タグ: 巨大男
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「プロフィール:後藤 晃(ごとう あきら)
身長:189.8cm
体重:89.3kg
特徴:中学校時代より、恵まれた体格を生かしてレスリングを始めた為、肩幅が広く上背があり、身体も分厚い事からデータ以上に大きく見える。
顔付は、大きな口を真一文字に結び、がっちりした顎と首からかなり高圧的に見えるものの、少し黒目の小さな無骨な瞳ながらクシャリと笑った顔は優しげ。
眉が太く顎髭を生やしているので30代にも見えるが、まだ29歳。
余りに格好を整えるという意識がないので、常時黒髪を短くしている。
性格:悪く言えば無骨にあたる。口数が多くなく、口調もぶっきらぼうな為勘違いされやすいが大変面倒見がよい。
他人の世話をするのも嫌いではない。
ただ、人に振り回される事が嫌いな為、特定の恋人を作る事は今の所ない。趣味:レスリング。バイクも好きだが、最近は多忙の為あまり整備していない。
ひとり旅やアウトドアが好きで、その話を振ると少しだけ饒舌になる。経歴:
◯◯県立◯◯中学校 卒業
◯◯県立◯◯高等学校 卒業
レスリング部部長、関東地区大会3位
生方工業 就職至る現在」
悠生「…こちらが、今回の方でつ。」
ここはクラシックな内装のオウィスの一角。
ブラックのスーツを着た、小柄な男が今、一人の男の経歴を読み上げた。
議長席の様な場所で、ホワイトボードを背に、ウォルナットの洒脱な西洋風の机に資料を配る。机には他にも女性が3人、男性が2人。
女性はそれぞれ茶髪をゆるく巻いた女性、ポニーテールにした女性、ピンクメタルのフレームの眼鏡をかけた女性。
男性は、大きな黒目を持つ貼付けた様な笑みを浮かべた人形の様な顔の男と、皆スーツの中一人だけ詰め襟の修道服を着た男。そして、発表していた悠生という男は、少年のような見た目をしている。
細くつり上がった目は狐か蛇を連想させ、細い目の中の冷たい金色の瞳は普通では見えない程になりを潜めている。
眉毛は平安の御世の公家のように短く、細い首の上の笑顔は少年のようであって、しかし狡猾な老人のようでもあった。悠生は柿渋の長いテーブルの上に資料を置いた。3人の女性が簡素にメモをとっている。
ホワイトボードには晃の写真が貼られており、晃のプロフィールは悠生が調べたもののようであった。悠生「では、今回のヴァルキュリアpart54137に関して決を採るでつ…全員賛成でつね?ではこの後藤晃さんに決定するでつ。」
悠生がそういうと、各員はニッと笑って立ち上がった。
悠生「彼に、英雄たるサポートを。彼の為のヴァルハラと、密と乳の流れる地を。
…巨人たる資格のある人間に、ふさわしき快楽と成功を。」赤色堂有限公司のお仕事。
晃「はぁ…」
晃は盛大な溜め息をつきながら、うつむいて人ごみを歩いていた。
人ごみに塗れても頭一個でかい晃の背の丈で、多くの人が晃を避けて歩いた。強面に髭、刈り込まれた短い髪。
太い首にはタオルが巻かれ、ぴっちりとした長袖の白いティシャツを腕まくりしている。
よくある体に張り付くタイプのインナーではなく、普通のシャツが、晃の体格によってぴっちりしているのだ。
シャツは未だ衰えない、仕事とか部活で鍛え抜いた身体を存分に示し、分厚い胸筋は元より腹筋すら誇示している。がっちりと骨太の腕には、ギリギリの所に穴を開けた腕時計が巻かれ、日に焼けて褐色の肌には男らしい毛が多く巻き付いている。
学生時代は皆の前でスチール缶や林檎を握力だけで割った物だが、今はどうだろう。
そんな余興をする暇はない。パンパンに筋肉の張った濃いベージュの作業ズボンの先には黒い安全ブーツがあり、その足取りは重い。
強面な顔がいっそう歪んで見える。晃はまた無能な営業が法外に安い工事を受けてきた事に頭を抱えていた。
この無能な営業が、過去世話になった親方の息子であるから始末が悪い。
しかもこいつはその地位を鼻にかけて晃には現場でどうにか利益を出せと迫り、出せなかった場合は全て晃の責任になってしまっている。多少以上にやんちゃだった自分を世話してくれ親方に実の息子を告げ口する様な事は出来ない。
しかしその息子の方はなにかとつっかかり、有能な晃を目の敵の様に接してくる。
あげく、利益が出せないなら工事から人間をリストラするという。親方時代から支えてくれた年配の職人や晃を慕ってくれる若い職人を野放図にする事等出来ない。
とはいえ、馬鹿息子は法外に安くする事でしか仕事を取れない。
親方は癌で入院中、これ以上の心労は掛けたくない。よって不器用で責任感の強い晃は全てを自分で抱え込んで連日連夜仕事に明け暮れていた。
馬鹿息子の資料を訂正し、職人達を気遣い、次の日の工事の準備を行い。
馬鹿息子の出した損害を埋め、馬鹿息子の代わりに現場で頭を下げ、馬鹿息子の代わりに業者に頭を下げた。そんなつまらない事をつらつら考えて煙草を拭かしている。
顔に浮かべた疲労の色は、ストレスと相まって精悍な顔を凶悪な獣の様に見せていた。
はーっ!と無精髭の生えた太い首から濃い煙を吐き出しながら、短く刈り込んだ頭を掻く。
もしここに暴れられる場所があったなら、晃は元レスリングと現場で鍛えた身体をフルに使って思いっきり暴れてやりてぇと、あてどもないことを考えた。晃は、気がつくと一軒のオフィスビルの前にたっていた。
クラシックで荘厳かつ重厚感のある昭和初期風のビルディング。
大谷石の外装に、入り口には弁財天と雲をあしらった彫刻が掛けられ足下には低木が綺麗に刈り込まれていた。晃は、なぜかふらりと、その中に入り込んだ。
タバコを靴の裏でもみ消してポケットに入れる。小町「あら、紳士じゃない」
若い女の声が聞こえた気がした。
ビルの一階は吹き抜けになっており、ホールのタイルが美しくガラスの光を反射している。階段の正面にある七福神と菩薩が描かれたステンドグラスの前の香炉からはなんとも言い知れぬ怪しい匂いが立っている。
何故か、エレベーターの前の階段から二階に上がる。奥の突き当たりの右側にこんな札のかかったオフィスがあった。
【 赤色堂有限公司 】
晃(…なんだ、これ。和菓子屋か?…いや、そもそも俺は何でここに…)
晃はオフィスから目をそらして振り返った瞬間。
悠生「お待ちしてたでつ、後藤晃様♪」
一人の男が、恭しく頭を下げた。
その男は全く気配を感じさせず、晃の後ろに立っていた。
子供と見まごう、150cmほどの小柄の男は細身な黒いスラックスにベスト、白い綿の立襟のシャツに赤いネクタイを巻きつけている。
手には雅な紐のついた扇。
糸のように細い目と、公家のような細く丸い眉。
その目のうちには、一瞬金色の、蛇のような瞳孔が映ったように見えた。晃「…はぁ?」
晃の野太い声が、吹き抜けに響いていた。
晃は赤色の皮の張ったソファーに座っていた。
ウォルナットのローテーブルに、背の高い白の壁。年代物と思われる曲がりガラスの書類棚や立派なデスク。
天井からはシャンデリアがぶら下がり、外から見るよりずっと広い部屋に通された晃。ソファーは柔らかく豪奢なものであったが、欧州製のソファーでも晃が座ると膝が股より高い位置に来る。
場違いな雰囲気にタオルをとってそわそわとあたりを見回す晃。
汚れた白いTシャツとベージュの濃いズボン、そして作業ブーツといういでたちが、この建物の全てから浮き上がっている。
ついでに言えば強面かつ、究竟な晃の顔も。スチールピンクにポニーテールをした、意思の固そうなツリ目気味の目をした女性が珈琲と和菓子を盆に置き、運んでくる。
女もタイトな膝下のスカートに、黒のベスト、赤いリボンタイという格好でその動きに一切の隙がない。晃「…なぁ、さっきも言ったが、多分人違いだと思うんだけどな、
嬢ちゃん…」目の前のテーブルに和菓子を置く女に、晃は頭を掻きながら言った。
朱美「そこらへんは大丈夫だからさっさとお食べやがりくださいうすら馬鹿のゴリラ野郎。
それとも耳の穴が腐っているのかしら。
顔もまぁまぁ腐りかけたジャガイモ然としているのにその餃子みたいな耳まで腐ってるとは哀れを通り越して文字通り滑稽ね。」はっきりとうすら馬鹿と言われて、ポカンとする晃。
女性はさっさと珈琲をおくと、自分で和菓子を鷲掴みにして口に放り込み奥に下がってしまった。
奥からはなにやら悲鳴めいた男の声が聞こえたがまた女性のさらにひどい毒舌によって掻き消された。晃「最近の女は怖ぇなぁ…」
晃は太い指でカップを摘んで中身をすする。
苦味の強いコーヒーは味、香り、温度ともにびっくりするほど晃の好みで、一気に飲み干してしまった。悠生「お待たせしました晃様♪」
先ほどの悠生と名乗った男がてちてちと奥からかけてきた。
晃の前に座ると、大理石で出来た人をどつき殺せそうなくらいには頑丈そうな灰皿を出した。晃「お?吸っていいのか?」
悠生「もちろんでつ。」
晃は煙草を咥え、ポケットの中からジッポのライターをつまみ上げようとした。
悠生は分かっていたかの様に、晃の前にマッチを擦って翳す。
晃は少しびっくりしつつ、火を拝借した。晃が一服しながら聞いた話は耳を疑う内容だった。
まずは完璧な晃のプロフィールを暴露した悠生は晃のストレス解消の手助けをしたいと言い出した。晃「…わりいけど、こうみえてもまだ20代なんでな。
金なんかねぇぞ?」悠生はきょとんとして説明を止めた。
そしてその次の一言は「もちろんそんなものいりまてん♪」
という軽い言葉。
そんな馬鹿な話があるか。晃が聞いたのは、悠生たちはとある事情で晃のような「不当に不遇な男」を導くという仕事をしてるらしい。
パンフレットに載っていた実例は「ナポレオン」「アーサー王」「アレキサンダー大王」…など、晃でもどうにか知っているような伝説上の偉人を助けてきたという話だ。阿保か。
ドッキリカメラか、狐にでも化かされているのだろうか。
晃は煙草を吹かしながら、タバコを吹かしても化かす狐はいるもんだなぁ、あははと乾いた笑いを吐く。晃「…なにもんだ、お前ら。」
晃は目の前の男に聞いた。
よく見れば、悠生を囲うように複数人の男女が立っていた。
真っ黒な瞳をした人形のような顔の色白な背の高い男、猫のような顔の修道服を着た男、茶髪に染めたギャル風の女に、シュシュでポニーテールをした元気そうな娘。そして、さっき和菓子を持ってきた毒舌のメガネの女。悠生「いろんな時代で活躍してまつよ?アレキサンダー大王は僕らが導いた後もより大活躍。
勝気過ぎて大変だったでつ。いや、あの人は最初から勝気だったでつが。
『おらおら、わしらの勝ちじゃー!略奪じゃー!こいや正義!、翔太!じゃ、なかったのぅヘファイスティオン、プトレマイオス!』とか言って。
大量の小アジアの鉱物と植物の標本送ってきたときにはなんの嫌がらせかと思ったでつ。」小町「アーサー王は導いてやった後も、何やってもウジウジしてて、
『俺なんかどうせ洋介さんがいねぇと…』とか言って円卓のみんなと私を常にイライラさせたわ。
だから梅空…じゃなかったモードレッドに裏切られたり佐竹田…じゃないわランスロットにギネヴィアNTR食らったり日本で女の子だった事にされたりするのよ。
マジウケる。」社木「ナポレオンはナポレオンであっちこっちで女胎ますわ勝手に皇帝になるわベートーベンと喧嘩するわ…
いい加減金の延べ棒で頭かち割ったろうかと思ったわ。『ったく、相変わらずチビどもは馬鹿だなぁw』
とか言って、NTRした後に寝とった相手の男も食ってるんやであの好色性格以外イケメン。そりゃ寝てへんわなぁ。」美雪「始皇帝も本当に管理に煩くて、
『フォントがそろってへんやないかあほんだらぁ!は?各国で文字が違う?知るかアホ統一せぇや!金の質が違う??
なんで統一してへんねんあほんだらぁ!!!あぁ忙しい!!!あーもー、悠生と森、仕事手伝わんか!雛形と社木どこ行ったねん!』
って常に眉間にシワ寄せて、倭の国の使者にまさか始皇帝が猩々(ゴリラ)だったとはとか言われてたっすねぇw」朱美「ヤマトタケルは阿保過ぎて…
『とーちゃんににいちゃんめしの時くらい下におりてこいって言われたけん、叩き切ったたい♡』
とか言ってきた時は本当に言葉通じないんだこいつって愕然としたわ、あのポンコツイノシシラグビー馬鹿…
人懐っこ過ぎて熊襲撃った時なんかマジで裏切るんじゃないかと…あと、あの女装ひど過ぎワロタ」花「そういやギルガメッシュはあかんかったねぇ。
エンキドゥ可愛がり過ぎて『お兄ちゃん』とか呼ばせていちゃつきまくってたからなぁ。
『ケン〜じゃなかったエンキー!慢心しとけしとけ〜、あ、ノリヒデ焼きそばパン3分で買ってこい』
とかこっちが恥ずかしかったと…とりあえず嫌がらせで寝室に蛇撒いてかえってきたわ。だからウルク滅ぼしたんじゃ、あの慢心馬鹿神」あははと笑いながら今までの来歴を語る彼等をぽかんと見ている晃。
だんだん頭が痛くなってきた。右手で頭を抑える。常識が通じそうなツッコミは俺だけか?深刻なツッコミ不足なんじゃねぇか?晃「…すまん、何言いたいか全くわからねぇ。」
晃がどうにか切り返す。
しかし、その瞬間、悠生たちは姿勢を正した。
真ん中の悠生は、ゆっくりと瞳を開ける。
蛇のような縦長の黒目の周りはまるで台風の前の夕焼けの様な不吉な金色で、その輝かんばかりの瞳を見た瞬間、晃の動きが止まった。
そして背中になにやら冷たいものが流れてくる。悠生「ある時は大王の家庭教師、アリストテレス。」
小町「ある時は騎士王を導く魔法使い、マーリン」
社木「ある時は成り上がりの王に資金を工面した錬金術師、サンゼルマン」
美雪「ある時は皇帝を導いた忠実なる道志、徐福」
朱美「ある時は悲劇の英雄に火打ち石を与えた倭姫命」
花「ある時は原初の王が冥界から盗ってきた霊草を喰らった名もなき蛇…
各世界の英雄の導きとして、生きてヴァルハラに誘い、蜜と乳の流れる地を与えるヴァルキュリアにして弥勒菩薩、守護天使にしてサラスヴァティ」悠生「僕たちの仕事は、英雄になる男性を導くのが役割。英雄をバックアップし、心を癒し、英雄たる征服欲と支配欲に火を灯す阿頼耶識の導き手。
それが我ら、赤色堂のお仕事なのでつ☆」
ででーん!
と、どっからか間の抜けた効果音が聞こえた。
晃の呆れ果てた指の間から、ぽろんと長い煙草の灰が落ちた。晃「おぅ…わかったわかった。俺の理解の範疇外だっつー事はよーくわかった…」
晃はタバコを消すと、悠生と向き合った。
晃「それでお前は、俺に何してくれるってんだよ。」
晃は言葉少なに切り返す。
この謎の人物達が与えてくれる快感とは何だ。極上の女でも出してくるとすれば立派な美人局だが。悠生「はいはい、いい加減茶番も長過ぎでつしね。それはこんな感じでつ☆」
悠生が指をぱちんと鳴らす。
晃は瞬間、抵抗する間もなく意識が遠のく気がした。
小町「導入まで強引すぎなぢゃない?」
美雪「作者の趣味だから仕方ないっすねー。」
社木「ここまで読ませといて何もねーのかよ、と思ったそこの貴方!正解!」
花「お待ちかね本編は次からとー。」
朱美「作者の厨二趣味とfate厨につきあってくれてありがとう。あのボンクラはこっちで挽肉にしておくので勘弁してね。」
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晃「…?!」
晃はいつの間にか、立ち上がっていた。
足下はよく見えず、視線が定まらない。珈琲に変な薬でも仕込まれたか?
