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<17>B-Boy!!~2日目~ 2011年07月06日 (水) 16時33分
第9話-1-
~No9~巨大新人!-1-
「ウオーーーーー!!行くぜーーーー!!」
会場全体に轟く程、ミノルが大きな雄叫びを上げる。
ズズズズズズ!
地の底から響くような地鳴りと共に、ミノルの身体がムクムクと、巨大化を始めた。
グググーーー!!と、見る見る大きく成っていく、鍛え上げられた格闘体型の身体。
手に嵌めていたグローブが、巨大化する‘手‘に付いて行けず‘バリ!‘っと、音を発てて千切れ飛ぶ。
だが・・・白いリングボクサーは、身体にフィットしたまま、巨大化に合わせて大きくなって行く・・。
「おおおーーー!キタキタキターーー!!」
巨大化と同時に、ミノルの身体中に満ち溢れる‘巨人パワー‘。
‘ドス!ドス!‘っとリングを蹴り、目の前のジュン目掛けて突進するミノル。
巨大化最中で有りながらも、俊敏な動きは全く変わらない。
勢いを付けたまま、ドでかく成った脚を振り上げ、一気に踏み降ろす!。
「オリャーー!覚悟しやがれーー!」
ドゴーーーー!!
大音響を上げて、リングを踏み抜く巨脚!巻き起こる悲鳴!。
間一髪!‘バッ!‘と、横へ飛びのいて、巨脚の攻撃をかわすジュン。
踏み抜いたリングに足を取られ、体勢を崩して「やべえ!」と、叫ぶミノル。
その瞬間を、ジュンは見逃さなかった。
即座に立ち上がるとミノルに駆け寄り、巨脚にかじり付いた。
「まだまだー!あまいぜーーー!」
腰を落として、全身に力を込めると、巨大な足を‘えい!‘とばかりに、投げ飛ばした。
「ウオリャーーーー!!」
足を持ち上げられ、バランスを崩したミノルが、「どわ!!」と声を上げながら、前のめりになる。
悲鳴を上げながら、まるで蜘蛛の子を散らす様に、逃げ惑う観客達…。
既に20mを超えているミノルの身体が、リングを越えて‘ズズーン!‘と、観客席に倒れ込んだ。
飛び散る椅子や、テーブルの破片‥沸き起こる金切り声‥
「くっそーー!!」悪態をつきながら、直ぐさま‘ガバッ!‘と立ち上がるミノル。
そして彼は、ジュンをぶちのめすべく、更なる巨大化をしようとしていた・・。
特別席では、カズヤが興奮した様子で、新人BOYが巨大化していく様を見詰めて居た。
暴れだした巨大格闘技青年に対し、恐れを抱く処か、彼の‘SF魂‘に火が点いてしまった様子…。
「すっごい迫力だね!!」カムイに向かい、弾んだ声で話し掛ける。
少しばかり、苦笑いを浮かべて答えるカムイ。
「ミノルの奴‥シナリオ以上に、熱く成っちゃってますね‥」
ミノルは、空手の形の様に腕を両脇で締めると、体中の筋肉に力を込める。
「ぐぐあーーーー!!!」
叫び声と共に、身体からほとばしる‘気‘の奔流。
ブワー!っと、沸き起こる衝撃波の様な‘気‘の直撃を受け、ことごとく薙ぎ倒される人々。
「ウオー!!もっとデカク成ってやるぜええー!」
観客達の目の前で、再び雄叫びを上げる格闘技青年。
ゴゴゴゴゴゴ!!ヅドドドドーー!!
スタジアム全体を地響きの様な振動が包み込み、大きく成った彼の身体が、更に巨大化を始める。
「何だありゃ!」
「また、デカク成り出したぞ!」
口々に叫びや、悲鳴を上げ、騒然とする観客達。
まるで‘ミシミシ‘と音を発てて居るかのごとく、ずんずん大きくなっていく、鋼鉄の肉体。
脚も、腕も、上半身も、下半身も、全ての身体の部分が、見る見る膨れ上がる。
骨格は太く、強靭さを増し、もりもりと大きく、逞しく成長していく筋肉。
「いいぞ・・もっと、でっかくなれ!」
巨大になった足は、ついにリングを押しつぶし、観客達の目の前に迫る。
ミノルの視線が床から、グングン離れて行き、スタジアム全体が、相対的にどんどん小さくなっていく。
巨大化する身体の重量に耐えきれず、床がメキメキメキ!!と、ひしゃげ始めたとたん
ゴバッ!ドドド!と、大音響を上げながら抜けてしまった。
床と共に落ち込んだ、沢山の観客達が、瓦礫と巨脚の下敷きと成って行った・・。
「どけ!踏ん潰すぞ!!」
ズズーーン!!ズズーーン!!
大きくなる身体のバランスを取るため、ミノルが足を踏み降ろすたびに、逃げ遅れた観客達を踏み潰す。
ボクサーパンツ姿のまま、グングンと巨大サイズ化していくミノルは、気分が高揚してくるのを抑え切れない。
蹴り倒された屈辱感と打って変わって、身体中に漲る高揚感は最高潮に達していた。
リングより大きくなったミノルの足元で、グングン大きくなる身体を見上げているジュン。
今や小人同然の、チャンピオンを見下ろすミノルの瞳に、妖しい炎が渦巻いていた。
「此れで形勢逆転ですね!先輩!」
