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名古屋、福岡と歩き回った山本隆弘。
さらなる試し歩きの舞台として選んだのは、東北の中心都市仙台。
新緑が美しい杜の都に、巨大な革靴が降り立つ。
「ズシィィン!」
仙台駅前に降り立った瞬間、周囲のビルが揺れ、窓ガラスが崩れ落ちる。
「自然が多い街だな。でも、この革靴なら歩きやすそうだ。」
山本は革靴のかかとを持ち上げ、つま先を地面に突き立てた。
「ガキィィン!」
アエルビルのガラスファサードがソールの先端で引き裂かれ、粉々に砕ける。
パルコの外壁が革靴の側面でこすられ、巨大な擦り傷が刻まれた。
「街路樹が多いな。」
山本は広瀬通りを歩きながら、歩道の並木道を革靴で踏みつぶす。
「メキメキ……バキィ!」
樹木がソールに押し倒され、地面にめり込んでいく。
交差点に広がるアーケード街が、革靴の一歩で消し飛び、商店が瓦礫の山に。
勾当台公園の噴水がかかとで踏み抜かれ、水が噴き出しながら地面を濡らす。
定禅寺通りのケヤキ並木が、革靴のソールで根こそぎ倒れ、歩道が抉られる。
「自然と都会が混ざってるのはいいけど、靴に枝が絡まるな。」
山本は足を軽く振り、ソールに挟まった木々を振り落とす。
枝や葉が吹き飛び、近くのビルに突き刺さった。
「せっかくだし、歴史スポットも見てみるか。」
山本は青葉山公園へ向かい、仙台城跡に足を踏み入れた。
「昔の城があった場所か。」
伊達政宗像が小さく見えたが、山本は気にせず革靴のかかとでその場所を踏みつけた。
「バリバリバリ……!」
石垣が革靴のかかとで砕け、銅像が吹き飛んで斜面を転がり落ちた。
山本はそのまま足を滑らせ、革靴のソールで城跡全体をこすりつけるように踏み均す。
瓦礫と石垣が革靴に張り付いたまま、丘全体が平地になってしまった。
「さすがに歴史の跡を踏むと、靴に汚れがつくな。学問の街とも聞いたけど、どれくらい頑丈かな。」
山本は東北大学のキャンパスへ向かい、校舎群をつま先で軽く蹴りつけた。
バキバキバキ!
レンガ造りの校舎が崩れ、研究棟が革靴の先端で押し倒される。
「知識が詰まってるって言うけど、意外と脆いな。」
さらに足を進めて、長町の住宅地へと向かう。
「ここは狭いな。」
山本はソールを横にして、住宅街をすり潰すように歩く。
グシャッ!バリバリッ!
瓦屋根が革靴で踏み潰され、アスファルトごとへこむ。
一歩ごとに数十棟が潰れ、足跡の中に瓦礫が埋まっていく。
街を見下ろして仙台の中心部が、巨大革靴の足跡で覆い尽くされていた。
ビル街、並木道、住宅地――そのすべてが革靴の重圧で押し固められ、地形そのものが変わった。
山本は革靴を見下ろし、ソールにこびりついたビルの破片や木片を振り落とした。
「うん、やっぱりこの靴は歩きやすいな。仙台もいい感じだ。」
山本は満足げにうなずき、次の都市へと巨大な革靴を向けて歩き出した。
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