と、思ったが意識はハッキリしている。ぼやけた視線がどうにか定まってくる。
晃がたっていた場所。
そこは。晃「…はぁ?」
そこは上空百数十メートルはあろうかという視線だった。
しかし、晃の足はしっかりと地面を踏みしめている。晃のブーツは地面の家を数件易々と圧し潰し踏み潰していた。
遥か先までミニチュアの街並が広がっている。
晃は自分が巨大なジオラマの中にいるのか、それとも自分が巨大化したのか。そんな場所にいることが分かった。晃「お、おい!!!土御門!!!」
晃が狼狽して後ろに退く。
足下でウエハースを踏み抜く様な軽い感覚がして、また数件の2階建ての住宅を踏み潰してしまった。晃「あ、あぁすんません!!!」
晃は反射的にしゃがみ込んだ。
晃の巨大な尻が、もともと太ももがパツパツだった事もありピチピチになった尻が大きな形の良い二つの山を作りながら小人達に降り注ぐ。
ぽかんと成り行きを見ていた小人達がぴーぴーと悲鳴を上げて逃げ惑う。晃は踏み潰した家を手に取った。
本当にウエハースの様な物で、晃が指で摘んだ所ですぐに砕けてぼろぼろになった。
踏み潰した家を電信柱より太い指で支えようと思ったのだが、晃の想像を絶する体重に半壊した家はあっさり倒壊してしまった。足下を見れば堅いであろうアスファルトを深く踏み抜き、泥まじりの巨大な足跡の中に踏み潰されて跡形が無くなった屋根やら潰れ果てた車やらが
文字通りぺしゃんこになって足跡の中に沈み込んでいた。晃「な、なんだよこれ…こ、小人までいんのかよ!!」
晃の悲鳴にも似た大声に、小人は爆撃でも喰らったかの様に倒れ、転び、泣きわめいた。
晃には小さすぎて気づかなかったが30m範囲の住宅や低層ビルのガラスの多くがその声でばりばりに張り裂けたほど。
晃の精悍な顔に汗が伝って、落ちた汗の雫は小人に家の屋根に当たって屋根の大穴を開けて家その物を倒壊させる。晃は指先で壁を強度を確かめる様に摘んだ。
壁は、普段見慣れている筈の住宅の石膏ボードの壁はいとも容易く砂の様になってしまう。晃は立ち上がる。
晃の巨大な影が街を多い、後光がかった巨大すぎる晃を見た小人達は爛ひたすらに逃げ惑った。
低層住宅しか無い地区だったので、晃の巨大さが強調されている。くるぶしにも届かない家々の間から、小さなビル程もある黒いブーツが立ち、送電線より高く太いズボン。
その上の、空母が立ち上がった様な屈強な上半身。
それらの影が、街の遥か先まで被ってしまっている。
街一つが自分の巨大な身体の影の下にある状況が、何故だか不思議に心地よく感じた。悠生「はいは〜い。」
悠生の気の抜けた声が脳内で響いた。
後ろを振り返ってもいない。
どういう仕組みか知らないが、頭に直接話しかけているようだ。晃「どういう事だよコレは。コレで金とろうってか?」
悠生「いえいえ、晃様はストレスがたまって見えるようですから、発散出来る場所をご用意したまで!そこは別世界の小人の街。怪獣の様に暴れてリラックスしてください!!」
晃「…あぁ…?」
晃の心の中に、暴れるという言葉が何故か突き刺さる。
ここで足を薙ぎ払えば、この小人達がこつこつ作ってきた町は一瞬で破壊出来るだろう。じっとミニチュアの街を見た。
不思議と体温が上がり、脇腹に汗が流れて行く感触がした。
ここで、街を破壊すること。
それは、凄く面白そうな事に思えた。いや、そうしてみたいとすら思った。
この逃げ惑っている小人どもは、どういう気持ちで暴れている巨大な俺を見るのだろう。
人生を賭けて造ってきた家や街が、ただの俺の気まぐれの遊びで薙ぎ払われてしまったら、自分はそんなに小さな存在だと思うだろう。
そして、それが出来る俺は、それをしてもいい、むしろやってやりたいと思ってしまう。この矮小な生物達に自分を合わせる必要はねぇ。
やりたい様にやってぶっ壊してしまっても、このチビ共が小さすぎる事に原因があると思った。そう思い出すと何故だか止まらない。
早く足を上げ、逃げ惑う小人どもを地面とブーツのシミにしてぇ。晃「…あのさ、本当に、ほんとーに無料だろうな?」
悠生「もちろんでつ!晃様には資格があるでつよ。それではごゆっくり。欲しい物があったら言ってほしいでつ☆」
悠生はそういうと会話を切った。
晃は、まだ逃げ阿藤小人をぼんやりと見ていた。
見ながら何となく、酒が欲しいと思った。途端、掌にバドワイザーの瓶が現れる。
キンキンに冷えた奴だ。
一瞬驚いたが、晃の心はもう動じなくなっていた。晃は目の前を見定めた。
体重移動で足下の家はめきめきと音を立て倒壊し、ブーツに寄りかかって倒壊してきたが重さすら感じない。晃は仁王立ち、足は肩幅に開いた状態で、ビールを一気に飲み干した。
太い首に付いた、のど仏が男らしく揺れ動く。ごくっ
ごくっ
ごくっ
ごくっ
ビールを一気に飲み干した。
晃は目の前を見据える。新雪の様に踏み荒さ荒れていない小人の都市が目線の先に広がっている。晃「おもしれぇじゃねーか。」
軽い酔いとともに、高揚感がこみ上げてくる。
晃は手に持った瓶を後ろに投げ捨てた。
瓶は家を数件なぎ倒しても勢い止まらず、バスや電車を撥ね除け圧し潰し、大きめの神社の社を倒壊させて止まった。晃「…チビ共、誰が強ぇ奴かって事、教えてやるぜ。」
晃は足に纏わりつく住宅の残骸を気にせず、足を上げた。
蹂躙が始まる。ずしん!!!
と踏み込まれた足が数件の住宅と乗用車を踏み抜いた。
巨大な足跡の中にコンクリートの微細な欠片と家の梁やら柱の欠片がうっすら残っている。
周辺の住宅もぐらぐらと揺れ、中にはそれだけで倒壊した家や、衝撃でカーポートが吹き飛ぶ家まであった。その揺れの中、小人が這う様な速度で逃げて行く。
晃はそれに興味を持った。ゆっくり、ゆっくりとブーツを翳してやると悲鳴がどんどん大きくなるばかりで逃げようとしない小人達。
腰でも抜けたのか。まぁしょうがない話だ。なにせ街を蹂躙しているのは強面でムキムキの大巨人だ。小人視点からは、巨人の顔を隠す巨大なブーツだ。
底には車の破片や家の残骸が泥と一緒に引っかかっている。
剥がれ落ちて小人に直撃したり家を破壊している事すら晃は気づかない。晃はブーツをそのまま踏みしめた。
何かを踏み潰した感覚すら無く、数十人が、いや数十匹が踏み潰される。
そしてブーツを少し横にずらせば、巨大なトレーラーが暴走するかの様に住宅を轢き潰しながら泥の足跡を作って行く。思いの外、アスファルトと住宅で敷き詰められた地面を泥まみれの足跡にするのが楽しく、晃は黒い作業用ブーツを何度も住宅地に向かって踏み下ろした。
住宅地と尺度の違う巨大な足跡が、小人どもの巣をどんどん破壊して行く。
火が出入る家もあっという間に踏み潰す。晃「おりゃ!!!おりゃ!!!」
小さな公園、緑地やバスも関係なく踏みにじった。
バスはとろとろ逃げようとしたので、軽く靴の先端で蹴ってやると住宅にめり込む様に吹っ飛んだ。
その様子が面白く、住宅ごと住宅より巨大なブーツでバスをぐりぐりと踏みにじってやった。
足を上げてもバスだかなんだか分からない物が泥の中で埋もれているだけだった。晃がもう一本と念じれば、瞬時に掌に酒が収まる。
今度は缶ビールだったので、晃の掌にすっぽり収まる缶を片手に小人を蹂躙する。ちょこちょこ逃げる小人であったが、思い切り地面を踏みしめると、足下で吹っ飛ぶ家の残骸や車が破壊される音と揺れに歩みを止める。
わざと影を落とす様に跨いで、足を翳してやればどうにか晃の耳に届くほどのか細い悲鳴を上げてくる。
当然、慈悲など掛けずに踏み潰す。元々優しい性格であったが、先ほどからそんな事は考えられなかった。
如何せん、何も感じないほどに小人が弱かったからだ。
虫けらだろうと巣を壊されればもう少し抵抗しよう物だが、この小人と来たら晃の足を踏み鳴らす地響き一つでパニックになって泣き叫び、歩く事すら出来なくなる。ここまで弱かったら、もう踏み潰すしかねぇ。
晃にはそのか弱さがなんだか微笑ましくすら思えてくるほどだった。晃が歩く周囲は、晃が破壊しながら歩いている事もあり、足跡の他に揺れや火災でどんどんと潰れていぶされる様に小人がわいて出てくる。
晃は時折方向を変えて、晃の動向を見守って逃げる事を忘れた馬鹿な小人の方へ振り返る。
皆振り返るその瞬間に悲鳴を上げて逃げようとするが、足を一撃踏み鳴らしてやれば皆すくみ上がって簡単に追いつく。
ブーツが差し込めないほどの歩道橋、ようやくに足首に届く様な小さな住宅ごとぐしゃぐしゃと踏み砕けばっと言う間に砂の様にばらならになった。たまに低層ビルを見かける様になった。
どうにか足首を超えるビルを見受けると、晃は嬉しくなって四つん這いになる。
当然、巨大な掌の着地地点の住宅はあっけなく掌に圧し潰されるが晃はそんな事考えようともしない。
おなじ様に膝から足首までも家や車、公園をぶち抜いて圧し潰す。晃は低層ビルの中を見ようと頭を地面に付ける様に下げた。
上空から撮影しているヘリコプターには、一街区もある様な広い広い晃の背中と、丸い筋肉のつまった駅のホームより巨大な肩、そして濃いベージュ色のズボンに張り付いた形の良いガスタンク並みの大きな尻まではっきりと映し出されていた。
そしてその全てが周囲や晃の足下と比べると巨大で、晃の動き一つ一つで住宅が圧し潰され、薙ぎ払われて小人達が吹き飛び、踏み潰されている。低層ビルをどうにか覗き込むと、数人がまだ避難し終えていない状態で、まだの外に突如出現した巨大な瞳を見て狂った様に叫び、泡を吹き、失禁している。
晃は吹き出しそうになるのをこらえた。
吹き出せばおそらく吹っ飛んでしまうであろうと思ったからだ。晃はその小さな玩具のビルを踏み潰さない様に、手足を動かして立ち上がる。
当然、周囲の建物を潰しながら。瓦礫を軽くはたく。
白いシャツには赤い染みがぽつぽつと付いてる。
晃の分厚い腹筋や胸筋と汗のしみ込んだシャツに圧し潰された小人達だ。晃は目を瞑り、もう一度ビルの中で泡を吹いていた小人を思い返す。
そして足を大きく振り上げたかと思うと、思い切りそのビルを蹴り飛ばした!
ずっどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!!!
爆音と共に、ビルは瞬時に暴散。巨大な破裂音だけが響いた。
鉄筋の梁や柱等の本当に一部の素材だけが吹き飛び、殆どは晃のブーツとぶつかった衝撃で吹き飛ぶ暇も無く粉々になった。
当然中の小人共々である。晃は鼻息荒く、その光景に満足した。
晃の蹴りの基軸にあった他の建物やその周囲の建物も風圧で削り取られた様に吹っ飛んでしまった。
基軸は基礎まで禿げ地面がむき出しとなり、周囲の建物は屋根やブロック塀、車が吹き飛んで綺麗に左右に崩れ落ちている。晃はビールを口に含みながら笑い転げた。
晃「がはははは。
どこの誰が作ったかしらねぇが情けねぇ程弱ぇなぁ。」
晃は上機嫌で、崩れ落ちた住宅にブーツを翳すとまだ生き残りがちらほらいるというのに当たり前の様に踏みにじって行った。
タオルで軽く汗を拭きながらリズムカルに破壊をして行く。やがて、晃の足下にはにわかに大きな建物が現れた。
そして道も広くなり、その道は車でごった返している。晃がずしんずしんと近づくと車を捨てて小人が逃げて行くが、晃が近づくにつれ悲鳴を上げてその場にしゃがみ込む事しか出来なくなった。
晃「国道かぁ?
おらチビ共、逃げんじゃねぇっ!!!!」
いつの間にか晃は大声をあり上げる程にテンションをあげている。
晃は嬉しそうに膝下程のマンションを思い切り蹴り上げた。
爆音と共にマンションの外壁を突き破る黒いブーツ。
マンションは土ぼこりと火柱をあげて瞬時に粉々になって、悲鳴を上げる小人の上に巨大な破片を降り注がせた。どうにかそれを耐えた小人達が上を見上げると、そこには更なる恐怖があっていた。
街を破棄して回っている巨人が、膝に手を当てて玩具を見つけた子供の様な笑顔でこちらを見下しているのである。悲鳴と共に小人達は立てる者から逃げ始めた。
しかし、マンションの破片や晃の放つ地響きによって倒壊した建物の残骸や横転した車両に阻まれ各々バラバラに逃げるばかりだ。
晃がその様子を見て吹き出せば、その声にやられてまた小人がバラバラと倒れて行く。晃は眼下の小人の逃げ惑う姿をありに重ねて大いに笑った。
早く潰してやりたい気持ちともっと観察したい気持ちが交錯する。
唾を吹きかけてやると、数台の車を巻き込んで小人が溺れて行く。晃は一頻り笑ったあとには当然の様に足を上げて丁寧に踏み潰し始めた。
小人は一切、逃げる事も出来ず巨大な爆撃の様な晃のブールの餌食に鳴って行く。見上げれば、巨大なブーツを持ち上げ、ポケットに片手を突っ込み巨大な缶ビールを飲みながら破壊する晃の楽しそうな顔。
晃のブーツにはぺしゃんこになったバスがコベリ着いており、その巨大さがむしろ虚構の様にも見えた。
しかし次の瞬間にはブーツは踏み落とされ、アスファルトごと小人と車の群がばらばらに踏み潰されて行った。蹴り潰し、捻り潰し、圧し潰し。
晃はあっという間に国道と思われる片道3車線はあると思われる道路と周辺の商業施設やマンションを破壊し、泥だらけの地面に仕立て上げた。
ジオラマの一部だけが雨のあとのぬかるみに変わった様な風景に笑いがこみ上げる。どうやら地下の水道管も思い切り踏み潰したらしい。
どうにかバスや信号、電柱やビルの残骸は泥の中に見えるものの、殆どはビーツに踏み砕かれてしまった。晃は目の先に大きな都市が迫っている事を感じ、空っぽになったビール缶を握りつぶしてその場に捨てる。
給水塔の様なビール缶は廃墟の街をさらに圧し潰しながら転がって行った。燃え盛る建物の前でしゃがみ込み、巨大なタバコに火をつけるとマッチを踏み消す様に建物を踏み潰した。
ふぅ、とタバコを吐き、未だ国道に逃げ惑う小人を踏み潰して行く。
当然の様に出現したビール缶の追加の口を開けて喉に流し込む。晃「しかし、いい加減つまみがほしいな。」
晃がそう思ったが、いい事を思いついてしまった。
足下にうじゃうじゃと溢れ帰る程の小人。
こいつらを口に入れたらどうなるか。そういえば潰すのが面白くってずっと蹂躙していたが、こいつらを良く観察してなかったなぁと、晃は大股で国道を進む。
数歩の足跡が小人を踏み砕くも、その多くは足跡と足跡の間で息残っていた。晃は手頃なビルに蹴りを喰らわせ、道路に倒す。
小人を巻き込んでビルが道路に倒れると、晃は元来た方向に戻った。しゃがむとそこには倒壊したビルで立ち往生した小人がうじゃうじゃとあふれかえっていた。
晃は膝に手を当て、どっこいしょとガスタンク並みの尻を下ろし、しゃがみ込んだ。
見下ろすと、追い込まれて絶望に鳴った小人が各々左右に逃げ惑ったり瓦礫を超えようと四苦八苦している。
晃にとっては跨ぐまでも無い様な瓦礫で立ち往生する小人どもは可愛らしい。晃はそんな思いを込めて、タバコの煙を吹きかけてやった。
多くの小人が咳き込み、倒れる。晃は手頃そうな小人に手を伸ばした。
道路より大きな褐色の毛深い腕が伸ばされる。
一匹、二匹。
手を伸ばして摘もうとするもあっという間に潰れてしまう。どうにか潰さない様に摘まみ上げた一匹を観察してみるも、あまりに小さくて男であると言う事しか分からない。
摘まみ上げられた男はといえば、晃の強大な握力で内蔵がほとんど痛され虫の息状態であるのに晃の強い眼光にさらされ心臓マヒで死んでしまった。どうにも動かないが、コレだけ小さければ腹も下さんだろう、と口の中に放り込んだ。
足下からにわかに悲鳴が大きくなる。放り込まれた男はやにクサい晃の分厚い舌に絡みとられ、瞬時に巨大な奥歯でミンチに鳴る様に噛み砕かれた。
晃「お、結構いけるな。
お前ら喰ったらうめぇんだな。」
晃は巨大な掌で掬う様に小人をかき集めると、瓦礫も構わず口内に放り込んだ。
小人が悲鳴を上げ自由落下し、舌に絡めとられたら最後。
噛み砕かれるもの、生きたまま飲み込まれるもの。どうにか生きて歯にしがみついていた小人も数匹いたが、次の瞬間に流し込まれたビールによって瞬時に晃の太い首の奥へ押し流された。
晃はバスを摘まみ上げる。
中には美味そうな高校生がたくさん乗っていた。
晃はひょいと口に入れ、器用にバスの柔らかい上部を剥がした。口の中でうようよと出てくる小人を、数の子の様な感覚で噛み砕くとしょっぱいうまみに溢れてくる。
まだ動いている肉もあったが構わず飲み込んだ。うめぇ。
晃はだんだん熱くなってきた。
小人に遠慮することもねぇし、と思い立ったらすぐに服を脱いだ。
立ち上がるだけでも足跡の多くの車や小人が踏み潰される。汗を吸ったシャツに手を掛けると、豪快に脱ぎ去った。
最近肉付きが少し良くなったが、未だにがっちりと割れ目を持った腹筋とたわわに育った胸筋が顔を出す。乳首や腹筋の付近に赤い染みがある。どうやら弾みで服の中に入ってしあった小人がいたようだ。
晃がしゃがんだ衝撃で潰されたのだろう。晃の体臭の中でゴミの様に潰れる小人はどんな気持ちだったのだろうかと想像したが、すぐにどうでも良くなった。
よく見れば腋や腕にもコベリ着いている。思わず吹き出してしまった。次に作業ズボンを足下をめちゃくちゃに踏み潰しながら放り投げる。
ブーツから足を抜けば男らしい芳香が漂った。晃はまだ喰っていない小人達に靴下を脱いだ素足を翳してやる。
強烈な匂いにくらくらと倒れる小人を嘲笑しながら、ブーツや靴下はまだ破壊していない街区に放り投げてやった。
当然、こい毛の生えた素足は倒れる小人を踏みにじる。少しべたっとした感覚がたまらない。
汗をかいた身体に吹き抜ける風が優しく、晃はパンツ一丁になってその場に尻を下ろした。ずしんっっっっっっっ!!!!!!
