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<7>B-Boy!!~1日目~ 2011年07月06日 (水) 16時33分
第3話-2-
~No3~NY!?-2-グングン大きくなるジュンを見上げながら「参りましょうって、此で巨大化しちゃうのー!?」と、驚くカズヤ。
巨大化を始めたジュンは、身体だけでは無く、着ているタンクも革パンも丸ごと、一緒に大きく成って行く。ズズズズ!!!グアー!っと一気に巨大化していく身体は、あっという間に事務所の屋根にまで達する。
ドゴ!バキバキバキ!と、大きくなるジュンの背中が、屋根を壊し始める。
「どわわわ!!」と、破片を避けるためジュンの股座に急いで逃げ込むカズヤ。
「カズヤさん!こっち!」と叫んで、足元で立ち尽くすカズヤに手を伸ばす。目を瞑り、両手で頭を隠している彼を、すばやく掴み上げると、ジュンは上半身をガバッー!!と、勢いよく起こした。
ドゴー!と言う轟音と共に、事務所の屋根が吹き飛び、巨大化した若者の身体がグワ!っと現れる。
屋根をぶち破った勢いのまま、巨大ホストは‘どでかい‘革靴で壁を、ドガ!っと蹴り倒てしまう。
ズズ~ン!ズズ~ン!と、道路上に踏み降ろされた巨大な革靴が、止まっていたトラックをグシャ!っと踏み潰す。
SFCの事務所を簡単にぶち壊し、バラバラと破片を撒き散らしながら、‘巨大ジュン‘が、建物の外に踊り出た。巨大化した彼は、大事そうにカズヤを包み込んでいた両手を開くと、中を覗き込む。
突然の出来事に、カズヤはジュンの手の中で、目を廻していた。
苦笑いをしつつ「カズヤさ~ん!大丈夫っすか~!」っと声をかける。「ひゃあ・・びっくりした・・」
と言いながら、手の中に胡座をかいて座ると、カズヤはジュンを見上げて話し掛ける。
「だ‥大丈夫‥でも、急に‘おっきく‘成るから、ビックリしたよ‥」と話しながら、頭に付いた埃を払うカズヤ。
「驚かせてすいません。巨大化する時は、何時も勢いが付いてしまって‥」と、照れながら答える。「カズヤさん‥」と、声を掛けると、「あ‥はい‥」と言って、ジュンの顔を見上げる手の中の青年。
返事をしながら、ポンポンと埃を掃っている‘ちっさいお客‘の仕草を、可愛いな‥と感じてしまう巨大ホスト。「でっかく成ったオレ、怖く有りません?大丈夫っすか‥」
巨大ホストのの問い掛けに、カズヤは笑顔で答える「さっきの小人効果のせいかな‥全然平気だよ‥」。その答えに、安堵の表情を見せるジュン。
「本当っすか!‥お客様によっては、‘生巨人‘を目にした時点で、「やっぱNG!」の人もいるから‥良かった。」
巨人に成っても、人なつこい表情を見せるジュンに、カズヤも一安心。
カズヤはジュンの顔を見上げて、「それにしても、でっかく成っちゃったね‥」と話し掛ける。「今は50倍位なので、身長100m弱ですかね。これ位、オレにしてみれば、デカイ内に入りませんよ」
笑顔で見下ろしているジュンの言葉に、カズヤは「これで50倍‥やっぱ巨人って凄いんだね‥」と感嘆した様子。
「カズヤさん。外の景色見て観ます?」と、ジュンが話し掛けると、「うん!」と頷くカズヤ。
包み込むようにしていた、両手をそっと開いて、カズヤを片手に乗せてやるジュン。
巨大ホストの大きな指につかまって外を見下ろすと、カズヤは感嘆の声を上げる。「うは~凄いや~!」
普段良く観るお台場の風景が、巨人の手の上から観ると違う世界の様に見える。
違う・・確かに違うぞ・・「違うな‥て、アレ!?」
上から眺める景色の雰囲気が違うのでは無く、‘本当に違う‘事にカズヤは気付いた。
さっきまで居た所は「お台場」のはず‥だが、どうも様子が違う‥街を走る車やバスも見馴れた物と、TVでしか見たことが無いものが入り混じって動いている。
歩道を歩く人々も、日本人やら外国人らしき人やら色々‥
カズヤは、後ろを振り向いてジュンの顔を見上げると、一つ質問をした。「此処って、‥東京ですよね?」
カズヤの質問に、ジュンがとんでもない事をさらっと言ってのける。
「いえ、‘今回の為だけ‘に特別に用意した、イベント専用の都会です」
そのこたえを聞いたカズヤは、思わず目が点に成った
「特別って、今日の指名の為だけに、街ごと作っちゃうんですか!」
信じられない面持ちのカズヤを見下ろしながら、ジュンは言葉を続ける。
「ウチのお店のプレイは、全て専用空間で行う事に成ってますから‥」
「半径10km程の空間を、構築して有ります」話について行けたか行けないか、ほえ~っと言う顔で、頷くカズヤ。
「御予約の時に、‘シチュエーションはお任せ‘だったので、自分の趣味で造らせました」とジュン。
さらに・・
「お台場だけじゃ、暴れるのには物足りないですからね‥半分ほど、ニューヨークの町並みに仕立てて有ります」
「ニュ!ニューヨークう~?!」と驚き連発のカズヤ。
「エンパイアステートビルを中心にした、ミッドタウンの辺りを少々・・」とジュンの説明。確かに‥湾岸高速を境に、陸側にはお台場と東京の景色、海側にはNYミッドタウンの摩天楼が‥
ジュンは街を見下ろしながら「お台場には色々有りますけど、リアル世界で‘お台場ニューヨーク‘は無理でしょうね」カズヤは、少し気になる事を一つ質問・・
「たった一度プレイに、そこまでするなんて‥お金‥大丈夫何ですか?」
ジュンは、手の上で唖然としているカズヤに微笑みながら答える。
「カズヤさん達の、プレイ料金には一切負担は掛かりませんからご安心下さい」
そうは言っても、「作られた」街中の景色は、リアル世界と少しも変わらない‥
「でも‥ビルも有って、バスも車も通って居るし、人も沢山‥」
「来れは、皆様に楽しんで貰う為の、SFCのこだわりなんです」
指につかまって、外を眺めていたカズヤがつぶやく。
「て事は、外のビルって、明日ジュン君が壊しちゃうんですよね・・」「ええ、‘ガチ‘でぶっ壊しますヨ!楽しみにしていて下さい」
カズヤは、ジュンが巨大化して暴れ回る姿に、憧れて指名した‥
そして今、正にDVDで見た巨大青年が、目の前に本物として存在している‥
自分を見下ろす、巨大ホストの答えに、カズヤは胸の高鳴りを抑えきれなかった。「では、行きましょう!」
手の平にカズヤを乗せた巨大ホストは、ホテルへ向けてズシン!ズシン!っと、歩き出した。
ここでやっとカズヤは、合点がいった「歩いてって・・巨大化して、歩いていく事だったんだ~」
と、ジュンを見上げて話し掛ける。見上げるカズヤに「ピンポン!当たり。」と微笑む巨大ホスト。
と‥いくらも歩かない内に、ジュンがボソッと呟いた。
「カズヤさん‥オレ何かムラムラして来ちゃいました‥ちょっと一発抜いて良いっすか‥」
つづく!
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