タグ: 巨大男
-
投稿者投稿
-
-
<24>B-Boy!!~2日目~ 2011年07月06日 (水) 16時33分
第13話
~No13~最終話・プレイ終了日目の昼間、ジュンが欲望の赴くままに、破壊し男汁をぶちまけたお台場海浜公園…
一夜明けた今日は、元通りに成って居るだけではなく、何と飛行船の着陸用に整備までされていた。
本来ならば、東京湾の‘海‘が広がっている筈の、海浜公園一帯。
その‘元海面‘部分が、いまや広大な芝生広場と成っている。‘LZー127グラーフツエペリン‘飛行船は、その広場の中央に着陸し、銀色の船体を横たえていた。
船首のタラップが降ろされ、会員達が次々と下船を始めている。皆満足そうな表情で、タラップを降りている会員達…
VIP会員達を見送るため、早くも人間サイズに戻ったジュンが駆け付け、
裸蝶ネクタイにブーメランビキニの‘正装‘で、一人一人を見送っていた。最後に、今回の指名客である、カズヤがタラップを降りる。
ジュンは腕を広げて、カズヤを抱きしめると、額に軽く唇を寄せる。
カズヤの顔を見下ろし、「今回は、ご指名有り難うございました」と、ジュン。「もーっと、一緒に居たいけどさ‥今日は、ここまでだね」と、名残惜しそうなカズヤ。
ジュンは、カズヤを抱いた腕に軽く力を込めると、ビキニのフロント部を、身体にグッっと押し付ける。
「是非、またいらして下さい‥」
「ミノルは、片付けが有るので、お見送り出来ませんが、これからも贔屓にしてやって下さい」そう言われてみると・・
ジュンの身体に隠れて見えないが、NYの街並みの方で、時折‘ズズン・・‘とか、‘ドドン・・‘とか、地響きのように伝わってくる・・。「後片付けね・・」と、苦笑いのカズヤ。
カズヤの後ろで、「お車が参りました」と、カムイの声が掛かる。
帰りの足には、都内で良く見かけるベージュ色のタクシーが用意されていた。
カズヤは、カムイとも抱擁して挨拶を交わすと、車に乗り込む。
車の扉がバタンと閉まると、ボーイ二人が揃って頭を下げた。「ご利用!有り難うございました!」
走り出す車。
窓越しに手を振るカズヤ。
カズヤに取って、夢のような体験をした24時間が、今終わろうとしている。名残惜しそうに後ろを振り向くと、リアガラス越しに、飛行船が離陸し始めるのが見えた。
前を向いてシートに身を預けると、溜め息をつく
「ふう‥終っちゃった‥」
彼を乗せたタクシーは、首都高湾岸線へ入り、羽田方面へ向かい、軽快に飛ばし始める。
高速を走り始めてすぐに、台場海底トンネルに差し掛かる。
昨日、ジュンの‘放尿洪水‘で水没したはずの海底トンネルも、今は普通に車が行き来していた。車がトンネルを抜ける時に、運転手がラジオのスイッチを入れる。
同時にスピーカーから流れる、聞き慣れたパーソナリティの声。「4時の時報をお知らせします・・ピッピッピッポ-ン・・」
時報と共に、運転手が声を掛ける。
「最寄の駅まで、お送りするよう申し遣っておりますが、如何しますか?」
夏の午後4時‥まだまだ日は高い‥
だが、これから何処かへ行こうと言う気分では無い‥先程までの、余韻も味わって居たい‥
カズヤは、このまま帰宅する事にした。「JRでも、京急でも・・近くの駅で構いませんので、お願いします。」
前を向いたまま「かしこまりました」と応える運転手。
窓越しに、台場方面を眺めると、そこには‘NY‘も‘巨人‘の姿も無かった。
車窓を流れる景色は、有り触れた東京の風景。カズヤに取って、忘れられない体験をした一日が、無事に終了した。
-
-
投稿者投稿