と地響きを立てる。
足を伸ばせば、ちょうど道路を塞いだ瓦礫がいい足置きと鳴った。
太ももと尻の前で逃げ場を失い絶叫する小人をブルトーザーの様な掌で掬い上げ、モッコリとした股間に押し付けてやった。
掌の汗に引っ付き身動きが取れない小人、一足先に熱いモッコリの上に落ちてしまう小人、モッコリから転げ下り臍まで続く陰毛の熱帯雨林の中に転げ落ちるもの…晃「おらぁ、どうだ小人ども。今世界一の巨根の前にいるんだぜ
気持ちいいだろ?がはは。」
軽く押し当てただけのつもりだったが、当然の事のようにボクサーパンツに押し付けられた小人は、プチプチと潰れて行く。
その膨らみは太く、熱く、男の香りを強く放っている。晃は軽く煙草を拭かすと、立ち上がって足下を丁寧に踏み散らした。
最後まで逃げ惑って行き伸びていた男がいたので、特別に摘まみ上げてぱくっと喰ってやる。まさにやりたい放題。酒も小人も喰いたい放題。
晃のパワーに誰一人逃げ惑う事しか出来ないこの状況に晃は酔っていた。
そうなれば、股間の一物もまた首をもたげ始めるのは当然の事だった。晃「おぉー、小人どもにしてはでけぇ街だな。」
晃はついに街の中心地点に近づいてくる。
この街は盆地の中心にあり、新幹線も止まる巨大都市だったのだが晃はおかまい無しに踏み荒らしてくる。幹線道路を平均台の様に歩きながら、目についたビルやマンション、住宅に蹴りを入れ、強烈なパンチを繰り出しながら歩いて行く。
逃げる小人はもちろん踏み潰すが、目の前に巨大な街並が広がってるので全ての住宅をたたき壊す程ではなかった。しかし、晃が歩く事それだけで災害である。
電線は引きちぎれ、中央分離帯は植物ごと踏み潰され、信号は蹴り飛ばされた。
住宅やビルは窓ガラスが全て崩れ、晃の足跡の大穴で基礎がバランスを崩し傾いた。晃の戯れな蹴りでビルの2〜3棟がまとめて蹴り崩されて行く。
足跡と足跡の間のアスファルトは砕け散り小人が歩ける状態ではなかった。
小人が右往左往している間に、晃の歩く衝撃で傾いたビルが小人達に降り注いで行く。中心地に来るに従ってもようやく晃の太股の辺りにまで届くビルがでて来たが、まだ晃の股間に届くビルは無い。
晃は腕をブンブンと回した。晃「よっしゃぁ、ここら辺から片付けていてやるぜぇ!!!」
晃はそういうと、思いっきり隣りにあったビルをぶん殴った。
ビルの一階まで届く巨大な拳は一瞬で内部から爆散するかの様にビルを崩壊させる。ビルを両手で持ったかと思うと放り投げ、背の高いビルにぶつける。
素足で蹴り飛ばして圧し潰したかと思えば、ガスタンクの様な尻を数棟のビルの上に降らせて尻で圧し潰した。逃げる小人を蹴り潰し、踏み潰し。
時にはビルを持ち上げて振りかざし、思いっきり叩き付けてやる。ずしん!!!
と地響きと地震がしたかと思えば道路を逃げていた小人達は瓦礫のしたで跡形すらなくなっている。
晃は興奮しながら瓦礫に唾を吐きかけて残った小人を追い回した。そうかと思えば、逃げる小人を跨ぎこして進行方向に巨大な足を降らせる。
小人から見たら巨大な影がよぎったとともに高架を踏み抜く巨大な、バスや車が足の指と指の隙間に収まってしまうかの様に巨大な足が逃げる先に降ってくる。
どうにか動いていたバスを踏み潰し、太ももで横にあったビルを砕きながら巨大な晃は股下に収まった数百の小人を見て笑った。晃がしゃがみ込むと、二つのガスタンクの様なケツが小人に降り注ぎ皆悲鳴を上げる。
晃は気にせずにしゃがみ込むと、まだ半分程のこっていたビール感を後ろに投げ捨てて小人を両手で掬い上げ、立ち上がる。
そして自分の上に掲げると、自分の身体に小人を降り注がせた。バラバラと小人が盛り上がる胸筋や、汗と皮脂の匂いに満たされた短髪、太い首筋に落ちて行く。
運悪く髭や唇に落ちた小人は待ち受けていた分厚い舌にべろんとさらわれて行く。
さらに不運な小人は少し肉付いた、しかしうっすらと割れたプロレスラーの様な腹筋を下って陰毛のジャングルや膨らみに当たって行く。汗だくの身体にもがく小人が心地よい。
晃はまたしゃがみ、小人を乱暴に掬い上げて今度は群れたパンツの中に落とした。背が湯気と鳴って舞い上がる灼熱のパンツの中に半死半生の小人が放り込まれる。
前から、後ろから。
前には苦しそうに収まっている真っ黒に染まった巨根が、そして後ろには筋肉で盛り上がる秘部の渓谷が落ちた小人を問答無用で挟み潰す。晃は指にへばりついた小人を口にもってきてキリンの様に舌を伸ばして舐め取ると、小人がパンツの中でもぞもぞと動く快感を楽しんだ。
それどころか動く度に巨根の先で、付け根で、玉の下で、そして尻の谷間や蟻の戸渡りで潰れていくこそばいゆいような感覚を楽しむ。晃はどうにか掬われずに残った小人を足を持ち上げて周囲のビルごと丁寧にすり潰してやる。
その振動の度に巨根はプチプチと小人が潰れて行く刺激を受けて、どんどん巨大化して行った。
それはパンツの腰骨の辺りまでらくらくに届く。
パンツの先端では追い立てられた小人が分厚い布と巨根の間で助けてくれと泣きわめくが、巨根には熱が入るばかりで、びくん、びくんと振動する度に巨根は小人を轢き潰し、食い潰して行った。
晃「へへ、興奮してきやがった。
一発小人にお見舞いしてやろうか。」
晃はついにパンツを掴むとびりっと破いて捨てた。
全裸の巨人の股ぐらには、電車よりも太いであろう巨根がびくびくと震えている。晃は再び中心に向かって歩く。
途中でビルやマンションを蹴り崩し車や小人を跳ね飛ばしてく。晃からすれば、住宅はくるぶしにも満たない消しゴムの様なサイズだ。
小規模ビル、となればペットボトルと大差ない大きさだ。
巨大な指が小規模なビルの外壁を掴むと、外壁が崩れるのも気にせずに基礎ごとビルを引き抜く。
中をのぞいてみれば、めちゃくちゃになったオフィスにはまだ多くの人が残っているようだ。晃は満足そうに、片手でビルを壊さない様に持ちながら、もう片手で巨根を当てあうとビルに挿入した。
巨大な鬼頭がフロアをぶち抜き、柱をぶちこわし、多くの人間を踏み潰して行く。
何度か戯れに付くとビルは中から爆散してしまい、晃は興味無さげに次のビルに手を伸ばした。そして晃は目的としていた場所に着いた。
駅前である。
駅前のバスターミナルには多くの小人がきもち悪い程に群がっており、駅ビルはどうにか晃の胸筋まで届くか届かないか、という高さだった。
晃の巨大な影が駅前のターミナルと公園に降り注ぐ。
小人達はより大きな悲鳴を上げた。晃はまずは小人がうじゃうじゃと群れている事を気に掛けずにずかずかと小人の群を踏み潰して晃の先にあった、線路沿いの道を踏み潰した。
晃が何度が足を踏み上げ、踏み潰す度に小人と共にバスやビルが踏み砕かれていく。
線路の高架や他のストリートを踏み潰したとき小人はようやく気がついた。駅の向こう側に逃げないかぎり逃げられない。
巨人は逃げ道を塞いだのだ。晃はゆうゆうと仁王立ちで駅前広場を見下している。
小人達は神に睨まれたように動く事が出来ない。晃が横切った小人の群の中にある血の池地獄の様な足跡、吹き飛ばされたバスや残骸で圧し潰された人々。
サイレンを回したパトカー。電車は晃の起こす地響きで脱線し動けていないようだ。
そして駅ビルだけが晃の胸先でどうにかたっている。晃「…土御門、酒寄越せ。」
晃がつぶやくと、晃の掌に出てくるビール。
晃はそれを一息に全て飲み干した。
そしていとも容易くそれを握りつぶすと、後ろにほおり投げた。晃「さーて、かわいがってやるか。」
晃はげっぷまじりに小人に邪悪な笑顔を投げかけた。
-
晃はまずは尻を下ろした。
着地点にいた小人は、二つのガスタンクの様な筋肉質な、そして中央の谷間に黒い毛が密集した晃の尻が降ってくるをなす術無く見上げていた。
急に影がこくなったかと思うと、一瞬で晃の何億トンもあろうかという体重が地盤ごと小人を踏み潰した。晃の体重によって地下街ごと潰れたが、規格外の晃の大きさからすれば一回や二回分の沈没等感じ様が無い程だ。
晃は後ろ手を付く。横転したバスや背の高い木を巻き込んで、バスより太い指がそれらを圧し潰して行く。
そして、太い足を遠慮なく小人の群の中へ、駅前で群れている小人の方に投げ出した。凄まじい轟音をまき散らしながら、晃の足の裏が高架式の駅を蹴り飛ばした。
踵程の駅はなす術も無く傾き、圧し潰されて行く。
軋んだ音と共に多くの列車も泣き添えを喰らう様に横転して行った。片方の足は、駅ビルの横にある低層棟の上に下ろされた。
ちょうどかかとおとしの要領で、低層棟の中心から晃の踵はビルを踏み潰した。
中では隠れていた小人が、何が起こったか理解する間もなく、低層棟ごと晃に踏み潰されて行った。土煙が晴れる頃には、駅前の情景は一変した。
蹴り崩されて崩壊した駅舎と、低層棟。
無事なのは巨大な駅ビルだけで、晃の広い背中の背後のビルも、晃の後ろ手によって半壊状態になっている。そして、小人達は気づいた。
駅前のモニュメントを圧し潰して、ビルより巨大な晃の巨根がそそり立ち、周囲は晃の筋肉質な太ももと脹脛で囲われている事。
そう、多くの小人は晃の足の中に捕われていたのだった。晃の発する熱の中、もう一本のビールを飲み干しながら、野性的精悍な顔をした晃は、
いたずらっ子の様でもあり、獲物を見定めた獣の様な、そんな鼻息の荒い顔で股の間の万をこす小人達を見下ろしている。晃の股ぐらの間で、阿鼻叫喚が巻き上がった。
晃は、片腕を戯れに伸ばした。
指先で多くの小人が潰れ爆ぜる事も厭わずに、電柱より太い指で小人の群を鷲掴みにする。
分厚い掌には小人や警官、タクシーが載せられた。晃は大雑把に口周辺にそれらを散蒔く。
口に落ちるもの、肩付近に落ちるもの、身体に落ちて割れた腹筋や盛り上がる胸筋に掴まるもの。口に入った小人を酒で流し込むとまた多くの小人をまた鷲掴みにして、そのまま巨根にすりつける。
腰骨に届くサイズの巨根は晃の自慢であり、昔から多くの女を泣かせてきた一品だ。
晃の巨大な掌でやっと指が届く巨根は瞬時に血肉に塗れ、晃の巨根に小さな快感を生み出す。太ももや脹脛、足の裏を小人達が何とか逃げようと這いずり回るのも中々の快楽だ。
小人達はビルより太い、褐色の脚にしがみつき、毛に手を掛けて何とかよじ登ろうと晃の脚に殺到する。
晃が腕を伸ばすたび、びくっと動く脚の筋に寄って跳ね飛ばされ、踏み潰されて行く小人達。足の裏にも、血肉と泥を気にせず小人達が殺到する。
くすぐったい感覚を見下しながら足の指を動かしてやると、指の間で抜けようとした小人が爆ぜて行く。さっきまでブーツの中にあったものに殺到する小人達。
汚いだろうに哀れな奴だ、と晃は笑いをかみ殺した。
戯れに脚を持ち上げて、足の裏を小人の群の中に落としてやる。そして小人を挟んでは、上空で足の裏で挟み潰して血の雨を降らせてやった。
相変わらずなえる事の無い巨根には多くの小人をばらまいた。
虫の様な小人達が自分の巨根の上で這いずったり、命乞いをしているかと思うと面白い光景だ。晃は脚を持ち上げ、再度立ち上がった。
小人の群はもう大体半分ぐらいに鳴ってきた。全身にまとわりつかせた小人が落ちて行く事も気にせず、今度は遠慮無しに小人の群を踏みにじって行った。
それだけではない、高架駅に転がっていた電車ごと、四股を踏む様に明確に小人を踏みにじって行った。小人からすれば巨人は明らかに楽しみながら、殺意を持って群全体を踏み潰そうとしている。
足の裏で軽く追い立てて、まとめて踏み潰す。
晃の足下はすぐに真っ赤になり、逃げ惑う小人の阿鼻叫喚だけが聞こえる。そして晃はメインディッシュに手を伸ばした。
唯一残っている、晃の胸筋程度の駅ビルだ。
ガラスビルに映る、晃の血まみれの身体に、晃の巨根が映えている。晃は膝に手を当てて中を覗き込んだ。
「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
「ヒイイイイイイイイイイイイイイイ」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」「おー、まだうじゃうじゃいるじゃねーか。」
晃の予想通り、高そうな服を着た小人がまだ多くビルの中に残っている。
晃は屋上部分をその太い腕で優しく抱き締めると、腰を乱暴にビルに押し付けた。「おらぁっ!!!!」
晃の巨根はフロアや壁、人間をぶち抜きながら、まだどうにかビルの中に留まっている。
晃の巨根でもギリギリで中に収まる太さのあるビルだったようだ。晃の巨根がびくん、びくんと動くたび、周囲のフロアや梁を破壊して行く。
それに巻き込まれたフロアはゆっくりと晃の巨根の中心に崩れて行き、多くの小人やものが巨根の方に雪崩を打って落ちて行く。「おー、なんかこそばゆいけど中々いーじゃねーか。」
晃が指を翳すと、火のついたタバコが出現する。
晃はタバコをくわえて、乱暴に腰を押し付け、降った。「おらおらぁ!!!巨人の巨根を味わって潰れろチビ共!!!」
後ろから見れば、広い背中に盛り上がる肩の晃の後ろ姿が見える。
尻や足下は小人を踏み潰した血まみれで、尻の谷間や盛り上がる尻にも多くの小人の痕跡が付いている。足下は多くの小人が踏み潰されてクレーター状になった血の池地獄のようだ。
そこにくわえ煙草の晃が、気持ち良さそうにひたすらにビルに向かって高速で腰を押し付けている。晃の精悍な顔が歪み、玉の様な汗が噴き抱して残った小人やビルを圧し潰して行く。
巨根の先端はビルをぶち抜き、中の小人を跳ね潰しながら駅ビルを犯している。巨大な玉はビルにぶつかって表面を破壊し、力の入った太い両腕はビルの屋上を抱き潰して行く。
たまにスクワットの要領で腰を上半身を上げ下げすると、巨根はケーキを裂くナイフの様にビルを圧し割って行く。ビルはとうとう傾き、倒れて行くが晃は気にも止めない。
むしろ押し倒すがごとく、雄大に腰を振って行く速度を速めて行く。途轍もない爆音!!!!!!
どっがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんんんんっっっっっっっ
駅、小人、そして駅周囲の高層ビルを押し倒しながら晃は駅ビルを押し倒した。
深く突き込まれる巨根はもはや駅ビルを貫き地下街を犯して行く。ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!
ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!
ずどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんんんんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!
ずどん、ずどんとリズムカルに双丘のガスタンクの様な尻を打ち付けて行く晃。
その衝撃でビルは傾き、太ももでまだ無事だった小人や街並をなぎ倒して行く。
小人、ビル、そして街全体を巨根でやりたい放題に嬲り犯し蹂躙する晃は、まさに野獣その物だった。小人の蹂躙に興奮した晃はさらに腰を打ち付ける速度を速くして行く。
絶頂が近い。
晃は尻を高く掲げ、一番深くに巨根を挿した。
ずがんずがんと、新たな領域を掘り進み、侵して行く。そして、晃は目の前にあったビルを鷲掴みにすると立ち上がった。
街のどの風景よりも高い位置で、もはや握力で外装がめちゃくちゃになったビルを、引き抜いた巨根に乱暴に挿入し、高層で扱いて行く。「おらぁぁぁぁっ!!!!イくぞ小人どもぉぉぉぉっ!!!!!」
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶばっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!
ぶぶぶぶぶぶっっっっっっっ!!!!!!!
ばっしゃあああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんっっっっっっっ!!!!!
どぷっ!!!!!どぷっっっっっっっ!!!!!!
ばっしゃあああああんんん!!!!!ばっしゃあああああんんん!!!!!
晃の雄叫びと共に、巨根から白濁が猛烈な勢いで発射された!!!!!
