の頭痛を覚えつつ、レイのリクエストに乗ってやる事にした。

     

     

    キョウイチ「…あれ、虫がいねぇな。どこ行っちまったかな?」

     

     

    キョウイチはそう、レイに教えられた通りいいながら、スリッパを極力優しく踏みつけた。
    足の下でキョウイチの体重をずしりと感じたレイがぴくんと可愛く動く。

     

    キョウイチは少しの間レイを踏みつけながらトーストとプロテイン入りのミルクを用意した。

     

    たまに体勢を変えてやったり、土踏まずで踏んでやったり。
    嫌な予感がしたので、先に足だけ洗っておいてよかった。

     

    このあとにレイに、

    「何で足を洗っちゃうのさー!ご主人様の足を掃除するのは奴隷の役目でしょー?」

    と、キョウイチの理解の範疇を超えた変態的な抗議を喰らってもだ。
    可愛い恋人に汚い足等さらせようか。ここら辺がラブラブな2人の間に未だに超えがたい壁である。

     

     

    キョウイチ(人間って皆こんなもんなのか…?)

     

     

    即座に頭の中でテルアキとその恋人のナオから「「そんなわけないでしょ!!」」とのツッコミが聞こえてくる。

     

     

    朝食の支度を終えて、キョウイチは器用に足の指でレイを摘まみ上げた。

     

    レイ「わ、わ、わ」

     

    レイが素直に驚いてもがいている。
    こういう所が可愛い。

     

    キョウイチは掌でレイを受け取り、皿の上にちょこんと置いてやった。
    最初こそびっくりしていたレイだったが、きっとキョウイチの顔をにらみ、

     

    レイ「何で足を洗っちゃうのさー!ご主人様の足を掃除するのは奴隷の役目でしょー?」

     

    とまぁ、予想通りの事をいってのける。

     

    「よぉちび。ちゃんとご主人様の帰りを待ってたんだな。えらいえらい。」

     

    …と、指先でレイの頭を撫でながら切り返せたらレイはころっと落ち着くだろう。
    しかし、純朴なキョウイチにそんな事が言える筈も無く。

     

    キョウイチ「ば、馬鹿。今ランニングしてきたんだぞ、き、汚いだろ?」

    と返す。
    キョウイチは皿の上にレイを載せたまま、机の上に皿を並べた。

     

    レイ「…キョウイチのその運動着、かっこいーなーぁ」

     

    レイがほれぼれする様に行った。
    スポーツブランドのぴっちりしたTシャツに、おなじブランドのパーカーと膝までのハーフパンツ。
    レイとショッピングに行った時に買った物だ。

     

     

    キョウイチ「本当か?ありがとな。」

     

     

    キョウイチ強面の顔に笑みを浮かべた。
    皿の上を良く見れば、器用にレイの朝食も作ってある。
    キョウイチからしたら指先サイズの人間様の冷凍物のトレーを解凍してくれたのだ。

     

    レイ「あ、僕の御飯もある!ねーねー、このやり方ってまるでペットの餌みたいだよねぇ。」

     

    キョウイチ「し、しかたないだろ、こうじゃなきゃ俺じゃお前の飯を作れねぇよ…」

     

    レイ「えー僕はキョウイチの食べ残しでいーのにー」

     

    キョウイチ「ほら、アホ行ってねぇでさっさと喰うぞ。」

     

    レイ「はーい。」

    キョウイチ、レイ「いっただっきm」

     

     

    てるるるるるるる!てるるるるるるる!

     

    そこで、レイの携帯電話がなった。
    着信先は「ヨシキチくん」
    レイの務める居酒屋の常連の若い人間で、人懐っこい人柄からレイを年の近い兄のように慕ってくれる職人の男の子。
    ついで言うと、レイより背が高いし職人なんで身体もそれなりに筋肉質でレイも密かに美味しい思いをしているわけだが。

    レイはなんだろうと思い、電話をとった

     

    レイ「あ、おはよーよしk」

     

    ヨシキチ「レイさーーーーーん!!!!大変っす、大変!!!キョウイチさんと一緒に着てほし一っすーーーーーーー!!!!!」

     

    キョウイチ、レイ「…はい?」

     

     

     

    キョウイチ、レイ「「…はぁ…」」

    キョウイチは頭が痛そうに目頭を押さえ、レイが呆れかえってオロオロしてるヨシキチを尻目にキョウイチの掌の上にふて寝した。

     

     

     

    リク「ごらぁぁ!!!健康の為にビールは控えると約束しただろうがぁぁぁ!!
    あとなんだこのほつれたボタンは!すぐに俺のところにもってこいといっているだろうがぁぁぁ!!」

     

     

    タツヒコ「いてぇいてぇいてぇいてぇ!!!!!!!この筋肉馬鹿!!自衛隊員が善良な市民を痛ぶるなこのタコ!!」

     

     

    リク「なんだとこらぁぁぁ!!」

     

     

     

    呆れ返るキョウイチ達を尻目に、いい歳のおっさん2人が部屋の中で思いっきり喧嘩していた。
    リクが技をかけたかと思えば、タツヒコが素早く振りほどいてリクに技を仕掛け返す。
    リクが背中をとってタツヒコの脚を逆エビにしたかと思えば、真っ赤になって耐えたタツヒコがリクの脇腹に膝を叩き込みリクを逸らす。

    巨人の中でも特にでかい2人のとっくみあいはヨシキチが慌てるほどには迫力があった。

     

     

    もうもうとほこりを立てながら建物を揺らし、巨人の中でも特にでかいおっさん2人はキョウイチに全く気づかずに取っ組みあいを続ける。
    キョウイチは正直かかわり合いになりたくはないが、来てしまった物はしょうがない。

     

    キョウイチ「…そろそろ気づいて頂いてもいいですか、リクさん。キョウイチさん。」

     

    キョウイチ・リク「「………はい?」」

     

     

    ヨシキチ「もー、タツさん心配したんですからねー!!!」

     

    タツヒコ「わかったわかった…すまねぇなヨシキチ」

     

    タツヒコは掌の上にヨシキチを載せて、指でわめくヨシキチをなでなでと撫でてやる。
    ヨシキチはタツヒコの巨大な指を両手でぽかぽかと殴っていた。

     

    レイ「ふわー、タツヒコさんすっごい身体ですねぇ…」

     

    レイはちゃぶ台の上でタツヒコの上半身をまじまじと見上げた。

     

    寝起きをいきなりリクに締め上げられたタツヒコは寝起きのまんまの格好だったのでパンツ一丁のまんまだった。
    少しふっくらとはしているものの、タツヒコの腕は太く、筋を主張していた。

     

    作業で焼けた真っ黒なタツヒコの肌。
    背中は広く、ちゃぶ台でも一般住宅ほどの大きさがあるというのにタツヒコの上半身はビルの様にそびえ立っていた。
    くわえて、口回りにもワイルドな無精髭が伸び、男らしさとワイルドさが1、5倍強化されている。

     

    前から覗けば、多少腹は緩んでいるものの、胸筋はがっしりと広い肩幅に繋がっていて、太い首と相まって大変セクシーだ。

     

     

    キョウイチ「まったく、心配しましたよ。なにかあったのかと…」

     

    リク「す、すまない…まさか人間のお客さんが見えるなんて想像もしていなくて…」

     

     

    後ろではキョウイチとリクが散らかった部屋を掃除している。
    給水タンクほどもあるビールの缶やタツヒコが脱ぎ散らかした洗濯物を片付け、乱れた布団を戻した。

     

    キョウイチ「で、取っ組み合いの原因は?」

     

    リク「い、いや。呼んでも出てこないから合鍵で入ったら部屋は散らかり放題だし、結局ビール飲んでやがるし…」

     

    キョウイチ(…合鍵もってんだ…)

     

    リク「今日は天気もいいから、その、あいつと買い物にでもと思ったんだが…あまりにだらしが無くて、つい。」

     

    レイ(…熟年夫婦だね、これ…)

    キョウイチとレイは軽く掃除すると、そのまま部屋をあとにした。

     

     

     

     

     

     

    レイ「全く、あの2人は本当に仲がいいんだから…」

     

    キョウイチ「まぁ…なんというか…リクさんもタツヒコさんもすげぇしっかりしてるのにな。」

     

    レイ「2人きりになると、まんま子供だね…ねぇキョウイチ。」

     

    キョウイチ「なんだ?」

     

    レイ「このままお散歩して行こ?肩に乗っけてよ。」

     

    キョウイチ「あ、あぁ、いいぞ。…ちょっと恥ずかしい、けどな。」

     

    レイ「ほら、また眉間にしわ寄せてるよ。あはは」

     

    キョウイチ「お、おぉ、すまん…はは、くすぐってぇ。」

     

     

     

     

     

     

     

    ヨシキチ「じゃあ僕も買い物イくっす!!」

     

    というわけで、リクはキョウイチ達に今日のお詫びとばかりに夕食に誘った。
    夕方まではタツヒコとヨシキチと三人で買い物に出かける事にした。

     

    リク「お前、もう少し格好どうにか出来ないか?」

     

    リクが指摘したのはタツヒコの格好だ。
    殆ど作業着の様な格好で出て行こうとしたのでリクが呼び止める。
    リクはモッズコートにワインレッドのズボンと年相応の落ち着いた格好だが、タツヒコは茶色のチノパンに黒のタンクトップと代わり映えがない。

     

    タツヒコ「うーん、普段外でねぇしなぁ」

     

    とタツヒコさんが渋々ジーンズを押し入れから引っ張り出し、太い足を通した。
    ちゃぶ台から見上げると、一回一回どすんどすんと足音を起こすタツヒコの着替えは工事現場のようだ。
    タンクトップの上からシャツを着ると、休日のお父さん風の姿となった。

     

    タツヒコはちゃぶ台からタバコの箱とヨシキチをつまんだ。

     

     

    タツヒコ「お前さんはこん中にいろよ?」

     

     

    と優しくヨシキチを胸ポケットにいれ、頭を指で撫でてやった。

     

    リク「ヨシキチ君、苦しかったら言えよ。」

     

     

    リクが屈んでタツヒコの胸ポケットに収まったヨシキチを指で撫でてやった。

     

    ヨシキチ「えへへ、なんか2人とも俺のお父さんみたいっすね!」

     

    ヨシキチの無邪気な返事に、タツヒコとリクは思わず吹き出した。
    そして一瞬、顔を赤らめるのであった。

     

    ヨシキチの無邪気な返事に、タツヒコとリクは思わず吹き出した。
    そして一瞬、顔を赤らめるのであった。

    どしん、どしんと地響きを起てながらタツヒコとリクが歩いて行く。
    タツヒコはくわえ煙草で、しかし胸ポケットの当たりに手をやり、ヨシキチにかからない様に細心の注意を払っている。

     

    巨人街区と人間街区の中間なので、タツヒコ達の間をバスや車がなれた様に通り抜けて行った。
    ほかにも高校生の巨人が人間の高校生を掌に載せて歩いていたり、スーツ姿の巨人が滑りそうになりながら焦ってダッシュして行ったりと、
    街には多くの巨人と人間が居た。

     

    (直後に「すみませーん!」と言う声と、巨人が転んだ様な巨大な地響きが聞こえてタツヒコとリクは一名の巨人を頭に思い浮かべて目を掌で覆った)

     

    ヨシキチはタツヒコの胸ポケットからリクとタツ氷魚が短い会話を交わしたりしている所を見ていた。
    見て気がついたのだが、この2人は巨人の中でも大きな方に分類されるという事だ。

     

    数人の巨巨人とすれ違ったが、特に小さな巨人はヨシキチと目が合うくらいの高さだ。
    普段タツヒコばかり見上げているので気づかなかったが、タツヒコは巨人の中でも特に巨大な存在だったのだ。

     

    確かに良く考えれば他の巨人より建物を撤去したりする工事はタツヒコの方が多い。
    ブーツやなんかも、他の巨人さんが「タツヒコさんのブーツはでかいからすぐ分かる」と行っていたのを思い出した。

     

     

    クウヤ「あ、タツヒコ先輩にリク先輩じゃないっすか!!こんにちはぁ!!!」

     

     

    突然、タツヒコの背後から一人の巨人が抱き付いてきた。
    タツヒコとリクが驚いて振り返ると、顔は破顔にかわった。

     

    タツヒコ「お、クウヤじゃねーか。お前さん元気だったか?」

     

    リク「聞いたぞクウヤ君。この間の大会で見事優勝したらしいじゃないか。先輩として鼻が高いぞ。」

     

    クウヤ「うっす!!ありがとうございます!!!」

     

    ヨシキチ「タツヒコさん!!後輩の子っすか?」

     

    タツヒコ「お、おぉ。俺たちの母校の空手部のクウヤってんだ。今高2…だったけな。」

     

    クウヤはにこっと笑うと、屈んでタツヒコに指を差し出した。
    ヨシキチの目の前には、クウヤの筋肉質な首筋が見えた。
    首から胸や続くクウヤの身体は、シャツの下から筋肉が張り出しているのが分かるほどがっちりしていた。
    坊主頭にその身体はまさに空手少年と行った風貌で、太い眉毛が意思の強さを感じさせたる。

     

    クウヤ「クウヤっす!よろしくお願いします!!」

     

    爽やかな声に、ヨシキチも思わず笑顔になった。
    クウヤの体温の高い指を掴んで握手な様な事をしていると、

     

     

    「おぉ、すっげぇ!!!人間だ!!!」

     

     

    と、素っ頓狂な声が下から聞こえた。

     

     

    [ち、ちっさいなぁ…」

     

     

    次の声は、上から聞こえる。

     

     

    クウヤ「あ、紹介します!こっちのでっけぇのがジュウゴで、柔道部。ちっこいのは野球部のダイゴっす!」

     

    ダイゴ「てめぇクウヤ!!ちっこいってゆーな!まだ成長中!!」

     

     

    ヨシキチがシャツから身を出すと、タツヒコやクウヤより小柄な少年…まるで犬を思わせる様な実直そうな顔をした少年がたっていた。
    さらにその奥には、タツヒコよりでかいジュウゴが、優しそうな表情でたっている。

     

     

    クウヤ「この2人は島の高校で、人間が珍しいんすよ。」

     

     

    タツヒコはヨシキチを摘むと、ダイゴの掌に載せてやった。

     

     

    タツヒコ「よろしくな、ダイゴ、ジュウゴ。」

     

     

    タツヒコが巨人達に囲まれて、その大きさを見る。
    凡そ40mのタツヒコと42mのリク。キョウイチも40mなので、ヨシキチの知っていた巨人達はみな一般より一回り大きい。
    クウヤも同じくらいでかいが、ジュウゴはそこから頭一つ飛び抜けて大きかった。
    反対に、ダイゴは40mクラスの巨人に囲まれ、皆を見上げている格好だ。

     

    タツヒコの胸の高さにいた掌の上のヨシキチと、ダイゴの目線が同じ程度。
    クウヤ、ジュウゴ、タツヒコ、リクとでかい巨人に囲まれ、まるで高層ビル群にぽつんと残った住宅の様だ。
    決して小さくはないが、スポーツをするならもう少し上背が欲しいと言うのが本音だろう。
    ダイゴは楽し気に話しているでっかい巨人を他所に、少し拗ね気味でうつむいていた。
    その視点の先にはヨシキチがいた。

     

     

    ヨシキチ「…きにすんなよ、ダイゴ君!俺からしたら、ダイゴ君だってめっちゃデッケェから!」

     

    ダイゴ「…そ、そっか?やっぱな!へっへー、俺もでかく見えっか…」

     

     

    ダイゴは恐ろしく素早く機嫌を直した。
    にこっと笑いながらダイゴもヨシキチに指を差し出した。
    その指を抱える様に掴んだヨシキチを見て、ダイゴはさらに満足そうになった。

     

     

    ダイゴ「へへ、俺はダイゴってんだ。なぁヨシキチ。お前は身長どれくらいだ?」

     

    ヨシキチ「俺?185cmくらいだよ。」

     

    ダイゴ「……………それって俺たち換算で40m超えてんじゃねーーーーーかーーーーーー!!!!!!!!」

     

     

     

    ジュウゴ「…面白い先輩達だったな。」

     

    クウヤ「だろ?俺たちの間じゃおしどり夫婦って呼ばれてんだぜ。」

     

    ジュウゴ「それは言えるな…………お?…ダイゴ、どうしたんだ。」

     

     

    ダイゴ「…この世には神も仏もねぇ…ぐすっ」

     

    クウヤ・ジュウゴ「???」

     

    タツヒコ「なんかダイゴが泣きながら走り出したけどなんかあったのか?」

     

    ヨシキチ「さぁ…わからないっす…俺変な事いったかな…」

     

    リク「…」

    ←何となく察しがついたので複雑な顔で黙っている。

     

    さて、ショッピングモールで服を見たり、本を買ったり。
    タツヒコが料理本を買ったのにタツヒコはびっくりした。
    リク曰く、休日はさらっとおつまみを自分でこしらえてしまうらしく、それが中々美味しいらしい。

     

    リクはと言えば、裁縫が趣味という事で糸やボタン等をでかい身体を屈めてみていたのが面白かった。

     

    タツヒコがソフトクリームを買うと、テーブル席に座ってポケットのヨシキチを摘まみ上げてテーブルに下ろしてやった。

     

    タツヒコ「お前さんも食うかい?」

     

    タツヒコはスプーンですくって、ヨシキチから見たら大盛り山盛りのソフトクリームを分けてくれた。
    リクは珈琲をすすりつつ、その様子をみている。
    ヨシキチが顔にソフトクリームを付けながら食べている様を3人で笑いあいながら、楽しい午後は過ぎて行った。

     

     

     

     

     

    タツヒコ「おーっす、テル。邪魔するぜー。」

     

    タツヒコが暖簾をくぐったのは居酒屋てる。

    タツヒコのお気に入りの店で、料理がおいしいのと人間と巨人が一緒に御飯を食べられる居酒屋なのだ。
    カウンターには鍋を震う、ふくよかで幸せそうな巨人がたっていた。

     

    テルアキ「あ、タツさんいらっしゃーい。ツレが出来上がってるよー!」

     

    テルアキの指差す方向には、真っ赤になってすっかり出来上がった巨人タクシーのタクトが真っ赤になって両隣の巨人に抱き付いている。
    清掃員のソウタが苦しそうにタクトの腕を解き、

    隣りには真っ赤になってほぼダウン状態の宅配員のタクマが(///×∀×///)

    こんな顔になりながら泥酔していた。

     

     

    タクト「あははははははwうめぇぞテルー!!!ナオー!!」

     

    タクマ「ふにゃ〜もうらめ〜」

     

    ソウタ「おーい、2人とも帰ってこーい…」

     

     

    タツヒコは苦笑いしつつテーブルに座った。
    ヨシキチの席には、人間のナオが水を持ってきてくれた。

    [今日のおすすめ」には大王イカのカルパッチョ、タイタン野菜サラダ、ダイダラボッチ地鶏の唐揚げ、コウダイ印のビーフシチューなど、さまざまな料理が並ぶ。

     

     

    タツヒコ「…えーとじゃあ、ダイダラボッチ地鶏の唐揚げに、巨人ネギマ、コウダイ印のビーフシチューと、生。巨人用二つと、人間用一つな。」

     

     

    ナオ「はーい。今日はコウダイ君家から食材いっぱい届きましたからねー。」

     

     

    と、行ってるうちにキョウイチとレイも到着した。
    ヨシキチとレイは、リク、タツヒコ、キョウイチの巨人に囲まれての食事だ。
    三人のビルほどもある上半身を見上げる。

    レイは密かに、三人ともに双丘をなすムキムキな巨人達の胸筋に見とれていた。
    特にタツヒコは上着を脱いだ所為で、肩のふっくらした筋肉まではっきり見て取れて、その岩山の様な巨体をレイは密かに心行くまで堪能した。

     

     

    レイ「いやー、でっかい巨人がそろいでいいねー。」

    ヨシキチ「迫力あるっすね!!」

     

     

    といってると、どしどしと料理が運ばれてきた。
    ナオが巨人アイドルのマナトとリポーターのヤストが受け答えをしている番組を消すと、ソウタやタクト、タクマが集まって来る。

     

     

    タツヒコ「あれ、どうしたんでぇ、お前さん達。」

     

     

    と、タツヒコが言うと、リクが深刻そうな溜め息をついた。
    それに関してはソウタやテルアキ、キョウイチも同じ反応だった。

     

     

    リク「…やっぱり忘れていたか。この馬鹿が。何の為にヨシキチ君が訪ねてきたと思ってるんだ!」

     

     

    キョウイチ・レイ(自分もわざわざ来た事は言わないんだね…)

     

     

    タツヒコ「???なんでぇ??」

     

     

    ヨシキチは席を立って、タツヒコの巨大な掌の前まで来た。
    タツヒコがいつも付けている無骨な腕時計と、がっしりした焼けた掌、そして男らしく毛の生えた太い腕が目の前にある。

     

     

     

    ヨシキチ「まったくもぉ…忘れちゃダメっすよ!!タツヒコさん!!誕生日オメデトーーー!!!」

     

     

    タツヒコ「…へ?」

     

     

    リク「…ま、まぁ毎年の事だからな…」

    キョウイチ「おめでとうございます。」

     

    レイ「おめでとー!」

    タクト「ぎゃははははwおめでとーたつさーん!!」

    タクマ「ふぇぇ、おめれとー!」

    ソウタ「うん、タツさん、おめでとー!」

    ナオ「おめでとうございます、タツさん。」

     

     

    一気に鳴り響くおめでとうコールにきょとんとするタツヒコ。
    そう、今日は10月10日(と言う事にしておいてください)。タツヒコの誕生日だったのだ!

     

     

    テルアキ「はーい、リクさんから密かに注文受けてたケーキでーす!」

    リク「あ、こらテルアキ君!!!言うんじゃない!!!」

     

     

     

    テルアキが奥から、レイ達が家を建てられるほど巨大なケーキを運んできた。
    ケーキにはひげを生やしたデフォルメしたタツヒコの絵がチョコレートで書いてあった。

     

     

    ごちそうとケーキ、そして皆の笑顔。
    ぽかんとしていたタツヒコの顔が、温かい笑顔に変わって行く。

     

     

    タツヒコ「…へへ、ありがとうよ、みんな!!!」

     

     

    タツヒコは嬉しそうにジョッキを持ち上げると、巨人達はみな巨大なグラスを手に、乾杯し始める。
    がちんがちんと、大きな音を起てて黄色のグラスが中を舞う様は、巨大な気球が上下しているような幻想的な光景だった。
    タクトが音頭をとる様に、巨人達は皆料理やグラスに目を奪われた一瞬、

     

    タツヒコはその太い腕をリクの肩に回した。

     

     

    リク「なっ?!」

     

     

    反射的にはなれようとするリクの肩をタツヒコの掌が押しとどめる。
    目が合う2人。
    リクの顔が明らかにアルコール以外の要員で真っ赤になって行く。
    タツヒコは得意満面に、少しだけ目を泳がせて照れている事も分かった。

     

     

    タツヒコ「ったく、素直におめでとうもいえねーのかよ、俺の幼なじみ様は。

     

    …ありがとよ、親友。」

     

     

    最後の一言は、リクと、近くにいたヨシキチにしか聞こえない声でタツヒコがささやいた。
    リクも少し照れながら

     

    「おぅ…」

     

    と応酬して、その太い腕を肩から剥がした。

     

     

     

    リク「ったく…ヨシキチ君、この事は内緒にしてくれよ…」

     

     

     

    リクの照れた笑顔に、ヨシキチもタツヒコも笑った。
    そのあと、おそくまでパーティは続き、タツヒコもリクもヨシキチも笑いあった。

    料理で、運送で、送迎で、清掃で、インストラクターで、防衛で、そして、人間と巨人が一緒になれる建築を通して、
    巨人と人間が関わってきた街で、タツヒコの楽しい1日はくれて行くのだった。

    「おしまい!」

    返信先: 共存地区〈オオヒト区〉の話 #1057
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    こんにちは!奥津です!

    ソーダさんの世界観が好きで、自分もコラボした小説をいくつか発掘しましたので、掲載させていただきます!

    まずは、僕の大好きな現場作業員のタツヒコさんです!!

     

     

     

     

    タツヒコさん短編01

     

    「おはよー」
    「お疲れ様です。」
    「今日も早出やで…」
    「おーい、搬入もう来てるぞー」

     

    朝。共存地区の外れにあるとある地区で、多くの職人が本日の作業の準備をしている。

    人間の手先の細かさを活用した精密機械の建替え工事が行われているのだ。
    工場はそれこそ人間用から巨人用まで。
    巨人が使うものもある為、去年立て替えが終わった工場新館では20階建て以上の建物の中で人間作業員たちが機械の組み立てや検査を行う傍ら、
    巨人作業員が機械の基礎部分を巨大なスパナや道具を使って組み立てたり、出来た機械を搬出していく。

     

     

    タクマ「ありがとうございましたー!」

     

     

    水色の制服を着た、童顔の巨人配達員がにこやかに挨拶した。
    巨人専用入り口の警備員室のある10階の人間警備員がにこやかに手を振る。
    彼はオオヒト運送のタクマくん。
    この工場に人間では運べないほど大きな機材を搬入したばかりだった。

     

    タクマが巨人用通路を歩いてると、目の前からタクマより巨大な人影が見える。
    二期工事の現場に向かう長い道路を機材を積んだトラックが往来する中、その横の巨人用通路をトラックよりでかい安全ブーツを履いた足が、

     

    ずしん、ずしん、ずしん!!

     

     

    と、軽快なリズムで、しかし重厚感たっぷりに歩いてくる。

     

     

    タクマ「あ、タツヒコさん!」

     

     

     

    タクマが笑顔で会釈した。

     

     

    タツヒコ「おぅ!タクマ!!久しいな、元気か?」

     

     

    タツヒコと呼ばれた、トラックより巨大な安全ブーツを履いた巨人がにこやかな笑顔で答えた。
    少しだけしわが寄り始めた目元を細め、褐色の顔を綻ばせる。
    繋がったラウンド髭にワイルドな風貌。グレーの作業着が少し汚れている。

     

    この現場で働いている、作業員のタツヒコだ。
    右手には作業用のバッグに黄色のヘルメットが、左手には食いかけた握り飯と、バスが握られている。

     

    タクマ「お久しぶりです!どうしたんですか、バスなんかもって。」

     

     

    タツヒコ「あぁ、これか?今日の朝飯だよ。」

     

     

    バスの中からきゃーきゃーと楽しそうな声が上がった。
    中年の人間が顔を出し、「こらこらタツ!ふざけるんじゃねぇ!」と、声を描ける。

     

     

    タツヒコ「はは、すんませんおやっさん。

    ウチの新人でさ。今日遅刻しやがってみんな出発が遅れたから摘んできたんだよ。」

     

     

    タクマ「あはは、そうなんですか〜」

     

    タクマはすこし屈んで、バスの中を覗き込んだ。
    数人の若い職人がタクマに手を振ったり話しかけている。

     

    タツヒコ「おっと、そろそろ朝礼だ。じゃあなタクマ。

    タクトに行っといてくれ。お前さんとソウタに迷惑かけるまで飲むんじゃねぇってな!」

     

     

    タクマ「あー!こないだタクトと飲んでたのタツヒコさんだったんですね!?」

     

    タツヒコ「あ。あ、いや、あはは、じゃ、じゃあな!」

     

     

     

    タツヒコは焦った様に愛想笑いを浮かべると、そそくさと歩き出した。
    おやっさんが「もっと静かにあるけ!」と檄を飛ばした。

     

    「◯◯建設、作業員10名!搬入無し!」
    「◯×建設、作業員5名、搬入、10時より搬入しまーす。タツヒコさんお願いします。」

     

    朝礼。
    作業員は統括のゼネコンの前で整列し、作業内容を述べていく。
    タツヒコも列の最後尾に立つ。他の巨人作業員も何人か並び、足下の朝礼を見下ろしている。

     

    彼等のブーツだけで、人間作業員の列より大きい。

    ブーツの先っぽの部分に多くの人間が入れるほどだ。
    とても目立つため、欠伸でもしよう物なら怒られてしまう。タツヒコは必死に欠伸をかみ殺した。

     

    初老の所長が挨拶する。
    最後に、

    「じゃー今日の荷揚げはタツヒコさんですね。お願いします。」

     

     

    タツヒコ「おっす!」

     

     

    タツヒコが元気よく返事した。

     

    朝礼が終わり、タツヒコは注意深く建物際に腰掛ける。
    新築の建物への荷揚げを行う為だ。
    整地した部分が沈まないよう、巨大な鉄板が敷かれているが、ここ一ヶ月タツヒコが座っていたためタツヒコの尻の形に凹んでしまっている。

     

     

    タツヒコ「よっこらしょっと…」

     

     

    監督「よー、タツさん、今日も頼むよ〜」

     

     

    タツヒコ「へーい。」

     

     

    タツヒコの足下にトラックで鉄筋やコンクリート、室外機や発電機、屋上緑化用のショベルカーまでちまちまとやってくる。
    タツヒコが摘んでしまうと簡単に捻り潰してしまう為、タツヒコは地面に分厚い掌を差し出す。

     

     

    ずしん…

     

     

     

    その分厚さだけでも、人間がえっちらおっちらと登るほどだ。
    数人がタツヒコの掌に乗ると、ユニック車やクレーンでタツヒコの掌に荷物を載せていく。

     

     

    タツヒコ「ひひひwちょっとくすぐってぇなぁ」

     

     

    作業員「動かないで下さいねー!こないだ若い巨人さんにあげてもらって大変だったんですから!」

     

     

    タツヒコ「あぁ、おとついまで来てた奴だっけ?」

     

     

    作業員「そうです!くすぐったかったみたいで、指先でうちのトラックの荷台が弾き潰されちゃったんですから!」

     

     

    タツヒコ「おぉ、そりゃすまねぇ…」

     

     

    作業員「いいですよ〜、すぐ直りましたからねー。でもタツヒコさんも気をつけてね!」

     

     

    タツヒコ「はいはい。」

     

     

    タツヒコは炎天下の中、ひょいひょいと人間では持ち上げれない荷物を持ち上げていく。
    タツヒコから見たら玩具の用なショベルカー、コレはさすがに丈夫なので指で摘んでひょいと持ち上げるだけで大丈夫だ。

     

     

    タツヒコ「はいよ。」

     

     

    タツヒコは屋上の造園業者にショベルカーを下ろしてやる。
    ここは巨人から見ても楽しめるよう、植物で絵を書く様なデザインになっているようだ。
    人間サイズの低木で絵を描き、両極には巨人サイズの低木が、それこそ人間サイズの高木のように植えられるデザインのようだ。

     

     

    タツヒコ「植物、今日入れるのか?」

     

     

    造園工「ですね〜。後でマサキさんに持ってきてもらうんで、タツヒコさん大丈夫ですよ〜。」

     

     

    タツヒコ「おう!了解だ。」

     

     

    さて、搬入もそろそろ終わり。
    タツヒコは指ほどの人間がちょこちょこと作業しているのを見るのが好きだ。
    タツヒコでは指も突っ込めないほど小さく脆い建物の中で、ちっさな人間がちょろちょろと動いているのは可愛い。
    みな、タツヒコが指一本で動かせる鉄筋を機械を使いながら一生懸命に持ち上げている。

     

    ちなみに建物外角は巨人が乗っても大丈夫な頑丈な構造に対し、中身を人間が組み立てるのは、全て巨人の強度にあわせてしまうと人間では容易にリフォームや解体が出来なくなってしまうからだ。

     

    その様子が、人間と巨人の友好の縮図な気がしてタツヒコは嬉しい。
    タツヒコが少し微笑みながらその様子を見ていると、監督が声をかけた。

     

    監督「ご機嫌だね、タツさん。」

     

    タツ「そっか?そうかもな。」

     

    タツヒコは微笑んだ。

     

     

     

     

    10時の小休止。
    作りかけの屋上緑化の周りにゾロゾロと人が集まり出した。

     

     

    「タツさーん、お願いしまーす。」

     

     

    タツ「お前ら、人をエレベーター代わりにしやがって、ったく…」

     

     

    といいつつ、甲斐甲斐しく背中を丸めて掌に乗った作業員達を足下に下ろしていく。
    作業員は珈琲を飲んだりタバコを吸ったり。

     

    タツヒコも水筒を取り出して中のお茶を飲んだ。
    タバコは口やかましい幼なじみのおかげで吸えていない。
    良い様な、悪いような。

     

     

     

     

    某巨人「お前は昔っから素行がやんちゃなんだから、身体に悪い事はもう止めろ!」

     

     

    タツ「ってな具合で禁煙中でぇ…」

     

     

    タツヒコは苦い顔で、あぐらで座って顎に手をあてる。
    それでもベランダの休憩所と同じほどの高さだ。
    屋上で煙草を吸う仲間に話しかけるタツヒコ。
    職人達ががははと笑った。

     

    「災難だなぁタツ。嫁がいる訳でもねぇのにw」

     

    「いや、そいつが嫁なんじゃねーか?」

     

    タツ「…そいつは勘弁してくれ…」

     

     

    タツヒコの苦い顔に、皆がまた笑いあった。

     

    休憩中。
    タツヒコが感得いんがトラックで運んできた特大の珈琲缶を片手に、旧棟の解体作業の打ち合わせをしている。

     

    数人の監督が屋上でボードを使ってタツヒコに作業ルートを説明していた。
    タツヒコは立って目線と同じサイズの彼等の話を聞いている。

     

    そのとき、
    屋上のトビ職の若い2人がふざけあっていた。
    タツヒコの膝ほどだが、危ないなぁと思っている矢先、一人が

     

    「うわあああ」

     

    足を滑らせた。

     

    タツヒコは足を伸ばした。

     

     

    ずしん!!!

     

     

    タツヒコの踏み込んだ足が搬入用道路に踏み込まれ、アスファルトが破裂する様にめくれ上がる。
    走っている車からは、旧に巨大なブーツが踏み潰す様に迫ってくる恐怖。
    数台の車が急停止してタツヒコの巨大なブーツの前で行列を作った。

     

     

    「うわああ?!…あれ?」

     

     

    落ちた若い鳶職がおそるおそる目を上げると、巨大なタツヒコの掌の中だ。
    現場の全員がその様子を見張っていた。
    タツヒコが腕を伸ばし、何とか落ちずに住んだ。

     

     

    のだが…

     

     

    そのまま掌の上に乗せられた鳶職。もう一人も巨大な指に問答無用に摘まみ上げられた。

     

     

    「うひゃああああ」
    「な、なになになに!?」

     

     

    彼等が目を開けると、巨大な掌の上で、遥か上空。
    目の前には巨大なタツヒコの顔が、怒りの表情でこちらを睨みつけている。

     

     

     

    タツヒコ「……この…大バカ野郎ども!!!!!!

     

     

    仕事中にふざけてんじゃねぇ!!!!!」

     

     

     

     

     

    タツヒコの怒声は、窓を割らんレベルで響いた。
    あまりの声にゼネコンの所長から工場長まで皆転がる様に飛び出してきた。

     

     

     

    タツヒコ「いいかお前ら!!!

     

     

    今回は俺がいたから助かったけど、

     

     

    ヘタしたら怪我じゃすまねぇんだぞ!!!

     

     

    お前さんらの両親や仕事仲間の事も考えろ!!!!」

     

     

     

     

     

    温厚なタツヒコからは考えられない様な怒声が響く。

     

     

     

    ぐしゃああああ!!

     

     

     

     

    怒りのあまり、片手の珈琲缶が握りつぶされ、破裂する様に珈琲の雨が周囲に降り注いだ。
    その迫力とタツヒコの怒りに満ちた表情と声に、掌の2人は手を取り合って泣き出してしまった。
    周りもあまりの迫力に口を挟めないでいると、所長がすたすたと歩いてきて拡声器を構える。

     

     

    所長「おーい、タツヒコ君、もうその辺で!!」

     

     

    タツ「…あ…」

     

     

    所長「もうその子たち、落ちるより恐い事体験しちゃってるから。」

     

     

    所長があははと笑った。
    掌を見れば、泣きわめく若い職人と握りつぶした珈琲…

     

     

    「すまなかったタツヒコ!!本当にすまない!!」

    鳶職の親方が若い2人と頭を下げた。2人はまぁ見るのも可哀想なくらいに青ざめている。

     

     

     

    タツヒコ「す、すまねぇ、俺も頭に血が上っちまって…

     

    お前さん達、言い過ぎたよ。すまねぇ…」

     

     

     

    若い監督「…俺、タツヒコさんに指示出すの恐くなってきました…」

    所長「なに、タツヒコ君、昔に比べりゃ丸くなったよあはは。」

    若い監督「…」

     

     

     

    昼。

    タツヒコの、人間だったら数十人は楽に収容出来そうな鞄の中から巨大な弁当箱を取り出した。
    さっきの某幼なじみの特製…ではないが、奴に作ってもらったオカズも数種類は言っている特製弁当だ。

    すこし熱くなってきたので、新築工事予定の場所に巨大な作業着を置き、ぴっちりとした黒いインナー姿でがつがつと飯を食べていく。

     

     

    職人「タツさん、すげー身体…」

     

     

    タツヒコの筋肉質な腕と胸に、職人があきれた様な声をあげる。

     

     

    タツヒコ「そか?でもまぁ身体が資本だしなぁ。」

     

     

    親方「その割には腹回りが出てるな。ビール控えたらどうだ?がはは…」

     

     

    タツヒコ「うげ、おやっさん、そりゃ無いっすよ…」

     

     

    新棟工事予定地はタツヒコが楽に横になれるほど広い。
    ブーツで建物を蹴り壊す心配も無いほどだ。
    タツヒコが横になってしばらく寝るか…と思っていると…

     

     

    職人「タツさん、タツさん!お腹に乗せてくれよ!」

     

     

    タツ「お前ら、今度は俺を布団扱いしやがってw」

     

     

    タツヒコは一人一人摘まみ上げると、腹に乗せてやる。
    ぴっちりとしたインナーの上に数人がごろんと横になった。
    見上げれば、タツヒコの盛り上がった胸と、その先に髭の生えた男らしいタツヒコの顔。
    向こうには監督にプレハブより太く巨大なタツヒコの足が見えた。

     

     

    「ぷにぷにしてあったかい…むにゃ…」
    「ぐーぐー」

     

     

    タツヒコ「…」

     

     

    密かにダイエットを誓うタツヒコであった。
    因みにいっておくと、今年に入って30回目のダイエットの誓いである。

     

     

     

    タツヒコ「…じゃあイくぞ…」

     

    退避完了の知らせを受け、3階建て、タツヒコの膝ほどの工場の前で構えるタツヒコ。
    午後からはこの旧棟の解体だ。タツヒコが踏み潰し、分別して捨てる。

     

     

    人間がやればたっぷり二週間は見なければならない工程が、タツヒコのパワーを持ってすれば2日で終わる。
    タツヒコの心は心持ち昂揚していた。
    建物を踏み潰す事…それに密かな快感を感じているからだ。

     

     

    タツヒコのブーツが持ち上がると、旧棟にタツヒコの太い太ももとブーツの影がかかった。
    ぴたっと、そのブーツが建物の上空で止まる。

     

     

    タツヒコ「…おりゃ!」

     

     

    タツヒコの一言と共に、ブーツが踏み下ろされた。

     

     

     

    ぐしゃぐしゃぐしゃぐちゃ!!!!

