タグ: 巨大男
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オーダーメイドの巨大革靴を手に入れた山本隆弘。
次なる試し歩きの舞台として選んだのは、中部地方の中心都市・名古屋。
遠くからその街並みを見下ろし、満足げに革靴を履き直す。
「この前の都市より、ビルがしっかりしてそうだな。」
山本はそう言いながら、名古屋駅周辺を目指して一歩を踏み出した。
ズゥゥゥン!!
革靴が最初に降りたのは、JRセントラルタワーズの真横。
地上47階建てのビル群が、足元の衝撃で揺れ、窓ガラスが一斉に崩れ落ちる。
「ん?意外と脆いな。」
山本は革靴のつま先をビルに押し付けてみた。
グシャアアッ!
鉄骨造りの建物が靴先に押され、真ん中から折り曲がって崩壊。
足を引き上げると、靴底にビルの残骸が付着し、粉々になって落ちる。
名古屋駅のバスターミナルは革靴のかかとで一掃され、バスが鉄片と化して散乱。
スクランブル交差点が足裏の圧力でへこみ、地下街の天井が崩れ落ちる。
名鉄百貨店の巨大看板がソールの端で引き裂かれ、地上に落下して粉砕。
「うん、駅前はだいたい踏み心地を確かめたな。」
山本は次に、名古屋城の方向へと足を進めた。
広大な城跡を見下ろしながら、山本は慎重につま先を城壁へ降ろす。
ゴリッ……ガシャアア!
石垣が革靴の圧力で砕け散り、瓦屋根が吹き飛ぶ。
「お、結構硬い。でも、この靴なら問題ないな。」
さらに山本は、名古屋城の天守閣に足を乗せてみた。
バキバキバキ……!
城全体が革靴の重みで押しつぶされ、内部の柱がバラバラに崩壊。
天守閣の金の鯱が、革靴のソールにめり込み、欠けた破片が飛び散る。
「歴史的建造物ってもっと頑丈かと思ったけど、意外といけるな。」
そう言いながら、山本は革靴をねじるようにして、瓦礫を靴底でさらに踏み固めた。
山本は名古屋城から栄へと向かい、大津通りを革靴で踏破する。
ズズズ……ガシャア!
歩行者天国だったエリアが革靴の跡で無残に削り取られ、商店街の看板が次々に倒れる。
オアシス21のガラス屋根がソールの凹凸に押されて割れ、池の水が流れ出す。
テレビ塔が革靴の側面にぶつかり、そのまま折れ曲がって倒壊。
路面電車が足元で潰れ、レールごと靴底に巻き込まれて鉄くずと化す。
「やっぱり革靴はこうでなくちゃな。安定感が違う。」
山本はさらに街を歩き続け、名古屋市全体が巨大な革靴の足跡で埋め尽くされていく。
歩き終えて名古屋の街を一巡し、山本は立ち止まって満足そうに足元を眺めた。
「やっぱり新品の靴はいいな。これならどんな街でも楽に歩けそうだ。」
巨大革靴に覆われた街は、もはや元の形を留めていなかった。
名古屋という都市そのものが、山本隆弘の試し歩きで再定義された。
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