地面に落ちた白濁はバスを押しのけ、小人を巻き込み、地下鉄の駅の屋根を圧し潰して地下になだれ込んで行く。
未だ生き残った小人を跳ね飛ばして、溺れさせ、圧し潰して行く。
それは留まる所を知らず、未だ崩れていたい街に降り注いでビルを傾け、小人を搦め捕って行った。晃によって押し倒されたビルや、駅向こうの街に降り注ぐ白濁は池の様なサイズで、車や住宅を巻き込んで強い臭気を放って行った。
「…ふぅ、まぁまぁ良かったぜ?」
晃は横で完璧に晃の身体と腰使いによってぺしゃんこになったビルに笑いかけてやった。
もう一本タバコを吸うと、自然と尿意を催したので、遠慮なく足下にぶちまけてやる。
足下の惨劇はあっという間に小便で水没し、まだ無事だった建物を的代わりにして圧し潰してやった。晃は目の前を見通す。
まだまっさらな盆地の街は半分程残っていた。
酒もまだ足りねぇ。
抜くのもまだ足りねぇ。晃は巨根をぶんぶんとふって小便の粒を振り落とした。
もはや湖となって、沈没船の様に駅ビルが沈んだ中心街を跨ぎこして、晃は次の暴れる場所を探して、ビルを踏み潰した。ーーーーー数時間後
盆地の98%が炎上し、倒壊している。
晃が暴れ回った街は完全に崩壊した。
駅、橋、工場地帯、城の遺構やマンション。多くのものを踏み潰した。ほとんどが晃の足の裏に踏み潰され、多くの小人は酒の魚として晃の腹に収められた。
運悪く生きたまま飲まれてしまったものは、今頃胃の中で生きたまま養分として吸収される地獄を味わっているだろう。晃はその光景に満足すると、柔らかい森林に腰を下ろした。
空にはゆっくり夜が満たされている。
足の指に挟まった電車の残骸もそのままに、晃はすぐにいびきを立てた。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
晃「…ん?」
晃は起き上がると、そこは柔らかい純白の大きなベットの上だった。
サイドテーブルには晃のタバコが置かれている。晃がとりあえずそれに手を伸ばすと、部屋を見渡した。
シンプルで、しかし押し付けがましい様な綺麗さが無い。
濃い色の板張りのフローリング、壁紙ではなく漆喰の壁は光の陰影を壁に宿し味わい深い。ベッドの背面は壁になっており、ベッドの前のローテーブルにはフルーツがカゴに入っている。
幾つかのシンプルな家具の向こうには天井までの大きなガラスが外の風景を映している。
結構な高層だ。晃はタバコを吸いながら高いホテルか何かにいるような気がした。
身体はなにも身につけてはいないが、巨根が痛い程に勃起していた。脳裏に先ほどまでの怪獣映画さながらの蹂躙劇がふつふつと浮かび上がってくる。
先ほどまでの小人の街の蹂躙劇を思い出しつつ、「もー何があってもおどろかネェ」と、内心で笑う程度にしか驚かなかった。晃の心情はもう完璧に小人を玩具としてしかとらえていない。
今、目の前に小人が一匹現れたとして何の呵責もなく拾って一口に飲み込むか、巨大な押しの裏で一瞬のうちにぺしゃんこに踏み潰してしまうだろう。奥の扉をノックする音が聞こえた。
晃「……いいぞ。」
晃がそういうと、悠生と一人の少年が入ってきた。
悠生「おはようございまつ!!いかがでしたか、あちらは。」
悠は先ほどと同じスーツ姿で雅な紐の付いた扇を扇ぎながらやってきた。
傍らの少年はどこかおどおどした態度で、コーヒーの入った盆を手にやってきた。
少年が丸裸で首輪をつけているところを除けば何もおかしいところはない。晃は少年が持ってきたコーヒーをうけとり、雄大に勃起する巨根を隠すこともせずベッドを出た。
晃「…いろいろ聞きてぇことはあるが…」
晃はサイドにあった高級そうなソファーに腰掛けた。
晃の重い体重を受け止め、ソファは柔らかく沈む。
晃が目の前のソファに座るように促すと、悠生だけが腰掛け少年からお茶が入った陶磁器のカップを受け取った。晃「正直、よかったぜ。あんなに楽しく暴れまわったのは初めてだ。」
晃はくしゃりと笑って悠生の頭を撫でる。
悠生は嬉しそうに笑う。悠生「いやいや、こちらこそ!晃様に楽しんでいただくのが仕事ですから!」
晃はコーヒーのカップを少年に渡した。
先程の世界で暴れまわった事を考えれば、その少年もその一部かもしれないと考えはしたが、一応尊大にはならない程度な態度で。晃「…また、ストレスが溜まった時に頼めるか。あれ」
晃が悠生の顔を覗き込んだ。
晃「それとも次回は有料か?」
悠生「いや。というか、こちらから次回もお願いしたいと頼みにきたのでつ。」
晃「はぁ?…いや、嬉しいけどよ…お前らになんか得あるのか?つーか…あの世界は一体何なんだよ。」
悠生「…実はでつね…」
悠生は脇の鞄から書類の束とCDロムを取り出した。
その書類を晃に見せる。晃は立ち上がるほどに驚いた。
その書類には晃の所属する工務店をしっちゃかめっちゃかにしている例のバカ息子の様々な汚職経歴や法令順守違反、脱税など証拠が細かに書いてあった。
他企業との談合、年間利益の数%を飲食費やギャンブルに使いこんでいるようだ。信じたくはなかったが本人が作っているのではないかと思うほどに写真証拠がそろっている。
…敬愛する元社長を安い病院に突っ込んでおいて、自分は無能なふりをして晃たちに厳しい条件の仕事を振って降りて、
その実、浮いた金で自分は豪遊していたということが、すぐに分かった。悠生「…晃さん達ではちょっと調べにくい形でそんだけのことしてたみたいでつね。彼」
悠生はゆっくり目を開けた。
台風の直前の夕焼けような、禍々しい金色の瞳がちらりとだけ見えた。悠生「…この資料を差し上げる代わりに、定期的に、いや、毎日でもかまわないのでつが、あの世界でああやって破壊を繰り返してほしいのでつ。
あの世界は、この世界の害になる…とだけ言っておくでつ。僕たちの仕事はそれを壊すことでつ。
でも、ある制約によって先ほどの晃様のような手段しか使えない。なので、適任者を探していたのでつ。」晃はソファに座りつつ、即答する。
晃「いいぜ。こっちからも頼む。あんなにおもしれぇ遊びもねぇしな。」
悠生は満足そうにほほ笑んだ。
悠生「了解でつ。この部屋も晃様に差し上げましょう。超一等地の超高級マンションの最上階でつ。
…なに、この仕事は結構な額をいただける仕事でして。
僕らからの福利厚生の一種だと考えてほしいでつ。」悠生はそういうと、ぱちんっと指を鳴らした。
ウォーキングクローゼットが開くと、晃の作業着や革ジャン、私服がすべておかれており、居間の隣には車専用のエレベーターが備え付けられたガレージ。
ガレージには…晃「うぉぉぉおおおおおお?!」
晃が過去に手放してしまったモンスターのようなハーレーが整備された状態で駐車されている。
晃「お。おい、!あれ、どうしたんだ!?」
悠生「探すのに手間取ったでつよ?相当にお気に入りのようでしたしw」
部屋を見て回るだけでもびっくりするようなことばかりだった。
トレーニングルームやサウナ、ガレージの車を見ながら入れるジャグジーに、さらには中庭まで…
しかし、その一室の主に突然なってしまったのだ。そして、最後に暗証番号を入れるようなボタンのついた扉があった。
悠生「ここから、『あの世界』にいけまつ。」
悠生はボタンを指差した。
悠生「物は試し。適当な数字を入力して入ってほしいでつ。」
晃は太い指で適当な数字をおした。
「2500000」
そして扉をあける。扉を開けた、そこに広がっていたのはーーーーー
晃「…はぁ?」
まるで巨大な地図の上に立っているかのような光景だった。
空ははるか上空に、飛行機の中から覗くかのように暗くなっており、はるか遠くまで、地平線と雲が綿菓子のように浮かんでいた。浮遊するドアから一歩踏み出すと、とたんに泥のような地面に裸足がずぶずぶと沈み込んでいく。
地面は柔らかく、田んぼの中に踏み入ったように安定しない。晃はもう片足を下ろす。
下ろす瞬間、霧のような雲は吹き飛び、その下で小さな爆発がおこり、ゆっくりと広がっていく。
晃の分厚い足の周囲はひび割れ、赤く染まり、爆発で生まれた小さな波紋のような煙が苔の生えているような地面を茶色く染めていく。晃は理解した。
先ほどの「2500000」は「2500000倍」つまり晃を250万倍にしたのだ。晃が目を凝らすと、先のほうに砂のような街が見えた。
晃はにやり、と笑って足を上げる。小人目線から見れば—-
それは山より巨大な足の指だった。
日に焼けた分厚い足がゆっくりと空から落ちてきた。
違う。それは普通のスピードだった。あまりに巨大すぎて、それがどんなスピードで落ちてきているのか理解できないだけだったのだ。
やがて嵐のような気圧をめちゃくちゃにする風と共に隕石のように巨大な足が地面を押しつぶしていく。
ーーーーー
その一歩は人類の恐怖の一つとして刻まれるべき一歩だった。
山より分厚い、都市よりデカイ、人間の目線に入るすべてを覆い尽くすサイズの巨大な褐色の物体が地面を踏み締めたのである。巨大な足は1000m級の山を粘土であるかのように踏みつぶし、その下にあった街、森全てを飲み込んだ。
たまたま数十キロ離れてみていた人間の目からは、山より巨大な足の親指が爆音とともに山ごとその周囲を踏みつぶすのを見た。自分がおかしいのか。
しかし晃の足は確実に山を踏み抜き、周囲を陥没させながらさらに歩を進めようと動いている。森よりも太く濃い足の甲の毛の高層樹林すらはっきり見えるほどだ。
かかとなど、かなり首を持ち上げなければ見ることもできない。そのさらに上に連なる、巨大な柱…塔?いや、あまりに巨大すぎて人間の語る尺度では測れない、褐色に焼け黒い毛にまみれた脚が盛り上がる入道黒サイズのふくらはぎにつながっている。
そしてその上は、もはや矮小な人間に見ることすら叶わなかった。そして、周囲数十キロは山すら割るほどの巨大な地震と地割れに襲われる。
波のような地盤ごとめくり上げる衝撃波を伴い、踏みつぶされなかった周囲をめちゃくちゃに破壊しつくす。晃がもう一歩踏み出し、巨大な足を持ち上げた時。
巨大な山があり、里があった部分はまるで晃が工事現場で踏みしめた泥濘のような泥の足跡に変わっていた。ずどん、ずどん、ずどん
たった数歩で、盆地を壊滅させたことすら気にせず、晃は平地に広がる巨大な都市を眺めた。
あまりに小さな都市は晃がそのまま倒れればそれだけで壊滅してしまうほど小さい。
本気で足を延ばせば、晃の股の下にすっぽりと入ってしまうだろう。晃は小さな街が、実際にはその国の3大都市に数えられるほどに巨大な都市を腕を組み観察している。
かすかにわかる、細い碁盤のような街並み。
晃の髪の毛の太さ程度の建物の群れ。唯一中心街には爪の先ほどのビルが乱立しているようだが、晃が軽く息を吹きかければそれだけで吹っ飛んでしまうだろう。
太陽が後ろにいるのか、晃の巨大な影は街全体をすっぽりと覆ってしまった。口に唾をため、ぷっと吐き出してみた。
着地点にはダムが決壊したかのような粘度の高い晃の、やにっぽい唾が街を蹂躙する。
小さな煙を出しながら、街の1ブロックを唾の一つで消し飛ばしてしまった。あまりに小さい。
晃は脱力してしまう。
自然と笑いがこみあげてくる。肩がふるえ、その笑い声は星そのものを砕かんばかりに野太く、太い晃の首から出てきて止まらなかった。
晃は笑いながら、足を持ち上げると街に狙いを定めて持ち上げた。
そして、それを無慈悲に振り下ろす。
小さな市町村ならその一歩で壊滅させられる程に巨大な足の裏が街を蹂躙していく。隕石が落ちたかのような衝撃と揺れ、火事すら起こる間のないほど周囲は吹っ飛ばされていく。
晃「おりゃ!!!おりゃあ!!!」
晃は足を止めはしない。
振り下ろした足をぐりぐりと踏みにじったかと思うと、そのまま泥で絵を描くように足をスライドさせる。
山より高度のある巨大な足になすすべもなく蹂躙される都市。さらに数回踏みつけると、晃は膝立ちになり、かがんで、巨大な顔を都市に近づけた。
かろうじて微生物のような何かが逃げ惑っているのが見える。晃はその集団に、思いっきり拳を振りおろしてやった。
手のひらを広げ、ばしんばしんと叩き潰してやる。
掌で地盤ごとえぐり取って、地面にたたきつけてやる。たまたま町の中心部は、晃の股下のちょうど真下ですっぽりと晃の影に包まれてしまった。
街の高層ビル群の頭上には、街のひとつ軽がると飲み込めるような巨根の鈴口があった。
どんどんと熱をもった鈴口は、透明な先走りを噴出し、すぐに高層ビルをからめ取りながら水没させていまうのだった。晃はそのまま股間を押し付けるかのように寝転ぶ。
全身を振り回して、まるで泥遊びをする子供のように太い四股を振り回した。それだけで、あっという間に都市は泥の中に沈んだ。
晃の目はらんらんと輝き、荒い鼻息のまま立ち上がった。
まだ破壊を免れている街の上に巨足を振り下ろし、思いっきり踏みにじってやった。
びんびんになった巨根を扱きながら天に向かって本能のまま雄たけびをあげる。晃「うぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
晃の雄たけびが星全体を揺らし、すべての人間が恐怖のどん底にたたき落とされた。
晃は大股に歩き始めた。
その一歩だけで町を3つ、村を4つと山脈を踏みつぶし、足を振り上げた際の衝撃で大きな河川を吹き飛ばした。
足の裏から落ちる残骸で都市を破壊し尽くし、流れ出る汗や先走りは絨毯爆撃のように無事だった周囲に降り注ぐ。一歩一歩で地割れを作りながら、街を、山を、湖を丸ごと踏み潰して、股間では積乱雲を散らし、飛行機を割れた腹筋で押しつぶしながら巨根を一心不乱にしごいた。
そして、晃の眼に、さらに巨大な都市が映る。
晃は山を踏み抜きながら乱暴に膝をつき、地盤をまくりあげながら手をついた。
晃「ふぅ…ふぅ…」
晃の荒い吐息が街全体に吹き付ける。
まるで地図の上にひざまずいているように、街の全てが晃の身体の下になり、濃い影が覆った。晃は都市の中心部に巨根を据える。
そこは人間の国の行政府があるほどの大都市だったが、どろりとした先走りの一滴で全てが水没してしまった。晃「・・・おらぁ!!!」
晃は街の中心部に無理やり巨根をぶち込んだ。
そして、その瞬間に深く深く巨根を押し込む。地下街は一瞬で踏みつぶされ、晃の濃い陰毛が同サイズのビルやマンションを押し倒し破壊していく。
そして、押しつけられた力強い腰使いによって一瞬で全てが晃の身体に踏みつぶされていった。晃は歯を食いしばり、一心不乱に街を蹂躙するかのように腰を振っていく。
都市の幾街区を持ち上げ、亀頭の先にビルの残骸や地下鉄の車両をひっ付けながら地上をなぎ倒して浮上する巨根。
地上に出た巨大なクジラのごとき巨根はそれらと数億トンの質量をもった先走りを周囲の都市に吹き飛ばしながら地面から抜けた。晃は次の場所に巨根を突き刺す。
都市を押しつぶすように、太い太ももと盛り上がる尻で想像を絶する重さの腰の一振りが瞬時に都市を蹂躙する。
小人は逃げることすらできない。晃の起こす揺れに建物ごと崩落する小人、晃の汗、先走りに吹き飛ばされ押しつぶされる小人。
そして晃の筋骨たくましい、もはや図りようもないほど強大な手のひらや指、毛、そして腰に一瞬で跡形もなく踏みつぶされる小人たち。そして晃は立ち上がり、都市を鷲掴みにしてそれらごと巨根をしごいた。
都市の8割をその身体で踏みつぶし、最後にのこった都市に、そしてその奥の小人の街、いや、巣に向けて。
手に取った都市をローションのように巨根で挟みつぶしながら、晃は絶頂を迎えた!!晃「おらぁぁぁぁ!!!!受け取れ、虫どもぉぉぉぉぉ!!!!!」
爆撃のように発射される白く濃い晃の精液が、残った都市を飛び越えその国の隅々にまで、いや、国を超え、すべての人間に降り注ぐかの勢いで発射される。
その一滴が落ちた町はそれだけで沈み、周囲ごと絡みとられていってしまう。村を、町をいくつも飲み込むほどの白濁が降り注ぎ、山を越えて決壊し、まるで世界の終りのようになだれ込んでくる。
国一つを沈めんばかりの量が果てることなく出続ける。この世の終わりというべき瞬間は、小人の脳裏に深い絶望を刻み、復興すらあきらめさせてしまうように降り注いでいった…
晃が気がつくと、残っていた都市も、踏みつぶした場所もみな晃の精液の下に沈んでいる。
晃の目の前には、雲を割り土地を沈めた白濁が、一直線に小人の土地を蹂躙していた。晃は、巨根を絞り、泥のようになったもと大都市に落とした。
巨根はようやく落ち着きを取り戻した。晃は目の前の光景に満足し、山を派手に蹴り上げながら扉の向こうに戻った。
後には、蹂躙されつくされた、小人の世界が残された。
悠生「楽しかったでつか?お風呂をどうぞ。」
悠生に案内されてジャグジーを浴びた。
泡を止めて風呂のように使っていると、晃の盛り上がる胸筋が少し火花が散る。なんと小さな軍艦が浮かんでいた。
晃は指でつまんでしげしげと見る。指の間にぽろぽろこぼれているのは小人の軍隊か。
まったくサービスいいよな。晃は笑いながら口の中に軍艦を放り込んだ。
軍艦は、軍艦自身の半分もあろうかという奥歯に座礁。
100名程度の小人は逃げようと甲板に出るも、瞬時に上から下りてきた奥歯に噛みつぶされて全滅した。晃が軍艦を蹴り上げたり、真下で屁を扱いて沈めて遊んでいると、先ほどの裸の少年が入ってきた。
少年「ご主人さま、お背中をお流しします。」
晃の半分ほどしかない小柄な少年は晃の体を隅々まで洗った。
晃が風呂を出ると、瞬時にバスタオルで体をふき、ひざまずく。悠生が言うには、先に晃の蟻の門渡りあたりでどうにか無事だった小人の一匹だったそうだ。
せっかくなので奴隷に持って帰ってきたとのことだった。現金な晃は小人だと思うと気が楽になった。
小人であれば、晃の所有物に違いない。晃は悠生に施設の使い方や小人駆除の話を聞く。
別にノルマはないが、扉の向こうの世界を破壊し、恐怖を植え付けること。
扉の向こうの世界は一切が晃の所有物であること。
マンションの一室の維持管理は厚生福利の一環として奴隷の少年が行うこと…
そして、営業を追い出す手法…それらを聞きながら晃は少年にずっと足を舐めさせていた。
なんだか宝くじに当たったような気分だ。
晃は出されたビールを小人を摘まみつつ飲み、思った。悠生「そんなことはないでつよ?