     

     

     

    タツヒコのブーツは屋根と各階のフロア、配管を一機に圧し潰し、一階まで踏み抜いた。
    フロアはブーツ周辺で大きく陥没し、パイプをゆがめ、梁を壊す。
    中ではものすごい風圧が置き、内側から全てのガラスが割れとんだ。

     

     

    タツヒコ「もういっちょ!」

     

     

    タツヒコは勢いよくブーツを抜いた。
    人間では運び出すのに何日もかかるほどのコンクリートの固まりをあっという間に持ち上げると、
    さらに巨大なブーツを建物に喰らわしていく。

     

     

    ぐしゃ!

     

     

    二回目のブーツで屋根は大きく陥没し、中が自壊を始めた。
    タツヒコは内心もったいない様に、何度も建物を踏みつけていく。

     

     

    ぐしゃあ!!

     

     

    ずがん!!

     

     

     

    時にはブーツで床を踏み抜いたまま左右に踏みにじってみたり、中身ごと蹴り飛ばす様な感覚で建物を破壊していく。
    内心、下をぺろっとだしほのかな笑みを浮かべるタツヒコ。
    足の裏の微細な刺激が心地よい。

     

    そんな事で、三階建てのビルはあっという間に倒壊した。
    タツヒコはまだ残っているコンクリートや梁の上にブーツを乗せて、ぐしゃぐしゃと踏み潰していく。
    分別がしやすい様にだ。

     

    鼻歌を歌いながら、時に首のタオルで汗を拭きつつ軽快に破壊していく。
    終わったら特製の熊手を使い、鉄骨とコンクリートに分け、コンクリートの山はさらに踏み砕いて砕石として使える様にした。

     

    その様子を見ていた若い監督君。
    「いやー、怪獣映画とかみるより迫力でしたわ。」

     

     

     

     

     

    さて、そんなこんなで現場終了。
    タツヒコは鞄に荷物をまとめ、部屋に戻った。
    あの後タクトはソウタとタクマにそうとう絞られたようで、今日は飲めないようだ。

     

    リクは訓練、タスクも仕事でいないとなるともう部屋で一人で飲むか、と冷蔵庫を開けた。
    今日は人間の数人が一緒だ。

     

    巨大な揚げ物と、人間が泳げるほど巨大なビール瓶。
    タツヒコはひとっぷろ浴び、ご機嫌でビールのプッシュを開ける。
    風呂上がりのタツヒコの身体。火照った身体は筋肉質で、多少脂肪は乗っているが若々しくリクやタスクやキョウイチにも負けない。
    タンクトップにジャージと、見るからにおっさんの格好では有るが、タツヒコほどの肉体で有れば見応えも有るというもの。

     

    人間の上に翳すと、人間たちも缶を高く持ち上げた。

     

     

    タツヒコ「じゃーかんぱい!」

     

    職人「かんぱーい!」

     

     

    タツヒコが、ごくっごくっと喉を鳴らしてあっという間に一便分を飲み干した。

     

     

     

    タツヒコ「っか〜!うめぇ!!!」

     

     

     

    つまみに手を出し、机の上でちょこちょこ動く最年少の人間を見ながら、親方や若いのと笑いあった。
    あっという間に二本目を飲み干し、三本目に手を出すタツヒコ。

     

     

    親方「おいおい、ダイエットはどうしたんだよw」

     

     

    タツヒコ「おやっさん、かてぇこというなよ!!明日からだ、あした!!」

     

     

     

    上機嫌のタツヒコは机に突っ伏して寝てしまった。
    親方がリクに電話をかけると、リクがすぐにやってきた。

     

    リクはすまなさそうに平謝りすると、900tはあるタツヒコをひょいと持ち上げて人間が野球が出来るほど巨大な万年床の布団に放り込んだ。

     

     

    リク「全く、幸せそうな顔しやがって…」

     

     

    リクはそういって苦笑いした。
    タツヒコが寝てる中、リクがメンバーを掌に乗せて部屋を出ようとしたそのとき、

     

     

     

    がっしゃーん!!

     

     

     

     

    タツヒコの寝相の悪さがちゃぶ台にクリーンヒットした。
    派手に机がヒックリ返り、缶やら皿が当たりに飛び散った。

     

     

    「俺たち後一分あそこにいたらマジで踏み潰されてたかも…」
    「ったく、のんきな顔でいびき書きやがって…」

     

     

    リク「…いやー本当にすみません…」

     

     

     

    こうしてタツヒコの一日は過ぎていくのだった。

    おしまい★

    返信先: 奥津の短編集 #963
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    夏のお土産

     

    22.10.6先行公開→25.02.11全体公開

     

    夏の砂浜でナンパしてヤりたい放題なマッチョなショウダイとヒデアキ。
    そんな中、自分達を見ている男に気づいた二人は…?

    ■■■■■■■■□□:08/10:サイズフェチ度
    ■■■■■■■■□□:08/10:IPD(体格差度)
    ■■□□□□□□□□:02/10:残虐度
    ■■■■■■■■□□:06/10:特殊度
     

     

     

     

     

    某所、海岸。

    交通の便もよく、首都圏の海岸は多くの海の店が出てにぎわっている。

    近年の海の家は、バーのような雰囲気でお洒落に飲酒を楽しめるような、インスタ映えやシチュエーションにこだわった店も多い。

     

    そんな海岸は所謂ナンパスポットとして、性欲旺盛な雄が多く集まっていた。

    周囲の家族連れに交じり、明らかに身体を鍛え上げ仕上げてきた大柄な若者が、同じく身体を鍛え上げた男たちと酒を酌み交わし、その筋肉質な身体を見せつけては美女たちを搔っ攫っていく。

     

    おそらくは、みな最近はやりのジムなどでの肉体改造にハマった、元体育会系のイケイケな若者たち。

    ビシッと決めたツーブロックな髪型に、肉体を強調するような派手な水着にサングラス。

    酒瓶をこともなげに飲み干し、咥え煙草で道行く豊満な美女に話しかければ、海水浴もほっぽり出してみなホイホイと付いていく。

     

    あるものはホテルへ、あるものは己の(自己顕示欲の大きさを表すようなギラギラな大きな)車の中で、あるものは、性欲に突き動かされるように岩陰で

    猿の様に盛り、酒を喰らい、時には学生時代から身体を動かすことになれたその運動神経の高い身体能力を生かして泳ぎまくったりと

    焼けた身体に雄の本能をダイレクトに表したように鍛え上げた身体を晒し、夏の精を謳歌する若い男たちが群れ集っていた。

     

     

    そんな中、二人の同じくマッチョな男が海を見、スマホを弄りながら酒を飲んでいる。

    周囲の大柄な男たちよりさらに頭一つ抜けて大きな大柄な二人。

     

    一人は髪の毛をツーブロックに固め、やや顔つきは幼いながらもその身体はバキバキのボディビルダーの様に仕上がった身長187cmの青年。

    もう一人は短く刈り上げた髪にワイルドに髭を生やしてはいる青年の23年程度先輩のような、さらに大柄な190cmの大男だった。彼もまた、大きな身体は分厚く、ラグビーやアメフトのようなスポーツで鍛え上げたような筋肉を絞ったような同じく筋肉の塊のような身体をしている。

    二人ともサングラスをつけ、道行く女性の熱い視線を当然の様に受けながらも、平然と酒を酌み交わして話している。

     

    青年はショウダイ、先輩はヒデアキといった。

    二人は大学のスポーツサークルの先輩後輩で、ヒデアキが卒業し、就職した後もよくつるむ仲の良い関係だった。

    気が合うのと、二人ともそのルックスの良さと上背のある体格、そして鍛え上げた肉体からしょっちゅう合コンやナンパに連れ立って出かけては、集めた女を総舐めにする絶倫性豪の二人であった。

     

     

     

    ショウダイはその背の高さとスタイルの良さから特に若い女性から人気だ。

    9等身のモデルのような体型と187cmもの長身であるというのに、幼いころから打ち込んできたスポーツのせいか全身の骨が太く、実際の身長よりもずっと大きな印象を与える身体に、ボディビルダーのように鍛え上げられた筋肉の形を美しく映しあげる彫刻のような身体が自慢だ。

     

    スポーツのためもあるが、それ以上にモテるために作り込まれた身体は戦う身体であると同時に多くの人間を引き付ける。

    バキバキに割れた腹筋、盛り上がった胸筋や太い腕、分厚い肩回りは筋肉による美しさと力強さを感じられ、背中は大きく美しい逆三角形を保っている。

    鍛え上げられた長い脚と臀部はセクシーな形状を晒しており、特にスーツを着た際はイタリア人のような着こなしと身体のラインのセクシーさや胸筋も盛り上がりから注目の的になるほどだ。

    さらに顔はきりっとした大きな瞳に、形の良い鼻筋と大きな口。二重瞼が良く生える、かなりのイケメンで身体の大きさとは真逆に爽やかな若さを感じられる。

     

     

     

    一方ヒデアキは、刈り込んだ髪型に髭がワイルドで、身体もショウダイよりも分厚い大きな身体をしていた。

    ラグビーで大きくした身体を引き締めているような体型のため、筋肉の一つ一つが大きく、腕や胸筋はショウダイの二倍は太い。

    下手をすれば細身の女性の腰よりもい太いような錯覚を与える程に大きな筋肉を惜しげもなくさらしている。

    分厚く重量級の身体はどっしりとしており、よく焼けた肌にその男臭い肉体がよくマッチしており、ブランド物のボックスタイプの派手な海パンも肉体のゴージャスさを演出していてよく似合っている。

     

    美しいと形容できるようなショウダイとは逆で、パワーや男らしさを感じつる身体つき、顔つきであり、その身体つきに似合う毛深い身体つきは彼の性欲の強さをよく表している。

    しかし、そのハリウッド俳優の様に整ったハンサムな顔立ちが肉体と相対して大人な印象を与える。

    切れ長の瞳は鋭く、がっしりした鼻筋と形の良い口は成熟した雄の印象を与え、口周りの髭がさらにセクシーさに拍車をかける。

     

     

     

    そして二人に共通しているのが、もっこりとした股間部分。

    二人とも臀部の筋肉を覆い隠すようなボックスタイプの水着を履いているが、そのフロントは大きく盛り上がり、ショウダイは常人の1.5倍、ヒデアキに関しては2倍にもなるのではないかという盛り上がりを晒し、同時にまだ柔らかいそれは、二人の太い太腿の中でぶるんぶるんと揺れながら、周辺の男女の視界を奪っていく。

     

    二人とも自身がモテる自覚があるので女性の扱いには手馴れており、ナンパなどを連携してやりやすい相手として自然につるむようになり、しかも二人とも特定の人間に入れ込むことのない質の悪い性質も意気投合したため、ひたすら新しい女性を求める際に仲良くなり、酒の強さや筋トレの話で趣味があって、女漁り友達として仲良く過ごしていたのだった。

     

    ショウダイとヒデアキの二人は、ここ数日ですっかり両手の指以上の女性をナンパしてはやり捨て、充実した夏を過ごしていた。

    二人はくれゆく夏を感じながらも、無限の性欲を発散できる機会をうかがっている。

    そんな中

     

     

     

    ショウダイ「先輩、あいつやたらめったらこっち見てこねぇっすか?」

     

    と、ショウダイがコロナビールを仰ぎながら、ヒデアキに声を掛ける。

     

    ヒデアキ「お?」

     

    と、ヒデアキが顔を上げると、とっさに目を逸らす若い男がいた。

    顔立ちは整っているが、先ほどからちらちらとこちらを遠巻きで覗き見ては目を逸らす。

    見た目は中性的で、その見た目にヒデアキはすぐにピンときた。

     

     

    ヒデアキ「ホモか。」

     

    さらりと侮辱的なニュアンスな言葉を投げかける。

    ヒデアキやショウダイのような男らしい見た目の人間は一定数、憧れを通り過ぎ劣情を抱く同性が現れる。

    あしらう事にも慣れ、普段であれば歯牙にもかけずににらみつけて追い払うくらいのものであったが、ヒデアキはすでに4杯のビールを仰ぎ、ややムラムラとしていた。

     

     

    ヒデアキ「たまには揶揄ってやるか?」

     

     

    と、軽く笑いかけると、ノリの良いショウダイが笑い返す。

     

     

    ショウダイ「え、やっちゃうんすかw先輩たまってんの?」

     

     

     

     

     

    ここ連日やりまくりなのはショウダイもヒデアキも同じだが、ショウダイはヒデアキが酔いすぎると暴力的になってしまうことをよく知っている。

    そして、その暴力的になるのが自分も変わらないことも知っている。

    さすがに女性に手を上げるのはそれはそれで興奮するが、やや忍びないので、そういった荒っぽいことを解消するにはあいつのようなのが一番だ。

     

     

     

     

    ヒデアキ「いくぞ。」

     

    ショウダイ「うっす。」

     

     

     

     

     

     

    □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

     

     

     

     

     

     

     

     

    「あいた・・・」

     

     

     

    睨みつけるだけで完全に縮み上がり、ヒデアキどころかショウダイの太腿より細そうな身体をさらに縮こませながら岩陰に拉致られた青年。

    青年も、二人の肉体的なカッコよさと顔の良さについ見惚れていた負い目があって、助けを呼ぶこともできずに太い腕に動きをがっちりガードされた状態で

     

    青年の身長は170cm程度で、187cmのショウダイとは17cm、ヒデアキとは20cmもの差があり、何より線の太さが違いすぎる。

    まさしくボディビルダー然としたスキのないマッシブな身体のショウダイと、がっしりと分厚く筋肉をつけたヒデアキを前にして、身体の厚さは倍ほどに違う。

    青年は顔立ちこそ中性的で美しいが、骨も細く肩幅も狭い。筋肉の塊の二人と比較するとまるでモヤシの様に軟弱だ。

     

    ヒデアキもショウダイも部活で鍛え上げたつい後輩に扱きを行ってしまいたくなる強い加虐心である。

    屈強な、とはいえ自分と比較すればまだまだな後輩を扱くのは興奮もするが愛もあるが、このような弱い男をいじめることは、完全に遊びになってしまい、加虐心の強い二人はどうしても神経が高ぶってしまう。

    怯えて腰を抜かし、自分を見上げるチビを目の前に、ショウダイは脅すようにゆっくりと太い太腿を持ち上げる。

     

     

    青年「ひゃっ」

     

     

    やや甲高い声で、助けも呼べずに太腿を上げただけで涙目を浮かべて怖がる青年に、二人ともぷっと噴き出し、そのまま太い首から野太い笑い声を出して、がはは、と笑ってしまった。

    二人の大きな身体の影に隠れて、すっぽりと覆われる青年を、二人の巨漢が酒に酔った熱い体温で汗を噴き出しながら見下している。

     

    ぽたっぽたっと垂れる、二人の巨漢の肌を伝う汗。

    それはショウダイのがちがちに膨れ上がった、ハリのよい褐色の胸筋を伝い落ち、美しく割れた腹筋を滑り落ちていく。

    そして、少しだけはみ出た陰毛が見えるパンツに吸い込まれていく。

    ヒデアキの巨体を流れる汗は、彼の身体を覆う胸毛や腹毛に塗れ、そのセクシーさをさらにいっそう強いものをする。

     

    海の匂いに負けない、甘いような辛いような雄のスパイシーな香りと、ゆでるような体温。

    後光刺すような巨体を前に、青年は怯えながらもニヤニヤと自分を見下す巨漢二人を見上げて、欲情したような顔をした。

     

     

    ショウダイが、蔑むように笑って青年に唾を吐きかける。

    青年は顔に唾を吐きかけられても恍惚とした表情で美しいショウダイを見上げる。

     

    ヒデアキは、欲情した青年に無性にイラっと来たのか、そのまま思いっきり張り手を喰らわしてやった。

    青年はきりもみになって吹き飛び、その顔にヒデアキは、大きな足で思いっきり踏みつけてやる。

    くぐもった悲鳴を上げるさまに二人は再度笑い声を上げた。

     

     

     

    ショウダイ「先輩、もっとかわいがってあげなきゃ可哀そうっすよw」

     

     

     

    ヒデアキ「あ?よく見ろ、この野郎悦んでやがるだろ!!!」

     

     

     

    と、大きな足で再度青年を踏み潰す。

    青年は痛みと恐怖とともに、その股間を期待と被虐の快楽で震わせている。

     

    ショウダイが戯れに、ショウダイの萎えた逸物よりも小さく細く弱弱しいその股間を踏みつけてやると、青年はびくんと身体を揺らして反応し、そのたびヒデアキの大きな足が腹や頭に振り落された。

    青年が悲鳴を上げれば、からかうようにショウダイが股間をなぞり、次の瞬間には砂だらけの大きなヒデアキの大きな足が頬を踏み潰し、髪の毛をぐりぐりと踏みつけ、悲鳴を楽しみながら野太い声であざ笑った。

     

     

     

     

    二人とも酒を仰ぎながら散々に青年をいたぶっていれば興奮も増してくる。

    ヒデアキが青年の髪の毛を掴んで立たせると、砂だらけになった衣服を破り捨て、素っ裸にひん剥いてしまう。

     

     

     

    ヒデアキ「なっさけねぇ身体だなぁ」

     

     

     

     

    と、つぶやき、青年の顔を股間に押し付けてやる。

    青年はちょっと分厚い水着の布越しに、ゴムのような弾力のある太く大きな存在を顔全体に感じた。

    息もできないほどに強く香る雄の匂いと汗のつんと来る匂い。

     

    その匂いは青年の脳を一瞬で溶かす。

    優れた肉体を持つ大きな男の、あふれ出る色気と雄の匂い。

    ヒデアキの大きな身体からあふれた体毛を伝う匂いは、青年とは明らかに違う強い雄の香りを醸し出している。

     

    つんと来るような汗の匂いに交じって、うっすら香るヒデアキの香水の混じった男らしい香り。

    ショウダイのようなかっこよさ、美しさとは違う、荒々しい男そのものの、厳ついヒデアキの身体。

    血管の浮き出る二の腕と巨大な胸筋、腕や胸には無造作に体毛が生え、鋭い目つきにツーブロックの厳つい身体は見るものを恐縮させ、恐怖させる迫力を持つ。

     

    流行や女性ウケといった要素0にもかかわらず、その暴力的な身体の魅力と男らしさで一瞬で女性を虜にするヒデアキが醸し出す男らし匂いは、鼻孔を通じて青年の軟弱な自我を容易に踏み潰し、一瞬で支配下に置いてしまう。

    醸し出す匂いが、すでにもうヒデアキを圧倒的な強者であり、ひれ伏させる暴力的な魅力であることを示している。

    圧倒的な雄。

    例え強い汗の匂いであってもその中に抽出された強い雄性の魅力だけに脳が一瞬で、青年の矮小な抵抗を蹂躙し、自分がいかにちっぽけな存在であるかを叩きつける。

     

     

    と、次の瞬間、ショウダイの股間にも思いっきり顔を押し付けられる。

     

     

     

     

     

    ショウダイ「ほら、おチビちゃん。俺と先輩どっちがいいんだ?」

     

     

     

     

    ショウダイはそういいながらヒデアキの指先ほどの逸物をぴくぴくさせる青年を見下す。

    ショウダイは水着に手を書けると、

     

     

     

     

    ショウダイ「ほ~ら、御開帳してやるよ。」

     

     

     

    と、ゆっくりと水着を下げた。

    揶揄うように青年の目の前に巨根を晒すショウダイを、ヒデアキは岩にどすんと大きな尻を腰かけて煙草を吸いながらニヤニヤとみている。

     

    ショウダイの黒光りする肌がゆっくりと見え、そこだけ脱毛していないために男らしくわっさりと生えそろった陰毛のジャングルが海水を跳ね飛ばしながら吹き出てくる。

    途端にショウダイの若々しい汗の香りとともに、ショウダイの長い萎えた巨根がゆっくりと、その姿を青年の前にさらしていく。

     

    ショウダイの大きな睾丸に押し上げられた長い竿が膨れ上がり、中学生のころから使い込みまくって黒く変色した竿がゆっくりと布の端部から顔を出していく。

    やがて剥けた、おおきく雁首の張った先端が布に弾かれて

     

     

    ぼろんっ

     

     

    と、跳ね飛んでくる。

     

    まだ一ミリも血液を送り込んでいないショウダイの逸物は、それでもモヤシのような青年のそれとは比べ物にならないほど大きく太い。

    青年は目を白黒させながら、本能的にそれを咥えようと口を開け、舌を伸ばした。

     

     

     

     

    はむっ…

     

     

     

     

     

    舌先に触れる、大きな亀頭。

    塩辛いそれは、海水に縮み上がることもなくその大きな存在を青年の口の中に示す。

    萎えている、まだ柔らかい亀頭はそれでも口に含むのに大きく口を開けなければならないほどに大きく、口内に青年の唾液に溶けた雄の香りが広まっていく。

     

    舌先をちろちろと動かして、鈴口をなめ、飴玉の様に亀頭を含み、舌全体で雁首を舐め上げるように奉仕する。

    青年は口の中に詰め込まれているショウダイの巨根を宝物のように大切に舐り、その存在自体に心を屈服させていく。

     

    上を見上げれば、スマホを弄りるショウダイのサングラスに女性の裸の加増が映り込み、ショウダイの顔はショウダイの張り詰めた大きな胸筋に隠れて半分程度しか見えない。

    ボコボコの腹筋とボーボーに生えた陰毛の中をかき分けながら、さらに竿を咥え込めば、あっという間に萎えた巨根は青年の舌を押し潰しながら喉奥に届かんばかりになり、ゆっくりと血液が送り込まれて大きくなっていく。

     

     

     

     

    ショウダイ「はは…素直に咥え込みやがって。奉仕したかったのかおチビちゃん。」

     

     

    青年「ふぁ・・・ふぁい・・・」

     

     

     

     

     

     

    と聞いてやると、青年はコクコクとうなづいた。

    ショウダイは青年の頭を軽くなぜてやりながら、片足を上げてパンツを脱ぎ去ると、ゆっくりと苦しそうに顔をゆがめていく青年を見下した。

     

     

     

     

    青年「ぐ・・・ぐふぁ・・・んんん・・・ー------!!!!?」

     

     

     

     

    どんどんどんどん膨張するショウダイの巨根は、軟な青年の舌を押し潰して喉に侵入し、青年の口の中を我が物顔で占拠して呼吸すら困難にしていく。

    しかし、そうであったとしてもショウダイはお構いなしに半勃ちになった巨根をがんがんと腰を振って青年の口の中を使っていく。

     

     

     

     

     

     

    ショウダイ「あーやべぇ…歯ぁ立てたらぶっ殺すからな…」

     

     

     

     

     

     

    と、ショウダイは、青年の頭を強い握力で掴んで、腰を引く。

    大きなショウダイの大殿筋がきゅっと括れて、6つに綺麗に割れた腹筋が締まると、

     

     

     

     

     

     

    ショウダイ「おらぁ!!!」

     

     

     

     

     

    と、巨根を思いっきり青年の喉に突き立てて、ガンガンと降り始めた。

    青年は喉を射貫く巨根を前に必死に抵抗するも、力では一切敵わず何もできぬまま鼻水をまき散らしながらどんどん大きくなるショウダイの巨根に何もかもを蹂躙されていく。

    大きくなり、完全に勃起したショウダイの巨根は遠慮なく先走りをぶちまけながら青年の口を犯し、オナホの様に青年を無視してかくかくと腰を振っていく。

    舌の上をスライドするショウダイの大きな亀頭が、辛い先走りをまき散らしながら青年を犯し、人間からただの物へと貶めていく。

     

     

     

     

     

     

     

    ショウダイ 「へへ、おら、もっと気張れ。

     

    てめぇにゃもったいねぇオチンポ様だぞ、ちゃんと味わえやオラぁ!!!」

     

     

    青年「!!!?ー---!!?・・・!!!!!ー---!!!!」

     

     

     

     

     

     

    ずどん!!!ずどん!!!

     

     

     

     

     

    ショウダイの形の良いがっしりとした尻が、青年の頭に向かって無遠慮に何度も押し付けられていく。

    青年の口内に収まりきらないほど大きくなったペットボトルのような逸物が、何度も何度も青年の喉を押し潰し、鈍い痛みをあざ笑うかのように濃い先走りをまき散らしていく。

    青年は呼吸すらままならず、ひたすら、おそらく自分より年下ではあるが筋力も巨根でも絶対にかなわないイケメン青年のショウダイの巨根一本に屈服してひたすら奉仕を繰り返した。

     

     

     

     

     

     

     

    ぱんっっっっっっっ!!!ぱんっっっっっっっ!!!

     

     

     

     

     

    ショウダイ「ほらほら、巨根咥えられて嬉しいかチビ?

     

    このまま巨根で殺してやるよ!!!!」

     

     

     

     

    青年「!!???・・・!?・・・ー----!!!!!・・・ー----!!!!」

     

     

     

     

     

     

    より乱暴に腰を叩きつけられていく青年!

     

    もはや舌先の刺激など、巨根の前には役にも立たず、歯を立ててすら傷つけることもできない巨根が遠慮なく青年を襲った。

    雄の香りを放つ陰毛を鼻先まで押し付けられ、無限のショウダイのスタミナから繰り出される腰降りは一切疲れを知ることもなく、青年をオナホの様に使って好き勝手快楽を追及して口内を蹂躙して回る。

     

    ショウダイも、巨根一本で簡単に屈服した青年をもはやオナホの様に扱い、その雄大な長さの巨根を遠慮なくぶち込んでは大きな睾丸をびたん、びたんと青年の顎に叩きつける。

    何も配慮もない、ただひたすらに弱いものを屈服させ、無責任に種付けしていくためのセックスはまるで寝取るような雰囲気を醸し出してショウダイを興奮させる。

     

    より強い男を前に、拒否権もなくひたすら蹂躙され、子種を飲まされる哀れな弱い青年を見下しながら、ショウダイはより無遠慮に腰を振る。

    割れた腹筋には汗が飛び散り、青年の顔ほどもある尻の筋肉がきゅっと締まり、鍛え上げられた太腿が重いショウダイの身体を支える。

     

    太い腕や胸筋が汗にまみれ、パンツを片方の足首に引っ掛けて腰を振る様は、ほとんどレイプのようでショウダイを興奮させるも、すでに抵抗すらできなくなった獲物を前に、これはただのオナニーであると思うとより興奮が高ぶった行く。

     

    両手で青年の顔を掴むと、

     

     

     

     

     

     

    ショウダイ「はぁはぁ…おら!!!!ご褒美だチビ!!!!」

     

     

     

     

     

    と、大きく腰を振り、臀部の筋肉がきゅっと引き締まった瞬間!!!

     

     

     

     

     

    ショウダイ「あー------!!!!!でるっっっっっっっ!!!!!!」

     

     

     

     

     

     

     

     

    どくどくどくどくっっっっっっっ!!!!!!!!

     

     

     

     

     

    青年「!!!!ー-------!?っっっ!!!?」

     

     

     

     

     

     

     

     

    青年の口の中いっぱいに、濃く、熱く、粘り気のある白濁が遠慮なくぶちまけられていく。

    ショウダイは全身を駆け巡る快楽を感じながら、思いっきり青年の喉深くに射精し、白濁を叩きつけていく。

     

    ショウダイの筋肉質な全身が、ビクン、ビクンと震えながら、完全にオナホと化した青年に精液をぶちまけていく。

    それは何度も何度もぶちまけられ、ショウダイの喉にいつまでも叩きつけられて行き、青年は逃げることもできず、いつまでも陰毛深くに顔を押し付けられながらショウダイの射精を受け入れるよりなかった。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ショウダイ「・・・ふー…やべ、ホモ相手に本気になっちまったw」

     

     

     

     

    と、ショウダイが物の様に青年の頭を放り捨てる。

    青年は砂に叩きつけられ、激しくせき込みながらぶちまけられた白濁が喉の奥に絡みついて苦しい呼吸に耐えるしかなかった。

    しかし、

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「おい、へばってんじゃねぇぞ?」

     

     

     

     

     

    と、ヒデアキにまた髪の毛を掴まれて頭を持ち上げられていく。

    ヒデアキの股間もすでに準備万端。亀頭がはみ出た海水パンツの陰毛のジャングルに顔を出し、とろりと先走りを垂らしながら獲物を待ち構えている。

    ヒデアキも乱暴に海水パンツをずり下すと、まだショウダイの白濁が残る青年の舌の上にぺちぺちと亀頭を叩きつける。

     

    青年は明らかにショウダイよりも大きなヒデアキの巨根に恐れおののくも、すでに青年に拒否権はない。

    ヒデアキは煙草をその辺に吐き捨て、自分を恐怖で見上げる青年に唾を吐きかけた。

     

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「一回や二回で終わると思うなよ?」

     

     

     

     

     

     

     

    □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

     

     

     

     

     

    青年「げほっぐぇ

     

     

     

     

    それから、ショウダイとヒデアキが満足するまで何回も咥えさせられた青年。

    終いには二人の小便を頭から浴びせられ、白濁と小便に塗れて砂浜に転がされてしまった。

     

    二人は素っ裸で煙草を吸いながら、青年を見下してニヤッと笑った。

     

     

     

    ショウダイ「おいチビ、口開けな。」

     

     

    ショウダイの命令に、もはや逆らう気力もない青年は黙って口を開けた。

    青年は二人の巨根を喉がズタボロになって声が出なくなるまで咥え込まされ、足を舐めさせられ、尻を舐めさせられ、その重い体重で踏み潰され座り潰された身体はボロボロだが、逃れようもない二人の魅力を前に、もはや何も出ないまでに射精を繰り返していた。

    二人の濃い精子に比べれば水のような雑魚精子を吐き出し、そのたびに二人の暴力的な身体と扱いと匂いが快楽として刷り込まれてもはや二人の巨漢に逆らうことができなかった。

     

    フラフラになりながら口を開ける。

    二人は当然の様にその口に唾を吐きかけた。

    ショウダイの唾が青年のおでこに、ヒデアキの唾が青年の口の中に降り注ぐ。

     

    そしてヒデアキが何かの錠剤を青年の口内に放り込んだ瞬間、

     

     

    ヒデアキ「ほれ、もう一発飲んどけ。」

     

     

    と、ヒデアキは巨根をむんずと掴むと、再度青年の口内に放尿をする。

    塩辛く苦い小便に押し流される錠剤を青年が飲み込むと

     

     

     

    青年「げほっげほっ・・・・?!な、なに…???」

     

     

    青年は、身体を起こしていられないほどのめまいを起こし、そのまま倒れ伏すとどんどん身体が小さくなっていくのを感じた。

    青年の目の前でショウダイとヒデアキがどんどん、山のような大きさになっていくがめまいがひどすぎて逃げることもできずに、ただ恐怖で叫び声を上げる青年。

    ヒデアキが飲ませたのは今巷で話題の縮小薬。

    青年はあっという間に虫のように小さくなっていく恐怖に泣きわめき、それを見た二人は笑いが止まらない。

     

    二人はそんな哀れな様子で小さくなっていく青年をニヤニヤとみて、あざ笑った。

     

     

     

     

     

    しばらくして、青年がショウダイの掌に収まるほどに小さくなってしまった。

    ショウダイはピーピー泣きわめく青年の片足を摘まみ上げて、自分達の目の前に吊り下げた。

     

     

    5cm程度になってしまった青年は、反対に顔の大きさだけでも2階建ての住居ほどもある二人を見て悲鳴を上げ、自分が吊り下げられている高さが二人の顔の高さだというのに10階建てのビルの高さのようなで吊り下げられてあまりの怖さに悲鳴をあげた。

    顔を上げれば、二人の冷めやらぬ体温と汗の匂い、そして身体が小さくなったからか皮脂の匂いも感じられ、口は自分を丸呑みできるほどに大きく、瞳はタライの様に大きな二人を見て、絶叫し泣きわめくしかなかった。

     

    小さくなった青年を見て二人はニヤッと笑うと、海水で適当に青年を洗って、ショウダイの海パンの中に放り込んでしまう。

    そして、腰が軽くなった二人は砂の上に白濁と小便の跡を残し、青年の衣服をそこら辺に捨てて悠々と海岸に戻っていった。

     

    青年はショウダイの巨根とパンツの中で、巨根と睾丸が発する凄まじい熱と、むせ返るような雄の匂いと汗の匂いの中で、ショウダイがどしんどしんと歩く度に上下に揺り動かされ、あっという間に気絶してしまった

     

     

     

     

     

    □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

     

     

     

     

     

     

     

    ショウダイ「ほぉれ、出ろチビ助。」

     

     

    ショウダイが股間をまさぐって青年を取り出すと、そこは二人の宿泊しているホテルの一室であった。

    青年はどうにか立ち上がると、またすでに何本か酒を飲んで顔を赤くしながらサディスティックに自分を見下ろす山のような二人を見てか細い悲鳴を上げた。

     

     

     

     

    ショウダイ「あんまりにもチビだったから、中に入れてるの忘れてたわw」

     

     

     

    というと、ショウダイは青年の6倍はあろうかという、青年から見ればバスのような大きな足を青年に向かって突き立てた。

    その迫力に青年が思わず腰を抜かしてへたり込むと、青年の目の前で巨大な足は絨毯敷きの床に埃を舞い上げながら、

     

     

     

    どすん!!!

     

     

     

    と、降り立った。

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「コイツ一日中パンツの中入れてたらフラフラじゃねぇかw」

     

     

     

     

    と、ヒデアキがガハハと笑った。

    二人とも素っ裸で酒を酌み交わしていたようで、寒いほど冷房を廻しているというのに巨体が発する熱のせいで青年から見た二人は熱波で蜃気楼のようにゆらゆらと見える程だった。

    部屋の中に充満するアルコールと汗と煙草の匂い。

     

    先ほどよりも飛ばして飲んでいる二人は、暇潰しの玩具にちょうど良い青年を見下ろしてニヤッと笑うと、また巨大な足を盛り上げる。

     

    ショウダイの足が持ち上がると、一瞬ではるか上空まで巨大な足は持ち上がり、その大きな影は一瞬で青年を包み込む。

    ホテルの照明が隠され、影の真下からニヤニヤ自分を見下すショウダイの顔を見た瞬間、ぞっとした悪寒が走る。

     

    青年が本能的に逃げ出した瞬間、自分の真後ろに大きな足が、バスのような大きな足が降り注がれ、

     

     

     

     

     

    ずしぃいいいいいいいいぃんん!!!!

     

     

     

    と、音と風を建てた。

     

     

     

    青年「うわあああああああ」

     

     

     

    と、青年はそれだけでもコロンで吹き飛んでしまう。

    その瞬間、野太い二人の笑い声がはるか上空から降り注ぐ。

     

    上を見上げれば、胸筋の盛り上がった二人の筋肉の塊のような、ビルのような肉体の向こうの二人の厳つい顔が青年を見下して、太い首を震わせて大笑いしている。

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「踏まれる前に吹っ飛んでんじゃねぇか」

     

     

     

    ショウダイ「よわっ。

     

    ほらほら、ぼっーっとしてるぞ踏み潰すぞ虫けら!!!」

     

     

     

    と、ショウダイは脚を再度持ち上げる。

    ヒデアキも足を持ち上げ、狙いを定めるように青年を見下した。

     

    それから先は、二人が飽きるまで青年は足から逃げまどい、疲れて倒れればそのまま巨大な足に踏みつけられて転がされて、蹴り飛ばされて吹き飛ばされた。

    それは足で蹴り飛ばされるという生易しいものではなく、完全に車に衝突されたのと同じ衝撃で吹き飛ばされて跳ね飛ばされるのだ。

     

    巨大な足は逃げる先を塞ぐかのように青年を翻弄し、動きが一瞬でも止まれば巨大な足に踏みつけられていく。

    全身を完全に押さえつける分厚い足の裏はとても押し返せるものではなく、全身を完全に足裏に包み込まれ、自分が本当に虫けらのような大きさになってしまったことを否が応でも実感させられた。

    ぐりぐりと重さを掛けられて全身が潰される痛みに絶叫し、巨大な足指の間に顔が来るように潰されては男臭い足指の匂いをかがされ燻される。

     

    足の甲まで毛が生えた、ショウダイよりも大きなヒデアキの分厚い足はその厚さだけでも青年の身長ほどもあり、奇麗にすね毛を処理したショウダイの足は素早く青年を蹴り上げて、床に叩きつけられたショウダイを虫けらのように踏み潰す。

     

    その大きさと匂いに翻弄され、蹴り飛ばされたが、薬の効果か身体は踏み潰されても死ぬこともなく、二人が飽きるまでひたすら足元を逃げまどう事しかできない青年。

     

     

     

     

    ヒデアキ「おらおら、逃げろ虫けら。潰すぞ。」

     

     

    ショウダイ「ほら、潰れろよカス!!!

     

    イケメンに潰されて嬉しいだろ?がはは…」

     

     

     

     

     

     

    やがて二人はサッカーの様に青年を蹴り飛ばして踏み潰して弄んだ。

    そのうちヒデアキの足の裏でぐりぐりと踏み潰されて、とうとう身動きも取れなくなった青年は、そのまま蹴り上げられてフローリングのエリアに転がされた。

     

     

     

     

     

     

     

    ずしん!!!!

