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<9>B-Boy!!~1日目~ 2011年07月06日 (水) 16時33分
第5話-1-
~No5~マッサージ!-1-ズシン!ズシン!ズシン!・・
取りあえず一発抜いて、スッキリ状態のジュンは、足取りも軽く台場NYの一番端まで歩いてきた。「カズヤさん、カムイ君が迎えに来てますよ。」との言葉に、カズヤが手の平から街を見下ろす。
街の周囲を廻る通り上に停車している黒塗りの車…傍らにスーツ青年が立っている。巨大ホストは、ズン!ズン!ズン!と車の前に立ち止まると、しゃがんでカズヤを乗せた手を道路に降ろした。
カムイは、降ろされた手の平に近づき「どうぞ、こちらへ!」と、カズヤに腕を伸ばす。「あ!はい!」と、言って手から身を乗り出すカズヤを、ひょいと抱き上げて降ろすカムイ。カムイに抱かれたまま「すいません、有難う‥」と、カズヤは少し照れ臭さそう。
ジュンは二人を見下ろしながら、「後からホテルへ参りますので、彼と先に行ってて下さい」と、声をかける。「車の中に、着替えをご用意してありますので」と、カムイは裸状態のカズヤを抱いたまま車へ向かう。送迎用の、車は黒いキャデラックリムジン…・。
ドアの前に降ろしたカズヤが車に乗り込むと、カムイはドアを閉め、自分は運転席へ。「では、参ります」と声をかけると、車は見送るジュンを残して、お台場ニューヨークの街中へ走り出した。
先程迄の、お台場風景から一変、車窓に見える摩天楼は正しくNY‥。
とはいえ、そんなに広くは無い街の造りゆえ、車は直ぐにホテルへ到着した。
ホテルは、20世紀前半を思い起こさせる、クラッシック調の外観で、高さはそんなに高くはなさそうだ。
カムイとカズヤを乗せた車は、ホテルの車寄せにゆっくりと滑り込んだ。いかにも高級感の漂うエントランスだが、入口の扉がやたらと大きい。
リムジンが止まると同時に、重厚な巨大扉が開くと‥何と巨人のベルボーイが現れた。「ボーイが・・巨人だ・・」此処でも予想だにして居なかった展開に、カズヤは呆気に取られるばかりだ。
現れたボーイはマッチョな身体に、黒いブーメランビキニ一つ、首には蝶ネクタイを絞めているが、
帽子は被って居ない。
ボーイは、車の横に立て膝を付いてしゃがむと、扉を開けてお辞儀をする「当ホテルへようこそ。どうぞこちらへ。」
身支度途中でモタモタしているカズヤに、運転席のカムイから声が掛かる。
「先に、部屋へお入り下さい。自分は、車を置いて参りますので」
カムイの言葉に、「は、はい。じゃ、先に行ってます」と言って、カズヤは支度もそこそこに車から下りたった。巨人ボーイは、カズヤが車から降りると「では、ご案内させて頂きます」と言って、ひょいと抱き上げた。
抱き上げられた彼は「うひゃ!」と声を上げると、ボーイの首に思わずしがみついた。
ボーイは、小さな子供を抱くように、カズヤを抱き抱えたまま、ズン!ズン!とホテルの中へ入って行ったクラッシックモダンな雰囲気が漂う、ロビーは広く天井が高い。
沢山の人々が、ソファーに腰掛けたり、立ち話をしたり、思い思いにくつろいでいる。
宿泊客とおぼしき人々の間を、巨大ボーイ達が行き来していた。
見るものがなにもかも目新しく、カズヤはボーイに抱えられたまま、キョロキョロと辺りを見回す。「此処に居る、人達は‘本物のお客さん‘達何ですか?」と、カズヤはボーイに尋ねてみる。
カズヤを抱かえたボーイは、「はい。明日の‘暴れ見学ツアー‘の、お客様方です」と、笑顔で答える。
「へ~‥‘公開暴れ‘観に来る人って、結構沢山居るんですね‥」と、感心するカズヤ。そうこうしている内、ボーイはカズヤを抱いたまま、専用のエレベーターに乗って最上階の部屋へ。
廊下を歩いて、部屋の前に着くと「お待たせ致しました」と、カズヤを床に降ろした。床に降ろされたカズヤの目の前が、ちょうどボーイの股座位‥
いやらしくモッコリと膨らむビキニのフロント部分に、当然の事ながら目がくぎずけ状態・・。大きなモッコリに、ドキドキしているカズヤに、ボーイが「どうぞ、お入り下さい」と言って部屋の扉を開ける。
部屋の入口で、「クローゼットに、着替えをご用意してございます」と言って、鍵を手渡す巨大ベルボーイ。
「荷物もお届けしてございます。では、ごゆっくりどうぞ」と、ボーイは会釈をすると、扉を閉めて戻っていった。部屋のエントランスの奥には、重厚そうな扉がもう一枚‥
扉の奥が部屋だろうと、カズヤが扉を開けて中に入るとそこは…。
下手な体育館よりも大きい、巨大な客室が広がっていた。「うわあ‥こりゃ広いや」と、辺りをキョロキョロしながら、部屋の中を歩くカズヤ。
かなり天井が高いその部屋は、外観と打って変わりアジアンテイストでまとめられている。お台場で、NYでアジア?‥カズヤは、自分が何処に居るのか、解らなく成って来た。
‘籐‘で編まれた椅子やテーブルも、巨大ホスト用の設えで、全てが巨人サイズ。
でん!と部屋の中央に横たわるベッドは、ちょっとした家程は有ろうかと言う巨大さだ。巨大家具の間に立つと、カズヤは自分が小人に成った様な、錯覚すら覚える。
家具の間を抜け、奥へ進むとそこは、まるで屋内プールの様に広いバスルーム。
更に更に、バスルームの外には、だだっ広いテラスと巨大なジャグジーが備えられている。
何もかもが、巨人サイズの部屋に、カズヤは感心するやら、驚くやら‥
彼とボーイが入ってきた、部屋の入口の横には、天井まで届く巨大扉が、もう一つ有った。テラスに面した部屋の一角に、普通サイズの応接セットと、クローゼットが用意されている。
「ふう~くたびれた・・。」と言って、ソファの上にドサッと座るカズヤ。憧れのジュン君に逢えたのに、いきなり驚くことばかりで、少々お疲れ気味・・。
「さてと・・着替えちゃうか‥」気を取り直して立ち上がると、カズヤは支度にかかる。先ずは、先に届けられていた鞄を、クローゼットに放り込む。
車の中で着たばかりの服とジーンズを、ほいほいと脱ぎ捨て、ボクサーパンツ一丁。
備え付けのバスタオルを取り出し、腰に巻き巻き‥。「シャワーは、先で良いのかな‥」と、考えて居るところに‘コンコン‘と大きなノックの音。
そして、大きな扉の向こうから「ジュンです!遅くなりました!」と声が掛かる。少しばかり、ドッキリとしたカズヤだが「はい。どうぞ」と、返事を返す。
巨大ホスト用の大きな扉が開くと、「失礼します!」と言ってジュンが入ってきた。
扉を開けて入って来たジュンの姿に、カズヤは目を奪われて呟く。「ジュン君てば…身体の大きさが、変わってる‥」
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