あなたには資格があったんでつよ。
すべてを支配しうる、雄としての資格。がね。」
「晃さん、最近ジム行ってます?なんかますますパワーアップしているような…」
晃の部下の少年が、晃を見て声を上げた。
確かに最近作業着がきつい。
毎日小人を食べていると、下手なプロテインを飲むよりも効き目があるようだ。晃の仕事は、その後順調に進んだ。
まず、馬鹿息子の営業にはすべての資料を見せてみた。
面白いように青ざめ、作業場の椅子に座ってたばこを吸っていた晃に土下座して許してくれと頼んできた。晃「わかったよ。でももう、オイタは止めろよ?」
晃はバカ息子の目の前で証拠のCDを踏みつぶしてやった。
よほど声にドスが聞いていたのか、バカ息子はその場で失禁しガタガタ震えながらうなずくだけだ。それから変なスイッチが入ったのか、晃に進んで頭を下げてくるようになったバカ息子。
今では二人きりになったときには進んで足置き台になってくるほどに、晃の怖さが身にしみたらしい。
晃の泥に汚れた作業ブーツを作業場の片隅で一心不乱に舐めているところをみると、さすがに恩義のある元社長に申し訳なくなってくる。それでも元社長はまともな病院に入ったし、仕事も順調。
作業場のトイレでひざまずき、晃の小便を頭から浴びながら手も触れずに射精する幸せそうなバカ息子を見ていると、それでも良いかと思えてくる。晃は小人蹂躙というストレス解消を見つけたあとも仕事を辞めることはなく、ますます精進していった。
大型バイクで、作業着で入るには場違いな家に帰れば、少年がうれしそうに晃を出迎える。食事を作り、晃に酌をする少年。
今では調教も進んで難なく晃の巨根を受け止められるまでになった。
晃に媚びるようにひざまずき、必要ない時は足元に這って足を舐めている。食事がすめば、晃は扉をあけて小人たちを躾に出かける。
数万倍となって街ごと精液に沈める日もあれば、100倍サイズになってビルをファックする日も。
時には素のサイズで町を偵察し、異国情緒を味わってから蹂躙すことももあった。晃の日々はこうして進んでいく。
その厳つくも美しい顔には自信が満ち溢れ、雄として今後も生きていくだろう。その道を行く巨大な足には、踏み潰されたバスがゴミのようにこびりついていた。
<赤色堂有限公司のお仕事 =お客様その1…後藤晃の場合= 終>
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赤色堂のロビー。
午後7時。女子三人が食事に出たあと、悠生、社木、花が囲んで楽器を奏でている。
悠生がヴィオラ、社木はチェロ、花がヴァイオリンだ。花「…結局、晃さんは気づかんかったとね。」
花がヴァイオリンを降ろす。
社木が疲れたように首を回した。社木「何がや?」
花「まぁアレキサンダー大王やギルガメッシュ王はともかく、アーサー王にしろ皇帝ナポレオンにしろ始皇帝にしろ日本武尊にしろ…ろくな死に方しとらんっちゅーことばい。」
悠生「まぁ彼には関係無いでつからねー。」
社木「王聖を湖に返して一人黄泉に旅立ったアーサー王、流刑地で栄光にすがって死んだナポレオン、不死を夢見て事切れた始皇帝、都を夢見てなくなった日本武尊…」
悠生「奮起旺盛な少年には世界の広さを。神と人間によって作り出された少年には人間が蹂躙する快楽を。
気弱な少年には覇気を、若き貴族には野心を、地方の役人には野望の片鱗を、阻害された少年には自分のなせる事を、それぞれ示しただけでつよ。…ここ、α+1の世界線はαに近い。
αに近い世界で起こった事は周囲の世界編に影響を及ぼすでつ。後藤晃さんはこの世界及びαでは、この先大暴れして成功するでつ。
α+5833629の世界から以後の世界線では晃さんは「共和国」との戦争で英雄となる。
ここはα+1の最もαに近い世界。ここでの行動は全ての世界、いや、α以外の全てに影響する。
晃さんはあのまま行けば不要な責任感で順当な成長に支障をきたす。
逆にいえば、憂いを取れば、どの世界線でも期待通りの働きをしてくれる。…今回の事は、あくまでその為の布石ですよ。
英雄としての彼と、この世界の彼は別物。
僕たちが導いた彼等もまた、世界に英雄と謳われ無惨に死んで行った者たちとは別物なんですよ。それに晃さんが蹂躙する世界は、晃さんが起たなかった、つまり「あの人」が描く「次元」の可能性の埒外。
不要な世界。
晃さんというキーキャラクターが起った以上、本人が切り離して所有するには何も問題はありません。
まぁそこで蹂躙される方々は不幸というより仕方ないですが。それをあの人が修正しようとすると、「向こうさん」も動きます。それは全世界線を破壊しかねない動乱です。
それはーーーまだ先でいい。
誰も、準備できていませんからね。だから、僕たちが先回りして消していく。
まぁ、「あの人」もわかってるでしょうけどね。」社木「…口調、戻っとんで」
悠生「おぉーっと、これは油断大敵でつねー♪」
花「…まったく。適当ばい…」
社木と花は再度弓を構えると、静かに曲を奏でていく。
香が炊かれた天井の高いロビーにヴァイオリンとチェロの音が響く。
女子三人が帰ってきたら、オーボエとフルート、ハープの6重奏のそれは荘厳な「鎮魂歌」の楽隊となるのだ。悠生はヴィオラを構えなおし、一人心地独り言を放つ。
悠生「…ガイアがどうとか、抑止力がどうとか…そんな馬鹿な世迷言、いつまで信じてるんですかね。向こうの僕は。」
しんしんと、鎮魂歌の夜は更けていく。
<終>
<こっちが本当!!次回予告!!>
=赤色堂有限公司のお仕事 =お客様その2…竹原雄太の場合=「プロフィール:竹原雄太(たけはたゆうた)
身長:196.5cm
体重:103.7kg
特徴:小学生のころより剛腕ピッチャーとして注目を集めていた選手。小学6年生時には180cmを超える体格を有しており、その後も順当に成長。
高校1年より甲子園の常連となり、3年生時には優勝を果たす。ドラフト1位で○○球団に入団。
他の追随を許さない体格と練習量で○○球団の巨人として有名になる。
がっしりとした体格に人懐こいような少し童顔な顔を持つが、一重の鋭い目線は笑みを外すと相手を恐怖させる迫力を持つ。
自分でも意識してか常に微笑んでいる。
現在34歳だが、体力の衰えを見せずに現在も活躍中。恋人は野球部時代の後輩、白野涼太(はくのりょうた)
身長:185cm
体重:85kg
現在は個人専用のジムトレーナーをしている。高校時代から付き合っており、現在でもリア充爆発しろ的に仲がよい。趣味:アウトドア。ただどこに行っても目立つ体格から最近ではとある場所でのキャンプにはまっている。
至る現在」
悠生「…たまには、雄太様のところにも顔を出すでつかね?」
ここはクラシックな内装のオウィスの一角。
ブラックのスーツを着た、小柄な男が今、一人の男の経歴書を見つめている。
大きな木材の、アンティークなデスクには人懐こそうな男と、それよりかは小柄だがはつらつそうな男の写真。悠生「彼に、英雄たるサポートを。彼の為のヴァルハラと、密と乳の流れる地を。
…巨人たる資格のある人間に、ふさわしき快楽と成功を…か。
彼らはもう成功例です…いや、でつね。」 -
赤色堂有限公司のお仕事 第二章
=お客様その2…竹原雄太の場合=
「プロフィール:竹原雄太(たけはたゆうた)
身長:196.5cm
体重:103.7kg
特徴:小学生のころより剛腕ピッチャーとして注目を集めていた選手。小学6年生時には180cmを超える体格を有しており、その後も順当に成長。
高校1年より甲子園の常連となり、3年生時には優勝を果たす。ドラフト1位で○○球団に入団。
他の追随を許さない体格と練習量で○○球団の巨人として有名になる。
がっしりとした体格に人懐こいような少し童顔な顔を持つが、一重の鋭い目線は笑みを外すと相手を恐怖させる迫力を持つ。
自分でも意識してか常に微笑んでいる。
現在34歳だが、体力の衰えを見せずに現在も活躍中。恋人は野球部時代の後輩、白野涼太(はくのりょうた)
身長:185cm
体重:85kg
現在は個人専用のジムトレーナーをしている。高校時代から付き合っており、現在でもリア充爆発しろ的に仲がよい。趣味:アウトドア。ただどこに行っても目立つ体格から最近ではとある場所でのキャンプにはまっている。
至る現在」
「竹原選手!!!竹原選手!!!」
記者に呼び止められ、一人の大柄な男が足を止めた。
スポーツタイプのサングラスに、ブランド物のをジャンパーを着ているが、その首の太さや押し上げる肩の筋肉、二の腕の筋肉、胸筋、尻の筋肉が無意識のうちに強調されている。
ジャンパーの下はユニフォーム姿のままで、尻と太腿を包むレギュラーパンツ、つまり脹脛まで靴下を覆われた野球ズボンは土汚れが多少付き、太腿の筋肉の太い筋や上を向いた尻の分厚い筋肉、盛り上がった脹脛の筋肉を筋肉標本のごとく如実に浮き上がらせている。
浅黒い肌に、少しモヒカンのような短く硬い黒い髪を隠すように、キャップを後ろ向きにかぶっている。男は振り向くと、追いかけてきたなじみの記者に笑みを浮かべてやった。
「よぅ、原田。相変わらず熱心だな。」
びくっとするほどに、太く低い声。俗にいう野太い声が記者の頭に振ってきた。
なぜかというと、その男は身長が196cmもあるからだ。平均的な身長の記者からすれば、目線の高さに盛り上がる胸筋と幅の広い肩しか見えない。原田「はぁはぁ…いや、やっぱ歩幅でっかいっすね!!」
原田という記者がせき込みながらピンマイクを向ける。
この大男は、竹原雄太。楼京タイタンズのエーススラッガーで「楼京の巨人」「巨神兵」と仇名されるプロ野球選手だ。人懐っこい笑みを浮かべながらサングラスをとると、きりっと一重の鋭い瞳が見える。
笑みを絶やさないが、この鋭い一重は見るものをおびえさせる。長身ゆえ、ずっと見下ろしている為に多くの、男性にすら強い恐怖感を与えた。
そのくせ、その顔は野獣のようでありつつもかっこよく、球団の人気投票では首位圏内をずっとキープしている。
顔とほとんど同じ幅の太い首に、肩の筋肉が盛り上がる肩幅。
胸筋はユニフォームを押し、二つの山脈がくっきりと盛り上がっている。二の腕の筋肉も太く、握力は以前TV番組でスチール缶をいともたやすく握り潰しす様を見せつけたほどだ。
さすが野球選手といえるがっちりした臀部はユニフォームをパツパツにするほどに太い太ももにつながっている。
太い下半身であるのに、196cmというたぐいまれな長身でそれは不細工にも短くも見えず、存在感を示していた。
それどころか、長身に比べて発達した腕や肩、背中や臀部の筋肉のため、遠くからでは一瞬、長身に見えないほど…
シューズは特注の32cm。ふくらはぎとともに、ユニフォーム姿の時は特に存在感を放つ部分だ。そんな大男が、雄太だった。
原田というなじみの記者に、今期について二、三質問を受けて返してやる。
大きな体を自分のスポーツカーに預けている際、うっかり車が傾いているんじゃないかと思う。
それほどに重量級の巨人のような印象を与える雄太だ。今期のベンチメンバーではぶっちぎりで背が高く、外国人選手を含めても一番のガタイ・身長であるほどだ。
野球選手を一堂に会した番組内で、腕相撲で軽々と優勝し「筋肉巨人」なんて呼称を得たことも。
子供好きで地域交流も欠かさない雄太は、股間にも及ばない小学生に大人気を博しながら指導をすることもあり、大変人気優良な選手だった。
そう、どこにいっても目立ってしまうほどに。さて、そんな人気な雄太。
原田の質問を軽く交わすと、じゃあな、と言って巨体をスポーツカーにねじ込んだ。
スピードを上げ、球団の練習スタジアムから都心のほうへ高速をかっ飛ばしていく。ついたのは、雄太の住む超高層マンションだ。
ほぼ都心のど真ん中で、専用庭も広く警備員付きの超豪邸…
しかし、この家は雄太が自分で買ったものでも親のものでもない。雄太は口笛を吹きながら、車庫に車を入れると車庫が上昇する。
およそ1分で、超高層マンションの最上階フロア全ぶち抜きの広い部屋に出た。
車庫はそのまま部屋の中から車を見れるオープンガレージになっており、今乗ってきた車の他にもう一台の車と大型バイクも泊めてある。
傍らにはアガペやオリーブを植えたドライガーデン風の庭と狭いながらにプールまで完備。扉を開けると、そこは2階分のフロアを吹き抜けにした部屋で、ガレージからリビングまでは螺旋階段になっている。
雄太でも圧迫感を感じない広い部屋には落ち着いた雰囲気のアメリカ西海岸風の家具・調度品で押さえたインテリアが広がっている。
雄太がバッグをもってどしどしと部屋に入っていく。雄太お気に入りのサーフボードや、スノーボードが置かれている。
そして壁には、大柄の雄太の太い腕を回されて幸せそうに笑っている、これまた大柄な、と言っても雄太よりは小さな男の写真。よく見れば、その男との写真は部屋中のあちこちに飾っている。
それは最近のものだけではなかった。
小学校の時代のガキ大将のような二人。中学校の入学時。この時点で雄太は180cmを超えていた。
高校時代の二人、雄太のプロ入りの時の写真、初優勝した時の写真…それと、もう一つ。
雄太が部屋に入ってくると同時に、1mほどの小柄な人間たちが一斉に土下座したり深々と頭を下げ始める。
子供ではなく、皆成人男性の風だ。
全員重そうな首輪がつけられ、それなりに体格の良いものばかりだが、頭も含めすべての毛が剃りこまれていた。
例え頭を下げてなくても、それらは雄太の尻に届かない程の大きさだった。雄太は無遠慮にそれらにバックを放り投げる。
バッドやグローブやスパイクが入った重いバックを放り投げられた男達は重さに倒れる。
バックのほうが巨大なぐらいだが、雄太は見もしない。そして、すぐに、
「ゆーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
と、一人の男が雄太の大きな背中に抱き着いてきた。
この男は、先ほどの写真に写りこんでいた男だ。
ディープカットタンクトップを着込んだ、大きな瞳を持つ大男だった。
タンクトップから覗く筋肉は、雄太ほどではないにしろ筋骨隆々で、肩、胸、腹筋、背筋が計算されたように鍛えられており、ギリシャ彫刻のように見事なものだった。男は雄太の広い背中に何度も頬擦りし、汗のしみ込んだユニフォームに鼻をつけて肺いっぱいに吸い込んだ。
雄太は振り返って、軽々と片腕で男を抱き上げ、抱きしめ、キスの嵐を男の頬に浴びせてやる。雄太「涼太ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!ただいまぁーーーー!!!ちゃんとお留守番してたかぁーーーー??」
涼太「うん!!!!まってたぜー、ゆーた!!!!もっとぎゅーーーーってしてくれーーーー!!!」
この男は涼太。白野涼太で185cmのジムトレーナーであり、雄太専属のスポーツドクターだ。
写真からわかるとおり、雄太の幼馴染であり高校時代からずっと付き合っているパートナーである。雄太は涼太を万力で抱きしめてやる。
二人は笑いあいながら抱き合い、雄太は涼太を軽々と抱き上げながら巨大なソファに巨大な尻を落とす。
首輪をつけられた奴隷がTVをつけ、一人が素早くしゃがむとその上に32cmの雄太の巨足が乗せられた。重い巨足にうめき声をあげるフットレスト役をしり目に、3人の奴隷が恭しく靴下を取り、苦痛を浮かべながら足の裏に舌を這わした。
他にもビールとつまみを持参するもの、雄太の肩をマッサージするもの、ジャージを脱がせにかかるもの…
このシリーズをお読みの方ならわかっていると思うが、つまみの皿にのせられているのは、当然のように多くの小人だ。雄太は小人を鷲掴みにして豪快に口に入れると、ビールであっという間に胃の中に流し込んでいく。
奴隷がユニフォームを脱がせ、ズボンも脱がし、アッとまに雄太も下着姿となった。
海外メーカーの大きめのボクサーパンツも下半身が太い雄太が、大きな逸物を収納しているから前も後ろも太腿の部分も全てピチピチだ、
いちゃついているので雄太の逸物は当然のように派手なボクサーパンツを突き破らんばかりに膨張している。
涼太に覆いかぶさり、涼太の口に舌を入れ、長々とキスをして互いに見つめあう雄太と涼太。性欲の強い二人はまず一発終えてからじゃないと落ち着いてられない。
雄太は涼太のズボンをはぎ取り、イきり立つ涼太の巨根をむき出しにした。
同時に雄太の巨根もむき出しになる。
涼太23cm、雄太29cmの規格外の巨根が透明な先走り液をだらだらと流しながら真っ赤に膨れ上がる。雄太はつまみだった小人を鷲掴みにし、先走りでくっつけると涼太の巨根を遠慮なく扱いた。
涼太が声を上げ、涼太も負けじと雄太の馬の様な巨根を力任せに扱く。雄太「おら、もっと小人もってこい!!!」
ガラスが割れんばかりの雄太の怒号が響く。
雄太の野太い命令に、奴隷は慌ててストックを持ってくる。
皿を奴隷から分捕って、小人をお互いの身体にくまなくふりかける。雄太が先走りと、潰れた血肉で染まった指でソファ脇のスイッチを押す。
ソファはスイッチ一つでベット状になる。巨大な二人がソファに抱き合いながら寝ころび、雄太は互いの股間に何百人という1cmほどの小人をばらまいていく。
ばらまかれた小人は何が何か分からない、荒野のような濃い毛がまとわりつく褐色の大地を蜘蛛の子のように逃げ惑っていく。
数百匹はいる小人の悲鳴で、涼太の身体の上は大混乱だ。
その背後に、巨大な手のひらが、まるでジャンボジェットが落ちてくるかのような迫力で降り注ぎ小人を陰で包んでいく。
そして、ぶちぶちぶち!!!!