     

     

     

     

    ヒデアキが立ち上がった。

    青年は、その大きさに恐怖する。

     

    ヒデアキのそうでなくても巨大な身体は、今の青年から見ればもうビルのような大きさだ。

    ヒデアキの太い首の真下にある、大きな市民公園の築山広場の様に巨大な胸筋。

    ショウダイ程くっきり割れているわけではないが盛り上がった腹筋の山脈は剛毛に覆われ、まさに崖のようだ。

    あまりに大きすぎるヒデアキの上半身を見上げるには、まるでビルを見上げるように真上を見なくてはいけない。

     

    電車より太い筋肉質な両腕は、青年が一抱えしそうなほどに太い血管が表面に走っており、日に焼けた肌にまた剛毛が絡みついている。

    掌は青年の一人暮らしの部屋よりも大きく、指の一本一本が大木のようだ。

     

    太腿もビル並みに太く、大きなガスタンクのような臀部と太腿の内側が擦れ合っているのがこの大きさだとよく観察できた。

    がっちりしたふくらはぎにも、筋肉が浮かび上がる太腿にも剛毛が覆い、バス並みのサイズの足に向かっている。

     

    その中心で、これもまたバス並みの巨根がブランブランと揺れ、先端の鉄球のような大きなズルムケの亀頭がブランブランと揺れている。

    剛毛の生えた濃い陰毛をかき分けた龍のような巨根。

    全身に汗を纏いながら高い熱を発し、やや赤くなった大きな顔が青年を虫けらを見るような目で見下している。

     

    そんな巨大すぎるヒデアキが、ずしん、ずしんと近づいてくる。

     

     

     

     

     

     

     

    ずしいぃぃぃいいいいいいいいいいいいんんんんん・・・

     

     

     

     

     

     

     

    ずしいぃぃぃいいいいいいいいいいいいんんんんん・・・

     

     

     

     

     

     

     

     

    ずしいぃぃぃいいいいいいいいいいいいんんんんん!!!!!!!!!!!!!!

     

     

     

     

     

     

    フローリングがきしむ音や、埃が舞い上がる音が青年の小さな聴覚に聞こえ、ヒデアキが歩くことで建物が崩壊してしまうんじゃないかとすら思った。

    ヒデアキの巨体は、これが本当に同じ生物かと思う程に大きく、その巨大な足の指ですら、青年が一抱えもしそうなほどに大きい。大きすぎる。

     

    はるか上空から青年を見下す、ヒデアキの厳つい顔。

    男らしく、恐怖感を与えるその顔は、いまや自分をどう萌え遊ぶかに集中して血走っており、その顔に恐怖する青年。

    ヒデアキは眉間にしわを寄せながら、青年を見下していたが、次の瞬間、ヒデアキがしゃがみこんだ。

     

     

     

     

     

     

    ぶわああああああああああああ!!!!!

     

     

     

     

     

     

    青年「うわあああああああ」

     

     

     

    汗の匂いを巻き込んだ熱風が、青年を押し倒していく。

    ヒデアキの巨体が、飛行機のような太腿を折り曲げながら、あまりの大きさにゆっくりと見えるほどに目の前いっぱいに広がりながら落ちてくる。

    もうそれはその巨大さゆえに人智を超えた感動的ですらある動きだった。

     

    太腿の筋肉が躍動しながらゆっくりと折れ曲がり、ヒデアキのマッチョな上半身が青年を押し潰さんばかりに迫り、その目の前の上空全部を覆いつくしていく。

    太腿の結合部の非部は毛深く、肉付きの良い臀部とアナルをくっきりと浮かび上がらせながらヒデアキがしゃがみこんでいく様から目を離すことができない。

     

    一般的に見ても驚くほどに巨漢であるとはいえ、ただしゃがむだけで天地創造のような迫力を見せつけながらしゃがみこんだヒデアキを前に、青年は呆然と立ち尽くしてしまった。

     

    聳え立つヒデアキの巨体。

    降り注ぐ湿度の濃い汗の匂いに交じって、脇や尻のまた別の違った男の匂い。

    首筋の髭は男らしく、自分を見下す厳ついヒデアキの目が恐ろしく、聳え立つ巨大な崖のようなヒデアキを前に、自分のちっぽけさを思い知りながら、巨大な影の中で呆然と立ち尽くんでしまった。

     

     

     

     

    ヒデアキ「なにやってんだ。土下座しろ虫けら。踏み潰すぞ。」

     

     

     

     

    ヒデアキの、いっそう野太い声がびりびりと響き渡り、青年は次の瞬間土下座して命乞いする。

     

    どうか助けてください、潰さないでください

     

    と声を張り上げるも、降ってくるのはあきれはてたようなヒデアキの爆笑だった。

     

     

     

    ヒデアキ「がははは。マジでちっせーなぁ。」

     

     

     

    と、青年を無造作にまた摘まみ上げ、ベッドに腰掛けると陰毛のジャングルの中に放り込んだ。

     

     

     

     

    そのまま校庭の様に大きな背中を無造作にベッドに横たえると、

     

     

     

     

     

     

     

     

    ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんっっっっっっっ

     

     

     

     

     

     

     

    と、激しい揺れを巻き起こしながらヒデアキの巨体がベッドに倒れた。

    青年は陰毛に捕まって必死になって揺れに耐える

    周囲に漂う濃すぎる汗の匂いと雄の香りに、青年はまたもくらくらと魅力に飲み込まれて行ってしまう。

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「ほら、ご奉仕してみろ虫けら。」

     

     

     

     

    と、ヒデアキの命令が飛ぶ。

    もちろん断ることはできない。

     

     

    青年は意を決して、濃い陰毛のジャングルをかき分けた。

    足の踏み場もないほどに茂ったジャングルは、進むのも一苦労で何度も陰毛の中でつっかえ、転び、動けなくなっていく。

    そのたびに巨大な腹がぐらぐら揺れるようにヒデアキとショウダイが爆笑し、そんな屈辱の中でも虫けらのように這って巨根にたどり着くことしかできない青年。

     

     

     

     

     

    ショウダイ「やべぇW抱きつくぐらいちっせーじゃねぇっすかコイツw」

     

     

     

     

    ヒデアキ「妙な気分だよなぁ…虫けらが俺の身体で四苦八苦してるのって。」

     

     

     

     

     

    青年はやっとのことで大蛇のように陰毛の森の中で眠る、ヒデアキの巨根の元にたどり着いた。

    萎えて横たわるその大きさたるや、5cm程度の青年の二倍はあり、太さも青年の腰よりもずっと太い。

     

    水族館で見たイルカよりもずっと大きく、太く、長いその巨根は、萎えて寝ころんでいるというのにずっしりとした重さと耐えがたい臭気を放って真っ赤な亀頭を晒している。

    その亀頭すら青年の一抱えはあるような大きさ。

    酒によって発散される汗と熱気に交じって、強い雄の匂いと汗と尿が混じったしょっぱい匂いが空気の中にずっしりと漂っている。

     

    その下の、これまた青年が一抱えにしなければ持ち上げられないような大きさの睾丸がずるりずるりと胎動する様は、ヒデアキがこの瞬間も最高速で精子を生産し続けている証拠だ。

     

    振り向けば、ベッドの枕に頭を預けて後ろ手に手を組み、ニヤニヤと青年を見下すヒデアキの整った顔があった。

    一重の鋭い瞳は萎えた巨根に翻弄される青年を見下し笑っており、がっしりとした鼻筋と大きな口は酒に酔っていても男らしくきゅっと締まっており、がっしりとした眉毛とツーブロックなハードな髪形がとても男らしい。

    その巨大な顔は、青年から見れば気球のように大きく、太い首だけでもまるで道路のような幅だ。

    道路の先に横たわる、家よりも巨大な顔。一瞬想像してみて、その大きさに改めて恐怖する。

     

    太い首の真下の豊満な胸筋は、完全に人間ではなく地形でしか表現できないほどに大きく、登るのに苦労しそうに盛り上がった胸筋はお城の石垣のような高低差だ。

    呼吸に合わせて上下していなければ、とてもそれを生き物だと思えないだろう。

    胸筋の真横からせり出した、フェリーのように大きな広背筋。

    黒々とした胸毛が、その広背筋と胸筋の崖の中央に黒々と生えた腋毛のブッシュにつながっている。

     

    黒い毛がぼこぼことした地形を走り、山脈のように盛り上がった腹筋を経由して、陰毛のジャングルへ。胴の大きさは、本当にタンカーのようだ。

    胸筋までの距離感が、電車1両分以上ほどに長く、走っても胸筋へすぐにはたどり着かないだろう。

    全身はアルコールで発汗し、遠慮なく汗と雄のフェロモンをまき散らしながら青年を見てあざ笑っている。

     

    青年はヒデアキと目が合わないように一瞬で目を逸らし、亀頭を持ち上げようとした。

    しかし、

     

     

    青年「んー---!!!」

     

     

    満身創痍という事もあるが、一抱えもある大きくて太いヒデアキの巨根は重すぎてとても持ち上げることができない。

    仕方ないので犬のように這いつくばり、その鈴口をちろちろと舐める。

     

     

    ヒデアキ「お前、犬みてぇだな。」

     

     

     

    瞬間、

     

     

     

     

     

    びくっ!!!

     

     

     

     

    と、亀頭が反応した。

    反応は小さく、感じているというよりも反射に近いものだった。

    その証拠にヒデアキは全く動じていないように電車よりも太い腕を持ち上げ、一息にビールを飲み干している。

     

    やや敏感になっている亀頭に、青年は無我夢中で吸い付き、両腕に先走りを纏わせてさする。

    自分の顔より大きな亀頭から吐き出される先走りに塗れ、持ち上がらない亀頭を全力で抱き上げるようにさすり続ける。

     

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「おぉ…いいじゃねぇか犬っころ。せいぜい気張れ。」

     

     

     

     

     

    熱い亀頭は、ゆっくりと弾力を持ちながら、徐々に重量感を持ちつつも、

     

     

     

     

     

    ぐぐぐぐぐ…

     

     

     

    と、大きくなっていく。

    巨根はあっという間に青年のはるかに手の届かないところまで大きくなり、その大きさを前に唖然とするしかない。

     

    巨根は大きなカリ首を晒したズルムケの巨根で、今までヒデアキが何百人もの女を泣かせてきた赤黒い巨根だ。

    太さは神社の大樹のように大きく、たとえ抱き着いても腕を回すことができない。

    熱波を感じるほどに熱い温度を放ち、太いツタのような血管をいくつもまとわりつかせ、その重量感はビクン、ビクンと蠕動するたびに足元の皮膚がぐらぐらと震え、睾丸も震えるのが分かる。

     

    その重さをもろに食らえば確実に死ぬことが予想できるような、そんな巨根

    青年は何もできず、ただ茫然とするしかない。

     

     

     

     

    ヒデアキ「ほら、どうするんだよ。」

     

     

     

     

    ヒデアキは煙草に火をつけながら、戯れに腰を振った。

    ヒデアキの筋肉が大きく動いて、青年が立っている熱い地面がぐんっと動くのを感じてそのまますっ転んでしまった。

     

     

    次の瞬間‼‼‼

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    びたあああああああああああああああああんんんっっっっっっっ!!!!!

     

     

     

     

     

     

     

    と、巨大な破音を立て、陰毛を押し潰して巨大な肉塔が倒れてきた!!!

    臍や腰骨をはるかに超える巨大な肉塔は、腰降りに合わせてしなり、肌に波紋を建てながら押し倒れてきた。

    その重量感たるや、自動車の衝突かと思う程の衝撃と、重々しい音だ。

    青年など簡単に、巨根一本で踏み潰してしまえるその大きさの差に青年は絶望しながらも、激しく揺れるヒデアキの巨体を上を頭を押さえながら張って陰毛の中を逃げまどうしかない。

     

     

     

     

    青年「うわあああああ」

     

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「がははははwこりゃ面白れぇや!!!!」

     

     

     

     

     

    ヒデアキは自慢の腰降りを繰り返して、何度もびたん、びたんと巨根を自身の身体に叩きつけ、そのたびに逃げまどい、巨根に弾き飛ばされる青年を見て大笑いした。

    しかし、それを何回か繰り返しているうちに、

     

     

     

     

     

    びきっっっ・・・びきっっっ・・・

     

     

     

     

    と、巨根は腰を振っても動かないほどに硬く屹立し、腹筋にへばりつくようにそそり立った。

    青年から見れば、まるでクジラが陸に打ち上げられて喘いでいるような巨大すぎる巨根。

     

    その発する熱と鼻孔の奥を破壊する臭気は、青年をふらふらと立ち上がらせる。

    鈴口から漏れ出る先走りは風呂桶一杯分の雫を垂れ流しながら、ヒデアキの褐色の皮膚の上に川を作っている。

     

    青年はフラフラになりながら、その先走りの本流を浴びながらも鈴口に深いキスをした。

    本来は排泄口である鈴口を必死に舐め、舌を入れて恋人のように深く求め、全身を噴き出す熱い先走りに濡らしながら頭より大きい亀頭に寄り添った。

     

    ヒデアキの性的興奮というそれだけの行為だけで、自身の今までの恋や好意が全て塗り替えられ、犯しつくされていく感覚。

    肉体的にも精神的にも、目の前に横たわる巨根は青年よりはるかに偉大であり、

    同時にその巨根を持つヒデアキはその主人でさらにはるかに天井の存在だった。

     

    完成された肉体、完成された容姿、完成された巨根

     

    そのすべてに人権も感覚も、何もかもを押し潰され、自分はヒデアキの巨根とはいえ、たった一人の性行為に陥落し、そのために使役されるより脳のない虫けらであることを思い知らされていく。

    それと同時に、

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「ふーっっ…ふーっっ…」

     

     

     

     

     

    ヒデアキの荒い息遣いが響く。

    ショウダイですら目を見張るほどに、性的に興奮するヒデアキ。

     

    虫けらサイズとはいえ、一人の男が自分のちんぽを前に完全に服従しきっている様と、その哀れな小ささは巨根の半分にも満たず、それでも必死に奉仕するその感覚にヒデアキも興奮が高まっていく。

     

    大きな手で巨根を掴むと、一心不乱に、ショウダイが見ていることも気にせずに巨根を扱きだす!!!

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「お”お”お”お”っっっっっっっ!!!!!!!!!」

     

     

     

     

     

     

    ヒデアキの野太い雄たけびに塗れて、ぐちゅぐちゅと巨根を扱く音がエロティックに室禰位に響き渡る。

    ヒデアキのマッチョな身体が性の快楽に躍動し、分厚い身体に玉のような汗がしみ出して、男らしい剛毛を伝って流れていく。

     

    青年は殆ど地殻変動のような揺れの中で、ヒデアキの巨体がシーツを跳ね飛ばし、

     

     

    びくんっっっっっっっ!!!

     

     

     

    と震えるたびに快楽に身をよじる様にあっけにとられた。

    青年サイズのシーツの皺を太腿が薙ぎ払い、ビクンと身体が跳ねるたびに湧き上がる男の匂い。

     

    巨根はもはや塔のように聳え立ち、無意識のうちに地震のように突き立てられる縦揺れはヒデアキの激しい腰降りだった。

     

    あまりに激しいその揺れの中で、青年は巨大な指に摘み上げられ、

     

     

     

     

     

    青年「うわ、うわああああああああ」

     

     

     

     

    今高速で、触れれば間違いなく全身バラバラにされそうな勢いで扱いている巨根の鼻先に吊り下げられてしまう。

    ヒデアキは全身を高揚させ、巨根を激しくしごきながら、陰毛の中でしゃがみこんだ虫けらを捕え、巨根の目の前に差し出し、吹き散る先走りをぶつけながら、

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「いくぞ虫けらああああああああああああっっっっっっっ!!!!!!!!!」

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    と、野太く咆哮した!!!!!

     

     

     

    次の瞬間‼‼‼‼

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    どぴゅううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!

     

     

     

     

     

    どぴゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!

     

     

     

     

     

    どぴゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!

     

     

     

     

     

    ぼたぼたぼたぼたぁ!!!!!!!

     

     

     

     

    ばしゃ!!!!!!!

     

     

     

    だだだっ!!!!!!!

     

     

     

     

     

    びゅ!!!!!!!!!びゅ!!!!!!!!

     

     

     

     

     

     

     

     

    ヒデアキは遠慮なく青年に、もう本日何度目かすらわからないにもかかわらず熱く濃い白濁を思いっきりぶっかけた。

    射精はヒデアキの褐色の肌を何度も染め上げ、ベッドの向こうの壁面すら汚しながら、ヒデアキのヤンチャな子種を遠慮なくまき散らしていく。

    何十回打ち上げても萎えることのない花火は、ヒデアキが満足するまで何度も、何度も打ち上げられ続けていく

     

    青年はそのまま白濁と共にヒデアキの腹に落ち、白濁の流れるままにベッド上に落ちた。

     

     

     

    青年「ごほ…ごほ…」

     

     

     

     

    白濁の奔流から脱するとそこには

     

     

     

     

    青年「あ・・・あぁ・・・」

     

     

     

     

     

    真っ白なベッドの平原が、学校の校庭の何倍もの広さで広がっており、その中央に、ヒデアキの巨体の形に大きくへこみ、シーツの皺がなぎ倒された巨大すぎる人型が見えた。

    いや、青年のちっぽけな視野では感じられないだろう。

     

    しかし、その人型は汗の形と白濁の雫に象られ、青年はヒデアキのあまりの大きさを感じたのだった。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    青年「あ・・・あぁぁ・・・あぁ・・・」

     

     

     

     

     

     

     

     

    と、青年は跪き、そのままぴゅるぴゅると射精した。

    ヒデアキの射精とは比べ物にならない、弱弱しい射精でその場にへたり込んだ。

     

    何て偉大で、何て暴力的な

    その巨体の大きさに、青年は脊髄から脳まですべてを犯しつくされ、自分との大きさの差に一瞬で敗北を感じ取ったのだった。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    しかし、次の瞬間。

     

     

     

     

     

     

    ばたぁぁぁああああああああああああんんんん!!!!!!!!!!!

     

     

     

     

     

     

    どすん!!!!

     

     

     

     

     

    どすん!!!

     

     

     

     

     

     

    激しい音と、巨大な足跡。

    青年は気づかなかったが、ショウダイとヒデアキがシャワーを浴びて帰ってきたのだった。

     

    ヒデアキはそのまま大股でベッドまで歩いてくる。

    当然のように素っ裸で、筋肉質な身体に萎えた巨根をぶらぶらと揺らしながら、ショウダイと雑談し、青年を無視して、

     

     

     

    事もあろうに、青年めがけて座り込んできた。

    青年の目の前に、巨大な、巨大すぎるヒデアキの尻が!!!!!!

     

     

     

     

     

    青年「うわああああああああああああああああああああああああああああ」

     

     

     

     

     

     

     

    ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんん・・・・・・

     

     

     

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「・・・あのチビ助、どこいった?」

     

     

     

     

     

    ショウダイ「・・・・・・・●●●・●●●●●●・・・・?・・●●●●●●・・・!!!」

     

     

     

     

     

     

     

     

    青年は、運よく巨大な非部の谷間に潜り込んだようだ。

    シャワーを浴びたばかりとはいえ、熱気を放つヒデアキの巨体の中で身動きすら取れない青年。

    ショウダイの声はくぐもって聞こえず、ヒデアキの声だけがどうにか聞こえる

     

     

     

     

    ヒデアキ「まぁ、俺らのペットにでもするか。精子飲ませときゃ生きてるだろ。」

     

     

     

     

    ショウダイ「・・・・・●●●●●●●●●●●●・・・・」

     

     

     

     

     

     

    そんな中、

     

     

     

     

    ヒデアキ「あ、やべぇ。屁ぇ出るわ。」

     

     

     

     

    と、つぶやいた。

    青年は一瞬で状況を理解し、動こうと思った瞬間、目の前の非部がヒクリと動いたかと思うと、

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ぶしゅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    と、凄まじい奔流を浴びて、そのままヒクヒクと気絶した

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ヒデアキ「あ?尻の下にいたのかよお前。

     

    わりぃな、思いっきり屁ぇこいちまったわw」

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ヒデアキは立ち上がって、さっきまで吐いてたパンツ被せて

     

     

     

    ヒデアキ「ほーら虫けら、お前の寝床だ!

     

    優しいご主人様に感謝しろよなぁ、ガハハハハハハハハハハ…」

     

     

     

    と、大笑いした。

    青年は、そのあとずっと過ごすことになるパンツの中で気を失った

     

     

     

     

     

     

    <終わ臨海線直通>

    返信先: 奥津の短編集 #946
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    焼肉の後のお楽しみ

     

    24.10.14先行公開→25.02.02全体公開

    田舎のヤンキー風20代中盤のガテン系お兄ちゃんたちが大暴れするお話です!!
    どこにも属さない、雰囲気方言を生暖かく見守ってください\(^^)/


    ■■■■■■■■■■:10/10:サイズフェチ度
    ■■□□□□□□□□:02/10:IPD(体格差度)
    ■■■■■■■□□□:07/10:残虐度
    ■■■■■□□□□□:05/10:特殊度

     

     

     

     

     

     

     

    「「かんぱーい!!!」」

     

    2人の手に、当たり前のように握られた70リットルの大ジョッキが、ガツンと豪快な爆音を立てて合わさっていく。
    地方都市の焼肉屋に集まった、30代前の無骨な男たちは、やや安めながらも上質の肉を取り扱うこの焼肉屋に定期的に訪れることが習慣となっていた。

     

    山口「あー!!!やっぱのカルビはうめぇべなぁ!!」

     

    橋本「山口、お前リナちゃん呼んでねぇんけ?」

     

    山口「あいつ、今実家帰っとるけぇ、今日は俺だけっちゃ」

     

    橋本「あ、カルビこっちっす。あ、山口トング使えや」

     

    2人はでかい声でほぼ一息に、量にして25mプール数杯分はあろうかというビールを、ごくごくと飲み干していく。
    一般的な男性の首回りはおおよそ13m程度であるが、二人の筋肉質な首は17~20m程度もあり、そこに一気にプール一杯分のビールが流し込まれ、大きな喉仏がいかにも美味そうにごくりと上下する。
    すぐさま二杯目を注文し、あっという間に網の隙間を埋めるようにトングで肉を挟み、幅10m、厚さ50cm~1mはあろうかという肉を並べていった。
    巨大な油の泡沫がはじけ、濛々とした煙が上空の二人の鼻孔に入る。

    肉が焦げる良い匂いに混じり、やや赤くなった顔に、二人はどちらともなくタバコを咥えだす。
    山口は紙タバコ、橋本は電子タバコ。
    一様に手はごつく、手首は直径で7~9mはあろうかというサイズ。アクセサリーやゴツメのブランドの腕時計など、彼らが過ごしたヤンチャな青春の名残を感じさせる雰囲気に、大ジョッキ2つを片手に持ち、肉を運ぶ店長も呆れ半分で笑い出した。

    「お前らは高校生の頃からちっとも変わらんなぁ」

    と、笑う店長には、元野球部の彼らの在りし日の姿と、店にかけられた県大会の決勝で敗れた時の写真が重なって映る。

    彼らは野球部の同期で、山口は一時専門学校で上京したが今は地元に戻り、橋本はそのまま地元で就職して再度連絡を取り合い、同じジムに通いながら男同士の気楽な付き合いを果たす気楽なツレとして集まっている。

    2人は現場作業のブルーカラーであり、元野球部という下積みと、現在のジムが良いもあって一様にガタイが良い。
    平均身長も、山口は186m、橋本は180mと高身長で、本来2人掛けである幅120mの掘り炬燵式のテーブルに大きな尻を押し込み1人で座っているだけでも狭そうな雰囲気だ。
    野球部の下積みから作り上げてきた太い太腿が、高さ30mはある平均的な掘り炬燵の中に、ほとんど無理やり狭そうに押し込み、酒で高揚し汗をかいた彼らの服に張り詰めた筋肉が映る。
    しかし、むかしからキャッチャーをしていただけあり、山口のほうが一回り大きく見える。

    山口は白いブランド物のトレーナーに、シルバーのアクセ、太く筋肉質な太腿を目立たせたい為か、非常にタイトなジーンズという、いかにも地方都市でイオンで全て揃えましたと言わんばかりの格好。転がるブランドのスニーカーは30m程度と大きく目立っている。

    ばっちりとワックスをつけたツーブロックの髪型に、日サロで染めたような黒い皮膚。
    首は太く、トレーナーの襟首がギリギリで、トレーナーにはパンパンに張った胸筋が浮き出ており、太腿はタイトなジーンズに密着していても元野球部らしい大きな臀部をくっきりと映している。
    学生時代からよくモテたパッチリした目鼻立ちの整っている顔に、唇の上と顎に髭を生やし、ベルトには外に停めた中古の大型のヤンキー御用達の国産車の鍵がぶら下がっている。
    つまり、どこからどう見ても、元田舎のヤンキーである。

    一方、橋下の方も十分にごつい見た目を放っている。
    現場事務所から直接上がった橋本は、紺色の作業着に金髪、黒いぴっちりとしたインナーを下に着て、長い脚は筋肉で張り詰めてパンパンになっており、胸部も盛り上がる胸筋でグッと押されておる。
    現場で自然と真っ黒に焼けた肌に、根元がやや黒髪に戻っている短髪からやや伸びた程度の長さの金髪に切れ長の一重の風貌は、同じく太く発達した首と広い肩幅、盛り上がる分厚い胸筋と、作業着と相まって大変に厳つい。
    店外ではサングラスをつけていることもあり、さらに厳つい印象を放っている。
    橋本の安全靴も28m程度はある、やはり巨大なものだった。

    二人はしこたまに酒に酔い、運ばれてくる肉をどんどんその大きな口と太い首に押し込んでいく。
    大きな身体は、それぞれ工場での労働と現場での労働で、そして勢力盛りの都市もあってか底なしで、何枚も運ばれる10~20mもの肉をバクバクとその腹に納め、何杯ものビールを飲み干していく。

     

     

     

    山口「あはは~、こんだけ飲んだらまた腹でてしまうったい!!」

     

    と、ちょっとした丘陵地帯のように膨らんだ腹をぽん!!と叩く。
    山口は身体こそ筋肉質だが、最近彼女と同棲しているのと、元来の大食いがたたり一時期はかなり膨らんで肥満体寸前となっていた。
    最近橋本とジムに行き始め、ようやく高校生時代のような一個一個の瘤がテニスコートのようにバキバキに割れた腹筋…まではいかずとも、腹筋の影がうっすらと出始めてきたというのに、トレーナーをまくり上げると膨らんだ腹が盛り上がる胸筋の下にぽっこりと現れてしまった。

    その下のモッコリした赤色のブランド物のパンツから、黒々とした陰毛のジャングルが這いあがっている。

     

    橋本「んじゃお前、だいぶ前に脱毛行っとたじゃねーんが?」

     

    と、橋本が聞く。
    山口はニカッと笑いながら、

     

    山口「いやー、テストステロン値たけぇかなー、今じゃ腕も脚もすっかり元通りたいw」

     

    と、ジーンズをまくって見せると、男らしい剛毛がびっしりと生えそろっている。

     

    橋本「はは、どーせやっすいところ行って、途中からさぼったんじゃろ」

     

    山口「やっぱはずいっぺな。あとパチで擦った」

     

    橋本「リナちゃんなんも言わんとが?」

     

    山口「あはwパチで散財したんバレて半殺しにされたw」

     

     

    などとたわいもない話、仕事の愚痴で盛り上がったり、二人で力こぶを盛り上げて筋トレ具合の報告をしたり、大声で笑いあって駄弁った。
    二人ともすっかり顔を赤くし、灰皿には山のように電信柱サイズの吸い殻がたまっていく。

    が、縁も酣、〆のクッパとアイスを食べ、そろそろ出るかと二人とも爪楊枝を摘まんで旧知の店長に礼を言って外に出る。
    寒くなり始めた空気に、酔いで火照った身体が心地よい。

     

    二人とも繁華街と住宅地の中間にある馴染みの見せであり、もう深夜で、店長と顔見知りという事から車を駐車場において酔い覚ましに住むアパートに向けてどちらともなく歩き出した。
    暗い夜道に二人の煙草の光が蛍のように灯る。

     

    途中の空き地で、

     

    山口「小便」

     

    と、豪快に電柱に向けてチャックを下ろした。
    モッコリとパツパツに張り詰めたパンツの中から、電車よりもボリュームのある15mサイズであっても萎えた巨大な逸物を摘まみ出し、豪快に電信柱に小便をひっかけていく。
    橋本も同じように作業ズボンから逸物を出すと、これまた15m級のサイズの太く使い込んだ亀頭から、いたずらっこのようにはにかみながら小便をひっかけていく。

    アスファルトの上に大きな川を作り、畔に向かって流れていく小便を黙って二人とも眺めながら、

     

     

    「「・・・あれ、行くべ?」」

     

     

    と、同時に切り出した。
    二人はニヤッと笑うと、山口が住んでいるアパートと橋本の住んでいる社員寮とちょっと違う方向に足を延ばし、二人でニヤッと笑った。
    それは酒に酔いながらも、雄の顔を出した凶悪な、しかし悪戯を思いついた子供のようなヤンチャな笑顔であった。

     

     

     

     

    ■■■■

     

     

     

     

    打って変わって真昼の大都市圏。
    摩天楼が立ち並び、大通りに面して背の高いビルが何棟も軒を連ねている。
    大通りには昼飯時に多くの余裕のありそうなサラリーマンやOLが歩き、多くの車でごった返す駅前にはひっきりなしに電車がついている。

    そんな上空に、

     

     

    ぬっ

     

     

    と、大通りの中心に大きな影と共に上空に、30mはあろうかと言う大きなスニーカーが出現した。
    真下の影に入った車が何台もストップし、歩道はいきなり宙に浮かぶスニーカーに大パニックになる。
    皆あんぐりと口を開け、その上空に浮き出たブランドの、やや吐き潰された風のスニーカーを凝視する。

    と、突然、さらに反対の足のスニーカーが出現し、その先に細身であろうジーンズを筋肉でパンパンにした巨大な脚が、いきなり現れて道路に振ってくる。
    次々に構成されていくように、ブランド物のトレーナーを着た大柄そうな男性のシルエットと太い腕が写り、やがてその上空に、田舎にいそうなヤンキー然としたくっきりした顔立ちの髭を生やしたヤンチャそうな巨人の男が、ビルを跨ぐような大きさでぬっと上空に現れたかと思うと、

     

     

     

     

    ずっどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!

     

     

     

     

     

    と、爆音を立てて大通りに飛び降りてきた!!

    大通りはもはや陥没どころかクレーターのようにめくれ上がり、周辺の街路樹は根元から折れ、真下の車やバスは横転して吹き飛んで周囲のビルの地階に突き刺さったり、吹き飛んで周辺のビルの低層部に衝突し、いずれも爆発。
    まるで波動のような衝撃波が、巨人の着地と同時にビルを襲う。
    着地のために屈んだ巨人の上半身ほどの高さのビルの谷間を、まるで波紋が伝わるように、次々と窓ガラスが割れて吹き飛び、看板が消し飛んで、台風の中の木のようにビル全体がゆっさゆっさと揺れ出す。
    その後追いで、車やタクシーが吹き飛び、当然のように人も吹き飛んで無慈悲に道路やビルに突き刺さっていく。

    巨大なスニーカーが地面を踏み締め、巨人がゆっくりと顔を上げると、

     

     

     

     

    山口「・・・へっへ~。小人ちゃん達ぃ、でっかいお兄さんの参上だべ~?」

     

     

    と、野太い声でニヤッと笑いながら、ゆっくりと身体を持ち上げていく。
    どうにか吹き飛ぶのを免れた人々が、ゆっくりと立ち上がっていく巨人の大きさを見て、息をのむ。

    まるでビルが建て上がるような、タンカーが巨大なクレーンに釣られているような、圧倒的過ぎる大きさ。
    それはこの国一番の繁華街に軒を連ねる高層ビル群が股座の下に収まってしまいそうな、屈んだ巨人にとってビル群がまるでテーブルか何かのサイズになってしまったかのような大きさで、多くのビルや人々をその巨体の影の下に隠してしまう。

    やや赤ら顔の巨人は、その熱い体温とアルコールの匂い、やすそうな香水と汗の匂いの混じった若々しい男の匂いをは立ちながら、都市の中に立てばまるでミニチュアの中にいるかのように、都市全てを睥睨する高さになった。

     

     

    「…」

     

     

    あまりの事態に人間たちはしばらく黙っていたが、その巨大すぎるスニーカーが、まるで煙草の箱のようにバスを踏み潰していることに気づいて、

     

    「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
    「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
    「ウッワアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

     

    とピーピーと悲鳴を上げながら、まさに蜘蛛の子を散らすように逃げまどい始める。
    巨人は鼻をすすり上げながら、足元を逃げまどう人間を見てニヤッと笑うと、

     

     

    山口「…へへ、ほぉら、都心住みの虫けらちゃん!!!遊んでくれやぁ!!!!

    おらぁ!!!!!!!」

     

     

     

    と、片足を振り上げる。
    筋肉質な脚が、より太く、ぐっと膨らみ、臀部に力が籠められ、細めのパンツからよくその形を映し出しながら、長く太い肩足を振り上げると、

     

     

     

    どがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんん!!!!!!!!!!!

     

     

     

    と、爆音と共にビルを蹴り上げた!!
    巨人の脚の太さにも及ばないビルは、数棟まとめてその強靭な蹴り上げを側面から食らった。
    中で衝撃波で割れた窓と山口が巻き起こした地震で大混乱であったビルのオフィスの人間ごと、どてっぱらから踏み砕かれるように一瞬で蹴り壊され、隣の棟とその隣の棟を巻き込みながら、巨大な脚によって木っ端みじんに破壊されてしまう。
    巨大な瓦礫が道路に降り注ぎ、ビルは倒れ落ちることもなくくずおれるかのようにその場で粉砕されて巨大な土煙とがれきの塊となっていく。

     

    しかし、巨人の山口の蹂躙は、そんなことで少しも揺らぐことはない。

     

     

    山口「ほぉらどおしたクソチビどもぉ!!!ご自慢の巣を全部壊しちまうぞおらぁ!!!」

     

     

    と、欲望をむき出しの山口。

    オラついた口調で周辺の目でついた建物全てに、蹴りを入れて踏み潰していく。
    巨大なスニーカーが、通りに衝撃で浮き上がり横転したバスや車を容赦なくぐしゃりと踏み躙り、そのままビルのどてっぱらを粉々に蹴り砕き、当然のように腰を抜かして虫のように這う人々をも踏み潰していく。
    それも狙いをつけたように。

     

    その山口の巨体は、山口たちの社会からすればやや大柄であるだけだが、この世界ではビルを揺るがし、歩くだけで地響きと振動を巻き起こし車を横転させるほどに重い。
    その太い太腿は、女性のウェストに迫るほどに太い程度であったのが、高層ビルよりも太いタンカーサイズになり、4人掛けの席ではやや狭い程度であったデカい尻は、ちょっとよろけてビルの屋上と接触するだけで接触した部分を丸ごとえぐり潰してしまうガスタンクサイズとなっている。
    当然その体重は、この世界においては歩くだけで舗装は陥没し、地割れが起こり、液状化を発生させる災害サイズ。
    山口はその歩くだけで周辺を混乱と壊滅を巻き起こす怪獣か破壊神になったような高揚感でますますハイになっていく。

     

    ただ歩くだけで大パニックを生じさせ、都市機能をマヒさせるほどに巨体となった山口。
    実は山口自体は別に巨大化もしておらず、ただただ小人の世界に来れる「店」を利用して遊びに来たに過ぎなかった。
    この「店」を介して、小人の世界に来て好き勝手出来る店は、山口と橋本のお気に入りだった。

     

    昔は部活の後に来て、野球ユニフォームのまま、小人たちに有り余る体力と凶暴性をいかんなく発揮し、芽生え始めた征服欲とサディステックな被虐欲を満足させ、自分達の田舎とは比べ物にならない小人の大都市を征服し尽くす感覚に酔い、不幸にも生き残った小人を遠慮なく喰らってプロテインとしたものだった。

     

    しかし今でも、二人のお気に入りのストレス発散として、特に田舎に住んで燻っているというコンプレックスを、毎回小人の大都市を徹底的に破壊し、問答無用で蹂躙し尽くすことによって無意識的に解消していることに無自覚なまま、二人でジム帰りや飲みの帰りにふらっと立ち寄っては、どことも知れない小人の大都市を毎回のように再起不能になるまで破壊していた。

    しかも、まるで初めて巨人が襲撃したかのような場合もあれば、過去に何回も巨人に襲撃されてちんけな武装で必死に抵抗している場合もあり、入店時によってそれがランダムなのが面白い。
    店長の話では、一度接続した世界は大方の都市が客によって破壊し尽くされるまでは使い回すとのことなので、今日のような巨人の襲撃に慣れていない世界はラッキーだ。
    皆腰を抜かし、初めて見る巨人を前にどこに逃げればよいかもわからずバカ面で踏み潰されていくのは山口の征服心をどんどんと高めていってくれる。

     

    山口はにやにやと笑いながら、煙草を吹かし、ポケットに手を突っ込んだ余裕の表情で通りの人々を追立て、その側面のビルを蹴り崩していく。
    瓦礫に押し潰される小人に、瓦礫に塞がれて立ち往生しパニックになる小人。
    スニーカーと、山口からすれば一跨ぎにも満たない小盛の瓦礫を前に絶望する小人に煙草の煙を吐きかけて、

     

     

    山口「も~逃げねぇのかクソチビ共?じゃ、処刑な!!」

     

     

    と、フルパワーで踏み潰してやった。
    周辺のビルがぐわんぐわんと揺れ、巻き込まれて倒壊し、踏み潰された小人はもはやシミすら残らず、山口が踏み潰したエネルギーの中で蒸発してしまう。

    たまに大きめのビルがあると、屋上に手をかけ、腰をかがめて背の低い女の子の顔を覗き込むように、ビルの中を拝見する。

    半分ガラスが割れ、山口が歩くことで生じるぐらぐらとした揺れに耐えながら机の下に避難している小人たち。
    何が起こったかもわからず、地震だとばかり思っていた小人の目に、窓ガラスの外から覗き込む巨大な、天井と床の高さよりも大きな直径の、山口のくっきりとした二重の瞳がぎょろりと除き揉む。

     

     

    「…?????!!!」
    「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアナンダコレェエエエエエエエ」

     

     

     

     

    フロア中に響く絶叫。
    山口のぱっちりとした二重の皺や、長めのまつげ、茶色の、アルコールでやや血走った瞳がぎろりと覗いている。
    そのもっと下のフロアには、むっちりとした唇と、フロア中丸呑みしてしまえそうな大きな口の上下に生えた髭、そしてバスサイズの煙草が咥えられ、息を吐く度に紫煙とアルコールの匂いが漂ってくる巨大な口に絶叫をあげていたが、次の瞬間、

     

     

     

     

    山口「…………ぷっ…………!!!がはははははははは!!!!!!!」

     

     

     

     

    と、野太い爆音が響き、口の前のフロアはその爆音と風圧に爆散し、分厚い身体を揺らして笑う山口に、ビル全体もグラグラと揺れた。
    後ろから見れば、白い分厚い生地のトレーナーも持ち上げる筋肉質な背中が、腰を折り曲げ空母のようになり、ビルより太い太腿がぴっちりとしたジーンズに張り付き、周辺の屋上よりも高い位置にガスタンクのような巨大な尻をくっきりと際立たせている。

    その背中が小刻みに震えたかと思うと、赤い顔の山口は覗き込んだ小人に拭きこみ、何がツボに入ったのか、腹を抱え目に涙を浮かべて笑い出した。

     

     

    山口「あははははははは!!!スーツ着てご立派なカッコし取るくせに、まるで虫の巣だべ!!!!」

     

     

     

    と、ずぶっと指をフロアに突き刺した。
    フロアはたちまち、節くれだらけの巨大な指に蹂躙され、デスクもコピー機も、もちろん小人も巨大な指にフロアや天井ごとなす術もなく潰されていく。

     

     

    山口「へへ、ゴミのくせにゴミに住んでんじゃねぇ!!!」

     

     

    と、指を湯っこ抜くと、また高層ビルのどてっぱらに遠慮なくスニーカーを蹴り上げ、そのまま振り下ろした!