小人は転がり、跳ね飛ばされ、巨大な指のうちに入ったら最後。
ささくれだった太い指と先走りの流れる巨根の間で一瞬で爆ぜ、挟み潰される。
悲鳴の中で吹き飛んだ汗と先走りが逃げ惑う小人の上に降り注ぐ。
運の悪い数名が巻き込まれて歩みを止めた瞬間、巨大な指につままれて汁の吹き出す赤黒い、ガスタンクのように巨大な亀頭に押し付けられてーーー「うわあああああああああああああああああああ」
汗で、先走りで絡みついた小人のむず痒い刺激を楽しみながら、身体中を逃げる小人をつまみ、時に互いの口にねじ込みながら互いの大きな手のひらで当たり前のように扱きつぶしていく。
小人の潰れるプチプチという刺激に互いの被虐心と快楽がどんどんと高まっていく。
そして全身に振りかけた小人が、二人の一挙一動即に伴って体のあちらこちらで潰れていく。小人は逃げ惑ながら互いの胸筋の間や腋の谷間に落ちていく。
胸筋の上を走っていても、涼太がビクンと体を滑らすたびに悲鳴を上げて胸筋の谷間に落ち、足を滑らし、重なり合っていく。
ビクンという動きに吹き飛び、陰毛のジャングルにからめとられて動けなくなるもの、乳首の丘に必死につかまるもの。涼太「あぁっっ!!!」
涼太が腹の底から喘げば、発達した大胸筋は目にもとまらぬスピードで、胸筋の谷間は締まり、血肉のしぶきを上げて小人をぺしゃんこにしていく。
腋毛にからめとられたまま動けない小人は、雄太が腋に手を差し込んだ瞬間に握り潰された。ぐるっと、雄太が涼太を持ち上げて上下を交換すれば、雄太のより体毛の濃い体に向かって落ちていく小人たち。
毛にしがみついていたもの、汗にくっついたもの、乳首にくっついていたものが皆飛行機から放り投げられるかのように、かなりの高度から落ちていく。
割れて盛り上がる腹筋に、より盛り上がった胸筋に落ちていく小人たち。より焼けた、分厚い体に叩きつけられ、半分が赤いしみとなる。
どうにか動ける半数は周囲を確認しようと見上げると、ふと暗くなり上を見上げれば「ぎゃああああああああああああああ!!!!」
ぶちぶちぶちぶちっっっ!!!
雄太と涼太が、きつく抱き合いながら、互いの唇を貪るように重ねあった。
筋肉にまみれた二人の巨漢の間で、ほぼすべての小人が一瞬で爆ぜ飛んでしまう。しかし、雄太は当たり前のように、容器から小人をまた鷲掴みにして小人を身体にばらまいていく。
陰毛の谷間から抜け、びくびくと鼓動する巨袋に打ちのめされるもの、尻の谷間に迷い込んでしまうもの。
どうにかソファの上に降りれても、快楽に震える二人を前に、ほぼ全員がなすすべなくわき腹や太ももに引き潰されて粉々になっていく。雄太の分厚い筋肉の、腋の中で、胸の谷間で、陰毛のジャングルで、そして尻の谷間で知らずに爆ぜて巨人二人に快楽を与えていく。
そのうえ雄太はうっかりフローリングに落ちた小人を目ざとく巨大な足を振り上げてきちんきちんと踏み潰して真っ赤な線に変えていった。二人は湯気を出すように盛りながら、ベッドをガシガシと揺らし、互いの巨根を扱きあう。
二人の雄の交尾に、窓ガラスは曇り、室温が高くなっていく。
身体中を逃げ惑う小人の小さな刺激を、身体を重ね合わせて一瞬で肉塊に変えていきながら。しかもそれも、二人の汗で一瞬で流されて行ってしまう。
巨根には奴隷によって絶えず小人がばらまかれ、ちょうどよいローションとしてあぶくに代わっていく。互いに強く唇を重ねあい、口内では何十匹もの小人が絡みあう舌の間でひねり潰されていく。
雄太は巨根を涼太の逸物に擦り付ける。
がしがし力強く押し付けられる百戦錬磨の雄太の腰遣いで、もう街一つ分の小人が体の上でひねり潰されていく。
巨大なガスタンク級の亀頭による狙い撃ちの砲撃と、同じほどに巨大な玉袋の空爆に、何十匹単位で小人が潰されていく。
雄太は太い腕を涼太の首に回し、より強く顔を近づける。雄太の広い背中は涼太を丸々覆いかぶさんばかりに抱きしめる。
太い太ももと巨大な尻が、涼太の巨根にぐりぐりと押し付けられ、小人目線からすればジャンボジェットとジャンボジェットが互いに絡み合うかのように小人を巻き込み、飲み込み、踏み潰していく。
二人の間の小人は、揺れる地面の中、二人の体温というマグマのような高温と暗闇の中で巨根か筋肉に挟まれて潰れていった。
身体中から響く微かな小人の悲鳴は、二人をあっという間に絶頂に押し上げる。雄太は巨大なガスタンクのような睾丸を力強く涼太に押し付け、ばちんばちんと音をたてながら豪快に小人を潰して回った。
太い太ももの剛毛から汗が飛び跳ねる。
34歳の雄太と、33歳の涼太。
男盛りの二人の巨人は何万男十万の小人を貪り潰しながら、絶頂を迎えた!!!雄太「おらああああああああああああ!!!!!!」
涼太「雄太ぁぁぁぁぁぁ!!!」
ばしゃあああ!!
白い彗星のような第一声が、多くの逃げる小人や吹き飛ばされた小人を巻き込みつつ、涼太の頭上をはるかに超えて、夕やみになり始めた高層を見下ろす窓ガラスに被弾した。
ばしゃああああああ!!!
ばしゃあああああ!!!!
ばしゃあああああああああ!!!!
爆音と小人の悲鳴をかき消すように、雄太の濃く重い精子が逃げ惑う小人達を狙い撃ちにしていく。
雄太は涼太を真っ白に染め上げるような勢いで吹き出し、涼太も小人も一緒くたに染め上げられていく。
十発を超えても勢いの萎えない発射で、ベッドも涼太もドロドロになり、当然小人も生き残ってはいない。涼太も射精していたが、すべて雄太の濃い白濁に覆いかぶされれてしまった。
まだ、ばしゃんばしゃんという雄太の射精の音が響き渡る…
そこに、小人の悲鳴はもうなかった。雄太「…風呂入っか。」
涼太「うん♡」
雄太は軽々と涼太を抱き上げ、風呂に向かった。
未だに萎えない雄太の巨根は、まだびくびくと子種を吐き出し続け、ベシャリと音を立ててフローリングに落ちる。
奴隷たちはみな急いで掃除を始める…。雄太と涼太はジャグジー付きの風呂にのんびりとつかる。
奴隷に身体を洗わせ、持ってこさせた酒を飲みながら、相変わらずいちゃいちゃと風呂を楽しんだ。
つまみは、ジャグジーから出てくる小人の軍艦だ。雄太が軍艦を摘まんで、涼太の口に運んでやる。
涼太も負けじと、大きいのを三つまとめて雄太の口の中に入れてやった。雄太が少し舌で弄び、軍艦からの砲火のパチパチとした感覚を楽しみながら涼太に見せつけるように奥歯で噛み潰した。雄太が腰を浮かせて萎えない巨根で水面下から軍艦を叩き潰したり、腋で数隻まとめて挟み潰したり、思い切り屁をこいて軍艦を爆発させて遊ぶ。
軍艦も精いっぱいの抵抗をしているのだが、最後の軍艦が喰われてもそれに気づかれることはなかった。雄太が涼太の髪を吹き、涼太が雄太の巨体を念入りにマッサージする。
すっかりきれいになったリビングには夕食と酒が用意され、二人で並んで食事をとった。涼太が指示を出した栄養バランスの取れた食事に交じり、当然のように小人や、中に小人が詰まった電車なども並んでいる。
酒に小人を落としてはそのまま丸のみにし、たまに生きたまま互いの口に移しあったり双方で吸いあって真っ二つにしたり。
中身の詰まった電車を吸いあって、なだれ込んでくる小人の味を楽しんだりした。
ぱきぱきと音を立てながら口内になだれ込んでくる小人を吸いつくして、にっと笑う二人。雄太は高校生の時代から優れた選手だった。
ただ「強くなりたい」「涼太に甲子園に立つ自分を見せたい」というまっすぐな思いにがむしゃらな練習がたたり、このままでは身体を壊してしまう寸前、悠生に見初められてこの環境を与えられたのだ。
小人という栄養素の高いプロテインに、適度にストレス発散できる小人世界での大暴れを重ね、雄太は無事に甲子園へ、そしてプロ野球選手となった。そして、恋人の涼太と人目を気にせず出歩ける場所もまた、小人の世界だった。
部屋に多くいる首輪をつけられた奴隷はその副産物だ。
雄太の眼鏡にかなった異世界線の友人や先輩、後輩、野球選手などが雄太に絶対服従を命令されて奴隷を強要されている。一瞬でも雄太の機嫌を損ねれば、あっという間に小人に戻されて当たり前のように消費されてしまう。
元友人、先輩でも雄太は容赦しない。
どころか、より一層サディスティックに服従を迫った。小人化された元チームメイトを踏み潰させたり、雄太の汗まみれのTシャツを絞った汗をすべて吸い取らせたり。餌は良くて踏み潰した雄太の食べ残し、最悪ではあえて和風になっているこの部屋の便器に群がるしかない。
あるものは必至で媚を売り、あるものは機嫌を害さないよう最低限の接触を心がける。
しかし、それも雄太の気分一つ。おもちゃになってしまえば、ボロボロになるまでいじめられ、全身を奉仕させられたうえで便器に糞と一緒に流されることもしばしばだった。雄太は涼太の首に太い腕を回しながら、大量の食べ物を男らしく食べていった。
ステーキなどの肉料理、サラダには小人が塗され、電車や飛行機などは豪快に噛み千切り小人に見せつけながら食事をとる。
街一つが乗せられたピザを丸一枚食べたとき、涼太が言う。涼太「明日の準備、ばっちりだぜ。今から待ち遠しいや。」
雄太「おぅ、えらいえらい。でもな、明日の前にやっとくことがあるだろ?」
雄太は太い声で、涼太の顎を掴むと強引にキスをした。
長いキスの後、二人の口から雄太が強引に涼太の口にねじ込んだ小人とともに熱い吐息が漏れる。
雄太は口の端時から落ちた小人を涼太の乳首でひねり潰す。
微かな悲鳴とともに、涼太がびくっと巨体を震わした。涼太「…雄太」
雄太「涼太…」
雄太は涼太を軽々と抱え上げるとベッドルームに運んだ。
ベッドルームでは、これまた多くの奴隷が多くの皿や入れ物に満たされた小人をもって待機している。二人は楼京の夜景の映る巨大な窓を背に、ベッドに腰かけた。
雄太の巨体により、小人から見れば氷河のような広大なベッドがうなりを上げてきしみ、沈んでいく。
純白のシーツに足を上げだし、自身の身体の上に抱き上げたままの涼太の全身を愛撫しながら、その巨足には多くの奴隷が舐め奉仕を始める。雄太の手がベッドサイドテーブルの入れ物に伸ばされ、鷲掴みにされた小人ごと涼太の秘部をまさぐっていく。
奴隷たちが雄太の巨根に群がり、腋に群がって奉仕を始める。
小人は雄太の乳首や首筋、玉袋や秘部に落とされ、そのしわ一本一本に至るまで奉仕を強要される。それも雄太の少しの動きで一瞬で爆ぜて肉塊となる。
雪崩のような汗は小人を押し流し、小人から見て巨人サイズの奴隷たちは小人ごと自身の2倍以上に巨大な主人に奉仕をしていく。
全身を奉仕され、涼太という恋人をおもちゃのように扱いながら、雄太の巨大な睾丸ばびくびくと震える。
濃く優秀な子種は今も数人によって舐め続けられている巨根を今にもさかのぼって溢れようとする。
多くの人間に奉仕を強要させながら、雄太の巨体は熱い熱を発しながら支配の快楽に雄たけびを上げるのであった。 -
その日、街は多くの人でごった返していた。
明日は元旦ということもあり、買い物や帰郷、逆に遊びに来た人間で首都・東都は多くの人間であふれていた。
ところが、主要路線の電気系統のショートによって主要な幹線特急の2/3が首都中央駅で全線臨時停止しており、急いで航空機に乗り継ぎをするもの、待つ乗客、そして向かってくる乗客で駅は未曽有の混雑を見せていた。
多くの乗客が完成したばかりのホールに滞留し、駅どころか外の駅前広場にも多くの人があふれていた。そんな時にである。
「こちら、名海鞘(なほや)から中継しております。幹線がストップしてこちらの駅も…きゃあああああああ・・・・-----------」
多くの人間が駅やビルの主要モニターを見た。
各都市の中継がすさまじい揺れとともに切断されたのだ。皆が不安げに顔を見合わせる。
TV局ではいきなり名海鞘という地方の一大都市と連絡がつかなくなった。
地震か?と多くの人が不安そうに顔を見合す。
そして間々松、掛窯、静雄禍、紙魚巣、美島とどんどん名海鞘から東都に向かう主要都市に連絡が取れなくなり、西から何やら黒い煙が上がっている。とある航空隊の隊員は、すぐにスクランブルを命ぜられ、西に飛ぶ。
横茶基地を出て数分、隊員は報告する言葉を失った。
そこに見つけたのは…ヴぃいいいいいいいいいいんん!!!!!!
巨大な物体が、山脈を駆け上がって山頂を踏み潰し、土砂崩れすら踏み潰しながら現れたのだ。
それは、爆音を立てながら、街という街を狙って爆走する、巨大な車だ。長さは517m、高さは201mに達し、1000m級の山々の峰を踏み潰しながら快走する巨大なオフロード使用のハマーH2だった。
大きさは戦艦大和の2倍近く、高さは芯宿にあるコクーンタワーと同等の巨大車だ。ハマーはその巨大なホイールで峰を超えてくる。
巨大なタイヤは山小屋や住宅、電波塔をいともたやすく踏み砕き、山中に巨大な爪痕を残す。
踏み潰し、谷を埋め、山の地形を変えながら線路をタイヤで踏み潰し、恐ろしい排気音を立てて多々海に乗り上げた。温泉地として有名で、海と山に囲まれた狭い多々海は、巨大なホイールに一瞬でビルも人間も駅も踏み潰されていく。
高いビルはバンパーに叩き折られ一瞬で爆発し倒壊する。低い建物や道はタイヤに踏み潰されて、しかも車の重さに耐え切れず深く沈みこんでいく。
車の下に入れば爆風で地上のものは何もかも根こそぎに吹き飛ばされ、通しすぎた後には何一つ多々海の景色は残っていなかった。しかも車は、楽しむかのように土砂をまき散らかしながら派手にターンを切ると、踏み潰していない部分を執拗に走り回って踏み潰していく。
タイヤは派手に岩やがれき、まだ原型を残したビルを空中に振り上げて、まだ無事だった地区にまき散らして二次災害を発生させていく。
タイヤに踏み潰されて爆発したタンクや造船所も通り過ぎた車の爆風で舞い上がって、ビルサイズの燃える隕石となって住宅地を火の海に変えていった。
爆音を立て山を登り超え、小田藁に進入したときには多々海のあった場所は土砂崩れにあったかのように木の一本すら残されてはいなかった。衛星で見れば、名海鞘から出現した車は、十日移動線を蹂躙するかのようにひた走り、富字山のどてっぱらに車のわだちをつけながら蹂躙、とうとう小田藁に至ったのだった。
首都は大混乱になり、直ちに出撃した戦闘機では巨大車両に傷一つつけることはできなかった。
むしろ、巨大なフロントガラスにぶつかって虫のように潰れてしまった。やがて、小田藁、平束、血ヶ崎と恐るべき速度で蹂躙し、巨大車両はスピードを上げて、絵の島を大津波で洗い流した。
爆音を立て横花駅とヤシマミライ地区を一瞬のうちに吹き飛ばしながら一直線に首都に向かっている。
そして、首都直前で、多くの住宅地を踏み潰しながら派手にドリフトを決めて巨大な車は止まる。
わだちの左右は爆風と振動で吹き飛ばされ蹂躙されつくした街並みが見えた…。一瞬の静寂。
がちゃっと、左のドアが開き、185mの巨体となった涼太が、飛び出してきた。
ずしん!!!!!
涼太「うひょーーーー!!!!小人の街だー!!!!
おら!!おら!!!潰れろー!!!」
涼太はのディープカットタンクトップに黒のハーフパンツ、ビーチサンダルという格好。楽しげに、一気に足元の住宅や低層ビルを遠慮なく踏み潰し始めた。
突然現れたビーサンを履いた巨足に、なすすべもなく破壊され踏みつぶされていく住宅街。
巨足は数件まとめて住宅を踏み潰し、車や自転車が吹き飛ばされ、道路は割れて陥没していく。
その中を這って必死に逃げようとする小人は、あっという間に涼太に見つかってより念入りに、思い切り踏み潰された。涼太はあらかたを踏み潰すと、移動を始める。
ビーサンの裏には踏みつぶされたバスがこべりつき、低層ビルを蹴り倒しながら移動する涼太。
数歩歩くと見つけた私鉄の駅の周りの高層マンションが乱立するあたりで膝に手を当てて下を覗き込んだ。いきなり現れた巨人に、車から逃げようとしていた小人たちは大パニックになった。
しかし涼太は、そんなことはお構いなしに巨大な筋肉質な足を上げると、履いていたビーサンで股下にも満たない高層マンションを数棟まとめて蹴り飛ばした。どがぁぁぁぁん!!!
と、高層ビルが中層で巨大な足に蹴り潰されて爆発する。
巨大な上部がゆっくりと、ぎぎぎ、と金属のきしむ音や爆音、窓ガラスが割れる音、そして小人の悲鳴とともに崩れ落ちていく。
爆音を立て、それらが古い商店街やスーパーに倒れこんで車や小人を吹き飛ばしながら大爆発を起こしながら倒壊する。それを傍目に、涼太は遠慮なく駅を踏み潰しにかかっていた。
アリの巣を蹴り飛ばしたかのように多くの人がうじゃうじゃとあふれる駅の高架ホームに巨大なサンダルとかざし、ぐしゃ!!!ぐしゃ!!!
と高架ごと電車も小人も一緒くたに踏み潰していく。
くるぶし程度の付属した商業ビルを蹴り飛ばして爆散させ、そして、中身がたっぷりと詰まったまま転倒した電車を巨大なサンダルで何度も何度も踏み潰した。
涼太の口から、心底楽しそうな笑みが漏れる。涼太「お、バスがひっくり返ってやがる。」
ロータリーで電信柱やモニュメント、ペデストリアンデッキが崩壊して身動きが取れず動けなくなっているバスを拾い上げ、簡単に中を覗き込んだ。
十数匹の小人が、ひっくり返ったり恐れおののいている窓の奥に、顔立ちの整った涼太の涼しげな顔が見え、彼の二重の瞼がのぞき込んでいる。
しかし、バスは悲鳴を上げる間もなく、涼太が紙コップを握り潰すかのように一瞬で、ぐちゃっ
と握り潰された。
涼太はそれをゴミのように捨てると、腰に手を当てて周りを見渡す。
軽く汗をかいた涼太の周囲、そこにあった駅は完ぺきに踏み潰されてぐちゃぐちゃになってしまっていた。
それでも涼太は気にも留めず、まだ立っているビルを思い切り蹴り飛ばす。どぉぉぉぉぉぉぉーーーーーんっ!!!!
蹴り倒されたビル、そして踏み潰された駅、そして巨大な揺れで生じた地鳴りと悲鳴が爆音となり街を襲う!
多くの小人が何が何だかわからないまま爆音と噴煙の中で踏み潰されていく。
なおも涼太は楽しそうにあたりにあるものをすべて踏み潰し、蹴り飛ばした。住宅をビーサンで踏み鳴らすかのように踏み潰し、高速道路を高架ごとぐりぐりと踏み潰した。
少し高い、と言っても膝にも満たないビルをもぎ取り、中身を覗く。
巨大な目玉に恐れおののく小人を観察した後は逃げ惑う小人の上まで住宅を踏み潰しながら移動して、頭上に落としてやる。思い切り踏み込んで地割れを作り、ビルや住宅が自壊していくのを何度も何度も楽しむ様子は、新雪にはしゃぐ犬のようだった。
ビーサンはあっという間に小人のシミで真っ赤になったが気にも留めない。雄太「おいおい、はしゃぎすぎだろ涼太。」
サングラスをかけた雄太が野太い声で笑いながら、ドアを開けて足をつく。
サングラスに、休日らしく伸びっぱなしのひげ。そこにはいつもよりワイルドな雄太の姿があった。
当然のように下にあった住宅を踏み潰し、巨大なデッキシューズでズシン、ずしんと一歩ずつで一区画を踏み潰すような勢いで街を踏み潰していった。雄太にとって低層の住宅地はくるぶしにも満たない野原の様なものだ。
歩くたび、何十棟もの住宅を踏み潰し、私鉄の高架橋を蹴り上げ、地下鉄を知らず知らずのうちに踏み抜いていった。
涼太より、体格的・身長的に上回るといっても、それだけではない、巨人としての圧迫感がある迫力で、街を踏み躙った。そして、雄太も当然のように膝に手を置き眼下の街を観察する。
着の身着のまま逃げ惑っていた小人を見つけると、にやっと残虐な笑みを浮かべて巨大な足を上にさらしてやる。
そして、ずしん!!!!
悲鳴すら漏れないように、地面と一体化するほどに全力で、踏み躙ってやった。
丘が沈み、マンホールが吹っ飛んで地盤が崩れて斜面際の住宅は踏み躙る衝撃だけで土砂崩れとともに崩壊していく。
靴の底ではあまりの圧力に熱が生じ、岩盤が溶けて軽くマグマのようになっている。雄太が気持ちよさそうに伸びをした。
お気に入りの黒のTシャツに、履き心地の良い白のショートパンツ。サングラスにデッキシューズ。
簡単ないでたちだが、雄太が着るとそれだけで存分に雄の魅力を際立たせる。
二人とも夏の恰好なのは、この巨体では寒さも感じないからだ。太い腕に、太い首、盛り上がる胸筋に入道雲のような広い背中。
白のショートパンツには筋肉と巨根の陰を浮かべ、巨大な野球選手らしい巨大なケツが強調されている。
盛り上がる太ももと脹脛には濃い毛がびっしりと纏っていた。
戯れに摘み上げた脱線した電車をいじくる指は太く良く焼けていて、手の甲には濃い毛と血管が浮かび上がっている。雄太は電車を鼻くそのように丸めてぴーんと弾き飛ばしてしまった。多くの乗客ごと…
雄太はあまりに楽しそうに破壊している涼太を見て、雄太はまずは思い思いに首都の手前の住宅地を蹂躙して楽しむことにした。
ずしぃぃぃぃぃん!!!!べきべきべき…!!!
軽く散歩するように、巨大なデッキシューズが道路に乗り捨てられた車やバスをベキべきと踏み潰す。
大きさが違いすぎて、もはや腰を抜かしている小人を踏み潰している感覚すらない。
デッキシューズは2・3階建てくらいの小さな建物ならゴミのように踏み散らかしながら、散策を楽しむ。雄太は駅の網目のようなデッキを踏み潰しながら、駅前に乱立した高層ビルをのぞき込む。
砂糖菓子で出来て言うかのようにもろい外壁を掴み、掌で覆ってしまえるほどの屋上を握り潰す。
軽く握ってゆすってやると面白いように外壁にひびが入り、崩れていく。軽く傾いてしまい、コンクリートと鉄がミシミシ言いながら皿に傾いていく中、
雄太は盛り上がる巨大な胸筋よりも低い、駅前の高層ビルに思いっきり拳を叩き込んだ。ずがああああああああああああんんん!!!!
と、爆音を立ててすべての窓から中の家具や人間を吹っ飛ばし、その次の瞬間爆発を起こしつつ派手にマンションは崩壊した。
その光景は雄太の巨体とともに非常に遠くからも小人たちに見えており、
多くの小人はビルの間から見える雄太の巨体と、その巨大なこぶしを撃ち込まれ爆散するマンションを見て悲鳴を上げて逃げ出す。しかし、雄太が見える場所にいた小人は、何もかもが手遅れの状態だった。
雄太は巨足を思いっきり振り上げると、思いっきり隣のマンションを踏みつぶした。
爆音とともに巨大な地震が起こり、小人は悲鳴を上げてしゃがみこむしかなかった。雄太が次のマンションに狙いを定めて足を上げる。巨大な道路と住宅やビルが踏み潰されていく。
巨大な揺れで窓が割れ、電柱が倒れ、車はひっくり返るほどだ。
雄太はやすやすとマンションを蹴り飛ばすと、隣に見えるかかっている橋を電車ごと空高く蹴り上げた。
周囲の住宅地を踏み残しのないよう確実に踏み躙り、ビルの破片で身動きの取れない車ごと、渋滞になった小人を鷲掴みにして口内やパンツの中に放り込んでいった。涼太は車のクーラーボックスからキンキンに冷えたビールを投げる。二人で封を上げて一気に飲み干し、握り潰した空き缶を高層ビルに向かって投げて倒壊させる。
涼太「楽しいキャンプの始まりだな!雄太♡」
雄太「おぅ、思いっきりぶっ潰してやろうぜ。」
涼太と雄太はたがいに、小人のカスで赤くなった拳をゴンとぶつけ合った。
そして、廃墟になりつつある町とこれから蹂躙する街に向かって笑いかける。
そう、これは二人のキャンプの始まり。
2人の汗が吹き飛んで、安い建て売り住宅の屋根を真っ二つに破壊して崩壊させて行く。 -
都市が大混乱になるころ、雄太はビールを片手に巨大な足で住宅地を蹂躙しながら都心に向かっていく。
巨大なデッキシューズは、容赦なく2~3件の家を踏み潰し、その衝撃で周囲をも吹き飛ばしていく。
雄太の歩いた後は、すべてが破壊尽くされた「足跡」しか残らない。ずしん、ずしんと進むその足元は、街も道もビルも関係なく、ひとしく雄太のデッキシューズに踏みつぶされていった。
だんだんと雄太の膝下から膝程度のビルが増え、通りには小人が充満し各々悲鳴を上げながら雄太から逃げていく。巨大なデッキシューズは幹線道路を車や小人ごと踏み潰し、雄太の膝下ほどのビルを真っ二つに蹴り壊して進む。
電線や信号機が巻き込まれて折れる。足元の小人はそれに巻き込まれながら倒れ、上空を通過した雄太の足に吹き飛ばされ吹き飛んできたコンクリートの塊に叩きつけられ潰れていく。やがて、腰を超える程度の高層マンションやビルが目立ち始める。
雄太はようやく歩みを落として、腰より少し高い程度のビルに近づいた。
少しだけ観察すると、当たり前のように拳を叩きつけへし折っていく。
爆散してきれいに立っていたビルががれきの山になると、満足感と優越感を覚えながら、がれきをさらに何度も踏み躙るのだった。少し離れた場所でも、雄太がずしん、ずしんと歩くたび、自動車がゆれ、しまいにひっくり返る。
全メディアが避難を呼びかけ、それよりも多いSNSの粗雑な情報側をかけて勝手に小人を混乱に導いていく。駅の周りはロータリーに大勢の人があふれていた。
すでに停電で電車が止まっているにもかかわらず、駅に来る小人が両出口から殺到し身動きが取れなくなってしまっているのだ。大混乱の駅舎は、押すな引くなで全く身動きが取れない状態だ。
サイレンを回したパトカー、警官が銃を撃って注意をひこうにも、そこかしこで雄太の暴れる爆音が響き効果がない。
悲鳴と泣き声が響く中、ずしん!!
と、大きな揺れが襲い、駅の看板が鈍い音を立てて傾いた。
ロータリーの周りの商業ビルの看板が外れて群衆に落下する。その一瞬、小人達が呼吸を合わせたかのようにピタッと悲鳴も泣き声も収まった。
小人が恐怖に、みな耳を研ぎ澄ました次の瞬間、ずしん!!!
自動車が揺れ、多くの人間が倒れ、電線がぐわんぐわんと揺れるそんな揺れが襲う。
先ほどより確実に近く、巨人の足跡が響いたのだ。
そして、刹那の瞬間に堰を切ったかのように小人の悲鳴があふれかえった。「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「きたぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」皆電車に乗ろうと駅に押し合い、プラットフォームでは揺れと小人に押されて電車が脱線し、電車のない片側のホームは押し出された小人があふれ高架から落ちる小人もいるほどだ。
しかし、ずしん!!!!
ずしぃん!!!
と、揺れは強くなっていく。
そして、ビルの倒壊する爆発音、激しい揺れ、車がはね飛び、道路の舗装すら割れて崩水道が破裂し吹き出す。
皆悲鳴を上げてあるものは屈みこみ、あるものは必死に人の上をよじ登って逃げようとする。ずしぃぃぃぃぃん!!!!
と、一段と巨大な破音が響くと、巨大なバスがはねながら転がって群衆に突っ込んで爆発する。
駅前の交差点を見上げれば、そこには、両手をズボンに突っ込んでにやりと笑う、高層ビルより巨大な巨人の顔があった。
小人たちの心地よい絶叫に、巨人はサングラスを上げてよりにんまりと笑った。雄太がゆっくりと大きな駅に近づくと、揺れで悲鳴を上げながらも逃げられない小人たち。
電車は脱線し、バスは揺れで小人めがけて倒れ、電信柱も倒れる。
ロータリーはうじゃうじゃといるとしか形容のできないほどに小人にあふれている。
よく見ればホームも線路も道路も小人でいっぱい。これでは避難も電車を動かすことすら無理だろうに。雄太「へへ、毎回毎回こいつらはいっつも一緒だなぁ。」
一方で雄太はそんな足元の事など気にせず、足元の駅前公園を踏み抜きながら、
駅前の新しそうな、それでもやはり雄太よりは高くはないビルに興味を持った。
屋上を巨大な手のひらでつかんだ。ずしん、とビルに巨大な揺れが響き、非常階段でごった返している小人が叫び声をあげる。
ヘリで逃げようとしている小人もいたが、そんなものは全く気にもかけない。雄太はサングラスを少しずらし、思いっきり腰をかがめてその鋭い瞳で中を覗き込んだ。
中には大きな応接間や机、一般的なオフィスが広がっていた。戯れに巨大な指を突っ込む。
爆音を立てガラスがはじけ飛び、机やコピー機がゴミのように吹っ飛ばされていく。
太い指が、ぶすぶすとオフィスの床や壁や天井を破壊しながら蹂躙していく。
そして、二、三枚の壁をぶち抜いた時にエレベータホールにたどり着き、エレベータの前の黒山の人だかりを見つけた。雄太「あ?何やってんだこのチビども。さっさと逃げりゃいいのに。」
雄太としては逃げ遅れたサラリーマンでも見つけようと思ったのが、多くの小人が残っていることが不思議に思った。
ふと、足元を見ると、ひっくり返ったトラックのわきの信号はついていない。なるほど、自分が知らず知らずのうちに送電線や変電所を踏み潰していたのを理解して、雄太はにやっと笑った。
そして、姿勢を元に戻し、少し腰を落とすと、雄太「おらぁ!!!!!!」
ばぎぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!
思いっきり、そのビルに拳を叩き込んでやった。
その瞬間、ビルは内部から爆発するように四散して一瞬でがれきになり果てる。
当然エレベーターの前の人だかりも、上から降ってきた拳によってまとめて一瞬粉砕されるのであった。雄太は間髪入れず、隣のビルにも拳を食らわす。
爆音を立てて崩壊したビルが吹き飛び、一瞬で駅前の再開発された美しい街並みが破壊されていく。
爆音を立てて崩れ落ちるビルを見た後に、次に目を向けられるのは身動きの取れない駅に集まった哀れな小人だった。
雄太は口笛を吹き、身動きの取れないおもちゃをどうしてやろうかと思考をめぐらした。雄太は戯れを思いついた。
丁よく集まっているロータリーの小人を見て、にやっと笑う。そして、その場に尻を落とした。
ガスタンクより巨大な二つの尻が、駅前の雑居ビルを踏み潰して爆音とともに着地した。
その衝撃で、ペデストリアンデッキは倒れて小人の上に降り注ぎ、3両の電車が高架から落下する。雄太は我が物顔で足を投げだす。
その左足は駅舎を蹴り崩し、電車を巻き込みながらひねり潰した。
積み木のように爆音を立てて蹴り倒される駅舎。
そして、右足は小人の前に来るように雄太の盛り上がる股間の前に置かれる。小人から見れば、巨大な左足と崩れたデッキに行く手を阻まれ、雄太の巨大な尻に退路を断たれてしまった状態だった。
そうでなくてもそこら辺のビルよりも背の高い太ももと足に囲まれてしまったのだ。
小人はパニックに陥り狂乱してしまう。雄太「おぅ、ちびども。」
雄太がにやにやとした顔で、小人に話しかける。
雄太の野太い声が響き、より悲鳴が大きくなる。
雄太は少しだけ待ったが、悲鳴は収まらず、逆にどっちに逃げるかパニックが拡大する一方だった。雄太「…黙れ虫けらぁぁ!!!!」
雄太は怒号とともに、右手で隣のビルを殴り倒す。
小人はあまりの恐怖にしんとなり、あるものは腰を抜かして倒れこみ、あるものは泡を吹いて絶命してしまう。雄太「ぴーぴーうるせぇ虫どもだな…
ペットにでもしてやろうかと思ったが、やっぱり今から全部踏み潰すか?あぁ?」
雄太は残ったビルの残骸をバキバキと握り潰しながら、太い二の腕を見せつける。
指の間で粉々になる外壁、紙のようにへし曲がる鉄鋼、そしてぷちっぷちっと爆ぜていく赤い肉片…
雄太の低い声の脅しに、先頭集団が一斉に土下座して命乞いを始めた。
それは小人の本能的な動きで、波のように広がり、小人は一堂に「巨人様」
「お命だけは」
「助けてください」
と命乞いを始めた。
雄太はより眉間のしわを濃くし、こぶしを小人の一群の中に力任せに叩きつけた。
ぶちぶちぶちぃぃぃぃぃぃ!!!!
ガス爆発のような爆音が広がり、こぶしの落下地点の小人およそ30匹が一瞬で潰され、その周りの大勢の小人が車と一緒に吹っ飛ぶ。
雄太「うるせぇ。虫がわめくんじゃねぇよ。
お前らは俺の命令だけ聞いてりゃいいいだよ。」
雄太のどすの利いた声に、生き残った小人はいっせいに黙って土下座する。
雄太は少し気をよくしたのか、にやりと笑った。
雄太はつま先を動かして左右のデッキシューズを脱ぎ飛ばすと、汗で群れたソックスを丸めて放り投げた。雄太「少し汗かいた。舐めろ。」
雄太は小人のど真ん中に遠慮なく足を突き立てた。
かかとの下に運悪くいた小人はひねり潰され、吹き飛んでいく。巨人の命令に、我先に群がる小人たち。
かかとに手をかけ、足指の間に群がり、生き残るために必死になって雄太の汗ばんだ足を舐め始める。
足指以外にも、かかとや足の甲、ふくらはぎなどが一瞬で小人まみれになった。雄太はサングラスを外し、面白そうにそれを眺めていた。
足に群がってないと命令を聞いていないと取られかねないため、多くの小人が、先に上った小人を引きずり降ろして足に顔をうずめた。
自分の足を舐めるために、命がけのポジション争いに興じる小人たちは滑稽で、雄太は吹き出してしまう。しかし。
雄太「もういいぞ、飽きた。」
そういうと、小人がまだ群がったままであるのに足を動かした。
巨大な足が動き、振り落とされる小人、ひき潰される小人。そして、そのまま足指や足裏に小人を群がらせながら立ち上がる。
そのまま、素足を上げて逃げ場を失った小人をぶちぶちと感情もなく踏み潰していった。雄太「はは、おもしれぇおもしれぇ、せいぜい逃げろチビども」
ずしん!!!!!!
ずしん!!!!!!!!!