     

     

     

     

    ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんっっっっっっっ!!!!!

     

     

     

     

     

    と、ビルはそのまま中層が破壊され、達磨落としのように上階が崩れ落ち、下層へなだれ込んでいく。
    巨大な砂ぼこりが周辺のビルを巻き込んで破壊される中、山口はまだまだ満足しないのか周辺のビルを、小人を、通りを、全てを見下しながら腕を組み、

     

     

     

    山口「おあらぁ!!!クソ虫!!!!ご自慢の大都会を、ぜぇんぶ破壊してやるっちゃ!!!!!」

     

     

     

    と、雄叫びを上げた。
    まるで威嚇するかのように、現場と筋トレで鍛えた筋肉をパンプアップさせ、アルコールの酩酊の気持ちよさも混じって、全身に血液がぐんぐんと回る快感に山口はどんどん紅潮し、
    その結果、もっと大量に、残忍に、容赦なく小人を踏み潰してぇ!!!と興奮しだす。

     

    そして、山口の股間もまた、全身のパンプアップに呼応するようにむくりと鎌首をもたげ始める。
    そうでなくても大きな尻とタイトな股下で、まるで威嚇するかのようにモッコリとさせていた股間に急速に何万ガロンもの血流が流し込まれ、ご自慢の、高校を出て合コンをしまくってから筋肉とツラの良さとのセットで幾人もの女をひっかけた巨大な逸物がぐんぐんと反応しだす。

     

    山口は、トレーナーの上からでも分かるような筋肉を晒しあげ、暑くなったのかジーンズを捲りあげその毛脛を豪快にさらし、巨根の勃起で腰骨あたりまでズロンと盛り上がるのを隠しもせずに、むしろ見せつけるように歩き出し、また隣のビルに思いっきり蹴りを入れた。

     

    ■■■■

     

    どかん!!!

     

     

    どかん!!!

     

     

    と山口がビルというビルを破壊し、高速道路をなぎ倒し、駅を踏み潰しして進んでいく。
    すっかり興奮しきった山口の股間ははち切れんばかりに盛り上がり、振り返って自分が破壊し尽くした大通り沿いを見てニヤニヤと笑っている。

     

    今や現れたターミナル駅周辺3つと地下鉄駅周辺二つを容赦なく踏み荒らし、周辺のビルをほぼほぼ壊滅させ、低層ビル周辺はジャンプして地団駄を踏んだり、トレーナーの汚れも気にせず寝転がってゴロゴロと転げまわったりで、その大きな背中と太腿で周辺全てを薙ぎ払っていた。
    また大きな駅を見つけて、山口はにやりと笑い、駅に背中を向けると、

     

     

     

    ぬっっっっっっっ…

     

     

     

    と、駅を覆いつくすような双球の影を晒す。
    山口の形の良い、元野球部というのがありありとわかるガスタンクサイズの尻の影に隠れてしまう小人の駅と、その真下に1000匹はいる小人たちの絶叫。

     

     

     

    山口「どっかにいい座布団ねぇかぁ~???クソ虫がたっぷりいるようなさぁ~?」

     

     

     

    と、ロータリーを容赦なく踏み潰しながら、ゆっくりとスクワットの要領で腰を下げていく。
    現役時代の筋肉に加え、筋トレと多少の脂肪が増えより大きくなった尻は、一瞬で駅の面積の全体を覆い尽くしてしまい、サイレンの明かりが身体の下できれいに目立った。
    どんどん濃くなる影に、小人の目の上に振ってくる巨大すぎるケツ。

    山口はしばらく悲鳴や警官の避難誘導、泣き声をたっぷり聞いてから、

     

     

     

    山口「みぃっけ♪」

     

     

     

     

    どしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!!

     

     

     

     

    どがん!!!!どがん!!!!!!!

     

     

     

     

    ーーーーーーーおおおおおおおおおおおおおんんんん・・・・・・・・・

     

     

     

     

     

    と、大きな尻で駅を押し潰していた。
    そしてそのまま、自分の背中より小さな雑居ビルが乱立する、膝下程度の草原のような低層ビル群に背中を傾け、

     

     

     

     

    ずしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!

     

     

     

     

    べきべきべきべきべきべきぃぃぃぃぃ!!!!!!!

     

     

     

     

    どがあああああああああああああああああんんんんんん!!!!!!!

     

     

     

     

    プープープープープー…

     

     

     

     

     

     

    と、ゴロンと転がった。
    盛り上がる身体は、それ自体が山脈のようだ。
    胸筋と股間が盛り上がった身体を晒し、トレーナーやズボンのあちこちに赤いシミをつけながら、あちこちで煙の上がる都市に寝ころび、小人の駅を一瞬で壊滅され、何百匹も押し潰しながら少しの眠気とそれを弾き飛ばすような股間のイライラで気持ち良いまどろみを楽しむ。

     

    そのまま駅の隣の無事なエリアに、大きくて長い身体を転がす。
    巨体に枯葉のように押し潰されるビルやバス、街路樹に雑居ビル。巻き込まれて潰されていく小人たち。

     

    うつ伏せになった山気値は、盛り上がった股間をついすりすりとこすりつけてしまう。
    小人の絶叫とプチプチと潰れる感覚が心地よく、つい小人満載のバスやモノレールや電車を見上げると、ぱんっぱんのズボンをずり下げ、もはや余裕のないパンツの中に放り込んでいく。

     

    先ほど放り込んだバスと電車の中身の小人は、へしゃげた車内から逃げ出し、アルコールで体温の高くなった山口のあまりに雄臭い股間の中で逃げまどったり、ふいにプチっと潰れて痛快な刺激を与えていた。
    が、寝転がったパンツの中、巨大な亀頭と竿周辺でブチブチと潰れては、山口の快楽のために無遠慮に磨り潰されていく。

     

    自分の臭いパンツの中で情けなく捻り潰される小人を想像すると笑いとムラムラが止まらない。
    股間どころかケツの穴周辺で無様に死んだ都会のエリート小人サラリーマンと考えると、郊外のマッチ箱のようなちっぽけな巣にいる奥さんとガキまでケツかチンコで磨り潰して対面させてやりてぇなぁとサディスティックな妄想に囚われ、余計に周辺を転げまわって暴れたくなる。

     

    デカいスニーカーをマンションに向けて踵落としして粉砕させ、そのまま通り沿いにスニーカーを滑らせて何もかもぶっ潰していく。

    一瞬で駅の周辺を壊滅させ、起き上がりながら股間を揉みしだき、暑くなったとトレーナーに手を掛けた。

     

     

     

     

    ばさっ…!!!

     

     

     

    小さ目の住宅団地が造成できそうな面積のトレーナーが脱ぎ去らわれ、そこら辺のビルに掛けられる。
    ついでに靴も脱ぎ、スニーカーソックスも丸めてそこらへんにポイと投げ、それぞれがビルを押し潰し住宅を崩壊させていく。

     

    たっぷりと汗をかいたインナーを脱ぎ捨てると、先ほど焼き肉屋で晒した、やや脂肪はついてはいるが一般的に見れば十分にマッチョな上半身が秋風に心地よくさらされた。
    大きく丸い肩幅に、盛り上がった胸筋。
    瘤がうっすらと浮かび上がる腹筋に、パンツからはみ出た陰毛が胸元の小さな茂みまで続いている。

     

    力瘤を浮かべた太い腕で、そのままズボンにも手をかけ、よろけて周辺を踏み潰すのも気にせずにズボンを脱ぎ去り、どうせ誰も盗りやしねぇと財布もスマホもそこいらに放り投げた。
    野球部時代に鍛え尽くした太い太腿には今、まだ手ごわく居座る脂肪がついておりより太ましく、太腿まで全体的に足を覆う剛毛が男らしい。

    20代中盤の、体力も性欲もまだまだお盛んなその巨体は、中心でサーカス並みのテントを張るパンツ以外素っ裸になって、小人の世界を蹂躙していった。

     

    汗をかいた足指で、小人やバスを容赦なく踏み潰す快楽。
    最近どんどん大きくなってきた自慢の筋肉を小人に見せびらかす快楽。
    それに何より、絶対に変えようもないサイズの差を見せつけながら一方的に都会の小人を容赦なく蹂躙する快楽に、すっかりパンツの腰骨あたりが先走りでずぶずぶに濡れてしまっている。

     

    そんな中、橋本との事前に打ち合わせた合流地点が見えてきた。

     

     

     

    橋本「おっす。すっかり準備万端か?」

     

     

     

    橋本は、橋本自身もすでにパンツ一丁で鍛え上げた身体を小人の街並みに見せつけながら、大きめのターミナル駅をケツで座り潰して煙草を吹かしていた。
    目の前の大きなロータリーは橋本の脛に薙ぎ払われてモニュメントの古い機関車もぺしゃんこに。雑然とした中層ビルが立ち並んでいたはずだがすっかり橋本に踏み潰されて全体がボコボコの足跡まみれになってしまっている。
    駅の奥側の再開発で高層ビルが建っていた周辺もまた、橋本に全て蹴り倒されて、高層ビルもモノレールも全て蹴り壊され、破壊され、巨大な瓦礫の山と化している。

     

    橋本もまた、パンツに大きなテントを張って興奮し、毛深い彼の全身に小人を潰した後をつけながらニヤッと笑った。

     

     

    山口「おぅ、いつでもカチコミに行ってやんべ。」

     

     

    と、山口も笑った。
    橋本が立ち上がり、大きな尻から瓦礫を叩き落とすと、二人は巨根をビンビンにいきり勃たせながら、この国の首都である最も大きなビルが立ち並ぶ一角めがけて進撃していく。

     

    巨人一体でもあっという間にターミナル駅周辺を破壊されてしまうというのに、2体が同時で暴れ出して全くもって小人には手が付けられなくなった。
    小人は航空戦力を投入するも、どれだけ打ち込もうにも二人の男性巨人には歯が立たず、蚊が払われるかのように追い立てられ、その大きな掌で本当に蚊のように挟み潰されてしまう。
    避難民はとりあえず巨人の反対側に逃げろと逃げまどうが、どうなると首都中央駅周辺は線路を跨げない小人が駅になだれ込んで大騒動になり、それが電車に乗れば逃げられると思った小人や地下に避難しろとの流言が飛び交ったことで地下に逃げ込もうとする小人が合流して大変な人混みとなってしまった。

     

    もはや制御不能な群衆に、ゆっくりと定期的な足音という名の地震が感じられるようになる。
    さらなる大パニックは、どんどんそれをかき消すような強い揺れに代わり、もはやパニックを飛び越えてみなその場にしゃがみこむことしかできなくなってしまう。

     

    揺れが大きくなるにつれ、周辺の高層ビルの窓ガラスが割れて降り注ぎ、信号や電柱が傾いて小人の中に倒れていく。

     

     

     

     

     

    ずしいいいいいいん・・・・・

     

     

     

    ずしいいいいいいいん・・・・

     

     

     

     

    と重苦しい地鳴りに交じり、巨人二人の野太い笑い声が響いてくる。

     

     

     

     

    山口「おらぁああ!!!早く逃げねぇと踏み潰すぞぉ!!!」

     

     

     

    橋本「おっせぇなぁ!!!おら死ねぇ!!!」

     

     

     

     

    と、巨体をゆすりながら、どう見ても楽しんでいるとしか思えない巨人たちが、駅から見える高層ビルの奥にそのシルエットを現したかと思うと、

     

     

     

    山口「へ~。俺らと同じぐれぇのデカさじゃん。」

     

     

    橋本「生意気だべ。処分決定じゃん。」

     

     

     

    との声とともに、

     

     

     

     

     

    どがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんnっっっっっっ!!!!!!!!

     

     

     

     

     

    と、激しい揺れが駅を襲う!!!
    駅周辺の高層ビル群と比較して、低層ではあるが歴史的な首都中央駅に、その巨大な瓦礫がゆっくり降り注いでくる!!!

     

     

    「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
    「ヒエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」
    「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

     

     

     

    と、小人の蚊の鳴くような絶叫をかき消すように、駅の東端1/3は高層ビルが倒れてきてそのまま瓦礫に容赦なく押し潰されていく・・・・

     

     

     

    激しい土埃に、一瞬絶叫とパニックが支配していた周辺が静かになる。
    生き残った小人が土埃の間に空を二上げた瞬間、

     

     

     

     

    ぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっ!!!!!!!

     

     

     

     

    と、激しい風が吹き込み、土埃が一瞬で吹き飛ばされる!!!
    そのまま上空を見ると…!!!

     

     

     

     

    山口「お~っす、都心の虫けらども。元気かぁ?」

     

     

    橋本「はっは~。たくさんいるっぺぇな?どうすっぺ?」

     

     

     

     

    「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
    「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

     

     

     

     

    黒山の人だかりを、大きなロータリーをその巨体の影ですっぽりと覆いつくす、二体の巨人が小人を睥睨し、君臨した。

     

    山口は、その巨大すぎる足で先ほどまでたっていた高層ビルの下層部をぐりぐりと踏み躙っている。
    高層ビルほども太さのある太腿や、通りよりも太い脛は毛に覆われ、周辺の中層ビルを簡単にまたぎ越せる部分でつながり、もはや汗と先走りでぐっしょりと濡れた大きなパンツに電車、いや、巨大船舶をぶち込んだような巨大なふくらみを隠そうともせずに晒している。

     

    陰毛のジャングルの上にそびえたつ、腹筋全体が隆起した下腹部はうっすらと瘤を浮かべ、その上空の大きな胸筋と分厚い空母のような背中が太陽を隠し、腕の付け根は黒々とした腋毛の森になっており、汗がぼたぼたと垂れてタクシーをペシャンコに押し潰す。

     

    筋肉で隆起した肩と、大きな力瘤を讃えた太く逞しい、男らしい腕周りに、太い首に、若々しい雰囲気と成熟した雄の雰囲気が同棲する20代中盤の男らしい顔を浮かべた巨人が、同じような筋肉量の巨人とともに、屈みこんで小人たちを見下ろしながら、股間の巨根を

     

     

     

    びくん!!!

     

     

     

    と跳ね上げさせた。

     

    橋本も足元の大通りのバスを、足指だけでぺしゃんこに踏み潰し、山口と同じように汗だくの筋肉質な身体を小人に見せつけるように睥睨し、同じように巨根をびくつかせる。
    高校時代、試合帰りのままのユニフォームで襲撃し、ズボンから引っ張り出した2本の巨根でその時用意された小人惑星の小人を絶滅まで追いやったヤンチャな二本の巨根は、今まさに目の前の数万の小人を美味そうに見下しながら、濃い先走りの涎を垂らしていく。

     

     

     

    橋本「やっべぇ、もう我慢無理だべ。」

     

     

     

    山口「おっしゃ!!!こいつら丸ごと使い潰しちまうか!!!!」

     

     

     

     

    と、山口は小人を跨ぎ越すかのように、大きな脚を伸ばす。
    タンカーサイズの巨大な脚が小人を横切り、ターミナルの一角に、無遠慮に振り落とされていく!!!!

     

     

     

     

    「ウワアアアアアアアアアアアアアアア」
    「ニゲロ!!!ニゲロオオオオオオオオオオオオオオオオ」
    「イヤアアアアアアタスケテエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」

     

     

     

     

     

    ずしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいんんんんんっっっっっっっ!!!

     

     

     

     

    ぶちぶちぶちぶち!!!!!!!!!!!!!!!!

     

     

     

     

    と、巨大な足の下で百人単位で小人が踏み潰され、バスが踏み潰され、地下街も踏み抜かれて周辺も崩落していく。
    歩くだけで大騒動、山口の足元は踏み潰された小人が爆散して血の池地獄であったが、そんなことは全く意に介さず、ドーム状の歴史的な低層のビルなど一瞥もくれてやらず、

     

     

     

    山口「おいしょっと」

     

     

     

     

    と、その巨大な尻を叩きつける!!!

     

     

     

     

    どかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!

     

     

     

     

    どしどしどしどしどっがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!

     

     

     

     

    べきべきべきべきべきべき!!!!!!!!

     

     

     

     

     

     

    と、轟音とともに一瞬で駅はそのむっちりとしたガスタンクサイズの尻に座り潰され、中や地下にいた小人も車両ごと一瞬で座り潰されていく。
    パンツの下に人割りと広がる潰した感覚と暖かさが、山口の張り詰めた金玉と亀頭にキュンキュンと刺激を与えていく。

     

    山口はそのまま、大きく足を広げてロータリーの小人を囲い込んでいく。
    小人から見れば、ちょっとしたビルサイズの太さもある、筋肉質で剛毛の生えた太腿に周辺を囲まれたような感覚に陥った。
    もちろんその下で踏み潰されていく小人も多数あり、気づけば、山口の汗の匂い漂う筋肉の檻の中に閉じ込められていた。
    踵のあたりでは、低層ビルよりも大きな足が聳え立ち、ひどく男らしい匂いを発散している。

     

     

    次の瞬間にまた大きく振動が起こると、橋本もまた山口の対面に座って、数万の小人たちは2体の巨人にすっかり囲われてしまっていた。
    それに気づいた小人はパニックになったが、もはや逃げることは不可能。
    巨人の足を登るには巨大すぎ、まるで自分が本当に虫けらになったかのような錯覚に、発狂しだす小人すら出始める。

     

     

     

     

    山口「はーい、オープン!!!」

     

     

     

     

    といった瞬間、

     

     

     

     

    べちんん!!!!!!!!!!

     

     

     

     

    と、山口の腹筋を叩く巨根が、とうとう空気中に解放され、ひと際雄臭い匂いを放ちながら天に向かってそそり勃った。
    ズルムケで使い込まれ変色した巨根は、先走りと潰した小人の汁でぬめぬめとテカっており、山口は大きな手で握ると、ぐちょぐちょと扱きだした。

     

     

     

     

    ぐちゃっっっっっっっ!!!!!!!!

     

     

     

     

    ぐちゃっっっっっっっ!!!!!!!!

     

     

     

    ぐちゃっっっっっっっ!!!!!!!!

     

     

     

    ぐちゃっっっっっっっ!!!!!!!!

     

     

     

     

     

    と、凄まじい淫音をたてるそれは、小人のバスよりも大きく、電車よりも太く、一般的なプレハブ住宅だったら鷲掴みに出来るほど大きな山口の掌であっても握るのがぎりぎりになるほどに太い。
    それが杭打機のような迫力で上下に扱かれると、山口の精悍な顔…と言ってもアルコールで赤く火照ってはいるが、それは快楽でとろんと気持ちよさそうに蕩けていく。

     

     

     

    山口「ほぉら、クソチビ共…でけえだろ…お前ら虫けらなんかよりもずっとデケェ、これがマジもんの雄じゃ・・・」

     

     

     

     

    と、見せつけていく。
    絶望に濡れ、もはや山口と橋本に消費されるのを待つしかない小人どもに、生物として、雄としての格差をひたすらに見せつけて、その希望も全て踏み潰して精神的にも蹂躙する感覚が、山口の巨根をさらに硬くいきり勃たせていく。

     

    先走りで濡れた掌を小人にかざし、何十匹もの小人を鷲掴む。
    指の間で爆ぜる小人や、掌の肉と肉の間で押し潰される小人、漏れ出てそのまま30m下に叩きつけられる小人など全く気にせず、容赦なく巨根にかざすと、

     

     

     

     

    ぶちぶちぶちぶち!!!!!!!!!!!!!!!!

     

     

     

     

    と、巨根で扱き潰していく!!!!

     

     

     

     

     

    山口「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!気持ちえぇ!!!!!」

     

     

     

     

    野外である事や、アルコールによる高揚感、小人の街を破壊し尽くし、小人に雄としての格差を見せつけながら、親友と共にオナニーのためだけに使い潰す快感に、思わず声を上げる山口。

    その巨大な尻も無意識のうちに動き、鋼鉄のように硬くいきり勃った巨根は握っていても熱いほどになり、一瞬で爆ぜ潰れた小人の刺激、一瞬でも生き残り、亀頭の上や雁首の隙間で動き回る例えようのないむず痒い刺激、とろとろの粘液と化して巨根と掌を満たして統べる刺激が、金玉と脊髄を駆け抜け、のけぞる程の刺激を与えていく!!

     

    女やマネージャーの痩せた男や後輩にぶち込んで性処理するのとは全く別の快楽、自身の全能感を開放する感覚が、小人を使い潰しているという感覚と重なって、強い強い刺激を与えていくのであった。

     

    そう思うと、もはや山口の手は止まらない。
    ロータリーの小人や地下街の小人を器用に掘り当て、鷲掴み、股間に、胸に、腋の下に、陰毛に、蟻の門渡りにと、汗ばんだ山口の分厚い全身に小人を容赦なく放り込んでいく!!!

     

    巨根で亀頭に一瞬で潰される小人。
    激しい雄の匂いの中、灼熱の腋の中で汗に溺れ、凄まじい筋肉の隆起する轟音の中で捻り潰されていく小人。
    巨大な乳首や筋肉に押し上げられて張りのある肌の上で、降り注ぐ手のひらや汗に押し潰されていく小人。
    身体の上を逃げまどって、チクチクとした快感を与え、そのまま分厚く大きい筋肉の塊の上から地上に落ちて潰れてしまう小人。
    汗ばんだ毛深い尻の穴の前で、激臭の中快楽に合わせてビクンと跳ね上がるガスタンクのような巨肉に押し潰されて尻穴に刺激を与えていく小人。

     

    快楽に合わせて無遠慮に動き回る太腿や足で、容赦なく捻り潰されていく小人…

     

     

    あっという間に山口は千匹単位で使い潰し、橋本もまた同じように全身で小人を使い潰していく。
    やがてどちらともなく、お互いに小人を使い潰している姿にニヤッと笑ってアイコンタクトを取ると、

     

     

     

     

    ぐぐぐぐぐぐ・・・・・・・!!!!!

     

     

     

     

    と、上半身を起こして立ち上がった。
    ロータリー中央に残された、約半数の小人の前に膝立ちになり、その上空で2本の客船サイズの巨根をぐちゃぐちゃと、小人の残骸を振り落としながら、見せつけるように扱きあっていく。

     

     

     

     

    山口「やべぇ・・・・いきそう・・・!!!!」

     

     

     

    橋本「おう・・・俺も・・・・!!!!」

     

     

     

     

    と、二人は汗だくの肩に、スクラムを組む形で下を向き合いながら肩を寄せ合って、互いの巨根と小人を見下しながら、

     

     

     

     

    「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!

     

     

    いくぅうううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!」」

     

     

     

     

     

     

    と、凄まじい、小人の鼓膜どころか脳を破壊するような、大音量の雄たけびを上げる!!!
    そして、でかい尻をきゅっと締め、金玉を上がらせ、股間から巻き上がる、数万匹の小人を巻き込んだ、自身の快楽を、遠慮なく小人の上にぶちまけていく!!!!!

     

     

     

     

    ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶっっっっっっっ!!!!!!!!

     

     

     

     

    どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっっっっっっっ!!!!!!!

     

     

     

     

    びゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!

     

     

     

     

    ずどおおおおおおおおんんんんっっっっっっっ!!!!!!

     

     

     

    ずどおおおおおおおおんんんんっっっっっっっ!!!!!!

     

     

     

    ずどおおおおおおおおんんんんっっっっっっっ!!!!!!

     

     

     

    ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶっっっっっっっ!!!!!!!!

     

     

     

    どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっっっっっっっ!!!!!!!

     

     

    べちゃ!!!!!!!

     

     

    べちゃ・・・・・!!!!!!!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ずしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいんんんんん・・・・・・

     

     

     

     

     

     

     

    と、山口と橋本がひっくり返るときには、生き残った小人は全て白濁の中に押し潰されていた。
    元気すぎる20代中盤の独身のマッチョ男二人の精子は、その中の小人を容赦なく食い荒らしながら、卵子のような小人に刺さって一瞬で押し潰していってしまう。
    白濁は無事だった数少ない地下街の一角にもあふれ、押し潰し、埋め潰していく。

    首都中央駅周辺は、一瞬で二人のオナニーで、壊滅させられてしまったのである。

     

     

     

     

    山口「・・・なぁー、橋本」

     

    橋本「・・・んー?」

     

    山口「まだやれっぺ?」

     

     

    橋本「・・・やっぱ?」

     

     

    倒れ伏した二人から、自然に地を揺るがすようなかみ殺した笑いがこみあげてくる。
    二人は凄まじい射精に倒れ込んでも、未だに股間はビンビンにいきり勃ち、もっと小人を寄越せと主張してくる。

     

     

     

    山口「また小人絶滅させっぺ?」

     

     

    橋本「ばぁか、また店主に怒られっぺや」

     

     

     

    と、二人は立ち上がった。
    どこからともなく取り出した煙草を吹かし、片手には改めて缶ビールを持ち、肩を組んで巨体を揺らし、残った都市圏に向かって巨体を揺らし、歩いていく…

    <終わ林檎>

    返信先: 赤色堂のお仕事シリーズ #878
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    エピローグ

     

    雄太「ほら、初日の出だ。今年もよろしくな、涼太。」

     

    涼太「うん♡大好きだぜ雄太♡」

     

    雄太「俺も大好きだぜ、涼太。」

     

     

    二人は都市を破壊し尽くし、キャンプを張って初日の出を待った。
    破壊されつくし、足跡と白濁、泥まみれになったこの場所には極東最大の都市があったがもうその面影すら残されていなかった。
    そんな風景すら、初日の出は美しく包みあげてくれる。

     

    雄太がプロ野球選手として有名すぎるので、キャンプはこんな場所でしかできないのだ。
    雄太と涼太は肩を寄せて、自分たちが破壊し尽くした都市を見てにっとする。
    しばらくビールを片手に遊んでいたが、しばらくして車に戻って家に帰る。
    家には奴隷どもが用意した、豪華絢爛なおせち料理が待っているはずだ。それが終わったら、また別の世界をぶっ壊しに涼太と遊びに行こうと雄太は考えた。

     

     

     

    涼太「お、みてくれよ。これ。」

     

     

     

    涼太が足元から何かを摘み上げた。
    かろうじて形が残った鳥居である。

     

    涼太はそれを地面に立て直すと、日の出を見て拝む。

     

     

    涼太「へへ、神様!!ぶっ壊した後でわりぃけど、今年も雄太とラブラブで入れますように!!」

     

     

    と、言って笑った。
    雄太はちょっとむっとした顔で、涼太の顎を掴むと

     

     

    雄太「お前の神様は、俺だろ?」

     

    と、笑った。

     

     

     

    涼太「あはは、そうだったwじゃー神様、今年も一緒にいてw」

     

    雄太「お前の努力次第だ。」

     

    涼太「あ、ひっでーw」

     

     

     

    と、二人は笑いながらまたキスを交わす。
    二人の2019年は、こんな感じでラブラブに過ごすのだった。

     

     

    <尾張>

    悠生「次の赤色堂のお客様は未定でつ!!!(2019年1月現在)こんな職業の人が暴れてるところが見たいって希望があったら教えてほしいでつ~♪」

     

    社木「今回のって、プロ野球選手なんか関係あったか?」

     

    花「しかも前後で構成がほとんど同じたい。」

     

    悠生「そこらへんは作者が屑だから期待してもしょうがないのでつ。」

     

    社木・花「「納得」」

    返信先: 赤色堂のお仕事シリーズ #877
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    都市が大混乱になるころ、雄太はビールを片手に巨大な足で住宅地を蹂躙しながら都心に向かっていく。
    巨大なデッキシューズは、容赦なく2~3件の家を踏み潰し、その衝撃で周囲をも吹き飛ばしていく。
    雄太の歩いた後は、すべてが破壊尽くされた「足跡」しか残らない。

     

    ずしん、ずしんと進むその足元は、街も道もビルも関係なく、ひとしく雄太のデッキシューズに踏みつぶされていった。
    だんだんと雄太の膝下から膝程度のビルが増え、通りには小人が充満し各々悲鳴を上げながら雄太から逃げていく。

     

    巨大なデッキシューズは幹線道路を車や小人ごと踏み潰し、雄太の膝下ほどのビルを真っ二つに蹴り壊して進む。
    電線や信号機が巻き込まれて折れる。足元の小人はそれに巻き込まれながら倒れ、上空を通過した雄太の足に吹き飛ばされ吹き飛んできたコンクリートの塊に叩きつけられ潰れていく。

     

    やがて、腰を超える程度の高層マンションやビルが目立ち始める。
    雄太はようやく歩みを落として、腰より少し高い程度のビルに近づいた。
    少しだけ観察すると、当たり前のように拳を叩きつけへし折っていく。
    爆散してきれいに立っていたビルががれきの山になると、満足感と優越感を覚えながら、がれきをさらに何度も踏み躙るのだった。

     

    少し離れた場所でも、雄太がずしん、ずしんと歩くたび、自動車がゆれ、しまいにひっくり返る。
    全メディアが避難を呼びかけ、それよりも多いSNSの粗雑な情報側をかけて勝手に小人を混乱に導いていく。

     

    駅の周りはロータリーに大勢の人があふれていた。
    すでに停電で電車が止まっているにもかかわらず、駅に来る小人が両出口から殺到し身動きが取れなくなってしまっているのだ。

     

    大混乱の駅舎は、押すな引くなで全く身動きが取れない状態だ。
    サイレンを回したパトカー、警官が銃を撃って注意をひこうにも、そこかしこで雄太の暴れる爆音が響き効果がない。
    悲鳴と泣き声が響く中、

     

     

     

    ずしん!!

     

     

     

    と、大きな揺れが襲い、駅の看板が鈍い音を立てて傾いた。
    ロータリーの周りの商業ビルの看板が外れて群衆に落下する。その一瞬、小人達が呼吸を合わせたかのようにピタッと悲鳴も泣き声も収まった。
    小人が恐怖に、みな耳を研ぎ澄ました次の瞬間、

     

     

     

    ずしん!!!

     

     

     

     

    自動車が揺れ、多くの人間が倒れ、電線がぐわんぐわんと揺れるそんな揺れが襲う。
    先ほどより確実に近く、巨人の足跡が響いたのだ。
    そして、刹那の瞬間に堰を切ったかのように小人の悲鳴があふれかえった。

     

    「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
    「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
    「きたぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

     

     

    皆電車に乗ろうと駅に押し合い、プラットフォームでは揺れと小人に押されて電車が脱線し、電車のない片側のホームは押し出された小人があふれ高架から落ちる小人もいるほどだ。
    しかし、

     

     

     

     

    ずしん!!!!

     

     

     

    ずしぃん!!!

     

     

     

     

    と、揺れは強くなっていく。
    そして、ビルの倒壊する爆発音、激しい揺れ、車がはね飛び、道路の舗装すら割れて崩水道が破裂し吹き出す。
    皆悲鳴を上げてあるものは屈みこみ、あるものは必死に人の上をよじ登って逃げようとする。

     

     

     

     

    ずしぃぃぃぃぃん!!!!

     

     

     

     

    と、一段と巨大な破音が響くと、巨大なバスがはねながら転がって群衆に突っ込んで爆発する。
    駅前の交差点を見上げれば、そこには、両手をズボンに突っ込んでにやりと笑う、高層ビルより巨大な巨人の顔があった。
    小人たちの心地よい絶叫に、巨人はサングラスを上げてよりにんまりと笑った。

     

    雄太がゆっくりと大きな駅に近づくと、揺れで悲鳴を上げながらも逃げられない小人たち。
    電車は脱線し、バスは揺れで小人めがけて倒れ、電信柱も倒れる。
    ロータリーはうじゃうじゃといるとしか形容のできないほどに小人にあふれている。
    よく見ればホームも線路も道路も小人でいっぱい。これでは避難も電車を動かすことすら無理だろうに。

     

     

     

    雄太「へへ、毎回毎回こいつらはいっつも一緒だなぁ。」

     

     

     

     

    一方で雄太はそんな足元の事など気にせず、足元の駅前公園を踏み抜きながら、
    駅前の新しそうな、それでもやはり雄太よりは高くはないビルに興味を持った。
    屋上を巨大な手のひらでつかんだ。ずしん、とビルに巨大な揺れが響き、非常階段でごった返している小人が叫び声をあげる。
    ヘリで逃げようとしている小人もいたが、そんなものは全く気にもかけない。

     

    雄太はサングラスを少しずらし、思いっきり腰をかがめてその鋭い瞳で中を覗き込んだ。
    中には大きな応接間や机、一般的なオフィスが広がっていた。

     

    戯れに巨大な指を突っ込む。

     

    爆音を立てガラスがはじけ飛び、机やコピー機がゴミのように吹っ飛ばされていく。
    太い指が、ぶすぶすとオフィスの床や壁や天井を破壊しながら蹂躙していく。
    そして、二、三枚の壁をぶち抜いた時にエレベータホールにたどり着き、エレベータの前の黒山の人だかりを見つけた。

     

     

     

    雄太「あ?何やってんだこのチビども。さっさと逃げりゃいいのに。」

     

     

     

    雄太としては逃げ遅れたサラリーマンでも見つけようと思ったのが、多くの小人が残っていることが不思議に思った。
    ふと、足元を見ると、ひっくり返ったトラックのわきの信号はついていない。

     

    なるほど、自分が知らず知らずのうちに送電線や変電所を踏み潰していたのを理解して、雄太はにやっと笑った。
    そして、姿勢を元に戻し、少し腰を落とすと、

     

     

     

    雄太「おらぁ!!!!!!」

     

     

     

     

    ばぎぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!

     

     

     

     

     

     

    思いっきり、そのビルに拳を叩き込んでやった。
    その瞬間、ビルは内部から爆発するように四散して一瞬でがれきになり果てる。
    当然エレベーターの前の人だかりも、上から降ってきた拳によってまとめて一瞬粉砕されるのであった。

     

    雄太は間髪入れず、隣のビルにも拳を食らわす。
    爆音を立てて崩壊したビルが吹き飛び、一瞬で駅前の再開発された美しい街並みが破壊されていく。
    爆音を立てて崩れ落ちるビルを見た後に、次に目を向けられるのは身動きの取れない駅に集まった哀れな小人だった。
    雄太は口笛を吹き、身動きの取れないおもちゃをどうしてやろうかと思考をめぐらした。

     

    雄太は戯れを思いついた。
    丁よく集まっているロータリーの小人を見て、にやっと笑う。

     

    そして、その場に尻を落とした。
    ガスタンクより巨大な二つの尻が、駅前の雑居ビルを踏み潰して爆音とともに着地した。
    その衝撃で、ペデストリアンデッキは倒れて小人の上に降り注ぎ、3両の電車が高架から落下する。

     

    雄太は我が物顔で足を投げだす。
    その左足は駅舎を蹴り崩し、電車を巻き込みながらひねり潰した。
    積み木のように爆音を立てて蹴り倒される駅舎。
    そして、右足は小人の前に来るように雄太の盛り上がる股間の前に置かれる。

     

    小人から見れば、巨大な左足と崩れたデッキに行く手を阻まれ、雄太の巨大な尻に退路を断たれてしまった状態だった。
    そうでなくてもそこら辺のビルよりも背の高い太ももと足に囲まれてしまったのだ。
    小人はパニックに陥り狂乱してしまう。

     

     

     

    雄太「おぅ、ちびども。」

     

     

     

     

    雄太がにやにやとした顔で、小人に話しかける。
    雄太の野太い声が響き、より悲鳴が大きくなる。
    雄太は少しだけ待ったが、悲鳴は収まらず、逆にどっちに逃げるかパニックが拡大する一方だった。

     

     

     

     

    雄太「…黙れ虫けらぁぁ!!!!」

     

     

     

     

     

    雄太は怒号とともに、右手で隣のビルを殴り倒す。
    小人はあまりの恐怖にしんとなり、あるものは腰を抜かして倒れこみ、あるものは泡を吹いて絶命してしまう。

     

     

     

    雄太「ぴーぴーうるせぇ虫どもだな…

     

    ペットにでもしてやろうかと思ったが、やっぱり今から全部踏み潰すか?あぁ?」

     

     

     

    雄太は残ったビルの残骸をバキバキと握り潰しながら、太い二の腕を見せつける。
    指の間で粉々になる外壁、紙のようにへし曲がる鉄鋼、そしてぷちっぷちっと爆ぜていく赤い肉片…
    雄太の低い声の脅しに、先頭集団が一斉に土下座して命乞いを始めた。
    それは小人の本能的な動きで、波のように広がり、小人は一堂に

     

    「巨人様」

    「お命だけは」

    「助けてください」

     

    と命乞いを始めた。

     

     

    雄太はより眉間のしわを濃くし、こぶしを小人の一群の中に力任せに叩きつけた。

     

     

     

     

    ぶちぶちぶちぃぃぃぃぃぃ!!!!

     

     

     

     

     

    ガス爆発のような爆音が広がり、こぶしの落下地点の小人およそ30匹が一瞬で潰され、その周りの大勢の小人が車と一緒に吹っ飛ぶ。

     

     

     

     

    雄太「うるせぇ。虫がわめくんじゃねぇよ。

     

    お前らは俺の命令だけ聞いてりゃいいいだよ。」

     

     

     

     

    雄太のどすの利いた声に、生き残った小人はいっせいに黙って土下座する。
    雄太は少し気をよくしたのか、にやりと笑った。
    雄太はつま先を動かして左右のデッキシューズを脱ぎ飛ばすと、汗で群れたソックスを丸めて放り投げた。

     

     

     

    雄太「少し汗かいた。舐めろ。」

     

     

     

    雄太は小人のど真ん中に遠慮なく足を突き立てた。
    かかとの下に運悪くいた小人はひねり潰され、吹き飛んでいく。

     

    巨人の命令に、我先に群がる小人たち。
    かかとに手をかけ、足指の間に群がり、生き残るために必死になって雄太の汗ばんだ足を舐め始める。
    足指以外にも、かかとや足の甲、ふくらはぎなどが一瞬で小人まみれになった。

     

    雄太はサングラスを外し、面白そうにそれを眺めていた。
    足に群がってないと命令を聞いていないと取られかねないため、多くの小人が、先に上った小人を引きずり降ろして足に顔をうずめた。
    自分の足を舐めるために、命がけのポジション争いに興じる小人たちは滑稽で、雄太は吹き出してしまう。

     

    しかし。

     

     

     

    雄太「もういいぞ、飽きた。」

     

     

     

    そういうと、小人がまだ群がったままであるのに足を動かした。
    巨大な足が動き、振り落とされる小人、ひき潰される小人。

     

    そして、そのまま足指や足裏に小人を群がらせながら立ち上がる。
    そのまま、素足を上げて逃げ場を失った小人をぶちぶちと感情もなく踏み潰していった。

     

     

     

    雄太「はは、おもしれぇおもしれぇ、せいぜい逃げろチビども」

     

     

     

    ずしん!!!!!!

     

     

    ずしん!!!!!!!!!

     

     

     

     

    と無慈悲に踏み下ろされる巨足に小人はなすすべなく踏み潰されていく。
    雄太が足を踏みしめたまま引き潰すようにずらす。
    車やバス、小人が一緒くたになって雄太の足元に消え、足を持ち上げたときにごみのように落ちてゆく。
    そして、無慈悲に小人を踏み潰していく、当然雄太自身の熱もまた上がっていく。
    もはや赤く染まりつつある短パンに太く長い雄太の巨物の影がはっきりと浮かび上がり尖端にシミを作っていった。

     

    雄太はビールを取り出すと、(この世界も前回と同じように、巨人が念ずればたいていのことが叶う世界だ。)
    雄太は封を開け、ビールを片手に小人を無慈悲に踏み潰し続けた。

     

     

     

     

    雄太「チビも飲むか?」

     

     

     

    と、ビールを傾けると、ビールの津波に流され転倒する小人たち。
    そして次の瞬間には、雄太の巨大な足が振り下ろされ、なすすべもなく踏み潰されていった。

     

    あらかた踏み潰すと、雄太は熱くなったのか、服もズボンもその場に放り捨てて真っ裸になる。

     

     

     

    雄太「あらよっと!!」

     

     

     

    改めてあらわになる、雄太の巨体。
    盛り上がった肩の丸い筋肉と、二の腕に太く形を浮かべる二の腕。
    褐色の肌に濃い毛がまとわりつき、盛り上がった胸筋は小人から見ればまさに丘のようだ。
    ビルよりも太い太ももに、がっしりとした脹脛。

     

    なにより野球選手らしい、大きくてどっしりとした臀部の筋肉と、盛り上がる背中の筋肉。
    雄太の巨体があって完成する、美しい逆三角形の身体を流れる汗が包む。
    そして、イきり立つ野太く黒い巨根の先端から、あふれんばかりの先走りを漏らしながら、
    小人をあらかた踏み潰し、赤く汚れた巨大な足の裏で、生まれたままの姿で小人の街に君臨した。

     

    雄太が何度も小人を踏み潰し、左足で蹴り飛ばされたおかげでほとんど原型をとどめていない駅舎を、巨大な足で再度踏み潰す。
    雄太が満足して去るころには、駅舎と駅があった場所はがれきと泥が残るばかりだった。

     

    雄太はいよいよ都心のど真ん中に近づいた。

     

     

     

     

    雄太が全裸で心地よい風を浴びながら進撃している。
    蚊のように飛び交う戦闘機を叩き継ぐし、ビルを蹴り壊してどこの道路にもあふれんばかりに群がった小人を踏み潰して回った。

     

     

    しばらくすると、どしんどしんと爆音を立てながら、これまた全裸になっていた涼太がビルを倒しながら雄太に近づき、抱き着いてきた。

     

     

    涼太「ゆうたーーーーーー!!!」

     

     

    涼太は犬のように全力の笑みで、筋肉質な身体で雄太に抱き着いた。
    雄太はバランスを崩すこともなく、涼太を抱き上げ、そのままわきに手を回して高く抱き上げてしまう。
    そして豪快に唇を奪った。

     

     

     

     

    雄太「おぉ!!涼太も楽しそうだな♡」

     

     

     

     

    二人が抱き合い、いちゃつく中、足元では巨大な足が逃げ惑う小人を無視して何度も振り落とされ
    二人分の巨人の重さに耐え切れず、地下鉄が崩壊し、周囲のビルは爆音を上げながら傾いていく。
    美しい街が破壊されることも気にせず、二人は抱き合い、まっさらであった街並みはあっという間に足跡でぼこぼこになっていく。

     

    やがて、周囲の高層ビルが全て倒れた中で雄太は太い腕を下ろして涼太を地面につかせた。
    涼太は10cm高い雄太の顔をうっとりと見上げながら、身体を寄せ合ってどちらともなくキスをする。
    涼太が、ゆっくりと巨大な雄太の巨根に触れる。

     

    雄太は涼太の手を振りほどいた。
    そして、涼太の髪の毛をいとおしそうに撫でる。

     

     

     

     

    雄太「まだ、ここでやらねぇぞ。たっぷり小人がいる場所でやろうぜ…」

     

     

     

     

    雄太の野太い声に、涼太はぱっちりした二重の瞳を輝かせてコクコクとうなづいた。

     

     

     

     

    雄太「いい子だ。」

     

     

     

     

    雄太は涼太の頭をなでると、目的の場所に足を向ける。
    目の前にあったビルは、当然のように蹴り倒された。

     

    そのころ、首都中央駅はすさまじい混雑っぷりだった。
    合流した巨人が、一緒になって都市を破壊し始めたのだ。
    小人を明確に狙って踏み潰し、ビルを蹴り倒し、そして、

     

     

     

    涼太「ほら、雄太。あーん。」

     

     

     

    雄太「おぅ。」

     

     

     

     

    拾い上げたバスを喰い、拾い上げた小人を巨根ですりつぶし。
    皮左木から車を降りた二人は、志那川を踏み潰して、首都中央に向かっている。
    そんな報道と、断続的な揺れ、そして巨大な野太い笑い声が中央駅に響いてくる。

     

    軍が用意した避難用車両ですら、あまりの混雑に入り込むことができなくなってしまっている。
    それでも軍は、防衛ラインを作って戦車を配置し、航空隊は巨人の進撃に合わせて出撃する作戦を整えていた。
    ただ、駅にあふれかえった人々をバスや専用列車に載せて避難させようにもあまりの混雑と、巨人が近づいているという恐慌状態では人々に規制も案内もいきわたらず、現場は大混乱していた。

     

    ついには戦車の真後ろまで避難民があふれる始末。
    多くの人が入っていた高層ビルから出てくる人々と、まだ動いていた電車が接続のため中央駅に向かい、遠くへ逃げようと地下鉄や電車で大量の人々が運ばれてきたからであった。
    うじゃうじゃとあふれかえる人々、戦車や輸送起立発射機を防衛ラインに配置しようと必死な軍人、そして駅にめがけて逃げてくる人々…

     

     

    そして、目に見えていた高層ビルの後ろに、煙にぼやけた巨大な人型が見えた途端、

     

     

     

     

    がっしゃああああああああああああん!!!!

     

     

     

     

     

    と爆音が響いた!!!
    地面が激しく揺れたかと思うと、それを超える爆音が響く。

    「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
    「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
    「ぎゃああああああああああああああ!!!!」

     

     

    人々が立ってられないほどの揺れに、ビルの窓ガラスが降り注ぎ、看板が折れて落下し、マンホールすらゆがんで弾けた。

     

     

    「お、おい、見ろぉ!」

     

     

     

    人々が指さす先に、見慣れた大企業のビルはなく、土煙の中、肩を組み歩いている二人の巨大な男が写る。
    その瞬間、巨大な悲鳴と恐怖が小人達を包み、反射的に爆音の反対側に皆逃げ始めた。

     

    が、再度巨大な揺れが襲う。

     

     

     

    ごごごごごごごごごおおおおお!!!

     

     

     

     

    悲鳴があがり、電線がゆらゆら揺れる。
    その定期的な揺れは巨人の歩く振動だったが、小人でそれを理解できるものはいなかった。
    みな戦車なりビルにしがみつき、揺れに耐え悲鳴を上げるしかなかった。

     

    それだけではなかった。
    派手な揺れと爆音を立てながら、二人は身体を寄せ合って街を破壊していく。
    長期にわたる二人の出す地響きは、地盤を弱らせ足を踏み下ろすだけで小さなビルは傾き崩壊していった。

     

    二人が歩くたび、車や電柱、街路樹がゴミのように吹き飛ばされていき、車線に収まらないほどの巨足が、ビルを蹴り崩し、家々を踏み潰しながら踏み下ろされる。
    ビルは爆散して倒れ、低層のビルはまとめて踏み潰されていく。
    雄太と涼太にとってまるで田んぼの土のように柔らかいアスファルトはあっという間に陥没し、踏み潰されたビルは粉々になって巨大な足跡の中に消えていった。

     

    そんな中でも、二人は競うように小人を見つけたら踏み潰していく。
    まるでゲームであると言わんばかりに、小人を見つけると相手より先に足を上げて、車やバスもろともぐりぐりと念入りに踏み潰した。

    と、思えば摘み上げ、雄太の陰毛のジャングルの中に落としたり、涼太の乳首でひねり潰されたりする。
    二人の巨根からは、

     

     

    ぼたんっっっっっっっ!!!!!

     

     

    ぼたんっっっっっっっ!!!!!

     

     

     

    と先走りがあふれ、がれきの山となった足跡の中に雄臭い水たまりをいくつも生み出していく。

     

     

    「き、きたぞー!!!」
    「全砲、ねらえー!!」

     

     

     

    小人軍たちは、雄太と涼太を見つけるとなけなしの勇気を振り絞って戦車の砲門を向けた。
    同時に戦闘機が数台、ビルの間を抜けるように音速で接近し、タイミングを合わせて狙いを定める。
    巨人と目が合っても、照準機から巨人をにらみ続ける戦車兵。
    次の瞬間!!!!

     

     

     

     

    「う___」

     

     

     

     

    どがああああああああああああああああああああああんんんんんんんんん!!!!!!!!!!

    爆音が響いたかと思うと、戦車隊の半分が吹き飛ばされていた。
    小人の目に映ったのは、空を舞う戦車、戦車にぶつかって空中で四散する戦闘機、そして戦車と一緒に吹き飛ばされて空に舞う小人や車、爆風で粉々になった左右の官庁ビル…

     

     

     

     

    雄太「うぉぉ、小人がうじゃうじゃいるじゃねーか!!!!」

     

     

     

     

    雄太の興奮した声が、響く。
    戦車を見つけた雄太は素早くそれらを、一瞬で蹴散らすと、駅前の広場で溢れんばかりの小人を見つけて有頂天になった。
    そして、無事だった戦車は体制を整える前に、

     

     

     

     

    涼太「まってくれよ雄太、お、すっげー!!!」

     

     

     

    ぐじゃ!!

     

     

     

    と、涼太にあっけなく踏み潰されてしまった。

     

     

     

     

     

    雄太「おらおらぁ!!!糞虫ども今駆除してやっからなぁ!!!!」

     

     

     

    雄太は、あまりの小人の多さにうれしくなり、巨足を思いっきり振り上げて、小人の群れを踏み潰していく。
    今まで混乱するばかりだった小人はさらに混乱し、もはや逃げるどころか動くことすらできなかった。

     

    雄太は遠慮なく小人の真上に足を踏み入れ、踏み潰しながら歩く。
    小人の群れの中で立ち往生したバスや戦闘車両を両足でぐちゃぐちゃと踏み潰し、踏み躙っていく。
    アスファルトや舗装などはあっという間に粉々に踏み砕かれ、踏み潰された真っ赤な血肉と混じってドロドロになった。

     

    そんな中で涼太も小人を踏み潰して歩く。
    膝やかかとで小人を踏み潰すことも気にせず、跪いて小人を鷲掴みにして目いっぱい口に含んだ。
    そして、雄太の首筋に抱き着いて、思いっきりキスする。

     

     

    口の中では、涼太の頬の中に放りこまれた小人たちが、暗闇の中で雄太の分厚い舌と涼太の舌の間でもみくちゃにされ、唾液におぼれ、そしてプチプチ潰されていく。

     

    雄太は抑えが利かなくなったのか、涼太を強く抱きしめた。
    雄太の筋肉質な太腕に、まるで閉じ込められるかのように抱きしめられ、口内の小人を舌でもてあそび、ひねり潰し、お互いの唾液を貪りあっていく。
    涼太は、雄太よりも20mは小さな駅ビルに押し付けられ、再度、再度と雄太に口内を犯される。
    当然足元は、小人も道も信号も一緒くたに踏みつぶされ、ひねり潰されていく。

     

    雄太は、涼太をビルに押し付けて唇を貪った。
    ビルは爆音を立てて涼太の広い背中に押し潰される。
    構わず、雄太も涼太もビルを押し倒してただ獣のように互いの唇を求めあった。

     

    涼太の太い太ももが、両端のビルを蹴り倒し、ビルは半分ほどの高さで崩壊していく。
    雄太の足が、小人をブルトーザーのように薙ぎ払って踏み潰し、周囲のビルを崩壊させていく。
    荒々しすぎるキスは、美しかった駅前の官庁街をあっという間に破壊し尽くした。

     

    しかし、それで終わりではない。
    いまだ広場にあふれかえる小人を、雄太が見逃すはずがなかった。

     

    雄太は、涼太を持ち上げて、駅と沿うように横にさせる。
    雄太はレンガ造りの豪奢な駅舎を肩と背中で叩き潰すように横になった。5階建て相当の歴史ある駅舎は、それでも雄太の首の高さほどまでしかなく、
    雄太と翔太、196mと185mの巨人二人が寝ころべば、どうにか広場の中に収まるサイズだ。
    まるで、狭い布団の中で寝ているような感覚。

     

     

     

    そして、広場を挟んで寝転がっているということは、当然の帰結として、

     

    二人の間には数万匹にも及ぶ楽しいおもちゃがあふれかえることとなった。

     

     

     

     

    雄太と涼太は、首や顔、腋の舌で小人がつぶれることも気にせずに、唇を寄せ合った。
    巨大な手で小人を掬い上げ、口に含んでから乱暴に舌で蹂躙する。

     

    我慢できず二人は身体を密着しあい、分厚い筋肉の峡谷の中は、二人の雄巨人の汗と性の混濁した濃い匂いと小人の悲鳴であふれかえった。
    山が動くように、太ももがすりあい、間にいた小人を何百人と磨り潰していく。
    陰毛を伝って逃げようとする小人に、雄太の濃い腿の毛にすがる小人、はね上げられ、ぼたぼた先走りを流しあう鯨のような亀頭に張り付いてしまう小人。

     

    そのすべてが、悲鳴をあげながらチャンバラをするようにお互いの巨根の亀頭を押し付けあう中でひねり潰されて後からすら残さず消滅する。
    二人が互いに股間を押し付けあうと、あふれるように小人が陰毛の中で、亀頭で、カリの裏側で、玉袋の上でひねり潰されていく。
    そのプチプチと潰れるむず痒い刺激と、小人が追い詰められて腹筋や胸筋に捻り潰されていく様、そして、小人を含んで互いに唇を求めあう。

     

    強靭な二人の巨人は一気に興奮し、睾丸から精液が湧き上がる感覚にとらえられる。
    雄巨人の間の峡谷では、亀頭から吐き出されるバスサイズの先走りに捕らえられおぼれる小人、暴れ、地面に叩きつけられた亀頭はぬるぬるの先走りと血肉によって
    多くの小人を生き物であるかのようにからめとり、また互いの亀頭でぷちぷちと潰しあっていく。
    谷間には、はじけ飛んだ汗に打ちのめされ、迫りくる陰毛にからめとられ、そして迫りくる腹筋に捻り潰されながら、二人の発する熱気の中で小人は右往左往と逃げ惑うことしかできない。

     

    そして、雄太は我慢できなくなって、涼太を思いっきり抱きしめ、自分の身体の上に引き上げた。
    二人の間にあった小人ははね上げられひき潰されて、雄太の熱く筋肉質な皮膚の上で、美しく鍛えられた涼太の巨体によってほぼ瞬時に捻り潰されたのだった。

     

     

     

     

     

    雄太「うぉぉぉぉぉぉ!!!!涼太ぁ!!!!!」

     

     

     

     

    涼太「んんんんん!!!雄太!!!!雄太!!!!!!」

     

     

     

     

    数万を股間で磨り潰し、互いが互いの股間を押し付けあう、その時!!!

     

     

     

    ばきばきばきぃぃぃぃ!!!!!!

     

     

     

    と、破音を立てて、雄太の身体が沈みこんだ。
    二人の体重に、広大で深い地下街が耐え切れず、思いっきり陥没したのだ。
    その深さは小人からすれば恐ろしいほど深く、50mは落ち込んだであろうか。

     

    雄太はまるでバスタブの中で涼太と抱き合っている格好になった。
    興奮している二人には、全く気にすることもないことだったが、地価が破壊されたうえに、雄太が腰を振って互いの股間を押し付けあったことで、駅の周りのすべてのビルが
    地盤沈下と液状化によって傾きだした。

     

    そのうえ、深く沈みこんだ体の上に、地下で生き残った小人がなだれ落ちてくる。
    二人は自身の身体の上で、また周囲にどんな惨劇を巻き起こしているかなど全く気にも留めず、再度むちゃくちゃに唇を求めあった。
    二人の分厚い筋肉質な体の上で、陰毛の中で、乳首の上で、そして亀頭の上で何万の小人をひき潰して踏み潰しながら、二人はきつく身体を抱きしめあって、

     

     

     

    雄太「いくぞりょうたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

     

     

     

    涼太「んんんんんゆうたぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!]

     

     

     

     

     

     

    雄太がぐっと腰を押し上げると、涼太は唇を重ねたままでかろうじて残っていた駅舎の上に落っこちた。
    でかい背中が歴史的な駅舎やら新しいデッキやらを押し潰していく中、二人の巨根から、真っ白な砲弾が発射される!!!

     

     

     

     

     

    びゅっびゅーーーーーーっっっっっっっ!!!!!!!

     

     

    びゅばぁっっっっっ、びゅっっっっっっっ!!!!!

     

     

    ばちゃっっっっっ、ばちゃん!!!!!

     

     

    びゅばぁっっっっっ、びゅっっっっっっっ、びゅっっっっっっっ!!!!!

     

     

    ばちゃっっっっっ、どばぁぁぁん!!!!!

     

     

    ばちゃっっっっっ、!!!!!

     

     

    びゅばぁっっっっっ、びゅっっっ、びゅっっ!!!!!

     

     

    どばぁぁぁん!!!!!

     

     

    ばちゃばちゃばちゃばちゃ…

     

     

     

     

    二人の白濁は、まっすぐ先に、かろうじて建っていたビルを直撃し、ビルは爆散して崩壊した。
    二人の射精はそんなものでは収まらず、二人の分厚い身体に降り注ぎながら、小人の街を染め上げていく。
    しかし、そんなこと二人の知ったことではない。
    二人はもはや悲鳴すら絶えた廃墟の中で、射精間の中できつく、きつく唇を重ねあうのだった。

     

    しばらくすると、雄太は立ち上がった。涼太も立ち上がると、二人とも濃い白濁まみれだったが、まだ萎える様子もなかった。

     

     

     

     

     

    雄太「海のほうでも行くか。そのあとは小人の前でガン掘りしてやるから、覚悟しろよw」

     

     

    涼太「やったぜ。じゃーたっぷり小人捕まえて、念入りに解さなきゃなw」

     

     

     

    二人は軽口をたたきあいながら、河口のほうに歩を進める。
    まだまだ破壊もセックスもやり足りない、男盛りの二人は、またビールを取り出すとごくりと飲みあって笑いあった。

    返信先: 赤色堂のお仕事シリーズ #876
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    その日、街は多くの人でごった返していた。

    明日は元旦ということもあり、買い物や帰郷、逆に遊びに来た人間で首都・東都は多くの人間であふれていた。
    ところが、主要路線の電気系統のショートによって主要な幹線特急の2/3が首都中央駅で全線臨時停止しており、急いで航空機に乗り継ぎをするもの、待つ乗客、そして向かってくる乗客で駅は未曽有の混雑を見せていた。
    多くの乗客が完成したばかりのホールに滞留し、駅どころか外の駅前広場にも多くの人があふれていた。

     

     

    そんな時にである。

     

    「こちら、名海鞘(なほや)から中継しております。幹線がストップしてこちらの駅も…きゃあああああああ・・・・-----------」

     

    多くの人間が駅やビルの主要モニターを見た。
    各都市の中継がすさまじい揺れとともに切断されたのだ。

     

    皆が不安げに顔を見合わせる。
    TV局ではいきなり名海鞘という地方の一大都市と連絡がつかなくなった。
    地震か?と多くの人が不安そうに顔を見合す。
    そして間々松、掛窯、静雄禍、紙魚巣、美島とどんどん名海鞘から東都に向かう主要都市に連絡が取れなくなり、西から何やら黒い煙が上がっている。

     

    とある航空隊の隊員は、すぐにスクランブルを命ぜられ、西に飛ぶ。
    横茶基地を出て数分、隊員は報告する言葉を失った。
    そこに見つけたのは…

     

     

     

    ヴぃいいいいいいいいいいんん!!!!!!

     

     

    巨大な物体が、山脈を駆け上がって山頂を踏み潰し、土砂崩れすら踏み潰しながら現れたのだ。
    それは、爆音を立てながら、街という街を狙って爆走する、巨大な車だ。

    長さは517m、高さは201mに達し、1000m級の山々の峰を踏み潰しながら快走する巨大なオフロード使用のハマーH2だった。
    大きさは戦艦大和の2倍近く、高さは芯宿にあるコクーンタワーと同等の巨大車だ。

     

    ハマーはその巨大なホイールで峰を超えてくる。
    巨大なタイヤは山小屋や住宅、電波塔をいともたやすく踏み砕き、山中に巨大な爪痕を残す。
    踏み潰し、谷を埋め、山の地形を変えながら線路をタイヤで踏み潰し、恐ろしい排気音を立てて多々海に乗り上げた。

     

    温泉地として有名で、海と山に囲まれた狭い多々海は、巨大なホイールに一瞬でビルも人間も駅も踏み潰されていく。
    高いビルはバンパーに叩き折られ一瞬で爆発し倒壊する。低い建物や道はタイヤに踏み潰されて、しかも車の重さに耐え切れず深く沈みこんでいく。
    車の下に入れば爆風で地上のものは何もかも根こそぎに吹き飛ばされ、通しすぎた後には何一つ多々海の景色は残っていなかった。

     

    しかも車は、楽しむかのように土砂をまき散らかしながら派手にターンを切ると、踏み潰していない部分を執拗に走り回って踏み潰していく。
    タイヤは派手に岩やがれき、まだ原型を残したビルを空中に振り上げて、まだ無事だった地区にまき散らして二次災害を発生させていく。
    タイヤに踏み潰されて爆発したタンクや造船所も通り過ぎた車の爆風で舞い上がって、ビルサイズの燃える隕石となって住宅地を火の海に変えていった。
    爆音を立て山を登り超え、小田藁に進入したときには多々海のあった場所は土砂崩れにあったかのように木の一本すら残されてはいなかった。

     

    衛星で見れば、名海鞘から出現した車は、十日移動線を蹂躙するかのようにひた走り、富字山のどてっぱらに車のわだちをつけながら蹂躙、とうとう小田藁に至ったのだった。
    首都は大混乱になり、直ちに出撃した戦闘機では巨大車両に傷一つつけることはできなかった。
    むしろ、巨大なフロントガラスにぶつかって虫のように潰れてしまった。

     

    やがて、小田藁、平束、血ヶ崎と恐るべき速度で蹂躙し、巨大車両はスピードを上げて、絵の島を大津波で洗い流した。
    爆音を立て横花駅とヤシマミライ地区を一瞬のうちに吹き飛ばしながら一直線に首都に向かっている。
    そして、首都直前で、多くの住宅地を踏み潰しながら派手にドリフトを決めて巨大な車は止まる。
    わだちの左右は爆風と振動で吹き飛ばされ蹂躙されつくした街並みが見えた…。

     

     

     

     

     

     

     

     

    一瞬の静寂。

    がちゃっと、左のドアが開き、185mの巨体となった涼太が、飛び出してきた。

     

     

    ずしん!!!!!

     

     

     

    涼太「うひょーーーー!!!!小人の街だー!!!!

     

    おら!!おら!!!潰れろー!!!」

     

     

     

     

    涼太はのディープカットタンクトップに黒のハーフパンツ、ビーチサンダルという格好。楽しげに、一気に足元の住宅や低層ビルを遠慮なく踏み潰し始めた。
    突然現れたビーサンを履いた巨足に、なすすべもなく破壊され踏みつぶされていく住宅街。
    巨足は数件まとめて住宅を踏み潰し、車や自転車が吹き飛ばされ、道路は割れて陥没していく。
    その中を這って必死に逃げようとする小人は、あっという間に涼太に見つかってより念入りに、思い切り踏み潰された。

     

    涼太はあらかたを踏み潰すと、移動を始める。
    ビーサンの裏には踏みつぶされたバスがこべりつき、低層ビルを蹴り倒しながら移動する涼太。
    数歩歩くと見つけた私鉄の駅の周りの高層マンションが乱立するあたりで膝に手を当てて下を覗き込んだ。

     

    いきなり現れた巨人に、車から逃げようとしていた小人たちは大パニックになった。
    しかし涼太は、そんなことはお構いなしに巨大な筋肉質な足を上げると、履いていたビーサンで股下にも満たない高層マンションを数棟まとめて蹴り飛ばした。

     

     

     

    どがぁぁぁぁん!!!

     

     

     

    と、高層ビルが中層で巨大な足に蹴り潰されて爆発する。
    巨大な上部がゆっくりと、ぎぎぎ、と金属のきしむ音や爆音、窓ガラスが割れる音、そして小人の悲鳴とともに崩れ落ちていく。
    爆音を立て、それらが古い商店街やスーパーに倒れこんで車や小人を吹き飛ばしながら大爆発を起こしながら倒壊する。

     

    それを傍目に、涼太は遠慮なく駅を踏み潰しにかかっていた。
    アリの巣を蹴り飛ばしたかのように多くの人がうじゃうじゃとあふれる駅の高架ホームに巨大なサンダルとかざし、

     

     

    ぐしゃ!!!ぐしゃ!!!

     

     

    と高架ごと電車も小人も一緒くたに踏み潰していく。
    くるぶし程度の付属した商業ビルを蹴り飛ばして爆散させ、そして、中身がたっぷりと詰まったまま転倒した電車を巨大なサンダルで何度も何度も踏み潰した。
    涼太の口から、心底楽しそうな笑みが漏れる。

     

     

    涼太「お、バスがひっくり返ってやがる。」

     

     

    ロータリーで電信柱やモニュメント、ペデストリアンデッキが崩壊して身動きが取れず動けなくなっているバスを拾い上げ、簡単に中を覗き込んだ。
    十数匹の小人が、ひっくり返ったり恐れおののいている窓の奥に、顔立ちの整った涼太の涼しげな顔が見え、彼の二重の瞼がのぞき込んでいる。
    しかし、バスは悲鳴を上げる間もなく、涼太が紙コップを握り潰すかのように一瞬で、

     

     

    ぐちゃっ

     

     

    と握り潰された。
    涼太はそれをゴミのように捨てると、腰に手を当てて周りを見渡す。
    軽く汗をかいた涼太の周囲、そこにあった駅は完ぺきに踏み潰されてぐちゃぐちゃになってしまっていた。
    それでも涼太は気にも留めず、まだ立っているビルを思い切り蹴り飛ばす。

     

     

     

    どぉぉぉぉぉぉぉーーーーーんっ!!!!

     

     

     

    蹴り倒されたビル、そして踏み潰された駅、そして巨大な揺れで生じた地鳴りと悲鳴が爆音となり街を襲う!
    多くの小人が何が何だかわからないまま爆音と噴煙の中で踏み潰されていく。
    なおも涼太は楽しそうにあたりにあるものをすべて踏み潰し、蹴り飛ばした。

     

    住宅をビーサンで踏み鳴らすかのように踏み潰し、高速道路を高架ごとぐりぐりと踏み潰した。
    少し高い、と言っても膝にも満たないビルをもぎ取り、中身を覗く。
    巨大な目玉に恐れおののく小人を観察した後は逃げ惑う小人の上まで住宅を踏み潰しながら移動して、頭上に落としてやる。

     

    思い切り踏み込んで地割れを作り、ビルや住宅が自壊していくのを何度も何度も楽しむ様子は、新雪にはしゃぐ犬のようだった。
    ビーサンはあっという間に小人のシミで真っ赤になったが気にも留めない。

     

     

     

    雄太「おいおい、はしゃぎすぎだろ涼太。」

     

     

     

    サングラスをかけた雄太が野太い声で笑いながら、ドアを開けて足をつく。
    サングラスに、休日らしく伸びっぱなしのひげ。そこにはいつもよりワイルドな雄太の姿があった。
    当然のように下にあった住宅を踏み潰し、巨大なデッキシューズでズシン、ずしんと一歩ずつで一区画を踏み潰すような勢いで街を踏み潰していった。

     

    雄太にとって低層の住宅地はくるぶしにも満たない野原の様なものだ。
    歩くたび、何十棟もの住宅を踏み潰し、私鉄の高架橋を蹴り上げ、地下鉄を知らず知らずのうちに踏み抜いていった。
    涼太より、体格的・身長的に上回るといっても、それだけではない、巨人としての圧迫感がある迫力で、街を踏み躙った。

     

    そして、雄太も当然のように膝に手を置き眼下の街を観察する。
    着の身着のまま逃げ惑っていた小人を見つけると、にやっと残虐な笑みを浮かべて巨大な足を上にさらしてやる。
    そして、

     

     

    ずしん!!!!

     

     

    悲鳴すら漏れないように、地面と一体化するほどに全力で、踏み躙ってやった。
    丘が沈み、マンホールが吹っ飛んで地盤が崩れて斜面際の住宅は踏み躙る衝撃だけで土砂崩れとともに崩壊していく。
    靴の底ではあまりの圧力に熱が生じ、岩盤が溶けて軽くマグマのようになっている。

     

    雄太が気持ちよさそうに伸びをした。
    お気に入りの黒のTシャツに、履き心地の良い白のショートパンツ。サングラスにデッキシューズ。
    簡単ないでたちだが、雄太が着るとそれだけで存分に雄の魅力を際立たせる。
    二人とも夏の恰好なのは、この巨体では寒さも感じないからだ。

     

    太い腕に、太い首、盛り上がる胸筋に入道雲のような広い背中。
    白のショートパンツには筋肉と巨根の陰を浮かべ、巨大な野球選手らしい巨大なケツが強調されている。
    盛り上がる太ももと脹脛には濃い毛がびっしりと纏っていた。
    戯れに摘み上げた脱線した電車をいじくる指は太く良く焼けていて、手の甲には濃い毛と血管が浮かび上がっている。

     

    雄太は電車を鼻くそのように丸めてぴーんと弾き飛ばしてしまった。多くの乗客ごと…

     

     

    雄太はあまりに楽しそうに破壊している涼太を見て、雄太はまずは思い思いに首都の手前の住宅地を蹂躙して楽しむことにした。

     

     

     

     

    ずしぃぃぃぃぃん!!!!べきべきべき…!!!

     

     

     

     

    軽く散歩するように、巨大なデッキシューズが道路に乗り捨てられた車やバスをベキべきと踏み潰す。
    大きさが違いすぎて、もはや腰を抜かしている小人を踏み潰している感覚すらない。
    デッキシューズは2・3階建てくらいの小さな建物ならゴミのように踏み散らかしながら、散策を楽しむ。

     

    雄太は駅の網目のようなデッキを踏み潰しながら、駅前に乱立した高層ビルをのぞき込む。
    砂糖菓子で出来て言うかのようにもろい外壁を掴み、掌で覆ってしまえるほどの屋上を握り潰す。
    軽く握ってゆすってやると面白いように外壁にひびが入り、崩れていく。

     

    軽く傾いてしまい、コンクリートと鉄がミシミシ言いながら皿に傾いていく中、
    雄太は盛り上がる巨大な胸筋よりも低い、駅前の高層ビルに思いっきり拳を叩き込んだ。

     

     

     

     

    ずがああああああああああああんんん!!!!