と無慈悲に踏み下ろされる巨足に小人はなすすべなく踏み潰されていく。
雄太が足を踏みしめたまま引き潰すようにずらす。
車やバス、小人が一緒くたになって雄太の足元に消え、足を持ち上げたときにごみのように落ちてゆく。
そして、無慈悲に小人を踏み潰していく、当然雄太自身の熱もまた上がっていく。
もはや赤く染まりつつある短パンに太く長い雄太の巨物の影がはっきりと浮かび上がり尖端にシミを作っていった。雄太はビールを取り出すと、(この世界も前回と同じように、巨人が念ずればたいていのことが叶う世界だ。)
雄太は封を開け、ビールを片手に小人を無慈悲に踏み潰し続けた。雄太「チビも飲むか?」
と、ビールを傾けると、ビールの津波に流され転倒する小人たち。
そして次の瞬間には、雄太の巨大な足が振り下ろされ、なすすべもなく踏み潰されていった。あらかた踏み潰すと、雄太は熱くなったのか、服もズボンもその場に放り捨てて真っ裸になる。
雄太「あらよっと!!」
改めてあらわになる、雄太の巨体。
盛り上がった肩の丸い筋肉と、二の腕に太く形を浮かべる二の腕。
褐色の肌に濃い毛がまとわりつき、盛り上がった胸筋は小人から見ればまさに丘のようだ。
ビルよりも太い太ももに、がっしりとした脹脛。なにより野球選手らしい、大きくてどっしりとした臀部の筋肉と、盛り上がる背中の筋肉。
雄太の巨体があって完成する、美しい逆三角形の身体を流れる汗が包む。
そして、イきり立つ野太く黒い巨根の先端から、あふれんばかりの先走りを漏らしながら、
小人をあらかた踏み潰し、赤く汚れた巨大な足の裏で、生まれたままの姿で小人の街に君臨した。雄太が何度も小人を踏み潰し、左足で蹴り飛ばされたおかげでほとんど原型をとどめていない駅舎を、巨大な足で再度踏み潰す。
雄太が満足して去るころには、駅舎と駅があった場所はがれきと泥が残るばかりだった。雄太はいよいよ都心のど真ん中に近づいた。
雄太が全裸で心地よい風を浴びながら進撃している。
蚊のように飛び交う戦闘機を叩き継ぐし、ビルを蹴り壊してどこの道路にもあふれんばかりに群がった小人を踏み潰して回った。しばらくすると、どしんどしんと爆音を立てながら、これまた全裸になっていた涼太がビルを倒しながら雄太に近づき、抱き着いてきた。
涼太「ゆうたーーーーーー!!!」
涼太は犬のように全力の笑みで、筋肉質な身体で雄太に抱き着いた。
雄太はバランスを崩すこともなく、涼太を抱き上げ、そのままわきに手を回して高く抱き上げてしまう。
そして豪快に唇を奪った。雄太「おぉ!!涼太も楽しそうだな♡」
二人が抱き合い、いちゃつく中、足元では巨大な足が逃げ惑う小人を無視して何度も振り落とされ
二人分の巨人の重さに耐え切れず、地下鉄が崩壊し、周囲のビルは爆音を上げながら傾いていく。
美しい街が破壊されることも気にせず、二人は抱き合い、まっさらであった街並みはあっという間に足跡でぼこぼこになっていく。やがて、周囲の高層ビルが全て倒れた中で雄太は太い腕を下ろして涼太を地面につかせた。
涼太は10cm高い雄太の顔をうっとりと見上げながら、身体を寄せ合ってどちらともなくキスをする。
涼太が、ゆっくりと巨大な雄太の巨根に触れる。雄太は涼太の手を振りほどいた。
そして、涼太の髪の毛をいとおしそうに撫でる。雄太「まだ、ここでやらねぇぞ。たっぷり小人がいる場所でやろうぜ…」
雄太の野太い声に、涼太はぱっちりした二重の瞳を輝かせてコクコクとうなづいた。
雄太「いい子だ。」
雄太は涼太の頭をなでると、目的の場所に足を向ける。
目の前にあったビルは、当然のように蹴り倒された。そのころ、首都中央駅はすさまじい混雑っぷりだった。
合流した巨人が、一緒になって都市を破壊し始めたのだ。
小人を明確に狙って踏み潰し、ビルを蹴り倒し、そして、涼太「ほら、雄太。あーん。」
雄太「おぅ。」
拾い上げたバスを喰い、拾い上げた小人を巨根ですりつぶし。
皮左木から車を降りた二人は、志那川を踏み潰して、首都中央に向かっている。
そんな報道と、断続的な揺れ、そして巨大な野太い笑い声が中央駅に響いてくる。軍が用意した避難用車両ですら、あまりの混雑に入り込むことができなくなってしまっている。
それでも軍は、防衛ラインを作って戦車を配置し、航空隊は巨人の進撃に合わせて出撃する作戦を整えていた。
ただ、駅にあふれかえった人々をバスや専用列車に載せて避難させようにもあまりの混雑と、巨人が近づいているという恐慌状態では人々に規制も案内もいきわたらず、現場は大混乱していた。ついには戦車の真後ろまで避難民があふれる始末。
多くの人が入っていた高層ビルから出てくる人々と、まだ動いていた電車が接続のため中央駅に向かい、遠くへ逃げようと地下鉄や電車で大量の人々が運ばれてきたからであった。
うじゃうじゃとあふれかえる人々、戦車や輸送起立発射機を防衛ラインに配置しようと必死な軍人、そして駅にめがけて逃げてくる人々…そして、目に見えていた高層ビルの後ろに、煙にぼやけた巨大な人型が見えた途端、
がっしゃああああああああああああん!!!!
と爆音が響いた!!!
地面が激しく揺れたかと思うと、それを超える爆音が響く。「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
「ぎゃああああああああああああああ!!!!」人々が立ってられないほどの揺れに、ビルの窓ガラスが降り注ぎ、看板が折れて落下し、マンホールすらゆがんで弾けた。
「お、おい、見ろぉ!」
人々が指さす先に、見慣れた大企業のビルはなく、土煙の中、肩を組み歩いている二人の巨大な男が写る。
その瞬間、巨大な悲鳴と恐怖が小人達を包み、反射的に爆音の反対側に皆逃げ始めた。が、再度巨大な揺れが襲う。
ごごごごごごごごごおおおおお!!!
悲鳴があがり、電線がゆらゆら揺れる。
その定期的な揺れは巨人の歩く振動だったが、小人でそれを理解できるものはいなかった。
みな戦車なりビルにしがみつき、揺れに耐え悲鳴を上げるしかなかった。それだけではなかった。
派手な揺れと爆音を立てながら、二人は身体を寄せ合って街を破壊していく。
長期にわたる二人の出す地響きは、地盤を弱らせ足を踏み下ろすだけで小さなビルは傾き崩壊していった。二人が歩くたび、車や電柱、街路樹がゴミのように吹き飛ばされていき、車線に収まらないほどの巨足が、ビルを蹴り崩し、家々を踏み潰しながら踏み下ろされる。
ビルは爆散して倒れ、低層のビルはまとめて踏み潰されていく。
雄太と涼太にとってまるで田んぼの土のように柔らかいアスファルトはあっという間に陥没し、踏み潰されたビルは粉々になって巨大な足跡の中に消えていった。そんな中でも、二人は競うように小人を見つけたら踏み潰していく。
まるでゲームであると言わんばかりに、小人を見つけると相手より先に足を上げて、車やバスもろともぐりぐりと念入りに踏み潰した。と、思えば摘み上げ、雄太の陰毛のジャングルの中に落としたり、涼太の乳首でひねり潰されたりする。
二人の巨根からは、ぼたんっっっっっっっ!!!!!
ぼたんっっっっっっっ!!!!!
と先走りがあふれ、がれきの山となった足跡の中に雄臭い水たまりをいくつも生み出していく。
「き、きたぞー!!!」
「全砲、ねらえー!!」小人軍たちは、雄太と涼太を見つけるとなけなしの勇気を振り絞って戦車の砲門を向けた。
同時に戦闘機が数台、ビルの間を抜けるように音速で接近し、タイミングを合わせて狙いを定める。
巨人と目が合っても、照準機から巨人をにらみ続ける戦車兵。
次の瞬間!!!!「う___」
どがああああああああああああああああああああああんんんんんんんんん!!!!!!!!!!
爆音が響いたかと思うと、戦車隊の半分が吹き飛ばされていた。
小人の目に映ったのは、空を舞う戦車、戦車にぶつかって空中で四散する戦闘機、そして戦車と一緒に吹き飛ばされて空に舞う小人や車、爆風で粉々になった左右の官庁ビル…雄太「うぉぉ、小人がうじゃうじゃいるじゃねーか!!!!」
雄太の興奮した声が、響く。
戦車を見つけた雄太は素早くそれらを、一瞬で蹴散らすと、駅前の広場で溢れんばかりの小人を見つけて有頂天になった。
そして、無事だった戦車は体制を整える前に、涼太「まってくれよ雄太、お、すっげー!!!」
ぐじゃ!!
と、涼太にあっけなく踏み潰されてしまった。
雄太「おらおらぁ!!!糞虫ども今駆除してやっからなぁ!!!!」
雄太は、あまりの小人の多さにうれしくなり、巨足を思いっきり振り上げて、小人の群れを踏み潰していく。
今まで混乱するばかりだった小人はさらに混乱し、もはや逃げるどころか動くことすらできなかった。雄太は遠慮なく小人の真上に足を踏み入れ、踏み潰しながら歩く。
小人の群れの中で立ち往生したバスや戦闘車両を両足でぐちゃぐちゃと踏み潰し、踏み躙っていく。
アスファルトや舗装などはあっという間に粉々に踏み砕かれ、踏み潰された真っ赤な血肉と混じってドロドロになった。そんな中で涼太も小人を踏み潰して歩く。
膝やかかとで小人を踏み潰すことも気にせず、跪いて小人を鷲掴みにして目いっぱい口に含んだ。
そして、雄太の首筋に抱き着いて、思いっきりキスする。口の中では、涼太の頬の中に放りこまれた小人たちが、暗闇の中で雄太の分厚い舌と涼太の舌の間でもみくちゃにされ、唾液におぼれ、そしてプチプチ潰されていく。
雄太は抑えが利かなくなったのか、涼太を強く抱きしめた。
雄太の筋肉質な太腕に、まるで閉じ込められるかのように抱きしめられ、口内の小人を舌でもてあそび、ひねり潰し、お互いの唾液を貪りあっていく。
涼太は、雄太よりも20mは小さな駅ビルに押し付けられ、再度、再度と雄太に口内を犯される。
当然足元は、小人も道も信号も一緒くたに踏みつぶされ、ひねり潰されていく。雄太は、涼太をビルに押し付けて唇を貪った。
ビルは爆音を立てて涼太の広い背中に押し潰される。
構わず、雄太も涼太もビルを押し倒してただ獣のように互いの唇を求めあった。涼太の太い太ももが、両端のビルを蹴り倒し、ビルは半分ほどの高さで崩壊していく。
雄太の足が、小人をブルトーザーのように薙ぎ払って踏み潰し、周囲のビルを崩壊させていく。
荒々しすぎるキスは、美しかった駅前の官庁街をあっという間に破壊し尽くした。しかし、それで終わりではない。
いまだ広場にあふれかえる小人を、雄太が見逃すはずがなかった。雄太は、涼太を持ち上げて、駅と沿うように横にさせる。
雄太はレンガ造りの豪奢な駅舎を肩と背中で叩き潰すように横になった。5階建て相当の歴史ある駅舎は、それでも雄太の首の高さほどまでしかなく、
雄太と翔太、196mと185mの巨人二人が寝ころべば、どうにか広場の中に収まるサイズだ。
まるで、狭い布団の中で寝ているような感覚。そして、広場を挟んで寝転がっているということは、当然の帰結として、
二人の間には数万匹にも及ぶ楽しいおもちゃがあふれかえることとなった。
雄太と涼太は、首や顔、腋の舌で小人がつぶれることも気にせずに、唇を寄せ合った。
巨大な手で小人を掬い上げ、口に含んでから乱暴に舌で蹂躙する。我慢できず二人は身体を密着しあい、分厚い筋肉の峡谷の中は、二人の雄巨人の汗と性の混濁した濃い匂いと小人の悲鳴であふれかえった。
山が動くように、太ももがすりあい、間にいた小人を何百人と磨り潰していく。
陰毛を伝って逃げようとする小人に、雄太の濃い腿の毛にすがる小人、はね上げられ、ぼたぼた先走りを流しあう鯨のような亀頭に張り付いてしまう小人。そのすべてが、悲鳴をあげながらチャンバラをするようにお互いの巨根の亀頭を押し付けあう中でひねり潰されて後からすら残さず消滅する。
二人が互いに股間を押し付けあうと、あふれるように小人が陰毛の中で、亀頭で、カリの裏側で、玉袋の上でひねり潰されていく。
そのプチプチと潰れるむず痒い刺激と、小人が追い詰められて腹筋や胸筋に捻り潰されていく様、そして、小人を含んで互いに唇を求めあう。強靭な二人の巨人は一気に興奮し、睾丸から精液が湧き上がる感覚にとらえられる。
雄巨人の間の峡谷では、亀頭から吐き出されるバスサイズの先走りに捕らえられおぼれる小人、暴れ、地面に叩きつけられた亀頭はぬるぬるの先走りと血肉によって
多くの小人を生き物であるかのようにからめとり、また互いの亀頭でぷちぷちと潰しあっていく。
谷間には、はじけ飛んだ汗に打ちのめされ、迫りくる陰毛にからめとられ、そして迫りくる腹筋に捻り潰されながら、二人の発する熱気の中で小人は右往左往と逃げ惑うことしかできない。そして、雄太は我慢できなくなって、涼太を思いっきり抱きしめ、自分の身体の上に引き上げた。
二人の間にあった小人ははね上げられひき潰されて、雄太の熱く筋肉質な皮膚の上で、美しく鍛えられた涼太の巨体によってほぼ瞬時に捻り潰されたのだった。雄太「うぉぉぉぉぉぉ!!!!涼太ぁ!!!!!」
涼太「んんんんん!!!雄太!!!!雄太!!!!!!」
数万を股間で磨り潰し、互いが互いの股間を押し付けあう、その時!!!
ばきばきばきぃぃぃぃ!!!!!!
と、破音を立てて、雄太の身体が沈みこんだ。
二人の体重に、広大で深い地下街が耐え切れず、思いっきり陥没したのだ。
その深さは小人からすれば恐ろしいほど深く、50mは落ち込んだであろうか。雄太はまるでバスタブの中で涼太と抱き合っている格好になった。
興奮している二人には、全く気にすることもないことだったが、地価が破壊されたうえに、雄太が腰を振って互いの股間を押し付けあったことで、駅の周りのすべてのビルが
地盤沈下と液状化によって傾きだした。そのうえ、深く沈みこんだ体の上に、地下で生き残った小人がなだれ落ちてくる。
二人は自身の身体の上で、また周囲にどんな惨劇を巻き起こしているかなど全く気にも留めず、再度むちゃくちゃに唇を求めあった。
二人の分厚い筋肉質な体の上で、陰毛の中で、乳首の上で、そして亀頭の上で何万の小人をひき潰して踏み潰しながら、二人はきつく身体を抱きしめあって、雄太「いくぞりょうたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
涼太「んんんんんゆうたぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!]
雄太がぐっと腰を押し上げると、涼太は唇を重ねたままでかろうじて残っていた駅舎の上に落っこちた。
でかい背中が歴史的な駅舎やら新しいデッキやらを押し潰していく中、二人の巨根から、真っ白な砲弾が発射される!!!びゅっびゅーーーーーーっっっっっっっ!!!!!!!
びゅばぁっっっっっ、びゅっっっっっっっ!!!!!
ばちゃっっっっっ、ばちゃん!!!!!
びゅばぁっっっっっ、びゅっっっっっっっ、びゅっっっっっっっ!!!!!
ばちゃっっっっっ、どばぁぁぁん!!!!!
ばちゃっっっっっ、!!!!!
びゅばぁっっっっっ、びゅっっっ、びゅっっ!!!!!
どばぁぁぁん!!!!!
ばちゃばちゃばちゃばちゃ…
二人の白濁は、まっすぐ先に、かろうじて建っていたビルを直撃し、ビルは爆散して崩壊した。
二人の射精はそんなものでは収まらず、二人の分厚い身体に降り注ぎながら、小人の街を染め上げていく。
しかし、そんなこと二人の知ったことではない。
二人はもはや悲鳴すら絶えた廃墟の中で、射精間の中できつく、きつく唇を重ねあうのだった。しばらくすると、雄太は立ち上がった。涼太も立ち上がると、二人とも濃い白濁まみれだったが、まだ萎える様子もなかった。
雄太「海のほうでも行くか。そのあとは小人の前でガン掘りしてやるから、覚悟しろよw」
涼太「やったぜ。じゃーたっぷり小人捕まえて、念入りに解さなきゃなw」
二人は軽口をたたきあいながら、河口のほうに歩を進める。
まだまだ破壊もセックスもやり足りない、男盛りの二人は、またビールを取り出すとごくりと飲みあって笑いあった。 -
エピローグ
雄太「ほら、初日の出だ。今年もよろしくな、涼太。」
涼太「うん♡大好きだぜ雄太♡」
雄太「俺も大好きだぜ、涼太。」
二人は都市を破壊し尽くし、キャンプを張って初日の出を待った。
破壊されつくし、足跡と白濁、泥まみれになったこの場所には極東最大の都市があったがもうその面影すら残されていなかった。
そんな風景すら、初日の出は美しく包みあげてくれる。雄太がプロ野球選手として有名すぎるので、キャンプはこんな場所でしかできないのだ。
雄太と涼太は肩を寄せて、自分たちが破壊し尽くした都市を見てにっとする。
しばらくビールを片手に遊んでいたが、しばらくして車に戻って家に帰る。
家には奴隷どもが用意した、豪華絢爛なおせち料理が待っているはずだ。それが終わったら、また別の世界をぶっ壊しに涼太と遊びに行こうと雄太は考えた。涼太「お、みてくれよ。これ。」
涼太が足元から何かを摘み上げた。
かろうじて形が残った鳥居である。涼太はそれを地面に立て直すと、日の出を見て拝む。
涼太「へへ、神様!!ぶっ壊した後でわりぃけど、今年も雄太とラブラブで入れますように!!」
と、言って笑った。
雄太はちょっとむっとした顔で、涼太の顎を掴むと雄太「お前の神様は、俺だろ?」
と、笑った。
涼太「あはは、そうだったwじゃー神様、今年も一緒にいてw」
雄太「お前の努力次第だ。」
涼太「あ、ひっでーw」
と、二人は笑いながらまたキスを交わす。
二人の2019年は、こんな感じでラブラブに過ごすのだった。<尾張>
悠生「次の赤色堂のお客様は未定でつ!!!(2019年1月現在)こんな職業の人が暴れてるところが見たいって希望があったら教えてほしいでつ~♪」
社木「今回のって、プロ野球選手なんか関係あったか?」
花「しかも前後で構成がほとんど同じたい。」
悠生「そこらへんは作者が屑だから期待してもしょうがないのでつ。」
社木・花「「納得」」
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