     

     

     

     

    と、爆音を立ててすべての窓から中の家具や人間を吹っ飛ばし、その次の瞬間爆発を起こしつつ派手にマンションは崩壊した。

     

    その光景は雄太の巨体とともに非常に遠くからも小人たちに見えており、
    多くの小人はビルの間から見える雄太の巨体と、その巨大なこぶしを撃ち込まれ爆散するマンションを見て悲鳴を上げて逃げ出す。

     

    しかし、雄太が見える場所にいた小人は、何もかもが手遅れの状態だった。
    雄太は巨足を思いっきり振り上げると、思いっきり隣のマンションを踏みつぶした。
    爆音とともに巨大な地震が起こり、小人は悲鳴を上げてしゃがみこむしかなかった。

     

    雄太が次のマンションに狙いを定めて足を上げる。巨大な道路と住宅やビルが踏み潰されていく。
    巨大な揺れで窓が割れ、電柱が倒れ、車はひっくり返るほどだ。
    雄太はやすやすとマンションを蹴り飛ばすと、隣に見えるかかっている橋を電車ごと空高く蹴り上げた。
    周囲の住宅地を踏み残しのないよう確実に踏み躙り、ビルの破片で身動きの取れない車ごと、渋滞になった小人を鷲掴みにして口内やパンツの中に放り込んでいった。

     

    涼太は車のクーラーボックスからキンキンに冷えたビールを投げる。二人で封を上げて一気に飲み干し、握り潰した空き缶を高層ビルに向かって投げて倒壊させる。

     

     

     

    涼太「楽しいキャンプの始まりだな!雄太♡」

     

     

    雄太「おぅ、思いっきりぶっ潰してやろうぜ。」

     

     

    涼太と雄太はたがいに、小人のカスで赤くなった拳をゴンとぶつけ合った。
    そして、廃墟になりつつある町とこれから蹂躙する街に向かって笑いかける。
    そう、これは二人のキャンプの始まり。
    2人の汗が吹き飛んで、安い建て売り住宅の屋根を真っ二つに破壊して崩壊させて行く。

    返信先: 赤色堂のお仕事シリーズ #875
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    赤色堂有限公司のお仕事 第二章

     

    =お客様その2…竹原雄太の場合=

     

    「プロフィール:竹原雄太(たけはたゆうた)
    身長:196.5cm
    体重:103.7kg
    特徴:小学生のころより剛腕ピッチャーとして注目を集めていた選手。小学6年生時には180cmを超える体格を有しており、その後も順当に成長。
    高校1年より甲子園の常連となり、3年生時には優勝を果たす。ドラフト1位で○○球団に入団。
    他の追随を許さない体格と練習量で○○球団の巨人として有名になる。
    がっしりとした体格に人懐こいような少し童顔な顔を持つが、一重の鋭い目線は笑みを外すと相手を恐怖させる迫力を持つ。
    自分でも意識してか常に微笑んでいる。
    現在34歳だが、体力の衰えを見せずに現在も活躍中。

    恋人は野球部時代の後輩、白野涼太(はくのりょうた)
    身長:185cm
    体重:85kg
    現在は個人専用のジムトレーナーをしている。高校時代から付き合っており、現在でもリア充爆発しろ的に仲がよい。

    趣味:アウトドア。ただどこに行っても目立つ体格から最近ではとある場所でのキャンプにはまっている。

    至る現在」

     

     

     

     

    「竹原選手!!!竹原選手!!!」

     

    記者に呼び止められ、一人の大柄な男が足を止めた。

    スポーツタイプのサングラスに、ブランド物のをジャンパーを着ているが、その首の太さや押し上げる肩の筋肉、二の腕の筋肉、胸筋、尻の筋肉が無意識のうちに強調されている。
    ジャンパーの下はユニフォーム姿のままで、尻と太腿を包むレギュラーパンツ、つまり脹脛まで靴下を覆われた野球ズボンは土汚れが多少付き、太腿の筋肉の太い筋や上を向いた尻の分厚い筋肉、盛り上がった脹脛の筋肉を筋肉標本のごとく如実に浮き上がらせている。
    浅黒い肌に、少しモヒカンのような短く硬い黒い髪を隠すように、キャップを後ろ向きにかぶっている。

    男は振り向くと、追いかけてきたなじみの記者に笑みを浮かべてやった。

     

     

    「よぅ、原田。相変わらず熱心だな。」

     

     

    びくっとするほどに、太く低い声。俗にいう野太い声が記者の頭に振ってきた。
    なぜかというと、その男は身長が196cmもあるからだ。平均的な身長の記者からすれば、目線の高さに盛り上がる胸筋と幅の広い肩しか見えない。

     

    原田「はぁはぁ…いや、やっぱ歩幅でっかいっすね!!」

     

    原田という記者がせき込みながらピンマイクを向ける。
    この大男は、竹原雄太。楼京タイタンズのエーススラッガーで「楼京の巨人」「巨神兵」と仇名されるプロ野球選手だ。

     

    人懐っこい笑みを浮かべながらサングラスをとると、きりっと一重の鋭い瞳が見える。
    笑みを絶やさないが、この鋭い一重は見るものをおびえさせる。長身ゆえ、ずっと見下ろしている為に多くの、男性にすら強い恐怖感を与えた。
    そのくせ、その顔は野獣のようでありつつもかっこよく、球団の人気投票では首位圏内をずっとキープしている。
    顔とほとんど同じ幅の太い首に、肩の筋肉が盛り上がる肩幅。
    胸筋はユニフォームを押し、二つの山脈がくっきりと盛り上がっている。

     

    二の腕の筋肉も太く、握力は以前TV番組でスチール缶をいともたやすく握り潰しす様を見せつけたほどだ。
    さすが野球選手といえるがっちりした臀部はユニフォームをパツパツにするほどに太い太ももにつながっている。
    太い下半身であるのに、196cmというたぐいまれな長身でそれは不細工にも短くも見えず、存在感を示していた。
    それどころか、長身に比べて発達した腕や肩、背中や臀部の筋肉のため、遠くからでは一瞬、長身に見えないほど…
    シューズは特注の32cm。ふくらはぎとともに、ユニフォーム姿の時は特に存在感を放つ部分だ。

     

    そんな大男が、雄太だった。
    原田というなじみの記者に、今期について二、三質問を受けて返してやる。
    大きな体を自分のスポーツカーに預けている際、うっかり車が傾いているんじゃないかと思う。
    それほどに重量級の巨人のような印象を与える雄太だ。

     

    今期のベンチメンバーではぶっちぎりで背が高く、外国人選手を含めても一番のガタイ・身長であるほどだ。
    野球選手を一堂に会した番組内で、腕相撲で軽々と優勝し「筋肉巨人」なんて呼称を得たことも。
    子供好きで地域交流も欠かさない雄太は、股間にも及ばない小学生に大人気を博しながら指導をすることもあり、大変人気優良な選手だった。
    そう、どこにいっても目立ってしまうほどに。

     

    さて、そんな人気な雄太。
    原田の質問を軽く交わすと、じゃあな、と言って巨体をスポーツカーにねじ込んだ。
    スピードを上げ、球団の練習スタジアムから都心のほうへ高速をかっ飛ばしていく。

     

     

     

     

    ついたのは、雄太の住む超高層マンションだ。
    ほぼ都心のど真ん中で、専用庭も広く警備員付きの超豪邸…
    しかし、この家は雄太が自分で買ったものでも親のものでもない。

     

    雄太は口笛を吹きながら、車庫に車を入れると車庫が上昇する。
    およそ1分で、超高層マンションの最上階フロア全ぶち抜きの広い部屋に出た。
    車庫はそのまま部屋の中から車を見れるオープンガレージになっており、今乗ってきた車の他にもう一台の車と大型バイクも泊めてある。
    傍らにはアガペやオリーブを植えたドライガーデン風の庭と狭いながらにプールまで完備。

     

    扉を開けると、そこは2階分のフロアを吹き抜けにした部屋で、ガレージからリビングまでは螺旋階段になっている。
    雄太でも圧迫感を感じない広い部屋には落ち着いた雰囲気のアメリカ西海岸風の家具・調度品で押さえたインテリアが広がっている。
    雄太がバッグをもってどしどしと部屋に入っていく。雄太お気に入りのサーフボードや、スノーボードが置かれている。
    そして壁には、大柄の雄太の太い腕を回されて幸せそうに笑っている、これまた大柄な、と言っても雄太よりは小さな男の写真。

     

    よく見れば、その男との写真は部屋中のあちこちに飾っている。
    それは最近のものだけではなかった。
    小学校の時代のガキ大将のような二人。中学校の入学時。この時点で雄太は180cmを超えていた。
    高校時代の二人、雄太のプロ入りの時の写真、初優勝した時の写真…

     

    それと、もう一つ。
    雄太が部屋に入ってくると同時に、1mほどの小柄な人間たちが一斉に土下座したり深々と頭を下げ始める。
    子供ではなく、皆成人男性の風だ。
    全員重そうな首輪がつけられ、それなりに体格の良いものばかりだが、頭も含めすべての毛が剃りこまれていた。
    例え頭を下げてなくても、それらは雄太の尻に届かない程の大きさだった。

     

    雄太は無遠慮にそれらにバックを放り投げる。
    バッドやグローブやスパイクが入った重いバックを放り投げられた男達は重さに倒れる。
    バックのほうが巨大なぐらいだが、雄太は見もしない。

    そして、すぐに、

     

     

    「ゆーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

     

     

    と、一人の男が雄太の大きな背中に抱き着いてきた。
    この男は、先ほどの写真に写りこんでいた男だ。
    ディープカットタンクトップを着込んだ、大きな瞳を持つ大男だった。
    タンクトップから覗く筋肉は、雄太ほどではないにしろ筋骨隆々で、肩、胸、腹筋、背筋が計算されたように鍛えられており、ギリシャ彫刻のように見事なものだった。

    男は雄太の広い背中に何度も頬擦りし、汗のしみ込んだユニフォームに鼻をつけて肺いっぱいに吸い込んだ。
    雄太は振り返って、軽々と片腕で男を抱き上げ、抱きしめ、キスの嵐を男の頬に浴びせてやる。

     

     

    雄太「涼太ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!ただいまぁーーーー!!!ちゃんとお留守番してたかぁーーーー??」

     

     

    涼太「うん!!!!まってたぜー、ゆーた!!!!もっとぎゅーーーーってしてくれーーーー!!!」

     

     

     

    この男は涼太。白野涼太で185cmのジムトレーナーであり、雄太専属のスポーツドクターだ。
    写真からわかるとおり、雄太の幼馴染であり高校時代からずっと付き合っているパートナーである。

     

    雄太は涼太を万力で抱きしめてやる。
    二人は笑いあいながら抱き合い、雄太は涼太を軽々と抱き上げながら巨大なソファに巨大な尻を落とす。
    首輪をつけられた奴隷がTVをつけ、一人が素早くしゃがむとその上に32cmの雄太の巨足が乗せられた。

     

    重い巨足にうめき声をあげるフットレスト役をしり目に、3人の奴隷が恭しく靴下を取り、苦痛を浮かべながら足の裏に舌を這わした。
    他にもビールとつまみを持参するもの、雄太の肩をマッサージするもの、ジャージを脱がせにかかるもの…
    このシリーズをお読みの方ならわかっていると思うが、つまみの皿にのせられているのは、当然のように多くの小人だ。

     

    雄太は小人を鷲掴みにして豪快に口に入れると、ビールであっという間に胃の中に流し込んでいく。
    奴隷がユニフォームを脱がせ、ズボンも脱がし、アッとまに雄太も下着姿となった。
    海外メーカーの大きめのボクサーパンツも下半身が太い雄太が、大きな逸物を収納しているから前も後ろも太腿の部分も全てピチピチだ、
    いちゃついているので雄太の逸物は当然のように派手なボクサーパンツを突き破らんばかりに膨張している。
    涼太に覆いかぶさり、涼太の口に舌を入れ、長々とキスをして互いに見つめあう雄太と涼太。

     

    性欲の強い二人はまず一発終えてからじゃないと落ち着いてられない。
    雄太は涼太のズボンをはぎ取り、イきり立つ涼太の巨根をむき出しにした。
    同時に雄太の巨根もむき出しになる。
    涼太23cm、雄太29cmの規格外の巨根が透明な先走り液をだらだらと流しながら真っ赤に膨れ上がる。

     

    雄太はつまみだった小人を鷲掴みにし、先走りでくっつけると涼太の巨根を遠慮なく扱いた。
    涼太が声を上げ、涼太も負けじと雄太の馬の様な巨根を力任せに扱く。

     

     

     

    雄太「おら、もっと小人もってこい!!!」

     

     

     

    ガラスが割れんばかりの雄太の怒号が響く。
    雄太の野太い命令に、奴隷は慌ててストックを持ってくる。
    皿を奴隷から分捕って、小人をお互いの身体にくまなくふりかける。

     

    雄太が先走りと、潰れた血肉で染まった指でソファ脇のスイッチを押す。
    ソファはスイッチ一つでベット状になる。

     

    巨大な二人がソファに抱き合いながら寝ころび、雄太は互いの股間に何百人という1cmほどの小人をばらまいていく。
    ばらまかれた小人は何が何か分からない、荒野のような濃い毛がまとわりつく褐色の大地を蜘蛛の子のように逃げ惑っていく。
    数百匹はいる小人の悲鳴で、涼太の身体の上は大混乱だ。
    その背後に、巨大な手のひらが、まるでジャンボジェットが落ちてくるかのような迫力で降り注ぎ小人を陰で包んでいく。
    そして、

     

     

    ぶちぶちぶち!!!!

     

     

     

    小人は転がり、跳ね飛ばされ、巨大な指のうちに入ったら最後。
    ささくれだった太い指と先走りの流れる巨根の間で一瞬で爆ぜ、挟み潰される。
    悲鳴の中で吹き飛んだ汗と先走りが逃げ惑う小人の上に降り注ぐ。
    運の悪い数名が巻き込まれて歩みを止めた瞬間、巨大な指につままれて汁の吹き出す赤黒い、ガスタンクのように巨大な亀頭に押し付けられてーーー

     

    「うわあああああああああああああああああああ」

     

    汗で、先走りで絡みついた小人のむず痒い刺激を楽しみながら、身体中を逃げる小人をつまみ、時に互いの口にねじ込みながら互いの大きな手のひらで当たり前のように扱きつぶしていく。
    小人の潰れるプチプチという刺激に互いの被虐心と快楽がどんどんと高まっていく。
    そして全身に振りかけた小人が、二人の一挙一動即に伴って体のあちらこちらで潰れていく。

    小人は逃げ惑ながら互いの胸筋の間や腋の谷間に落ちていく。
    胸筋の上を走っていても、涼太がビクンと体を滑らすたびに悲鳴を上げて胸筋の谷間に落ち、足を滑らし、重なり合っていく。
    ビクンという動きに吹き飛び、陰毛のジャングルにからめとられて動けなくなるもの、乳首の丘に必死につかまるもの。

     

     

    涼太「あぁっっ!!!」

     

     

    涼太が腹の底から喘げば、発達した大胸筋は目にもとまらぬスピードで、胸筋の谷間は締まり、血肉のしぶきを上げて小人をぺしゃんこにしていく。
    腋毛にからめとられたまま動けない小人は、雄太が腋に手を差し込んだ瞬間に握り潰された。

    ぐるっと、雄太が涼太を持ち上げて上下を交換すれば、雄太のより体毛の濃い体に向かって落ちていく小人たち。
    毛にしがみついていたもの、汗にくっついたもの、乳首にくっついていたものが皆飛行機から放り投げられるかのように、かなりの高度から落ちていく。
    割れて盛り上がる腹筋に、より盛り上がった胸筋に落ちていく小人たち。

    より焼けた、分厚い体に叩きつけられ、半分が赤いしみとなる。
    どうにか動ける半数は周囲を確認しようと見上げると、ふと暗くなり上を見上げれば

     

     

    「ぎゃああああああああああああああ!!!!」

     

     

    ぶちぶちぶちぶちっっっ!!!

     

     

    雄太と涼太が、きつく抱き合いながら、互いの唇を貪るように重ねあった。
    筋肉にまみれた二人の巨漢の間で、ほぼすべての小人が一瞬で爆ぜ飛んでしまう。

     

    しかし、雄太は当たり前のように、容器から小人をまた鷲掴みにして小人を身体にばらまいていく。

     

    陰毛の谷間から抜け、びくびくと鼓動する巨袋に打ちのめされるもの、尻の谷間に迷い込んでしまうもの。
    どうにかソファの上に降りれても、快楽に震える二人を前に、ほぼ全員がなすすべなくわき腹や太ももに引き潰されて粉々になっていく。

     

    雄太の分厚い筋肉の、腋の中で、胸の谷間で、陰毛のジャングルで、そして尻の谷間で知らずに爆ぜて巨人二人に快楽を与えていく。
    そのうえ雄太はうっかりフローリングに落ちた小人を目ざとく巨大な足を振り上げてきちんきちんと踏み潰して真っ赤な線に変えていった。

     

    二人は湯気を出すように盛りながら、ベッドをガシガシと揺らし、互いの巨根を扱きあう。
    二人の雄の交尾に、窓ガラスは曇り、室温が高くなっていく。
    身体中を逃げ惑う小人の小さな刺激を、身体を重ね合わせて一瞬で肉塊に変えていきながら。しかもそれも、二人の汗で一瞬で流されて行ってしまう。
    巨根には奴隷によって絶えず小人がばらまかれ、ちょうどよいローションとしてあぶくに代わっていく。

     

    互いに強く唇を重ねあい、口内では何十匹もの小人が絡みあう舌の間でひねり潰されていく。
    雄太は巨根を涼太の逸物に擦り付ける。
    がしがし力強く押し付けられる百戦錬磨の雄太の腰遣いで、もう街一つ分の小人が体の上でひねり潰されていく。
    巨大なガスタンク級の亀頭による狙い撃ちの砲撃と、同じほどに巨大な玉袋の空爆に、何十匹単位で小人が潰されていく。
    雄太は太い腕を涼太の首に回し、より強く顔を近づける。

     

    雄太の広い背中は涼太を丸々覆いかぶさんばかりに抱きしめる。
    太い太ももと巨大な尻が、涼太の巨根にぐりぐりと押し付けられ、小人目線からすればジャンボジェットとジャンボジェットが互いに絡み合うかのように小人を巻き込み、飲み込み、踏み潰していく。
    二人の間の小人は、揺れる地面の中、二人の体温というマグマのような高温と暗闇の中で巨根か筋肉に挟まれて潰れていった。
    身体中から響く微かな小人の悲鳴は、二人をあっという間に絶頂に押し上げる。

     

    雄太は巨大なガスタンクのような睾丸を力強く涼太に押し付け、ばちんばちんと音をたてながら豪快に小人を潰して回った。

     

    太い太ももの剛毛から汗が飛び跳ねる。
    34歳の雄太と、33歳の涼太。
    男盛りの二人の巨人は何万男十万の小人を貪り潰しながら、絶頂を迎えた!!!

     

     

    雄太「おらああああああああああああ!!!!!!」

     

     

    涼太「雄太ぁぁぁぁぁぁ!!!」

     

     

     

    ばしゃあああ!!

     

     

     

     

    白い彗星のような第一声が、多くの逃げる小人や吹き飛ばされた小人を巻き込みつつ、涼太の頭上をはるかに超えて、夕やみになり始めた高層を見下ろす窓ガラスに被弾した。

     

     

     

    ばしゃああああああ!!!

     

     

     

    ばしゃあああああ!!!!

     

     

     

    ばしゃあああああああああ!!!!

     

     

     

    爆音と小人の悲鳴をかき消すように、雄太の濃く重い精子が逃げ惑う小人達を狙い撃ちにしていく。
    雄太は涼太を真っ白に染め上げるような勢いで吹き出し、涼太も小人も一緒くたに染め上げられていく。
    十発を超えても勢いの萎えない発射で、ベッドも涼太もドロドロになり、当然小人も生き残ってはいない。

    涼太も射精していたが、すべて雄太の濃い白濁に覆いかぶされれてしまった。
    まだ、ばしゃんばしゃんという雄太の射精の音が響き渡る…
    そこに、小人の悲鳴はもうなかった。

     

     

     

    雄太「…風呂入っか。」

     

     

    涼太「うん♡」

     

     

     

    雄太は軽々と涼太を抱き上げ、風呂に向かった。
    未だに萎えない雄太の巨根は、まだびくびくと子種を吐き出し続け、ベシャリと音を立ててフローリングに落ちる。
    奴隷たちはみな急いで掃除を始める…。

     

    雄太と涼太はジャグジー付きの風呂にのんびりとつかる。
    奴隷に身体を洗わせ、持ってこさせた酒を飲みながら、相変わらずいちゃいちゃと風呂を楽しんだ。
    つまみは、ジャグジーから出てくる小人の軍艦だ。

     

    雄太が軍艦を摘まんで、涼太の口に運んでやる。
    涼太も負けじと、大きいのを三つまとめて雄太の口の中に入れてやった。雄太が少し舌で弄び、軍艦からの砲火のパチパチとした感覚を楽しみながら涼太に見せつけるように奥歯で噛み潰した。

     

    雄太が腰を浮かせて萎えない巨根で水面下から軍艦を叩き潰したり、腋で数隻まとめて挟み潰したり、思い切り屁をこいて軍艦を爆発させて遊ぶ。
    軍艦も精いっぱいの抵抗をしているのだが、最後の軍艦が喰われてもそれに気づかれることはなかった。

     

    雄太が涼太の髪を吹き、涼太が雄太の巨体を念入りにマッサージする。
    すっかりきれいになったリビングには夕食と酒が用意され、二人で並んで食事をとった。

     

    涼太が指示を出した栄養バランスの取れた食事に交じり、当然のように小人や、中に小人が詰まった電車なども並んでいる。
    酒に小人を落としてはそのまま丸のみにし、たまに生きたまま互いの口に移しあったり双方で吸いあって真っ二つにしたり。
    中身の詰まった電車を吸いあって、なだれ込んでくる小人の味を楽しんだりした。
    ぱきぱきと音を立てながら口内になだれ込んでくる小人を吸いつくして、にっと笑う二人。

     

    雄太は高校生の時代から優れた選手だった。
    ただ「強くなりたい」「涼太に甲子園に立つ自分を見せたい」というまっすぐな思いにがむしゃらな練習がたたり、このままでは身体を壊してしまう寸前、悠生に見初められてこの環境を与えられたのだ。
    小人という栄養素の高いプロテインに、適度にストレス発散できる小人世界での大暴れを重ね、雄太は無事に甲子園へ、そしてプロ野球選手となった。

     

    そして、恋人の涼太と人目を気にせず出歩ける場所もまた、小人の世界だった。
    部屋に多くいる首輪をつけられた奴隷はその副産物だ。
    雄太の眼鏡にかなった異世界線の友人や先輩、後輩、野球選手などが雄太に絶対服従を命令されて奴隷を強要されている。

     

    一瞬でも雄太の機嫌を損ねれば、あっという間に小人に戻されて当たり前のように消費されてしまう。
    元友人、先輩でも雄太は容赦しない。
    どころか、より一層サディスティックに服従を迫った。小人化された元チームメイトを踏み潰させたり、雄太の汗まみれのTシャツを絞った汗をすべて吸い取らせたり。

    餌は良くて踏み潰した雄太の食べ残し、最悪ではあえて和風になっているこの部屋の便器に群がるしかない。
    あるものは必至で媚を売り、あるものは機嫌を害さないよう最低限の接触を心がける。
    しかし、それも雄太の気分一つ。おもちゃになってしまえば、ボロボロになるまでいじめられ、全身を奉仕させられたうえで便器に糞と一緒に流されることもしばしばだった。

     

    雄太は涼太の首に太い腕を回しながら、大量の食べ物を男らしく食べていった。
    ステーキなどの肉料理、サラダには小人が塗され、電車や飛行機などは豪快に噛み千切り小人に見せつけながら食事をとる。
    街一つが乗せられたピザを丸一枚食べたとき、涼太が言う。

     

     

     

    涼太「明日の準備、ばっちりだぜ。今から待ち遠しいや。」

     

     

    雄太「おぅ、えらいえらい。でもな、明日の前にやっとくことがあるだろ?」

     

     

     

    雄太は太い声で、涼太の顎を掴むと強引にキスをした。
    長いキスの後、二人の口から雄太が強引に涼太の口にねじ込んだ小人とともに熱い吐息が漏れる。
    雄太は口の端時から落ちた小人を涼太の乳首でひねり潰す。
    微かな悲鳴とともに、涼太がびくっと巨体を震わした。

     

     

    涼太「…雄太」

     

     

    雄太「涼太…」

     

     

    雄太は涼太を軽々と抱え上げるとベッドルームに運んだ。
    ベッドルームでは、これまた多くの奴隷が多くの皿や入れ物に満たされた小人をもって待機している。

     

    二人は楼京の夜景の映る巨大な窓を背に、ベッドに腰かけた。
    雄太の巨体により、小人から見れば氷河のような広大なベッドがうなりを上げてきしみ、沈んでいく。
    純白のシーツに足を上げだし、自身の身体の上に抱き上げたままの涼太の全身を愛撫しながら、その巨足には多くの奴隷が舐め奉仕を始める。

     

    雄太の手がベッドサイドテーブルの入れ物に伸ばされ、鷲掴みにされた小人ごと涼太の秘部をまさぐっていく。
    奴隷たちが雄太の巨根に群がり、腋に群がって奉仕を始める。
    小人は雄太の乳首や首筋、玉袋や秘部に落とされ、そのしわ一本一本に至るまで奉仕を強要される。

     

    それも雄太の少しの動きで一瞬で爆ぜて肉塊となる。
    雪崩のような汗は小人を押し流し、小人から見て巨人サイズの奴隷たちは小人ごと自身の2倍以上に巨大な主人に奉仕をしていく。
    全身を奉仕され、涼太という恋人をおもちゃのように扱いながら、雄太の巨大な睾丸ばびくびくと震える。
    濃く優秀な子種は今も数人によって舐め続けられている巨根を今にもさかのぼって溢れようとする。
    多くの人間に奉仕を強要させながら、雄太の巨体は熱い熱を発しながら支配の快楽に雄たけびを上げるのであった。

     

    返信先: 赤色堂のお仕事シリーズ #803
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    晃はまずは尻を下ろした。

    着地点にいた小人は、二つのガスタンクの様な筋肉質な、そして中央の谷間に黒い毛が密集した晃の尻が降ってくるをなす術無く見上げていた。
    急に影がこくなったかと思うと、一瞬で晃の何億トンもあろうかという体重が地盤ごと小人を踏み潰した。

     

    晃の体重によって地下街ごと潰れたが、規格外の晃の大きさからすれば一回や二回分の沈没等感じ様が無い程だ。
    晃は後ろ手を付く。

     

    横転したバスや背の高い木を巻き込んで、バスより太い指がそれらを圧し潰して行く。
    そして、太い足を遠慮なく小人の群の中へ、駅前で群れている小人の方に投げ出した。

     

    凄まじい轟音をまき散らしながら、晃の足の裏が高架式の駅を蹴り飛ばした。
    踵程の駅はなす術も無く傾き、圧し潰されて行く。
    軋んだ音と共に多くの列車も泣き添えを喰らう様に横転して行った。

     

    片方の足は、駅ビルの横にある低層棟の上に下ろされた。
    ちょうどかかとおとしの要領で、低層棟の中心から晃の踵はビルを踏み潰した。
    中では隠れていた小人が、何が起こったか理解する間もなく、低層棟ごと晃に踏み潰されて行った。

     

    土煙が晴れる頃には、駅前の情景は一変した。
    蹴り崩されて崩壊した駅舎と、低層棟。
    無事なのは巨大な駅ビルだけで、晃の広い背中の背後のビルも、晃の後ろ手によって半壊状態になっている。

     

    そして、小人達は気づいた。
    駅前のモニュメントを圧し潰して、ビルより巨大な晃の巨根がそそり立ち、周囲は晃の筋肉質な太ももと脹脛で囲われている事。
    そう、多くの小人は晃の足の中に捕われていたのだった。

     

    晃の発する熱の中、もう一本のビールを飲み干しながら、野性的精悍な顔をした晃は、
    いたずらっ子の様でもあり、獲物を見定めた獣の様な、そんな鼻息の荒い顔で股の間の万をこす小人達を見下ろしている。

     

    晃の股ぐらの間で、阿鼻叫喚が巻き上がった。

     

    晃は、片腕を戯れに伸ばした。
    指先で多くの小人が潰れ爆ぜる事も厭わずに、電柱より太い指で小人の群を鷲掴みにする。
    分厚い掌には小人や警官、タクシーが載せられた。

     

    晃は大雑把に口周辺にそれらを散蒔く。
    口に落ちるもの、肩付近に落ちるもの、身体に落ちて割れた腹筋や盛り上がる胸筋に掴まるもの。

     

    口に入った小人を酒で流し込むとまた多くの小人をまた鷲掴みにして、そのまま巨根にすりつける。
    腰骨に届くサイズの巨根は晃の自慢であり、昔から多くの女を泣かせてきた一品だ。
    晃の巨大な掌でやっと指が届く巨根は瞬時に血肉に塗れ、晃の巨根に小さな快感を生み出す。

     

    太ももや脹脛、足の裏を小人達が何とか逃げようと這いずり回るのも中々の快楽だ。
    小人達はビルより太い、褐色の脚にしがみつき、毛に手を掛けて何とかよじ登ろうと晃の脚に殺到する。
    晃が腕を伸ばすたび、びくっと動く脚の筋に寄って跳ね飛ばされ、踏み潰されて行く小人達。

     

    足の裏にも、血肉と泥を気にせず小人達が殺到する。
    くすぐったい感覚を見下しながら足の指を動かしてやると、指の間で抜けようとした小人が爆ぜて行く。

     

    さっきまでブーツの中にあったものに殺到する小人達。
    汚いだろうに哀れな奴だ、と晃は笑いをかみ殺した。
    戯れに脚を持ち上げて、足の裏を小人の群の中に落としてやる。

     

    そして小人を挟んでは、上空で足の裏で挟み潰して血の雨を降らせてやった。

     

    相変わらずなえる事の無い巨根には多くの小人をばらまいた。
    虫の様な小人達が自分の巨根の上で這いずったり、命乞いをしているかと思うと面白い光景だ。

     

    晃は脚を持ち上げ、再度立ち上がった。
    小人の群はもう大体半分ぐらいに鳴ってきた。

     

    全身にまとわりつかせた小人が落ちて行く事も気にせず、今度は遠慮無しに小人の群を踏みにじって行った。
    それだけではない、高架駅に転がっていた電車ごと、四股を踏む様に明確に小人を踏みにじって行った。

     

    小人からすれば巨人は明らかに楽しみながら、殺意を持って群全体を踏み潰そうとしている。
    足の裏で軽く追い立てて、まとめて踏み潰す。
    晃の足下はすぐに真っ赤になり、逃げ惑う小人の阿鼻叫喚だけが聞こえる。

     

    そして晃はメインディッシュに手を伸ばした。
    唯一残っている、晃の胸筋程度の駅ビルだ。
    ガラスビルに映る、晃の血まみれの身体に、晃の巨根が映えている。

     

    晃は膝に手を当てて中を覗き込んだ。

     

     

    「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
    「ヒイイイイイイイイイイイイイイイ」
    「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

     

     

    「おー、まだうじゃうじゃいるじゃねーか。」

     

     

    晃の予想通り、高そうな服を着た小人がまだ多くビルの中に残っている。
    晃は屋上部分をその太い腕で優しく抱き締めると、腰を乱暴にビルに押し付けた。

     

     

    「おらぁっ!!!!」

     

     

    晃の巨根はフロアや壁、人間をぶち抜きながら、まだどうにかビルの中に留まっている。
    晃の巨根でもギリギリで中に収まる太さのあるビルだったようだ。

    晃の巨根がびくん、びくんと動くたび、周囲のフロアや梁を破壊して行く。
    それに巻き込まれたフロアはゆっくりと晃の巨根の中心に崩れて行き、多くの小人やものが巨根の方に雪崩を打って落ちて行く。

     

     

    「おー、なんかこそばゆいけど中々いーじゃねーか。」

     

     

    晃が指を翳すと、火のついたタバコが出現する。
    晃はタバコをくわえて、乱暴に腰を押し付け、降った。

     

     

    「おらおらぁ!!!巨人の巨根を味わって潰れろチビ共!!!」

     

     

    後ろから見れば、広い背中に盛り上がる肩の晃の後ろ姿が見える。
    尻や足下は小人を踏み潰した血まみれで、尻の谷間や盛り上がる尻にも多くの小人の痕跡が付いている。

     

    足下は多くの小人が踏み潰されてクレーター状になった血の池地獄のようだ。
    そこにくわえ煙草の晃が、気持ち良さそうにひたすらにビルに向かって高速で腰を押し付けている。

     

    晃の精悍な顔が歪み、玉の様な汗が噴き抱して残った小人やビルを圧し潰して行く。
    巨根の先端はビルをぶち抜き、中の小人を跳ね潰しながら駅ビルを犯している。

     

    巨大な玉はビルにぶつかって表面を破壊し、力の入った太い両腕はビルの屋上を抱き潰して行く。
    たまにスクワットの要領で腰を上半身を上げ下げすると、巨根はケーキを裂くナイフの様にビルを圧し割って行く。

     

    ビルはとうとう傾き、倒れて行くが晃は気にも止めない。
    むしろ押し倒すがごとく、雄大に腰を振って行く速度を速めて行く。

     

    途轍もない爆音!!!!!!

     

    どっがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんんんんっっっっっっっ

     

     

     

     

    駅、小人、そして駅周囲の高層ビルを押し倒しながら晃は駅ビルを押し倒した。
    深く突き込まれる巨根はもはや駅ビルを貫き地下街を犯して行く。

     

     

     

     

     

    ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!

     

     

     

    ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!

     

     

     

    ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!

     

     

     

     

    ずどん、ずどんとリズムカルに双丘のガスタンクの様な尻を打ち付けて行く晃。
    その衝撃でビルは傾き、太ももでまだ無事だった小人や街並をなぎ倒して行く。
    小人、ビル、そして街全体を巨根でやりたい放題に嬲り犯し蹂躙する晃は、まさに野獣その物だった。

     

     

    小人の蹂躙に興奮した晃はさらに腰を打ち付ける速度を速くして行く。
    絶頂が近い。
    晃は尻を高く掲げ、一番深くに巨根を挿した。
    ずがんずがんと、新たな領域を掘り進み、侵して行く。

     

    そして、晃は目の前にあったビルを鷲掴みにすると立ち上がった。
    街のどの風景よりも高い位置で、もはや握力で外装がめちゃくちゃになったビルを、引き抜いた巨根に乱暴に挿入し、高層で扱いて行く。

     

     

    「おらぁぁぁぁっ!!!!イくぞ小人どもぉぉぉぉっ!!!!!」

     

     

     

     

    ぶぶぶぶぶぶぶぶぶばっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!

     

     

     

     

    ぶぶぶぶぶぶっっっっっっっ!!!!!!!

     

     

     

    ばっしゃあああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!

    どぷっ!!!!!どぷっっっっっっっ!!!!!!

     

     

     

    ばっしゃあああああんんん!!!!!ばっしゃあああああんんん!!!!!

     

     

     

     

    晃の雄叫びと共に、巨根から白濁が猛烈な勢いで発射された!!!!!

    地面に落ちた白濁はバスを押しのけ、小人を巻き込み、地下鉄の駅の屋根を圧し潰して地下になだれ込んで行く。
    未だ生き残った小人を跳ね飛ばして、溺れさせ、圧し潰して行く。
    それは留まる所を知らず、未だ崩れていたい街に降り注いでビルを傾け、小人を搦め捕って行った。

     

    晃によって押し倒されたビルや、駅向こうの街に降り注ぐ白濁は池の様なサイズで、車や住宅を巻き込んで強い臭気を放って行った。

     

     

     

     

    「…ふぅ、まぁまぁ良かったぜ?」

     

     

    晃は横で完璧に晃の身体と腰使いによってぺしゃんこになったビルに笑いかけてやった。
    もう一本タバコを吸うと、自然と尿意を催したので、遠慮なく足下にぶちまけてやる。
    足下の惨劇はあっという間に小便で水没し、まだ無事だった建物を的代わりにして圧し潰してやった。

     

    晃は目の前を見通す。
    まだまっさらな盆地の街は半分程残っていた。
    酒もまだ足りねぇ。
    抜くのもまだ足りねぇ。

     

    晃は巨根をぶんぶんとふって小便の粒を振り落とした。
    もはや湖となって、沈没船の様に駅ビルが沈んだ中心街を跨ぎこして、晃は次の暴れる場所を探して、ビルを踏み潰した。

     

     

     

    ーーーーー数時間後

    盆地の98%が炎上し、倒壊している。
    晃が暴れ回った街は完全に崩壊した。
    駅、橋、工場地帯、城の遺構やマンション。多くのものを踏み潰した。

     

    ほとんどが晃の足の裏に踏み潰され、多くの小人は酒の魚として晃の腹に収められた。
    運悪く生きたまま飲まれてしまったものは、今頃胃の中で生きたまま養分として吸収される地獄を味わっているだろう。

     

    晃はその光景に満足すると、柔らかい森林に腰を下ろした。
    空にはゆっくり夜が満たされている。
    足の指に挟まった電車の残骸もそのままに、晃はすぐにいびきを立てた。

     

     

     

    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

     

     

     

     

    晃「…ん?」

     

     

    晃は起き上がると、そこは柔らかい純白の大きなベットの上だった。
    サイドテーブルには晃のタバコが置かれている。

     

    晃がとりあえずそれに手を伸ばすと、部屋を見渡した。
    シンプルで、しかし押し付けがましい様な綺麗さが無い。
    濃い色の板張りのフローリング、壁紙ではなく漆喰の壁は光の陰影を壁に宿し味わい深い。

     

    ベッドの背面は壁になっており、ベッドの前のローテーブルにはフルーツがカゴに入っている。
    幾つかのシンプルな家具の向こうには天井までの大きなガラスが外の風景を映している。
    結構な高層だ。

     

    晃はタバコを吸いながら高いホテルか何かにいるような気がした。
    身体はなにも身につけてはいないが、巨根が痛い程に勃起していた。

     

    脳裏に先ほどまでの怪獣映画さながらの蹂躙劇がふつふつと浮かび上がってくる。
    先ほどまでの小人の街の蹂躙劇を思い出しつつ、「もー何があってもおどろかネェ」と、内心で笑う程度にしか驚かなかった。

    晃の心情はもう完璧に小人を玩具としてしかとらえていない。
    今、目の前に小人が一匹現れたとして何の呵責もなく拾って一口に飲み込むか、巨大な押しの裏で一瞬のうちにぺしゃんこに踏み潰してしまうだろう。

     

    奥の扉をノックする音が聞こえた。

     

     

    晃「……いいぞ。」

     

     

    晃がそういうと、悠生と一人の少年が入ってきた。

     

     

    悠生「おはようございまつ!!いかがでしたか、あちらは。」

     

     

    悠は先ほどと同じスーツ姿で雅な紐の付いた扇を扇ぎながらやってきた。
    傍らの少年はどこかおどおどした態度で、コーヒーの入った盆を手にやってきた。
    少年が丸裸で首輪をつけているところを除けば何もおかしいところはない。

    晃は少年が持ってきたコーヒーをうけとり、雄大に勃起する巨根を隠すこともせずベッドを出た。

     

     

    晃「…いろいろ聞きてぇことはあるが…」

     

     

    晃はサイドにあった高級そうなソファーに腰掛けた。
    晃の重い体重を受け止め、ソファは柔らかく沈む。
    晃が目の前のソファに座るように促すと、悠生だけが腰掛け少年からお茶が入った陶磁器のカップを受け取った。

     

     

    晃「正直、よかったぜ。あんなに楽しく暴れまわったのは初めてだ。」

     

     

    晃はくしゃりと笑って悠生の頭を撫でる。
    悠生は嬉しそうに笑う。

     

    悠生「いやいや、こちらこそ!晃様に楽しんでいただくのが仕事ですから!」

     

    晃はコーヒーのカップを少年に渡した。
    先程の世界で暴れまわった事を考えれば、その少年もその一部かもしれないと考えはしたが、一応尊大にはならない程度な態度で。

     

     

    晃「…また、ストレスが溜まった時に頼めるか。あれ」

     

     

    晃が悠生の顔を覗き込んだ。

     

    晃「それとも次回は有料か?」

     

    悠生「いや。というか、こちらから次回もお願いしたいと頼みにきたのでつ。」

     

    晃「はぁ?…いや、嬉しいけどよ…お前らになんか得あるのか?つーか…あの世界は一体何なんだよ。」

     

    悠生「…実はでつね…」

     

    悠生は脇の鞄から書類の束とCDロムを取り出した。
    その書類を晃に見せる。

     

    晃は立ち上がるほどに驚いた。
    その書類には晃の所属する工務店をしっちゃかめっちゃかにしている例のバカ息子の様々な汚職経歴や法令順守違反、脱税など証拠が細かに書いてあった。
    他企業との談合、年間利益の数%を飲食費やギャンブルに使いこんでいるようだ。

     

    信じたくはなかったが本人が作っているのではないかと思うほどに写真証拠がそろっている。
    …敬愛する元社長を安い病院に突っ込んでおいて、自分は無能なふりをして晃たちに厳しい条件の仕事を振って降りて、
    その実、浮いた金で自分は豪遊していたということが、すぐに分かった。

     

    悠生「…晃さん達ではちょっと調べにくい形でそんだけのことしてたみたいでつね。彼」

     

    悠生はゆっくり目を開けた。
    台風の直前の夕焼けような、禍々しい金色の瞳がちらりとだけ見えた。

     

    悠生「…この資料を差し上げる代わりに、定期的に、いや、毎日でもかまわないのでつが、あの世界でああやって破壊を繰り返してほしいのでつ。

     

    あの世界は、この世界の害になる…とだけ言っておくでつ。僕たちの仕事はそれを壊すことでつ。
    でも、ある制約によって先ほどの晃様のような手段しか使えない。なので、適任者を探していたのでつ。」

     

    晃はソファに座りつつ、即答する。

     

     

    晃「いいぜ。こっちからも頼む。あんなにおもしれぇ遊びもねぇしな。」

     

     

    悠生は満足そうにほほ笑んだ。

     

    悠生「了解でつ。この部屋も晃様に差し上げましょう。超一等地の超高級マンションの最上階でつ。
    …なに、この仕事は結構な額をいただける仕事でして。
    僕らからの福利厚生の一種だと考えてほしいでつ。」

     

    悠生はそういうと、ぱちんっと指を鳴らした。
    ウォーキングクローゼットが開くと、晃の作業着や革ジャン、私服がすべておかれており、居間の隣には車専用のエレベーターが備え付けられたガレージ。
    ガレージには…

     

     

     

    晃「うぉぉぉおおおおおお?!」

     

     

     

    晃が過去に手放してしまったモンスターのようなハーレーが整備された状態で駐車されている。

     

     

    晃「お。おい、!あれ、どうしたんだ!?」

     

     

    悠生「探すのに手間取ったでつよ?相当にお気に入りのようでしたしw」

    部屋を見て回るだけでもびっくりするようなことばかりだった。
    トレーニングルームやサウナ、ガレージの車を見ながら入れるジャグジーに、さらには中庭まで…
    しかし、その一室の主に突然なってしまったのだ。

    そして、最後に暗証番号を入れるようなボタンのついた扉があった。

     

    悠生「ここから、『あの世界』にいけまつ。」

    悠生はボタンを指差した。

     

    悠生「物は試し。適当な数字を入力して入ってほしいでつ。」

     

    晃は太い指で適当な数字をおした。
    「2500000」
    そして扉をあける。

     

     

     

     

    扉を開けた、そこに広がっていたのはーーーーー

     

     

     

     

    晃「…はぁ?」

     

     

     

    まるで巨大な地図の上に立っているかのような光景だった。
    空ははるか上空に、飛行機の中から覗くかのように暗くなっており、はるか遠くまで、地平線と雲が綿菓子のように浮かんでいた。

     

    浮遊するドアから一歩踏み出すと、とたんに泥のような地面に裸足がずぶずぶと沈み込んでいく。
    地面は柔らかく、田んぼの中に踏み入ったように安定しない。

     

    晃はもう片足を下ろす。
    下ろす瞬間、霧のような雲は吹き飛び、その下で小さな爆発がおこり、ゆっくりと広がっていく。
    晃の分厚い足の周囲はひび割れ、赤く染まり、爆発で生まれた小さな波紋のような煙が苔の生えているような地面を茶色く染めていく。

     

    晃は理解した。
    先ほどの「2500000」は「2500000倍」つまり晃を250万倍にしたのだ。

     

    晃が目を凝らすと、先のほうに砂のような街が見えた。
    晃はにやり、と笑って足を上げる。

     

    小人目線から見れば—-

     

    それは山より巨大な足の指だった。
    日に焼けた分厚い足がゆっくりと空から落ちてきた。
    違う。それは普通のスピードだった。

     

    あまりに巨大すぎて、それがどんなスピードで落ちてきているのか理解できないだけだったのだ。

     

    やがて嵐のような気圧をめちゃくちゃにする風と共に隕石のように巨大な足が地面を押しつぶしていく。

     

    ーーーーー

    その一歩は人類の恐怖の一つとして刻まれるべき一歩だった。
    山より分厚い、都市よりデカイ、人間の目線に入るすべてを覆い尽くすサイズの巨大な褐色の物体が地面を踏み締めたのである。

     

    巨大な足は1000m級の山を粘土であるかのように踏みつぶし、その下にあった街、森全てを飲み込んだ。
    たまたま数十キロ離れてみていた人間の目からは、山より巨大な足の親指が爆音とともに山ごとその周囲を踏みつぶすのを見た。

     

    自分がおかしいのか。
    しかし晃の足は確実に山を踏み抜き、周囲を陥没させながらさらに歩を進めようと動いている。

     

    森よりも太く濃い足の甲の毛の高層樹林すらはっきり見えるほどだ。
    かかとなど、かなり首を持ち上げなければ見ることもできない。

     

    そのさらに上に連なる、巨大な柱…塔?いや、あまりに巨大すぎて人間の語る尺度では測れない、褐色に焼け黒い毛にまみれた脚が盛り上がる入道黒サイズのふくらはぎにつながっている。
    そしてその上は、もはや矮小な人間に見ることすら叶わなかった。

     

    そして、周囲数十キロは山すら割るほどの巨大な地震と地割れに襲われる。
    波のような地盤ごとめくり上げる衝撃波を伴い、踏みつぶされなかった周囲をめちゃくちゃに破壊しつくす。

     

    晃がもう一歩踏み出し、巨大な足を持ち上げた時。
    巨大な山があり、里があった部分はまるで晃が工事現場で踏みしめた泥濘のような泥の足跡に変わっていた。

     

     

    ずどん、ずどん、ずどん

     

     

     

    たった数歩で、盆地を壊滅させたことすら気にせず、晃は平地に広がる巨大な都市を眺めた。
    あまりに小さな都市は晃がそのまま倒れればそれだけで壊滅してしまうほど小さい。
    本気で足を延ばせば、晃の股の下にすっぽりと入ってしまうだろう。

     

    晃は小さな街が、実際にはその国の3大都市に数えられるほどに巨大な都市を腕を組み観察している。
    かすかにわかる、細い碁盤のような街並み。
    晃の髪の毛の太さ程度の建物の群れ。

     

    唯一中心街には爪の先ほどのビルが乱立しているようだが、晃が軽く息を吹きかければそれだけで吹っ飛んでしまうだろう。
    太陽が後ろにいるのか、晃の巨大な影は街全体をすっぽりと覆ってしまった。

     

    口に唾をため、ぷっと吐き出してみた。
    着地点にはダムが決壊したかのような粘度の高い晃の、やにっぽい唾が街を蹂躙する。
    小さな煙を出しながら、街の1ブロックを唾の一つで消し飛ばしてしまった。

     

    あまりに小さい。

     

    晃は脱力してしまう。
    自然と笑いがこみあげてくる。

     

    肩がふるえ、その笑い声は星そのものを砕かんばかりに野太く、太い晃の首から出てきて止まらなかった。

     

    晃は笑いながら、足を持ち上げると街に狙いを定めて持ち上げた。
    そして、それを無慈悲に振り下ろす。
    小さな市町村ならその一歩で壊滅させられる程に巨大な足の裏が街を蹂躙していく。

     

    隕石が落ちたかのような衝撃と揺れ、火事すら起こる間のないほど周囲は吹っ飛ばされていく。

     

     

    晃「おりゃ!!!おりゃあ!!!」

     

     

    晃は足を止めはしない。
    振り下ろした足をぐりぐりと踏みにじったかと思うと、そのまま泥で絵を描くように足をスライドさせる。
    山より高度のある巨大な足になすすべもなく蹂躙される都市。

     

    さらに数回踏みつけると、晃は膝立ちになり、かがんで、巨大な顔を都市に近づけた。
    かろうじて微生物のような何かが逃げ惑っているのが見える。

     

    晃はその集団に、思いっきり拳を振りおろしてやった。
    手のひらを広げ、ばしんばしんと叩き潰してやる。
    掌で地盤ごとえぐり取って、地面にたたきつけてやる。

     

    たまたま町の中心部は、晃の股下のちょうど真下ですっぽりと晃の影に包まれてしまった。
    街の高層ビル群の頭上には、街のひとつ軽がると飲み込めるような巨根の鈴口があった。
    どんどんと熱をもった鈴口は、透明な先走りを噴出し、すぐに高層ビルをからめ取りながら水没させていまうのだった。

     

    晃はそのまま股間を押し付けるかのように寝転ぶ。
    全身を振り回して、まるで泥遊びをする子供のように太い四股を振り回した。

     

    それだけで、あっという間に都市は泥の中に沈んだ。

     

    晃の目はらんらんと輝き、荒い鼻息のまま立ち上がった。
    まだ破壊を免れている街の上に巨足を振り下ろし、思いっきり踏みにじってやった。
    びんびんになった巨根を扱きながら天に向かって本能のまま雄たけびをあげる。

     

     

     

    晃「うぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

     

     

    晃の雄たけびが星全体を揺らし、すべての人間が恐怖のどん底にたたき落とされた。
    晃は大股に歩き始めた。
    その一歩だけで町を3つ、村を4つと山脈を踏みつぶし、足を振り上げた際の衝撃で大きな河川を吹き飛ばした。
    足の裏から落ちる残骸で都市を破壊し尽くし、流れ出る汗や先走りは絨毯爆撃のように無事だった周囲に降り注ぐ。

     

    一歩一歩で地割れを作りながら、街を、山を、湖を丸ごと踏み潰して、股間では積乱雲を散らし、飛行機を割れた腹筋で押しつぶしながら巨根を一心不乱にしごいた。

     

    そして、晃の眼に、さらに巨大な都市が映る。

     

     

    晃は山を踏み抜きながら乱暴に膝をつき、地盤をまくりあげながら手をついた。

     

     

    晃「ふぅ…ふぅ…」

     

     

    晃の荒い吐息が街全体に吹き付ける。
    まるで地図の上にひざまずいているように、街の全てが晃の身体の下になり、濃い影が覆った。

     

    晃は都市の中心部に巨根を据える。
    そこは人間の国の行政府があるほどの大都市だったが、どろりとした先走りの一滴で全てが水没してしまった。

     

     

    晃「・・・おらぁ!!!」

     

     

    晃は街の中心部に無理やり巨根をぶち込んだ。
    そして、その瞬間に深く深く巨根を押し込む。

     

    地下街は一瞬で踏みつぶされ、晃の濃い陰毛が同サイズのビルやマンションを押し倒し破壊していく。
    そして、押しつけられた力強い腰使いによって一瞬で全てが晃の身体に踏みつぶされていった。

     

    晃は歯を食いしばり、一心不乱に街を蹂躙するかのように腰を振っていく。
    都市の幾街区を持ち上げ、亀頭の先にビルの残骸や地下鉄の車両をひっ付けながら地上をなぎ倒して浮上する巨根。
    地上に出た巨大なクジラのごとき巨根はそれらと数億トンの質量をもった先走りを周囲の都市に吹き飛ばしながら地面から抜けた。

     

    晃は次の場所に巨根を突き刺す。
    都市を押しつぶすように、太い太ももと盛り上がる尻で想像を絶する重さの腰の一振りが瞬時に都市を蹂躙する。
    小人は逃げることすらできない。

     

    晃の起こす揺れに建物ごと崩落する小人、晃の汗、先走りに吹き飛ばされ押しつぶされる小人。
    そして晃の筋骨たくましい、もはや図りようもないほど強大な手のひらや指、毛、そして腰に一瞬で跡形もなく踏みつぶされる小人たち。

     

    そして晃は立ち上がり、都市を鷲掴みにしてそれらごと巨根をしごいた。
    都市の8割をその身体で踏みつぶし、最後にのこった都市に、そしてその奥の小人の街、いや、巣に向けて。
    手に取った都市をローションのように巨根で挟みつぶしながら、晃は絶頂を迎えた!!

     

     

     

     

    晃「おらぁぁぁぁ!!!!受け取れ、虫どもぉぉぉぉぉ!!!!!」

     

     

     

    爆撃のように発射される白く濃い晃の精液が、残った都市を飛び越えその国の隅々にまで、いや、国を超え、すべての人間に降り注ぐかの勢いで発射される。
    その一滴が落ちた町はそれだけで沈み、周囲ごと絡みとられていってしまう。

     

    村を、町をいくつも飲み込むほどの白濁が降り注ぎ、山を越えて決壊し、まるで世界の終りのようになだれ込んでくる。
    国一つを沈めんばかりの量が果てることなく出続ける。

     

    この世の終わりというべき瞬間は、小人の脳裏に深い絶望を刻み、復興すらあきらめさせてしまうように降り注いでいった…

     

     

    晃が気がつくと、残っていた都市も、踏みつぶした場所もみな晃の精液の下に沈んでいる。
    晃の目の前には、雲を割り土地を沈めた白濁が、一直線に小人の土地を蹂躙していた。

     

    晃は、巨根を絞り、泥のようになったもと大都市に落とした。
    巨根はようやく落ち着きを取り戻した。

     

    晃は目の前の光景に満足し、山を派手に蹴り上げながら扉の向こうに戻った。

    後には、蹂躙されつくされた、小人の世界が残された。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    悠生「楽しかったでつか?お風呂をどうぞ。」

     

    悠生に案内されてジャグジーを浴びた。
    泡を止めて風呂のように使っていると、晃の盛り上がる胸筋が少し火花が散る。

     

    なんと小さな軍艦が浮かんでいた。
    晃は指でつまんでしげしげと見る。

     

    指の間にぽろぽろこぼれているのは小人の軍隊か。
    まったくサービスいいよな。晃は笑いながら口の中に軍艦を放り込んだ。
    軍艦は、軍艦自身の半分もあろうかという奥歯に座礁。
    100名程度の小人は逃げようと甲板に出るも、瞬時に上から下りてきた奥歯に噛みつぶされて全滅した。

     

    晃が軍艦を蹴り上げたり、真下で屁を扱いて沈めて遊んでいると、先ほどの裸の少年が入ってきた。

    少年「ご主人さま、お背中をお流しします。」

     

     

     

    晃の半分ほどしかない小柄な少年は晃の体を隅々まで洗った。
    晃が風呂を出ると、瞬時にバスタオルで体をふき、ひざまずく。

     

    悠生が言うには、先に晃の蟻の門渡りあたりでどうにか無事だった小人の一匹だったそうだ。
    せっかくなので奴隷に持って帰ってきたとのことだった。

     

    現金な晃は小人だと思うと気が楽になった。
    小人であれば、晃の所有物に違いない。

     

    晃は悠生に施設の使い方や小人駆除の話を聞く。

     

    別にノルマはないが、扉の向こうの世界を破壊し、恐怖を植え付けること。
    扉の向こうの世界は一切が晃の所有物であること。
    マンションの一室の維持管理は厚生福利の一環として奴隷の少年が行うこと…
    そして、営業を追い出す手法…

     

    それらを聞きながら晃は少年にずっと足を舐めさせていた。
    なんだか宝くじに当たったような気分だ。
    晃は出されたビールを小人を摘まみつつ飲み、思った。

     

     

     

    悠生「そんなことはないでつよ?

     

    あなたには資格があったんでつよ。

     

    すべてを支配しうる、雄としての資格。がね。」

     

     

     

     

     

     

    「晃さん、最近ジム行ってます?なんかますますパワーアップしているような…」

     

    晃の部下の少年が、晃を見て声を上げた。
    確かに最近作業着がきつい。
    毎日小人を食べていると、下手なプロテインを飲むよりも効き目があるようだ。

     

    晃の仕事は、その後順調に進んだ。

     

    まず、馬鹿息子の営業にはすべての資料を見せてみた。
    面白いように青ざめ、作業場の椅子に座ってたばこを吸っていた晃に土下座して許してくれと頼んできた。

     

     

    晃「わかったよ。でももう、オイタは止めろよ?」

     

    晃はバカ息子の目の前で証拠のCDを踏みつぶしてやった。
    よほど声にドスが聞いていたのか、バカ息子はその場で失禁しガタガタ震えながらうなずくだけだ。

     

    それから変なスイッチが入ったのか、晃に進んで頭を下げてくるようになったバカ息子。
    今では二人きりになったときには進んで足置き台になってくるほどに、晃の怖さが身にしみたらしい。
    晃の泥に汚れた作業ブーツを作業場の片隅で一心不乱に舐めているところをみると、さすがに恩義のある元社長に申し訳なくなってくる。

     

    それでも元社長はまともな病院に入ったし、仕事も順調。
    作業場のトイレでひざまずき、晃の小便を頭から浴びながら手も触れずに射精する幸せそうなバカ息子を見ていると、それでも良いかと思えてくる。

     

    晃は小人蹂躙というストレス解消を見つけたあとも仕事を辞めることはなく、ますます精進していった。
    大型バイクで、作業着で入るには場違いな家に帰れば、少年がうれしそうに晃を出迎える。

     

    食事を作り、晃に酌をする少年。
    今では調教も進んで難なく晃の巨根を受け止められるまでになった。
    晃に媚びるようにひざまずき、必要ない時は足元に這って足を舐めている。

     

    食事がすめば、晃は扉をあけて小人たちを躾に出かける。
    数万倍となって街ごと精液に沈める日もあれば、100倍サイズになってビルをファックする日も。
    時には素のサイズで町を偵察し、異国情緒を味わってから蹂躙すことももあった。

     

    晃の日々はこうして進んでいく。
    その厳つくも美しい顔には自信が満ち溢れ、雄として今後も生きていくだろう。

     

    その道を行く巨大な足には、踏み潰されたバスがゴミのようにこびりついていた。

     

    <赤色堂有限公司のお仕事 =お客様その1…後藤晃の場合= 終>

     

     

     

    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

    赤色堂のロビー。
    午後7時。

     

    女子三人が食事に出たあと、悠生、社木、花が囲んで楽器を奏でている。
    悠生がヴィオラ、社木はチェロ、花がヴァイオリンだ。

     

    花「…結局、晃さんは気づかんかったとね。」

     

    花がヴァイオリンを降ろす。
    社木が疲れたように首を回した。

     

    社木「何がや?」

     

    花「まぁアレキサンダー大王やギルガメッシュ王はともかく、アーサー王にしろ皇帝ナポレオンにしろ始皇帝にしろ日本武尊にしろ…ろくな死に方しとらんっちゅーことばい。」

     

    悠生「まぁ彼には関係無いでつからねー。」

     

    社木「王聖を湖に返して一人黄泉に旅立ったアーサー王、流刑地で栄光にすがって死んだナポレオン、不死を夢見て事切れた始皇帝、都を夢見てなくなった日本武尊…」

     

    悠生「奮起旺盛な少年には世界の広さを。神と人間によって作り出された少年には人間が蹂躙する快楽を。
    気弱な少年には覇気を、若き貴族には野心を、地方の役人には野望の片鱗を、阻害された少年には自分のなせる事を、それぞれ示しただけでつよ。

     

    …ここ、α+1の世界線はαに近い。
    αに近い世界で起こった事は周囲の世界編に影響を及ぼすでつ。

     

    後藤晃さんはこの世界及びαでは、この先大暴れして成功するでつ。

     

     

    α+5833629の世界から以後の世界線では晃さんは「共和国」との戦争で英雄となる。
    ここはα+1の最もαに近い世界。

     

    ここでの行動は全ての世界、いや、α以外の全てに影響する。
    晃さんはあのまま行けば不要な責任感で順当な成長に支障をきたす。
    逆にいえば、憂いを取れば、どの世界線でも期待通りの働きをしてくれる。

     

    …今回の事は、あくまでその為の布石ですよ。

     

    英雄としての彼と、この世界の彼は別物。
    僕たちが導いた彼等もまた、世界に英雄と謳われ無惨に死んで行った者たちとは別物なんですよ。

     

    それに晃さんが蹂躙する世界は、晃さんが起たなかった、つまり「あの人」が描く「次元」の可能性の埒外。
    不要な世界。
    晃さんというキーキャラクターが起った以上、本人が切り離して所有するには何も問題はありません。
    まぁそこで蹂躙される方々は不幸というより仕方ないですが。

     

    それをあの人が修正しようとすると、「向こうさん」も動きます。それは全世界線を破壊しかねない動乱です。
    それはーーーまだ先でいい。
    誰も、準備できていませんからね。

     

    だから、僕たちが先回りして消していく。
    まぁ、「あの人」もわかってるでしょうけどね。」

     

     

    社木「…口調、戻っとんで」

     

    悠生「おぉーっと、これは油断大敵でつねー♪」

     

    花「…まったく。適当ばい…」

     

    社木と花は再度弓を構えると、静かに曲を奏でていく。
    香が炊かれた天井の高いロビーにヴァイオリンとチェロの音が響く。
    女子三人が帰ってきたら、オーボエとフルート、ハープの6重奏のそれは荘厳な「鎮魂歌」の楽隊となるのだ。

     

    悠生はヴィオラを構えなおし、一人心地独り言を放つ。

     

    悠生「…ガイアがどうとか、抑止力がどうとか…そんな馬鹿な世迷言、いつまで信じてるんですかね。向こうの僕は。」

     

     

     

    しんしんと、鎮魂歌の夜は更けていく。

    <終>

    <こっちが本当!!次回予告!!>
    =赤色堂有限公司のお仕事 =お客様その2…竹原雄太の場合=

    「プロフィール:竹原雄太(たけはたゆうた)
    身長:196.5cm
    体重:103.7kg
    特徴:小学生のころより剛腕ピッチャーとして注目を集めていた選手。小学6年生時には180cmを超える体格を有しており、その後も順当に成長。
    高校1年より甲子園の常連となり、3年生時には優勝を果たす。ドラフト1位で○○球団に入団。
    他の追随を許さない体格と練習量で○○球団の巨人として有名になる。
    がっしりとした体格に人懐こいような少し童顔な顔を持つが、一重の鋭い目線は笑みを外すと相手を恐怖させる迫力を持つ。
    自分でも意識してか常に微笑んでいる。
    現在34歳だが、体力の衰えを見せずに現在も活躍中。

    恋人は野球部時代の後輩、白野涼太(はくのりょうた)
    身長:185cm
    体重:85kg
    現在は個人専用のジムトレーナーをしている。高校時代から付き合っており、現在でもリア充爆発しろ的に仲がよい。

    趣味:アウトドア。ただどこに行っても目立つ体格から最近ではとある場所でのキャンプにはまっている。

    至る現在」

     

     

    悠生「…たまには、雄太様のところにも顔を出すでつかね?」

     

    ここはクラシックな内装のオウィスの一角。
    ブラックのスーツを着た、小柄な男が今、一人の男の経歴書を見つめている。
    大きな木材の、アンティークなデスクには人懐こそうな男と、それよりかは小柄だがはつらつそうな男の写真。

     

    悠生「彼に、英雄たるサポートを。彼の為のヴァルハラと、密と乳の流れる地を。
    …巨人たる資格のある人間に、ふさわしき快楽と成功を…か。
    彼らはもう成功例です…いや、でつね。」

    返信先: 赤色堂のお仕事シリーズ #802
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

     

     

    晃「…?!」

     

     

    晃はいつの間にか、立ち上がっていた。
    足下はよく見えず、視線が定まらない。

    珈琲に変な薬でも仕込まれたか?
    と、思ったが意識はハッキリしている。

    ぼやけた視線がどうにか定まってくる。

    晃がたっていた場所。
    そこは。

     

     

    晃「…はぁ?」

     

     

    そこは上空百数十メートルはあろうかという視線だった。
    しかし、晃の足はしっかりと地面を踏みしめている。

    晃のブーツは地面の家を数件易々と圧し潰し踏み潰していた。
    遥か先までミニチュアの街並が広がっている。
    晃は自分が巨大なジオラマの中にいるのか、それとも自分が巨大化したのか。そんな場所にいることが分かった。

     

     

    晃「お、おい!!!土御門!!!」

     

     

    晃が狼狽して後ろに退く。
    足下でウエハースを踏み抜く様な軽い感覚がして、また数件の2階建ての住宅を踏み潰してしまった。

     

     

     

    晃「あ、あぁすんません!!!」

     

     

    晃は反射的にしゃがみ込んだ。
    晃の巨大な尻が、もともと太ももがパツパツだった事もありピチピチになった尻が大きな形の良い二つの山を作りながら小人達に降り注ぐ。
    ぽかんと成り行きを見ていた小人達がぴーぴーと悲鳴を上げて逃げ惑う。

    晃は踏み潰した家を手に取った。
    本当にウエハースの様な物で、晃が指で摘んだ所ですぐに砕けてぼろぼろになった。
    踏み潰した家を電信柱より太い指で支えようと思ったのだが、晃の想像を絶する体重に半壊した家はあっさり倒壊してしまった。

    足下を見れば堅いであろうアスファルトを深く踏み抜き、泥まじりの巨大な足跡の中に踏み潰されて跡形が無くなった屋根やら潰れ果てた車やらが
    文字通りぺしゃんこになって足跡の中に沈み込んでいた。

     

     

    晃「な、なんだよこれ…こ、小人までいんのかよ!!」

     

     

    晃の悲鳴にも似た大声に、小人は爆撃でも喰らったかの様に倒れ、転び、泣きわめいた。
    晃には小さすぎて気づかなかったが30m範囲の住宅や低層ビルのガラスの多くがその声でばりばりに張り裂けたほど。
    晃の精悍な顔に汗が伝って、落ちた汗の雫は小人に家の屋根に当たって屋根の大穴を開けて家その物を倒壊させる。

    晃は指先で壁を強度を確かめる様に摘んだ。
    壁は、普段見慣れている筈の住宅の石膏ボードの壁はいとも容易く砂の様になってしまう。

    晃は立ち上がる。
    晃の巨大な影が街を多い、後光がかった巨大すぎる晃を見た小人達は爛ひたすらに逃げ惑った。
    低層住宅しか無い地区だったので、晃の巨大さが強調されている。

    くるぶしにも届かない家々の間から、小さなビル程もある黒いブーツが立ち、送電線より高く太いズボン。
    その上の、空母が立ち上がった様な屈強な上半身。
    それらの影が、街の遥か先まで被ってしまっている。
    街一つが自分の巨大な身体の影の下にある状況が、何故だか不思議に心地よく感じた。

     

     

    悠生「はいは〜い。」

     

     

    悠生の気の抜けた声が脳内で響いた。
    後ろを振り返ってもいない。
    どういう仕組みか知らないが、頭に直接話しかけているようだ。

     

     

    晃「どういう事だよコレは。コレで金とろうってか?」

     

     

    悠生「いえいえ、晃様はストレスがたまって見えるようですから、発散出来る場所をご用意したまで!そこは別世界の小人の街。怪獣の様に暴れてリラックスしてください!!」

     

     

    晃「…あぁ…?」

     

     

    晃の心の中に、暴れるという言葉が何故か突き刺さる。
    ここで足を薙ぎ払えば、この小人達がこつこつ作ってきた町は一瞬で破壊出来るだろう。

    じっとミニチュアの街を見た。
    不思議と体温が上がり、脇腹に汗が流れて行く感触がした。
    ここで、街を破壊すること。
    それは、凄く面白そうな事に思えた。

     

     

    いや、そうしてみたいとすら思った。
    この逃げ惑っている小人どもは、どういう気持ちで暴れている巨大な俺を見るのだろう。
    人生を賭けて造ってきた家や街が、ただの俺の気まぐれの遊びで薙ぎ払われてしまったら、自分はそんなに小さな存在だと思うだろう。
    そして、それが出来る俺は、それをしてもいい、むしろやってやりたいと思ってしまう。

     

    この矮小な生物達に自分を合わせる必要はねぇ。
    やりたい様にやってぶっ壊してしまっても、このチビ共が小さすぎる事に原因があると思った。

     

    そう思い出すと何故だか止まらない。
    早く足を上げ、逃げ惑う小人どもを地面とブーツのシミにしてぇ。

     

     

    晃「…あのさ、本当に、ほんとーに無料だろうな?」

     

     

    悠生「もちろんでつ!晃様には資格があるでつよ。それではごゆっくり。欲しい物があったら言ってほしいでつ☆」

     

     

    悠生はそういうと会話を切った。

     

    晃は、まだ逃げ阿藤小人をぼんやりと見ていた。
    見ながら何となく、酒が欲しいと思った。

     

    途端、掌にバドワイザーの瓶が現れる。
    キンキンに冷えた奴だ。
    一瞬驚いたが、晃の心はもう動じなくなっていた。

     

    晃は目の前を見定めた。
    体重移動で足下の家はめきめきと音を立て倒壊し、ブーツに寄りかかって倒壊してきたが重さすら感じない。

     

    晃は仁王立ち、足は肩幅に開いた状態で、ビールを一気に飲み干した。
    太い首に付いた、のど仏が男らしく揺れ動く。

     

    ごくっ

     

    ごくっ

     

    ごくっ

     

    ごくっ

     

     

    ビールを一気に飲み干した。
    晃は目の前を見据える。新雪の様に踏み荒さ荒れていない小人の都市が目線の先に広がっている。

     

     

     

    晃「おもしれぇじゃねーか。」

     

     

     

    軽い酔いとともに、高揚感がこみ上げてくる。
    晃は手に持った瓶を後ろに投げ捨てた。
    瓶は家を数件なぎ倒しても勢い止まらず、バスや電車を撥ね除け圧し潰し、大きめの神社の社を倒壊させて止まった。

     

     

    晃「…チビ共、誰が強ぇ奴かって事、教えてやるぜ。」

     

     

    晃は足に纏わりつく住宅の残骸を気にせず、足を上げた。
    蹂躙が始まる。

     

     

     

    ずしん!!!

     

     

    と踏み込まれた足が数件の住宅と乗用車を踏み抜いた。
    巨大な足跡の中にコンクリートの微細な欠片と家の梁やら柱の欠片がうっすら残っている。
    周辺の住宅もぐらぐらと揺れ、中にはそれだけで倒壊した家や、衝撃でカーポートが吹き飛ぶ家まであった。

     

    その揺れの中、小人が這う様な速度で逃げて行く。
    晃はそれに興味を持った。

     

    ゆっくり、ゆっくりとブーツを翳してやると悲鳴がどんどん大きくなるばかりで逃げようとしない小人達。
    腰でも抜けたのか。まぁしょうがない話だ。なにせ街を蹂躙しているのは強面でムキムキの大巨人だ。

     

    小人視点からは、巨人の顔を隠す巨大なブーツだ。
    底には車の破片や家の残骸が泥と一緒に引っかかっている。
    剥がれ落ちて小人に直撃したり家を破壊している事すら晃は気づかない。

     

    晃はブーツをそのまま踏みしめた。
    何かを踏み潰した感覚すら無く、数十人が、いや数十匹が踏み潰される。
    そしてブーツを少し横にずらせば、巨大なトレーラーが暴走するかの様に住宅を轢き潰しながら泥の足跡を作って行く。

     

    思いの外、アスファルトと住宅で敷き詰められた地面を泥まみれの足跡にするのが楽しく、晃は黒い作業用ブーツを何度も住宅地に向かって踏み下ろした。
    住宅地と尺度の違う巨大な足跡が、小人どもの巣をどんどん破壊して行く。
    火が出入る家もあっという間に踏み潰す。

     

     

     

    晃「おりゃ!!!おりゃ!!!」

     

     

    小さな公園、緑地やバスも関係なく踏みにじった。
    バスはとろとろ逃げようとしたので、軽く靴の先端で蹴ってやると住宅にめり込む様に吹っ飛んだ。
    その様子が面白く、住宅ごと住宅より巨大なブーツでバスをぐりぐりと踏みにじってやった。
    足を上げてもバスだかなんだか分からない物が泥の中で埋もれているだけだった。

     

    晃がもう一本と念じれば、瞬時に掌に酒が収まる。
    今度は缶ビールだったので、晃の掌にすっぽり収まる缶を片手に小人を蹂躙する。

     

    ちょこちょこ逃げる小人であったが、思い切り地面を踏みしめると、足下で吹っ飛ぶ家の残骸や車が破壊される音と揺れに歩みを止める。
    わざと影を落とす様に跨いで、足を翳してやればどうにか晃の耳に届くほどのか細い悲鳴を上げてくる。
    当然、慈悲など掛けずに踏み潰す。

     

    元々優しい性格であったが、先ほどからそんな事は考えられなかった。
    如何せん、何も感じないほどに小人が弱かったからだ。
    虫けらだろうと巣を壊されればもう少し抵抗しよう物だが、この小人と来たら晃の足を踏み鳴らす地響き一つでパニックになって泣き叫び、歩く事すら出来なくなる。

     

    ここまで弱かったら、もう踏み潰すしかねぇ。
    晃にはそのか弱さがなんだか微笑ましくすら思えてくるほどだった。

     

    晃が歩く周囲は、晃が破壊しながら歩いている事もあり、足跡の他に揺れや火災でどんどんと潰れていぶされる様に小人がわいて出てくる。
    晃は時折方向を変えて、晃の動向を見守って逃げる事を忘れた馬鹿な小人の方へ振り返る。
    皆振り返るその瞬間に悲鳴を上げて逃げようとするが、足を一撃踏み鳴らしてやれば皆すくみ上がって簡単に追いつく。
    ブーツが差し込めないほどの歩道橋、ようやくに足首に届く様な小さな住宅ごとぐしゃぐしゃと踏み砕けばっと言う間に砂の様にばらならになった。

     

    たまに低層ビルを見かける様になった。
    どうにか足首を超えるビルを見受けると、晃は嬉しくなって四つん這いになる。
    当然、巨大な掌の着地地点の住宅はあっけなく掌に圧し潰されるが晃はそんな事考えようともしない。
    おなじ様に膝から足首までも家や車、公園をぶち抜いて圧し潰す。

     

    晃は低層ビルの中を見ようと頭を地面に付ける様に下げた。
    上空から撮影しているヘリコプターには、一街区もある様な広い広い晃の背中と、丸い筋肉のつまった駅のホームより巨大な肩、そして濃いベージュ色のズボンに張り付いた形の良いガスタンク並みの大きな尻まではっきりと映し出されていた。
    そしてその全てが周囲や晃の足下と比べると巨大で、晃の動き一つ一つで住宅が圧し潰され、薙ぎ払われて小人達が吹き飛び、踏み潰されている。

     

    低層ビルをどうにか覗き込むと、数人がまだ避難し終えていない状態で、まだの外に突如出現した巨大な瞳を見て狂った様に叫び、泡を吹き、失禁している。
    晃は吹き出しそうになるのをこらえた。
    吹き出せばおそらく吹っ飛んでしまうであろうと思ったからだ。

     

    晃はその小さな玩具のビルを踏み潰さない様に、手足を動かして立ち上がる。
    当然、周囲の建物を潰しながら。

     

    瓦礫を軽くはたく。
    白いシャツには赤い染みがぽつぽつと付いてる。
    晃の分厚い腹筋や胸筋と汗のしみ込んだシャツに圧し潰された小人達だ。

     

    晃は目を瞑り、もう一度ビルの中で泡を吹いていた小人を思い返す。

     

     

    そして足を大きく振り上げたかと思うと、思い切りそのビルを蹴り飛ばした!

     

     

    ずっどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!!!

     

     

     

    爆音と共に、ビルは瞬時に暴散。巨大な破裂音だけが響いた。
    鉄筋の梁や柱等の本当に一部の素材だけが吹き飛び、殆どは晃のブーツとぶつかった衝撃で吹き飛ぶ暇も無く粉々になった。
    当然中の小人共々である。

     

    晃は鼻息荒く、その光景に満足した。
    晃の蹴りの基軸にあった他の建物やその周囲の建物も風圧で削り取られた様に吹っ飛んでしまった。
    基軸は基礎まで禿げ地面がむき出しとなり、周囲の建物は屋根やブロック塀、車が吹き飛んで綺麗に左右に崩れ落ちている。

     

    晃はビールを口に含みながら笑い転げた。

     

     

    晃「がはははは。

     

     

    どこの誰が作ったかしらねぇが情けねぇ程弱ぇなぁ。」

     

     

     

    晃は上機嫌で、崩れ落ちた住宅にブーツを翳すとまだ生き残りがちらほらいるというのに当たり前の様に踏みにじって行った。
    タオルで軽く汗を拭きながらリズムカルに破壊をして行く。

    やがて、晃の足下にはにわかに大きな建物が現れた。
    そして道も広くなり、その道は車でごった返している。

    晃がずしんずしんと近づくと車を捨てて小人が逃げて行くが、晃が近づくにつれ悲鳴を上げてその場にしゃがみ込む事しか出来なくなった。

     

     

     

    晃「国道かぁ?

     

    おらチビ共、逃げんじゃねぇっ!!!!」

     

     

     

    いつの間にか晃は大声をあり上げる程にテンションをあげている。
    晃は嬉しそうに膝下程のマンションを思い切り蹴り上げた。
    爆音と共にマンションの外壁を突き破る黒いブーツ。
    マンションは土ぼこりと火柱をあげて瞬時に粉々になって、悲鳴を上げる小人の上に巨大な破片を降り注がせた。

     

    どうにかそれを耐えた小人達が上を見上げると、そこには更なる恐怖があっていた。
    街を破棄して回っている巨人が、膝に手を当てて玩具を見つけた子供の様な笑顔でこちらを見下しているのである。

     

    悲鳴と共に小人達は立てる者から逃げ始めた。
    しかし、マンションの破片や晃の放つ地響きによって倒壊した建物の残骸や横転した車両に阻まれ各々バラバラに逃げるばかりだ。
    晃がその様子を見て吹き出せば、その声にやられてまた小人がバラバラと倒れて行く。

     

    晃は眼下の小人の逃げ惑う姿をありに重ねて大いに笑った。
    早く潰してやりたい気持ちともっと観察したい気持ちが交錯する。
    唾を吹きかけてやると、数台の車を巻き込んで小人が溺れて行く。

     

    晃は一頻り笑ったあとには当然の様に足を上げて丁寧に踏み潰し始めた。
    小人は一切、逃げる事も出来ず巨大な爆撃の様な晃のブールの餌食に鳴って行く。

     

    見上げれば、巨大なブーツを持ち上げ、ポケットに片手を突っ込み巨大な缶ビールを飲みながら破壊する晃の楽しそうな顔。
    晃のブーツにはぺしゃんこになったバスがコベリ着いており、その巨大さがむしろ虚構の様にも見えた。
    しかし次の瞬間にはブーツは踏み落とされ、アスファルトごと小人と車の群がばらばらに踏み潰されて行った。

     

    蹴り潰し、捻り潰し、圧し潰し。
    晃はあっという間に国道と思われる片道3車線はあると思われる道路と周辺の商業施設やマンションを破壊し、泥だらけの地面に仕立て上げた。
    ジオラマの一部だけが雨のあとのぬかるみに変わった様な風景に笑いがこみ上げる。どうやら地下の水道管も思い切り踏み潰したらしい。
    どうにかバスや信号、電柱やビルの残骸は泥の中に見えるものの、殆どはビーツに踏み砕かれてしまった。

     

    晃は目の先に大きな都市が迫っている事を感じ、空っぽになったビール缶を握りつぶしてその場に捨てる。
    給水塔の様なビール缶は廃墟の街をさらに圧し潰しながら転がって行った。

     

    燃え盛る建物の前でしゃがみ込み、巨大なタバコに火をつけるとマッチを踏み消す様に建物を踏み潰した。
    ふぅ、とタバコを吐き、未だ国道に逃げ惑う小人を踏み潰して行く。
    当然の様に出現したビール缶の追加の口を開けて喉に流し込む。

     

     

    晃「しかし、いい加減つまみがほしいな。」

     

     

    晃がそう思ったが、いい事を思いついてしまった。
    足下にうじゃうじゃと溢れ帰る程の小人。
    こいつらを口に入れたらどうなるか。

     

    そういえば潰すのが面白くってずっと蹂躙していたが、こいつらを良く観察してなかったなぁと、晃は大股で国道を進む。
    数歩の足跡が小人を踏み砕くも、その多くは足跡と足跡の間で息残っていた。

     

    晃は手頃なビルに蹴りを喰らわせ、道路に倒す。
    小人を巻き込んでビルが道路に倒れると、晃は元来た方向に戻った。

     

    しゃがむとそこには倒壊したビルで立ち往生した小人がうじゃうじゃとあふれかえっていた。

     

    晃は膝に手を当て、どっこいしょとガスタンク並みの尻を下ろし、しゃがみ込んだ。
    見下ろすと、追い込まれて絶望に鳴った小人が各々左右に逃げ惑ったり瓦礫を超えようと四苦八苦している。
    晃にとっては跨ぐまでも無い様な瓦礫で立ち往生する小人どもは可愛らしい。

     

    晃はそんな思いを込めて、タバコの煙を吹きかけてやった。
    多くの小人が咳き込み、倒れる。

     

    晃は手頃そうな小人に手を伸ばした。
    道路より大きな褐色の毛深い腕が伸ばされる。
    一匹、二匹。
    手を伸ばして摘もうとするもあっという間に潰れてしまう。

     

    どうにか潰さない様に摘まみ上げた一匹を観察してみるも、あまりに小さくて男であると言う事しか分からない。
    摘まみ上げられた男はといえば、晃の強大な握力で内蔵がほとんど痛され虫の息状態であるのに晃の強い眼光にさらされ心臓マヒで死んでしまった。

     

    どうにも動かないが、コレだけ小さければ腹も下さんだろう、と口の中に放り込んだ。
    足下からにわかに悲鳴が大きくなる。

     

    放り込まれた男はやにクサい晃の分厚い舌に絡みとられ、瞬時に巨大な奥歯でミンチに鳴る様に噛み砕かれた。

     

     

    晃「お、結構いけるな。

     

    お前ら喰ったらうめぇんだな。」

     

     

     

    晃は巨大な掌で掬う様に小人をかき集めると、瓦礫も構わず口内に放り込んだ。
    小人が悲鳴を上げ自由落下し、舌に絡めとられたら最後。
    噛み砕かれるもの、生きたまま飲み込まれるもの。

     

    どうにか生きて歯にしがみついていた小人も数匹いたが、次の瞬間に流し込まれたビールによって瞬時に晃の太い首の奥へ押し流された。

     

    晃はバスを摘まみ上げる。
    中には美味そうな高校生がたくさん乗っていた。
    晃はひょいと口に入れ、器用にバスの柔らかい上部を剥がした。

     

    口の中でうようよと出てくる小人を、数の子の様な感覚で噛み砕くとしょっぱいうまみに溢れてくる。
    まだ動いている肉もあったが構わず飲み込んだ。

     

     

    うめぇ。

     

     

    晃はだんだん熱くなってきた。
    小人に遠慮することもねぇし、と思い立ったらすぐに服を脱いだ。
    立ち上がるだけでも足跡の多くの車や小人が踏み潰される。

     

    汗を吸ったシャツに手を掛けると、豪快に脱ぎ去った。
    最近肉付きが少し良くなったが、未だにがっちりと割れ目を持った腹筋とたわわに育った胸筋が顔を出す。

     

    乳首や腹筋の付近に赤い染みがある。どうやら弾みで服の中に入ってしあった小人がいたようだ。
    晃がしゃがんだ衝撃で潰されたのだろう。晃の体臭の中でゴミの様に潰れる小人はどんな気持ちだったのだろうかと想像したが、すぐにどうでも良くなった。
    よく見れば腋や腕にもコベリ着いている。思わず吹き出してしまった。

     

    次に作業ズボンを足下をめちゃくちゃに踏み潰しながら放り投げる。
    ブーツから足を抜けば男らしい芳香が漂った。

     

    晃はまだ喰っていない小人達に靴下を脱いだ素足を翳してやる。
    強烈な匂いにくらくらと倒れる小人を嘲笑しながら、ブーツや靴下はまだ破壊していない街区に放り投げてやった。
    当然、こい毛の生えた素足は倒れる小人を踏みにじる。

     

    少しべたっとした感覚がたまらない。
    汗をかいた身体に吹き抜ける風が優しく、晃はパンツ一丁になってその場に尻を下ろした。

     

     

     

    ずしんっっっっっっっ!!!!!!

     

     

     

    と地響きを立てる。
    足を伸ばせば、ちょうど道路を塞いだ瓦礫がいい足置きと鳴った。
    太ももと尻の前で逃げ場を失い絶叫する小人をブルトーザーの様な掌で掬い上げ、モッコリとした股間に押し付けてやった。
    掌の汗に引っ付き身動きが取れない小人、一足先に熱いモッコリの上に落ちてしまう小人、モッコリから転げ下り臍まで続く陰毛の熱帯雨林の中に転げ落ちるもの…

     

     

     

    晃「おらぁ、どうだ小人ども。今世界一の巨根の前にいるんだぜ

     

    気持ちいいだろ?がはは。」

     

     

     

    軽く押し当てただけのつもりだったが、当然の事のようにボクサーパンツに押し付けられた小人は、プチプチと潰れて行く。
    その膨らみは太く、熱く、男の香りを強く放っている。

     

    晃は軽く煙草を拭かすと、立ち上がって足下を丁寧に踏み散らした。
    最後まで逃げ惑って行き伸びていた男がいたので、特別に摘まみ上げてぱくっと喰ってやる。

     

    まさにやりたい放題。酒も小人も喰いたい放題。
    晃のパワーに誰一人逃げ惑う事しか出来ないこの状況に晃は酔っていた。
    そうなれば、股間の一物もまた首をもたげ始めるのは当然の事だった。

     

     

     

    晃「おぉー、小人どもにしてはでけぇ街だな。」

     

     

    晃はついに街の中心地点に近づいてくる。
    この街は盆地の中心にあり、新幹線も止まる巨大都市だったのだが晃はおかまい無しに踏み荒らしてくる。

     

    幹線道路を平均台の様に歩きながら、目についたビルやマンション、住宅に蹴りを入れ、強烈なパンチを繰り出しながら歩いて行く。
    逃げる小人はもちろん踏み潰すが、目の前に巨大な街並が広がってるので全ての住宅をたたき壊す程ではなかった。

     

    しかし、晃が歩く事それだけで災害である。
    電線は引きちぎれ、中央分離帯は植物ごと踏み潰され、信号は蹴り飛ばされた。
    住宅やビルは窓ガラスが全て崩れ、晃の足跡の大穴で基礎がバランスを崩し傾いた。

     

    晃の戯れな蹴りでビルの2〜3棟がまとめて蹴り崩されて行く。
    足跡と足跡の間のアスファルトは砕け散り小人が歩ける状態ではなかった。
    小人が右往左往している間に、晃の歩く衝撃で傾いたビルが小人達に降り注いで行く。

     

    中心地に来るに従ってもようやく晃の太股の辺りにまで届くビルがでて来たが、まだ晃の股間に届くビルは無い。
    晃は腕をブンブンと回した。

     

     

    晃「よっしゃぁ、ここら辺から片付けていてやるぜぇ!!!」

     

     

    晃はそういうと、思いっきり隣りにあったビルをぶん殴った。
    ビルの一階まで届く巨大な拳は一瞬で内部から爆散するかの様にビルを崩壊させる。

    ビルを両手で持ったかと思うと放り投げ、背の高いビルにぶつける。
    素足で蹴り飛ばして圧し潰したかと思えば、ガスタンクの様な尻を数棟のビルの上に降らせて尻で圧し潰した。

     

    逃げる小人を蹴り潰し、踏み潰し。
    時にはビルを持ち上げて振りかざし、思いっきり叩き付けてやる。

     

    ずしん!!!

     

     

     

    と地響きと地震がしたかと思えば道路を逃げていた小人達は瓦礫のしたで跡形すらなくなっている。
    晃は興奮しながら瓦礫に唾を吐きかけて残った小人を追い回した。

     

     

    そうかと思えば、逃げる小人を跨ぎこして進行方向に巨大な足を降らせる。
    小人から見たら巨大な影がよぎったとともに高架を踏み抜く巨大な、バスや車が足の指と指の隙間に収まってしまうかの様に巨大な足が逃げる先に降ってくる。
    どうにか動いていたバスを踏み潰し、太ももで横にあったビルを砕きながら巨大な晃は股下に収まった数百の小人を見て笑った。

     

    晃がしゃがみ込むと、二つのガスタンクの様なケツが小人に降り注ぎ皆悲鳴を上げる。
    晃は気にせずにしゃがみ込むと、まだ半分程のこっていたビール感を後ろに投げ捨てて小人を両手で掬い上げ、立ち上がる。
    そして自分の上に掲げると、自分の身体に小人を降り注がせた。

     

    バラバラと小人が盛り上がる胸筋や、汗と皮脂の匂いに満たされた短髪、太い首筋に落ちて行く。
    運悪く髭や唇に落ちた小人は待ち受けていた分厚い舌にべろんとさらわれて行く。
    さらに不運な小人は少し肉付いた、しかしうっすらと割れたプロレスラーの様な腹筋を下って陰毛のジャングルや膨らみに当たって行く。

     

    汗だくの身体にもがく小人が心地よい。
    晃はまたしゃがみ、小人を乱暴に掬い上げて今度は群れたパンツの中に落とした。

     

    背が湯気と鳴って舞い上がる灼熱のパンツの中に半死半生の小人が放り込まれる。
    前から、後ろから。
    前には苦しそうに収まっている真っ黒に染まった巨根が、そして後ろには筋肉で盛り上がる秘部の渓谷が落ちた小人を問答無用で挟み潰す。

     

    晃は指にへばりついた小人を口にもってきてキリンの様に舌を伸ばして舐め取ると、小人がパンツの中でもぞもぞと動く快感を楽しんだ。
    それどころか動く度に巨根の先で、付け根で、玉の下で、そして尻の谷間や蟻の戸渡りで潰れていくこそばいゆいような感覚を楽しむ。

     

    晃はどうにか掬われずに残った小人を足を持ち上げて周囲のビルごと丁寧にすり潰してやる。
    その振動の度に巨根はプチプチと小人が潰れて行く刺激を受けて、どんどん巨大化して行った。
    それはパンツの腰骨の辺りまでらくらくに届く。
    パンツの先端では追い立てられた小人が分厚い布と巨根の間で助けてくれと泣きわめくが、巨根には熱が入るばかりで、

    びくん、びくんと振動する度に巨根は小人を轢き潰し、食い潰して行った。

     

     

    晃「へへ、興奮してきやがった。

     

    一発小人にお見舞いしてやろうか。」

     

     

     

     

    晃はついにパンツを掴むとびりっと破いて捨てた。
    全裸の巨人の股ぐらには、電車よりも太いであろう巨根がびくびくと震えている。

     

    晃は再び中心に向かって歩く。
    途中でビルやマンションを蹴り崩し車や小人を跳ね飛ばしてく。

     

    晃からすれば、住宅はくるぶしにも満たない消しゴムの様なサイズだ。
    小規模ビル、となればペットボトルと大差ない大きさだ。
    巨大な指が小規模なビルの外壁を掴むと、外壁が崩れるのも気にせずに基礎ごとビルを引き抜く。
    中をのぞいてみれば、めちゃくちゃになったオフィスにはまだ多くの人が残っているようだ。

     

    晃は満足そうに、片手でビルを壊さない様に持ちながら、もう片手で巨根を当てあうとビルに挿入した。
    巨大な鬼頭がフロアをぶち抜き、柱をぶちこわし、多くの人間を踏み潰して行く。
    何度か戯れに付くとビルは中から爆散してしまい、晃は興味無さげに次のビルに手を伸ばした。

     

    そして晃は目的としていた場所に着いた。

     

    駅前である。

     

    駅前のバスターミナルには多くの小人がきもち悪い程に群がっており、駅ビルはどうにか晃の胸筋まで届くか届かないか、という高さだった。
    晃の巨大な影が駅前のターミナルと公園に降り注ぐ。
    小人達はより大きな悲鳴を上げた。

     

    晃はまずは小人がうじゃうじゃと群れている事を気に掛けずにずかずかと小人の群を踏み潰して晃の先にあった、線路沿いの道を踏み潰した。
    晃が何度が足を踏み上げ、踏み潰す度に小人と共にバスやビルが踏み砕かれていく。
    線路の高架や他のストリートを踏み潰したとき小人はようやく気がついた。

     

    駅の向こう側に逃げないかぎり逃げられない。
    巨人は逃げ道を塞いだのだ。

     

    晃はゆうゆうと仁王立ちで駅前広場を見下している。
    小人達は神に睨まれたように動く事が出来ない。

     

    晃が横切った小人の群の中にある血の池地獄の様な足跡、吹き飛ばされたバスや残骸で圧し潰された人々。
    サイレンを回したパトカー。電車は晃の起こす地響きで脱線し動けていないようだ。
    そして駅ビルだけが晃の胸先でどうにかたっている。

     

    晃「…土御門、酒寄越せ。」

     

    晃がつぶやくと、晃の掌に出てくるビール。
    晃はそれを一息に全て飲み干した。
    そしていとも容易くそれを握りつぶすと、後ろにほおり投げた。

     

     

    晃「さーて、かわいがってやるか。」

     

     

    晃はげっぷまじりに小人に邪悪な笑顔を投げかけた。

    返信先: 赤色堂のお仕事シリーズ #801
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    「プロフィール:後藤 晃(ごとう あきら)
    身長:189.8cm
    体重:89.3kg
    特徴:中学校時代より、恵まれた体格を生かしてレスリングを始めた為、肩幅が広く上背があり、身体も分厚い事からデータ以上に大きく見える。
    顔付は、大きな口を真一文字に結び、がっちりした顎と首からかなり高圧的に見えるものの、少し黒目の小さな無骨な瞳ながらクシャリと笑った顔は優しげ。
    眉が太く顎髭を生やしているので30代にも見えるが、まだ29歳。
    余りに格好を整えるという意識がないので、常時黒髪を短くしている。
    性格:悪く言えば無骨にあたる。口数が多くなく、口調もぶっきらぼうな為勘違いされやすいが大変面倒見がよい。
    他人の世話をするのも嫌いではない。
    ただ、人に振り回される事が嫌いな為、特定の恋人を作る事は今の所ない。

    趣味:レスリング。バイクも好きだが、最近は多忙の為あまり整備していない。
    ひとり旅やアウトドアが好きで、その話を振ると少しだけ饒舌になる。

    経歴:
    ◯◯県立◯◯中学校 卒業
    ◯◯県立◯◯高等学校 卒業
    レスリング部部長、関東地区大会3位
    生方工業 就職

    至る現在」

    悠生「…こちらが、今回の方でつ。」

    ここはクラシックな内装のオウィスの一角。
    ブラックのスーツを着た、小柄な男が今、一人の男の経歴を読み上げた。
    議長席の様な場所で、ホワイトボードを背に、ウォルナットの洒脱な西洋風の机に資料を配る。

    机には他にも女性が3人、男性が2人。
    女性はそれぞれ茶髪をゆるく巻いた女性、ポニーテールにした女性、ピンクメタルのフレームの眼鏡をかけた女性。
    男性は、大きな黒目を持つ貼付けた様な笑みを浮かべた人形の様な顔の男と、皆スーツの中一人だけ詰め襟の修道服を着た男。

    そして、発表していた悠生という男は、少年のような見た目をしている。
    細くつり上がった目は狐か蛇を連想させ、細い目の中の冷たい金色の瞳は普通では見えない程になりを潜めている。
    眉毛は平安の御世の公家のように短く、細い首の上の笑顔は少年のようであって、しかし狡猾な老人のようでもあった。

    悠生は柿渋の長いテーブルの上に資料を置いた。3人の女性が簡素にメモをとっている。
    ホワイトボードには晃の写真が貼られており、晃のプロフィールは悠生が調べたもののようであった。

     

    悠生「では、今回のヴァルキュリアpart54137に関して決を採るでつ…全員賛成でつね?ではこの後藤晃さんに決定するでつ。」

    悠生がそういうと、各員はニッと笑って立ち上がった。

     

    悠生「彼に、英雄たるサポートを。彼の為のヴァルハラと、密と乳の流れる地を。
    …巨人たる資格のある人間に、ふさわしき快楽と成功を。」

     

     

     

    赤色堂有限公司のお仕事。

     

     

     

    晃「はぁ…」

     

    晃は盛大な溜め息をつきながら、うつむいて人ごみを歩いていた。
    人ごみに塗れても頭一個でかい晃の背の丈で、多くの人が晃を避けて歩いた。

    強面に髭、刈り込まれた短い髪。
    太い首にはタオルが巻かれ、ぴっちりとした長袖の白いティシャツを腕まくりしている。
    よくある体に張り付くタイプのインナーではなく、普通のシャツが、晃の体格によってぴっちりしているのだ。
    シャツは未だ衰えない、仕事とか部活で鍛え抜いた身体を存分に示し、分厚い胸筋は元より腹筋すら誇示している。

    がっちりと骨太の腕には、ギリギリの所に穴を開けた腕時計が巻かれ、日に焼けて褐色の肌には男らしい毛が多く巻き付いている。
    学生時代は皆の前でスチール缶や林檎を握力だけで割った物だが、今はどうだろう。
    そんな余興をする暇はない。

    パンパンに筋肉の張った濃いベージュの作業ズボンの先には黒い安全ブーツがあり、その足取りは重い。
    強面な顔がいっそう歪んで見える。

    晃はまた無能な営業が法外に安い工事を受けてきた事に頭を抱えていた。
    この無能な営業が、過去世話になった親方の息子であるから始末が悪い。
    しかもこいつはその地位を鼻にかけて晃には現場でどうにか利益を出せと迫り、出せなかった場合は全て晃の責任になってしまっている。

    多少以上にやんちゃだった自分を世話してくれ親方に実の息子を告げ口する様な事は出来ない。
    しかしその息子の方はなにかとつっかかり、有能な晃を目の敵の様に接してくる。
    あげく、利益が出せないなら工事から人間をリストラするという。

    親方時代から支えてくれた年配の職人や晃を慕ってくれる若い職人を野放図にする事等出来ない。
    とはいえ、馬鹿息子は法外に安くする事でしか仕事を取れない。
    親方は癌で入院中、これ以上の心労は掛けたくない。

    よって不器用で責任感の強い晃は全てを自分で抱え込んで連日連夜仕事に明け暮れていた。
    馬鹿息子の資料を訂正し、職人達を気遣い、次の日の工事の準備を行い。
    馬鹿息子の出した損害を埋め、馬鹿息子の代わりに現場で頭を下げ、馬鹿息子の代わりに業者に頭を下げた。

    そんなつまらない事をつらつら考えて煙草を拭かしている。
    顔に浮かべた疲労の色は、ストレスと相まって精悍な顔を凶悪な獣の様に見せていた。
    はーっ!と無精髭の生えた太い首から濃い煙を吐き出しながら、短く刈り込んだ頭を掻く。
    もしここに暴れられる場所があったなら、晃は元レスリングと現場で鍛えた身体をフルに使って思いっきり暴れてやりてぇと、あてどもないことを考えた。

    晃は、気がつくと一軒のオフィスビルの前にたっていた。
    クラシックで荘厳かつ重厚感のある昭和初期風のビルディング。
    大谷石の外装に、入り口には弁財天と雲をあしらった彫刻が掛けられ足下には低木が綺麗に刈り込まれていた。

    晃は、なぜかふらりと、その中に入り込んだ。
    タバコを靴の裏でもみ消してポケットに入れる。

     

    小町「あら、紳士じゃない」

     

    若い女の声が聞こえた気がした。

    ビルの一階は吹き抜けになっており、ホールのタイルが美しくガラスの光を反射している。階段の正面にある七福神と菩薩が描かれたステンドグラスの前の香炉からはなんとも言い知れぬ怪しい匂いが立っている。
    何故か、エレベーターの前の階段から二階に上がる。

    奥の突き当たりの右側にこんな札のかかったオフィスがあった。

     

    【 赤色堂有限公司 】

     

     

    晃(…なんだ、これ。和菓子屋か?…いや、そもそも俺は何でここに…)

     

    晃はオフィスから目をそらして振り返った瞬間。

     

    悠生「お待ちしてたでつ、後藤晃様♪」

     

    一人の男が、恭しく頭を下げた。

    その男は全く気配を感じさせず、晃の後ろに立っていた。
    子供と見まごう、150cmほどの小柄の男は細身な黒いスラックスにベスト、白い綿の立襟のシャツに赤いネクタイを巻きつけている。
    手には雅な紐のついた扇。
    糸のように細い目と、公家のような細く丸い眉。
    その目のうちには、一瞬金色の、蛇のような瞳孔が映ったように見えた。

     

     

    晃「…はぁ?」

     

    晃の野太い声が、吹き抜けに響いていた。

     

     

     

     

    晃は赤色の皮の張ったソファーに座っていた。
    ウォルナットのローテーブルに、背の高い白の壁。

    年代物と思われる曲がりガラスの書類棚や立派なデスク。
    天井からはシャンデリアがぶら下がり、外から見るよりずっと広い部屋に通された晃。

    ソファーは柔らかく豪奢なものであったが、欧州製のソファーでも晃が座ると膝が股より高い位置に来る。
    場違いな雰囲気にタオルをとってそわそわとあたりを見回す晃。
    汚れた白いTシャツとベージュの濃いズボン、そして作業ブーツといういでたちが、この建物の全てから浮き上がっている。
    ついでに言えば強面かつ、究竟な晃の顔も。

    スチールピンクにポニーテールをした、意思の固そうなツリ目気味の目をした女性が珈琲と和菓子を盆に置き、運んでくる。
    女もタイトな膝下のスカートに、黒のベスト、赤いリボンタイという格好でその動きに一切の隙がない。

     

     

    晃「…なぁ、さっきも言ったが、多分人違いだと思うんだけどな、
    嬢ちゃん…」

     

     

     

    目の前のテーブルに和菓子を置く女に、晃は頭を掻きながら言った。

     

    朱美「そこらへんは大丈夫だからさっさとお食べやがりくださいうすら馬鹿のゴリラ野郎。
    それとも耳の穴が腐っているのかしら。
    顔もまぁまぁ腐りかけたジャガイモ然としているのにその餃子みたいな耳まで腐ってるとは哀れを通り越して文字通り滑稽ね。」

     

    はっきりとうすら馬鹿と言われて、ポカンとする晃。
    女性はさっさと珈琲をおくと、自分で和菓子を鷲掴みにして口に放り込み奥に下がってしまった。
    奥からはなにやら悲鳴めいた男の声が聞こえたがまた女性のさらにひどい毒舌によって掻き消された。

     

     

    晃「最近の女は怖ぇなぁ…」

     

    晃は太い指でカップを摘んで中身をすする。
    苦味の強いコーヒーは味、香り、温度ともにびっくりするほど晃の好みで、一気に飲み干してしまった。

     

    悠生「お待たせしました晃様♪」

     

    先ほどの悠生と名乗った男がてちてちと奥からかけてきた。
    晃の前に座ると、大理石で出来た人をどつき殺せそうなくらいには頑丈そうな灰皿を出した。

     

     

    晃「お?吸っていいのか?」

     

    悠生「もちろんでつ。」

     

    晃は煙草を咥え、ポケットの中からジッポのライターをつまみ上げようとした。
    悠生は分かっていたかの様に、晃の前にマッチを擦って翳す。
    晃は少しびっくりしつつ、火を拝借した。

    晃が一服しながら聞いた話は耳を疑う内容だった。
    まずは完璧な晃のプロフィールを暴露した悠生は晃のストレス解消の手助けをしたいと言い出した。

     

     

    晃「…わりいけど、こうみえてもまだ20代なんでな。
    金なんかねぇぞ?」

     

    悠生はきょとんとして説明を止めた。
    そしてその次の一言は「もちろんそんなものいりまてん♪」
    という軽い言葉。
    そんな馬鹿な話があるか。

     

    晃が聞いたのは、悠生たちはとある事情で晃のような「不当に不遇な男」を導くという仕事をしてるらしい。
    パンフレットに載っていた実例は「ナポレオン」「アーサー王」「アレキサンダー大王」…など、晃でもどうにか知っているような伝説上の偉人を助けてきたという話だ。

     

    阿保か。

    ドッキリカメラか、狐にでも化かされているのだろうか。
    晃は煙草を吹かしながら、タバコを吹かしても化かす狐はいるもんだなぁ、あははと乾いた笑いを吐く。

     

     

    晃「…なにもんだ、お前ら。」

     

    晃は目の前の男に聞いた。
    よく見れば、悠生を囲うように複数人の男女が立っていた。
    真っ黒な瞳をした人形のような顔の色白な背の高い男、猫のような顔の修道服を着た男、茶髪に染めたギャル風の女に、シュシュでポニーテールをした元気そうな娘。そして、さっき和菓子を持ってきた毒舌のメガネの女。

    悠生「いろんな時代で活躍してまつよ?アレキサンダー大王は僕らが導いた後もより大活躍。
    勝気過ぎて大変だったでつ。いや、あの人は最初から勝気だったでつが。
    『おらおら、わしらの勝ちじゃー!略奪じゃー!こいや正義!、翔太!じゃ、なかったのぅヘファイスティオン、プトレマイオス!』とか言って。
    大量の小アジアの鉱物と植物の標本送ってきたときにはなんの嫌がらせかと思ったでつ。」

     

    小町「アーサー王は導いてやった後も、何やってもウジウジしてて、
    『俺なんかどうせ洋介さんがいねぇと…』とか言って円卓のみんなと私を常にイライラさせたわ。
    だから梅空…じゃなかったモードレッドに裏切られたり佐竹田…じゃないわランスロットにギネヴィアNTR食らったり日本で女の子だった事にされたりするのよ。
    マジウケる。」

     

    社木「ナポレオンはナポレオンであっちこっちで女胎ますわ勝手に皇帝になるわベートーベンと喧嘩するわ…
    いい加減金の延べ棒で頭かち割ったろうかと思ったわ。『ったく、相変わらずチビどもは馬鹿だなぁw』
    とか言って、NTRした後に寝とった相手の男も食ってるんやであの好色性格以外イケメン。そりゃ寝てへんわなぁ。」

     

    美雪「始皇帝も本当に管理に煩くて、
    『フォントがそろってへんやないかあほんだらぁ!は?各国で文字が違う?知るかアホ統一せぇや!金の質が違う??
    なんで統一してへんねんあほんだらぁ!!!あぁ忙しい!!!あーもー、悠生と森、仕事手伝わんか!雛形と社木どこ行ったねん!』
    って常に眉間にシワ寄せて、倭の国の使者にまさか始皇帝が猩々(ゴリラ)だったとはとか言われてたっすねぇw」

     

    朱美「ヤマトタケルは阿保過ぎて…
    『とーちゃんににいちゃんめしの時くらい下におりてこいって言われたけん、叩き切ったたい♡』
    とか言ってきた時は本当に言葉通じないんだこいつって愕然としたわ、あのポンコツイノシシラグビー馬鹿…
    人懐っこ過ぎて熊襲撃った時なんかマジで裏切るんじゃないかと…あと、あの女装ひど過ぎワロタ」

     

    花「そういやギルガメッシュはあかんかったねぇ。
    エンキドゥ可愛がり過ぎて『お兄ちゃん』とか呼ばせていちゃつきまくってたからなぁ。
    『ケン〜じゃなかったエンキー!慢心しとけしとけ〜、あ、ノリヒデ焼きそばパン3分で買ってこい』
    とかこっちが恥ずかしかったと…とりあえず嫌がらせで寝室に蛇撒いてかえってきたわ。だからウルク滅ぼしたんじゃ、あの慢心馬鹿神」

     

    あははと笑いながら今までの来歴を語る彼等をぽかんと見ている晃。
    だんだん頭が痛くなってきた。右手で頭を抑える。常識が通じそうなツッコミは俺だけか?深刻なツッコミ不足なんじゃねぇか?

     

     

    晃「…すまん、何言いたいか全くわからねぇ。」

     

    晃がどうにか切り返す。

    しかし、その瞬間、悠生たちは姿勢を正した。

    真ん中の悠生は、ゆっくりと瞳を開ける。
    蛇のような縦長の黒目の周りはまるで台風の前の夕焼けの様な不吉な金色で、その輝かんばかりの瞳を見た瞬間、晃の動きが止まった。
    そして背中になにやら冷たいものが流れてくる。

     

    悠生「ある時は大王の家庭教師、アリストテレス。」
    小町「ある時は騎士王を導く魔法使い、マーリン」
    社木「ある時は成り上がりの王に資金を工面した錬金術師、サンゼルマン」
    美雪「ある時は皇帝を導いた忠実なる道志、徐福」
    朱美「ある時は悲劇の英雄に火打ち石を与えた倭姫命」
    花「ある時は原初の王が冥界から盗ってきた霊草を喰らった名もなき蛇…
    各世界の英雄の導きとして、生きてヴァルハラに誘い、蜜と乳の流れる地を与えるヴァルキュリアにして弥勒菩薩、守護天使にしてサラスヴァティ」

    悠生「僕たちの仕事は、英雄になる男性を導くのが役割。英雄をバックアップし、心を癒し、英雄たる征服欲と支配欲に火を灯す阿頼耶識の導き手。

    それが我ら、赤色堂のお仕事なのでつ☆」

     

    ででーん!
    と、どっからか間の抜けた効果音が聞こえた。
    晃の呆れ果てた指の間から、ぽろんと長い煙草の灰が落ちた。

     

     

    晃「おぅ…わかったわかった。俺の理解の範疇外だっつー事はよーくわかった…」

     

    晃はタバコを消すと、悠生と向き合った。

     

     

    晃「それでお前は、俺に何してくれるってんだよ。」

     

    晃は言葉少なに切り返す。
    この謎の人物達が与えてくれる快感とは何だ。極上の女でも出してくるとすれば立派な美人局だが。

     

    悠生「はいはい、いい加減茶番も長過ぎでつしね。それはこんな感じでつ☆」

    悠生が指をぱちんと鳴らす。

    晃は瞬間、抵抗する間もなく意識が遠のく気がした。

    小町「導入まで強引すぎなぢゃない?」

    美雪「作者の趣味だから仕方ないっすねー。」

    社木「ここまで読ませといて何もねーのかよ、と思ったそこの貴方!正解!」

    花「お待ちかね本編は次からとー。」

    朱美「作者の厨二趣味とfate厨につきあってくれてありがとう。あのボンクラはこっちで挽肉にしておくので勘弁してね。」

    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

    返信先: くづ #777
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    管理者様

    調整ありがとうございました!!

    が、編集したところ、スパムとなって消えてしまいました…

    どうにか戻せないでしょうか…

    返信先: 街を飼う男たち01 くづ #758
    kudzu
    • 投稿 5
    • 返信 13
    • 総投稿数 18

    男達は、汗にまみれた身体をタオルで拭きつつ、男の香りをむんむんと立てながら更衣室の恥じっこの段ボールの前にたった。
    パンツをぱっと取り払う。
    小さな段ボールの中は足音を聞いた小人が蟻の用にわらわらと逃げ惑っており、誰とも無く吹き出し、笑った。

    三人はそれぞれ購買のコンビニの袋からビールの缶を取り出すと、プルを引き上げ乾杯し、まずは一杯盛大に飲み干した。
    太い首筋ののど仏をごくっごくと動かしながら、

     

     

     
    「「「あーーーー!!!うめぇーーーー!!」」」
     

     

     

    と豪快に感嘆をあげる。
    そして缶を握力でぐしゃぐしゃに握りつぶすともう一本の缶に手を伸ばす。

    金髪はにやっと笑うと、小人の群がる所に唾を吐いてやった。

     

     
    ぷっ
     

     

     

    小人目線から見たら、破音を立てて、巨大な水の固まりがマンションにぶつかったのである。
    その固まりはマンションを丸々沈めてしまうほどで、マンションにぶつかった水塊は一瞬でマンションを粉々にして四散した。

    ヤニの匂いが強いその唾液は周囲のビルに付着すると、外壁を溶かし、アスファルトを溶かし、当然の用に人間も溶かした。
    逃げ惑っていた人間はさらに大混乱に陥った。

    金髪はガハハと笑うと、早速膝立ちになり、レスリングのユニホームを下げてビンビンになった股間をさらした。
    坊主と髭もそれぞれのユニフォームから熱り立つ巨根を引っ張り出して段ボールの上にさらしてやる。

    小人から見れば、そそり立つ天空の塔だ。
    まさに高層ビルよりでかいその塔が、こちらを舌なめずりをするかの様に見下ろし、
    その遥か上に霞がかった、しかし楽しそうにこちらを見下ろす3人の巨人の顔が小人に映された。

    坊主が、待ちきれないと行った様子で鼻息荒く、手汗の多い手で郊外の公団風のマンション地域を襲った。
    規則正しく立てられたマンションに、巨大な掌が迫る。

    爆音を立てて、巨大な掌は地盤ごとマンションや低層住宅、公園ごと小人を掬い上げた。
    多くの住民が右往左往する中で、地盤ごと持ち上げられて持ち上がる。
    小人はひび割れ、持ち上げられる揺れで傾くマンションにすがりつきながら悲鳴を上げるよりない。

    そして小人の目の前に最後の光景がさらされた。
    それは淫乱に色が変わった、坊主の巨人のガスタンク、いや、山ほどもある、視線を一杯に遮る様な巨大な鬼頭だった。
    掌の人間が上空を見れば、暴煙の様に広がる陰毛のジャングルの奥に、滝の様に水滴が流れる紺色の大地。すなわち腹筋の浮き出たインナーだ。
    盛り上がる胸筋のその先に、入道雲の様なサイズの巨人の頭が、こちらをにやりと見下ろしながら存在している。
    小人は叫び、失神し、少なくない数がその絶望の風景に泡を吹いて絶命した。

    亀頭はぼたっと先走りを地面にこぼし、数棟の住宅を圧し潰し数十人の人間も圧し潰した。
    坊主はもう待ちきれない。
    掌の小さな街を、思い切り巨根に押し付けた。

    一瞬でマンションが破壊され、多くの人間が一瞬で快楽の為に圧し潰された。
    坊主は数回無心で巨根を扱く。
    気がつくとマンションは先走りに混じって粉々になった。
    坊主はさらに街に向かって手を伸ばす。

    その光景をこの世の物とは思えず見ていた中心街の人間に、髭巨人の巨大な手が迫っていた。
    手はまた高層ビルと指で摘むと、掌に載せて次々引っこ抜いて行く。

    髭の掌には数本の高層ビル。
    コレならどうにか挿入出来そうだ。

    髭は出来るだけ小人に見えるよう、股間を押し下げてビルの一本を亀頭に近づけた。
    そして一気に巨根に指す。

    薄い幕が弾ける様な感覚とともに、亀頭を包み込む温かくも細かな感覚に腰が砕けそうだ。
    髭から汗が伝い、郊外の住宅を圧し潰すのを気にせず、ビルが粉々になるまで扱き続けた。
    片手のビルをもう全て巨根に押し付ける。

    ビルの外壁を圧し潰し、中の小人ごと掌の中で粉々に砕き潰しながら、次のビルや街に手を伸ばした。

    金髪も駅周辺を地盤ごと削り取り、亀頭に添える。

     

     
    「小人ども、俺様に奉仕してみろよ。気持ちよかったらちゃんとペットにしてやるぜ?」
     

     

    金髪は器用に片手で煙草を吸いながら言ってみた。
    しばらくありの様な小人を見ていたが、やはり細かすぎて全然気持ちがよくないので、やはり全体を亀頭に押し付けて扱き潰した。
    次の街区に手を伸ばすと、大学の様で多くの学生が掌に溢れた。
    金髪はにやっとすると、タバコを片手に挟み舌を出した。

    それだけで悲鳴が金髪の耳に聞こえるほどに沸き立った。
    金髪は嬉しくなり、出来るだけゆっくりと掌を近づけて行く。

    そして校舎ごと、べろぉっと小人を搦め捕って喰ってやった。
    小人は巨大な舌に、唾液に捉えられたが如何せん小さすぎた。
    味蕾が掴めるほどに巨大な、街が立てられそうな暗黒の口内の中で多くの小人が砂糖の様に金髪の舌の上で溶けて唾液に混ざって消えて行った。

    三者三様、地面を削り、時には巨根を直接街に振りかざして粉砕し、クレーターが出来た事を三人で笑いあった。
    三人とも限界が近い。

    三人は目で合図すると、未だ破壊されていない街区に巨根の標準を会わせた。
    小人からは街を破壊し、入道雲の様な巨根を扱く巨人の、山の様な亀頭が向けられるだけで絶望に泣き叫び、慌てふためくだけだった。

    三人は腰を低く落とし、またいくつかの街をえぐりとりながら巨根を扱いた。
    先走りに瓦礫が混じりあったものが、えぐられた地面に、そしてまだ無事な街区に落ちて行く。

     

     
    「いくぞぉ!!!」
    「おうっ」
    「おらぁぁぁぁぁ!!!!!」

     

     

    山の様な亀頭が一瞬大きく膨らみ、巨人の顔が快楽に歪む。
    そしてーーーーー

     

     

     

     
    ばしゃああああああああああ!!!
     

     

     

    空を切り裂く爆音とともに三人は思いっきり射精した。
    先走りとは比べ物にならない精液と汗が、段ボールの中のちっちゃな街に降り注ぐ。

    無事だった街区には、隕石の様に精液が降り注いだ。
    精液の粒は高さだけでもどんな建物よりも巨大で、下敷きになった植物を圧し潰した。

    無事な場所にも三人の誰とも付かない精液が降り注ぎ、底は一瞬で湖に変わる。
    小人は逃げる事すら出来ず、精液の雨、いや洪水に蹂躙されて行った。

     

     

     
    「……ふぅ〜」
     

     

     

    三人は気持ちよいオナニーを終えて、腰を下ろした。
    まだまだ旺盛な性欲は巨根を未だにかちかちにさせている。

    それでも普段とはまた違った、巨人達の征服欲と優越感を極めたオナニーは格別な物だった。

    髭は立ち上がって伸びをする。
    未だに少しだけ無事な建物の間で小人がうろちょろしているもの、概ねは精液の底に沈んでしまった。

     

     
    髭「あー気持ちよかった。さて、捨てるか。」
     

     

    髭はそういうと、スパイクを振りかざし、段ボールを踏みつけた。
    精液に塗れた段ボールは生き残った小人ごと踏み潰され、一瞬で真っ平らになってしまう。
    髭は事も無さげに、それを拾ってゴミ箱に放り込んだ。

     

     
    坊主「あー、気持ちよかったなぁ…」
    金髪「まったくだ。またやろうぜ。」
    髭「よっしゃ、シャワーでも浴びて帰るか。」
     

     

    三人はガハハと笑いながら扉をくぐって出て行く。
    ゴミ箱には、熱い三人の精液に塗れ、踏み潰された街だった物がゴミとして残された。

13件の投稿を表示中 - 1 - 13件目 (全13件中)